ZONE ブレーキパッド TT
ZONE ブレーキパッドTT は、純正ブレーキパッドに装着されている 鳴き止めシム を取り外すことを前提に、ブレーキパッド摩材を 通常より 片側1.0mm 厚く製造した、ライフと断熱性(新品時)に優れるブレーキパッドです。
一般的に、純正ブレーキパッドには、「鳴き止めシム」が装着されています。このシムは、厚さ約1.0mmの金属板で、ブレーキパッドのバックプレートと、キャリパーの間に挟まれるように装着されています。そして、このシムが緩衝材となることで、ブレーキ鳴きはある程度、抑制されますが、高踏力を多用するスポーツドライビングにおいては、ブレーキタッチが、悪化するというデメリットが発生します。理由は、キャリパーからの強い圧力がシムを介してブレーキパッドに伝わるため、シムが変形してしまうからです。
この症状を嫌い、ブレーキタッチを より優先させるドライバー達は、鳴き止めシムを取り外した状態でブレーキパッドを装着するケースが非常に多くなります。 そこで! ZONE ブレーキパッドTT では、この 鳴き止めシム を装着しないことを条件に、シムの厚さに相当する1.0mm分、摩材の厚みを増やした状態で、ブレーキパッドを製造しました。
メリット1 ライフが延びます!
スイフトスポーツのフロントブレーキパッドの場合、ブレーキパッド トータルの厚みは、14.4mm。
また、バックプレートの厚みは、5.0mm ですので、摩材部分の厚みは、
14.4mm - 5.0mm = 9.4mm です。
しかし、この 9.4mm の摩材すべてを使用できるのではなく、スポーツドライビングでは、摩材が薄くなった状態で使用すると剝離する危険性があるため、使用可能な残厚リミットは、5.0mm に設定されています。
よって、実際に使用できるのは、 9.4mm - 5.0mm = 4.4mm となります。
そして、この 使用可能な 4.4mm に、ZONE ブレーキパッドTT では、+1.0mm の厚みが追加されますので、合計 5.4mm が有効に使用できる摩材厚となります。要するに、計算上、通常のブレーキパッドから、22.7% 使用できる摩材が増えることになり、ライフへ対して大きなアドバンテージとなるのです。
メリット2 断熱効果が向上します!
ブレーキパッド摩材は、とても優秀な断熱材です。
この断熱性能にて、たとえ ブレーキローターの温度が、600℃ を超える状況でも、キャリパーや、ブレーキフルードへの熱伝導を抑制しています。
ZONE ブレーキパッドTT では、
新品時の摩材が、1.0mm 厚くなることから、既存品との比較にて、同じ使用環境であれば、
この断熱効果がより向上し、
◎ 連続周回でも、効きが安定している
◎ 剛性感のあるペダルタッチ
といったメリットも発生させます。
また、ブレーキパッドは、上記の理由にて、摩材が厚いと摩材本体の温度も上がりにくくなることから、残厚によって磨耗のスピードが異なります。当然、断熱効果の高い新品時の方が、同じ負荷でも磨耗量は少なく、残厚が半分ぐらいになると、磨耗するスピードが速くなるといった特性を持っています。以上のことから、通常品より、摩材が +1.0mm 厚くなる ZONE ブレーキパッドTT では、摩材が厚くなった割合(22.7%)以上に、実際のライフは、向上するのです。
装着時/使用上のご注意
○本製品を装着される場合は、鳴き止めシムは、絶対に装着しないで下さい。
また、装着後、試運転を行い、ブレーキに引きずりがないことを必ずご確認下さい。
○本製品を装着すると、ブレーキ鳴きの発生頻度が高くなる場合があります。
ZONE ブレーキパッド TT
直接お問い合わせください。
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