「スイフトで、サーキットを走るなら、オイルクーラーは、ぜひとも装着したいパーツです」
なぜなら、サーキットでは、カンタンに 140~150℃ といった、超高温域に達してしまう M16Aエンジン の油温は、
エンジンオイルのライフを短命にするだけでなく、オイルの粘度低下に伴う油圧低下により、メタルトラブルの原因となるからです。
TM-SQUARE オイルクーラーは、「熱交換効率」と「耐圧性」に優れる アルミサイドタンク仕様 のコアを採用。 ZC31S & ZC32S のラジエター横のスペースに、ピッタリと適合するサイズにコアを製作したスイフト専用設計のオイルクーラーキットです。
高い冷却性能によって、油温上昇を抑制し、安定した油圧を維持し続けますので、エンジン各部の潤滑にも、そして、熱によるエンジンオイルの劣化防止にも、とても有効です。
スイフト専用設計! アルミサイドタンク コア!!
冷却の決め手となるコア部分には、「熱交換効率」と「耐圧性」に優れるアルミサイドタンク仕様 を採用しました。また、オイルリークによるトラブルを抑制するため、アタッチメントの使用を排除(フィッティング装着部を溶接により接合)。
もちろん、スイフト専用設計のコアサイズとなりますので、ラジエター横のスペースに、ピッタリと適合します。
【SPEC】 軽量アルミサイドタンク仕様
段数 | 28段 |
タテ (H) | 290mm |
ヨコ (W) | 210mm |
奥行 (D) | 36mm |
フィッティングサイズ | AN10 |
オイルライン / フィッティング
オイルラインには、レーシングカーの定番となっている柔軟性に優れる、「ナイロンブレイド」の軽量ホース(#10)を使用。そして、何よりも、こだわったのは、オイルラインの長さです。なぜなら、オイルラインが長いと、圧損が高くなり、オイルポンプへの負担が増大し、エンジン出力が奪われるからです。
また、TM-SQUARE オイルクーラー は、45° 90° のベントチューブ アルミ フィッティング を使用し、オイルラインが 可能な限り短くなるレイアウトとしました。結果、この コンパクト レイアウトにより、圧損の低減、重量増の抑制、そして、他のパーツとの干渉を最小限に抑制しました。
サンドイッチ ブロック
アルミ削り出しにより製作された、サーモブロックには、1/8PT センサー取り出し口を2箇所設定しましたので、便利に、そして簡単に、油圧、油温 の管理が行えます。
(センサー取り出し口を使用されない場合は、付属のアルミボルトをご使用下さい)
また、TM-SQUARE オイルクーラーキット には、サーモスタットは使用しておりません。
なぜなら、スイフトスポーツには、ヒートエクスチェンジャー(水冷式オイルクーラー)が、純正装着されており、低温域では、水温の上昇により、同時に油温も素早く上昇(ヒーター効果)するからです。
サーモスタット が無いことのメリットは、
① 高温時、サーモスタットの抵抗により、流量が減ることを抑制できること。
② 流路が狭いときに発生する、「唸り音」が抑制できること。
③ サーモスタットのトラブルによる、油温上昇を抑制できること。
となります。
専用ステー
唸り音 がしない理由
オイルクーラーを装着すると、低回転域にて、エンジン回転数に連動した、「唸り音が発生する」と、よく聞くことがあります。
TM-SQUARE オイルクーラーキット は、オイルラインの長さを短縮し、サーモスタット レス での商品化により、圧損を徹底的に抑制。そして、マウントステーの完全フローティング化により、この「唸り音」を完全シャットアウトしました。
コールドスタート時の室内も、とっても、静かで快適です。