TM-SQUAREが、ボンネットに求めた性能、それは有効なダウンフォースを得ること、そして、エンジンルームの熱気を抜くことです。
特徴的な逆Rの形状は、走行風を上方に跳ね上げることで、ダウンフォースの向上を狙い、 中央のリブ部は、そのダウンフォースに対応するボンネット全体の強度を確保するためにデザインされています。また、ボンネットの材質は、これらの複雑な形状を可能とするFRP(グラスファイバー)をチョイスしました。
そして、ボンネットの両サイド、および、両サイド後端部分には、エンジンルームの熱気を排出するための「エア アウトレット」が、採用されています。
エンジンルーム内は、横置きのエンジンレイアウト、および、狭く複雑な流路により、ボディー前面から導入されるフレッシュエアーの抜けが悪く、スピードが高くなるほど、圧力が上昇してしまいます。結果、導入されるフレッシュエアー量が減少し、冷却的に厳しい状況となります。
TM-SQUARE ボンネットに採用されている「エア アウトレット」は、サイズ的にはとても小さなタイプですが、走行中、ボンネット上の圧力が低くなる部分に、設定されていますので、効果的にエンジンルーム内の熱気を排出します。