TM-SQUARE シフトカラー
ZC32S スイフトのシフトフィールをよりダイレクトに変化させるパーツ。 それが、TM-SQUARE シフトカラー です。
スイフトの場合、シフトレバーと、ミッションケースは、2本のワイヤーでつながっており、シフトレバーの操作により、このワイヤーを介して、ギアが変わる仕組みになっています。
そして、ZC32Sでは、振動やノイズを抑制するため、数箇所にゴムブッシュが使用されているのです。
写真① 写真② 写真③
まず、シフトレバーの土台となるシフトレバーベース(写真① 白いプラスティック部)は、4箇所をボディに固定しているのですが、そのすべてがリジットではなく、ゴムブッシュによるフローティングマウントになっています(写真②)。また、シフトワイヤーを固定するために装着されているシフトワイヤーブラケット(写真③)にも、ゴムブッシュが使用されています。
もちろん、メカニカルノイズの抑制等、快適性はゴムブッシュの方が高くなりますが、シフトレバーベースは、ギアチェンジのたびにグラグラと動き、シフトワイヤーもゴムブッシュの「タワミ」により動き量が変化することから、「ムニュッ」とした剛性感のないシフトフィールになってしまいます。
TM-SQUARE シフトカラーは、これらゴムブッシュの変わりに、金属製のカラーを使用し、シフトレバーベース(写真④⑤)、ならびにシフトワイヤーブラケット(写真⑥)をリジットに固定することで、剛性感あるシフトフィールを実現しました。
写真④ 写真⑤ 写真⑥
ご注意
本製品は、TM-SQUARE 強化エンジンマウントと同時装着されることを前提に開発されている商品となり、純正エンジンマウントとの組み合わせでは、冷間時に ギアの引っ掛かり を発生させることがあります。
これは、純正エンジンマウントにより、エンジン/ミッションが大きく動いている時に、シフトワイヤーが、遊びのないリジットな状態で、ギアチェンジの指示を伝えることが原因です。また、この引っ掛かりは、ゆっくり操作しないと、次のゲートにシフトレバーが入りにくいタイプで、ギア鳴り等が発生する引っ掛かりではありません。
以上のことから、純正エンジンマウントとの組み合わせにて、ご使用される場合のマッチングは、
◎ この特性をしっかり理解して、冷間時に優しく シフトチェンジ される方
× ミッションが入りにくい冷間時でも、力任せにギアを入れるタイプの方
となります。
もちろん、この 引っ掛かりは、ミッションオイルが温まると大きく抑制され、それ以降は、ストリートでも、サーキットでも、とっても「カチッ」とした、剛性感のあるシフトフィールを実現します。
※ 強化エンジンマウントとの組み合わせでは、この冷間時の ギアの引っ掛かり は、発生しません。