エア インテーク キット ZC33S
ZC33Sのインテークに関する開発は、かなりの時間を要しました。
理由は、純正のインテークボックス形状が、「とても優秀で高性能」だったからです。
我々は、インテークボックスを大容量化した試作品をはじめ、各部の形状変更やエアフィルター以降の容積を増やしたもの等々、数々の試作品をTRYしましたが、厳密にエンジンパワーを比較すると、すべて、純正インテークボックスの性能を超えることができませんでした。
そこで、我々の開発は、大きく方向転換を行い、この優秀な純正インテークボックスをそのまま活用して、インテークボックスまでのレイアウトを見直し「空気の質と量」を大幅に改善しました。
吸入空気のルート的には、
① 車両の前面にフレッシュエアーの導入口を装着
フレッシュエアーの導入口として、フロントグリル部に3K綾織りドライカーボン製のエア インテークを装着し、導入されたフレッシュエアーを向かって右サイドに流します。
(エア インテークは、グリルの一部をカットして装着します)
② エアの流れをスムーズにする専用のエアガイド
バンパーの内側に位置するリーンホースメント部に、スムーズな空気の流れを確保するためアルミ板金によるエアガイドを装着。組み立て式としたことで、ヘッドライト下のスペースを有効に活用することが可能となり容積を確保します。また、フロントバンパーを装着するとエアガイド前方が覆われることから、ダクト状となります。
③ ラジエターサイドのスペースからエンジンルーム内へ
通過する空気量を確保するため、一番スペースの広いラジエターサイドからエンジンルーム内にフレッシュエアーを導きます。
④ フレッシュエアーをアルミファンネルにて受け入れる
ラジエターサイドから、エンジンルーム内に送り込まれたフレッシュエアーをアルミファンネルにて受け入れます。
⑤ エンジンルーム内の熱干渉を最小限に抑制する断熱ダクト
エンジンルーム内には、熱干渉を最小限に抑制する4層構造となる75φの断熱ダクトを使用。
「空気の質と量」がハイレベルな状態にて、インテークボックスにフレッシュエアーを導入します。
構成部品
ドライカーボン製 エア インテーク × 1
アルミ製 エア ファンネル × 1
アルミ製 組み立て式 エア ガイド × 1Set
75φ 断熱 エアダクト × 1
エアダクト固定バンド(アルミアルマイト) × 1
ファンネル固定用ステー × 1
エアダクト固定用ステー × 1
ホースバンド × 2
5㎜厚 スポンジ × 1
10㎜厚 スポンジ × 1