BILLION
BILLION OILS エンジンオイルの 詳細解説! ①
2014年01月23日(木)
BILLION OILS の詳細解説。
いよいよ、本日からは、
BILLION OILS の中核となる エンジンオイル となります。
まぁ・・・・、ミッションオイル で、あんなに、マニアックな
説明となりましたので、
エンジンオイルは・・・・、
みなさん、申し訳ありませんが・・・・、覚悟してください(笑)
では、はじめたいと思います!
まず、エンジンオイル に関する 我々の ポリシー は・・・・・、
「エンジンオイル は、攻める パーツ ではなく、守リの パーツ である」
これが、BILLION OILS エンジンオイル シリーズ の ポリシー です。
確かに、低粘度、低 フリクション による 「攻め」 により、エンジン の ピックアップ
性能は向上します。しかし、この 「攻め」 による代償は、スポーツドライビング
において、油温が上昇してしまうと、オイル の粘度が下がることから、
油圧低下を招き、確実に エンジン 内に ダメージ を蓄積してしまうのです。
BILLION OILS が、目指したもの。それは、「絶対的な信頼性」。
「いつでも、安心して 走ることに集中できる」 といった、優れた ドライバビリティ を
実現するため、たとえ油温が上昇しても、粘度低下を抑制し、安定した油圧を確保する
サーキット 完全対応の エンジンオイル です。
ドライバビリティ に優れた、「究極の守備力」
それが、BILLION OILS エンジンオイル シリーズ 最大の メリット なのです。
といった、感じの エンジンオイル なのであります。ハイ。
(求めたもの・・・・・、とっても シンプル でしょ?)
そして、この ポリシー にある 「究極の守備力」 の
原動力となっているのが、粘度に関する 考え方 なのです。
たとえば・・・・、
エンジンオイル が原因で、エンジン が壊れる ほとんどの パターン は、
油温の上昇 → エンジンオイル の粘度低下 → 油圧の低下 → メタルトラブル!
の パターン となり、要するに 「油断」
そう、「油膜が途絶えること」 が、最大の原因となるからなのです。
しかし・・・・、
スポーツドライビング において、油温の上昇は、避けては通れない・・・・・・。
だからこそ、油圧低下を発生させないために、
粘度低下を徹底的に抑制する テクノロジー が必要となりました。
エンジンオイル の 粘度にとって重要なこと
油温と粘度の関係
オイル の粘度は、温度により変化します。
油温が低いと、粘度は 高く (ドロドロ している)、
油温が高くなると粘度は 低く (サラサラ している) なります。
この粘度が、低温から高温へと、どのように変化するかにより、
エンジンオイル の キャラクター が決定されます。
低~中温域 の粘度にとって重要なこと
エンジン 始動直後や、低回転/低負荷での ストリート 走行では、
エンジンオイル の油温は、さほど高くなりません。
この状況で、エンジンオイル の粘度が高過ぎると、フリクションロス が大きくなって
しまいますので、「低~中温域においては、粘度が適度に低いこと」 が重要となります。
低~中温域にて粘度が必要以上に高い場合
△ オイル が ドロドロ と硬いことから、フリクションロス (オイルの抵抗) が大きく、
出力の一部を損出する可能性がある。
低~中温域にて粘度が適度に低い場合
◎ オイル が サラサラ と柔らかいことから、フリクションロス が小さく、エンジン の
ピックアップ 性能の向上、燃費の向上に貢献する。
上記の性能は、エコカー の登場以来、重要な ファクター となり、
エンジンオイル も、0w-20 0w-30 といった、
省燃費タイプ (低~中温域にて粘度が適度に低い タイプ) へと
大きく シフト されました。
そして、最近では、
スポーツタイプ の オイル でさえ、この風潮に牽引され、
低粘度化への波に、呑み込まれる 勢いすら 感じます。
油温上昇が著しい スポーツドライビング においては、
エンジンオイル に求められる ニーズ が 根本的に違っています。
高温域 の粘度にとって重要なこと
高回転/高負荷を多用する スポーツドライビング において、
油温は、120~150℃ にも達し、オイル の粘度は、大幅に低下します。
この状況では、各潤滑部の油膜が薄くなり、また、油圧も低下してしまいますので、
「高温域においては、粘度が適度に高いこと」 が重要となります。
高温域にて粘度が適度に高い場合
◎ 厚い油膜により、強力な潤滑を行うことができる。
◎ 油圧が安定していることから、エンジン 内、各摺動部に、しっかり オイル が供給される。
高温域にて粘度が低過ぎる場合
× 各摺動部の油膜が薄くなる。
× 油圧が低く、安定しないことから、オイル が的確に各部に供給されず、エンジントラブル
(特に メタル 系の トラブル)を発生しやすい。
以上のように、使用する目的によって、
エンジンオイル の適正な粘度は違ってくるのです。
BILLION OILS が目指した粘度特性
高温域 の粘度
BILLION OILS エンジンオイル シリーズ は、サーキット 走行をはじめとする
スポーツドライビング に、完全対応した エンジンオイル となりますので、
高回転/高負荷の状況が連続しても、安定した油圧を確保し続けることを最重視した
粘度設定となっています。
そして、BILLION OILS の ポリシー である、
「エンジンオイル は、攻める パーツ ではなく、守リの パーツ である」 を的確に
実行するため、高温域においては、レーシングタイプ の エンジンオイル と同等の
粘度を確保しています。(エンジンオイル の粘度は、アイテム により、異なります)
低~中温域 の粘度
高温域での粘度を確保することを最優先としながらも、その領域の中で、低~中温域の
粘度は、可能な限り、粘度が上がり過ぎないよう 粘度設定が行われています。
このことから、ストリート における フリクションロス の増大や、ピックアップ の悪さといっ
た悪影響は最小に抑制されており、ストリート/ワインディング における使用環境にも、
確実に適合する仕様としています。
いかがでしょう?
BILLION OILS が目指した、
骨太な 粘度設定 により、「守り」 にウエイト を置きながらも、
ストリート では、違和感なく使用できる この仕様!
サーキットをはじめとする スポーツドライビング にて、
ドライバーが、走りたいだけ、思いっきり走れる
優れた ドライバビリティ を 可能にする
BILLION OILS の エンジンオイル シリーズ の アウトライン が、
なんとなぁ~く、ご理解いただけたでしょうか??
ちなみにですが・・・・、
BILLION OILS の ロゴマーク は、
こんなことをイメージして作られているんですね~。
では、次回は、「絶対的な信頼性」 を生み出す 粘度に関して、
もう少し 突っ込んだ 部分の説明を行いたいと思います。
つづく!