サスペンション
TM-SQUARE ZC33S オリジナル リアスプリングに、NEWタイプ 登場!
2023年03月02日(木)
ずっと前から、HYPERCO社に、オーダーしておりました、ZC33S オリジナル リアスプリングの NEWタイプ(Type LW)が、出来上がってきました!
こちらのスプリング、最大の特徴は、スプリングの中ほどの外径を少し大きく設計し、スプリングに使用するワイヤーを出来るだけ長く設定した LW=ロングワイヤー仕様 としたのであります。
理由は・・・・、
ZC33S スイフト の リアスプリングって、
純正でも、かなり短い仕様じゃないですか・・・。
左 ZC33S 純正リアスプリング 右 ZC32S 純正リアスプリング
まぁ~、3ナンバーになって、TURBOエンジンになったのに、重量を100㎏近く軽く作ったクルマですから、リアまわりの軽量化は、MUSTだったような気がしますね~(笑)
要するに、スプリングを短くすれば、軽量化にも貢献するといった考えだと思われますが、この仕様だと、ハイレート&低めの車高 にセットをする場合、かなり全長の短いスプリングを使用しなければなりません・・・。(だって、トーションビーム式のサスペンションは、スプリングの長さがダイレクトに車高に影響しますからね・・・)
たとえば、スプリングの上下にアタッチメントが必要な直巻きタイプのスプリングの場合だと、ある程度、低めの車高にセットするなら、全長、約100㎜ぐらいの長さしか使用できないのです。(そうです・・・、スプリングの長さが、たったの10㎝です・・・)
そして・・・、
トーションビーム式のサスペンションに、
あまりにも短い直巻きタイプのスプリングを使用すると・・・・・、
レートが高い場合は、
ストローク中に、スプリングが、スプリングシートに均一にあたらない状況が発生して、異音が発生したり、レートの推移が安定しない。
また、レートが低い場合は、
大きなギャップを乗り越えると、上下の車高調整部(アッパーブラケット と、ロアシート)が干渉する。
といったような、結構ネガな部分が発生するのであります。
(もちろん、レートと車高のバランスによります・・・)
まぁ~、元々、現行のリアスプリングも、このようなネガな部分が発生しにくい形状となるように HYPERCO に無理を言って、作ってもらっていたのですが・・・、
今回の NEWアイテム(Type LW) は、現行品の乗り味、乗り心地をもうワンランク向上させることを目的に、LW=ロングワイヤー仕様 として、開発を行い、このたび、リリースとなった次第でございます。
要するに、スプリングの全長に制約ある ZC33S の 乗り味、乗り心地を、スプリングに使用するワイヤー長をできるだけ長めに設定し、よりマイルドな仕様とすることで向上させる作戦でございます。ハイ。
ちなみに、現行タイプと、
どれぐらい、シェイプが違うかお見せしますと・・・・、
左 現行タイプ 450ポンド(8.0k) 右 Type LW 450ポンド(8.0k)
とまぁ~、見た目でもわかるように、
スプリング中ほどの外径が、少し大きくなっている仕様となります。
あと、スプリング上端部は、ID65サイズのアタッチメントが使用できる形状(直巻きと同様となるフラットなタイプ)、そして、スプリング下端部は、純正スプリングと同形状(ピッグテールタイプ)となり、これらは、現行タイプと同じ仕様となります。
(田中の勝手な思い込みだと思いますが、トーションビーム式サスペンションは、スプリング下端部が、純正と同形状になっていることが、とっても重要なポイントなんです!!)
でもって、今回、リリースされるアイテムは、
350ポンド(6.3k)
400ポンド(7.1k)
450ポンド(8.0k)
550ポンド(9.8k)
の4アイテムとなります。
ちなみに、現行アイテムは、700ポンド(12.5k)のみ、在庫があり、
その他のアイテムは、すべて、生産終了(廃盤)となっております。
それから・・・、
お値段に関してですが、アメリカの物価高により、Type LW は、
大変、大変恐縮ですが、現行タイプより、
プライスが少々上がってしまいました・・・。(申し訳ありません・・・)
ということで、HYPERCOならではクォリティはそのままに、
可能な限り、乗り味、乗り心地を向上させた
ZC33S専用 オリジナル リアスプリング Type LW
みなさん! どうぞよろしくお願いいたします!!
もちろん、全アイテム、在庫あり です!
※ TM-SQUAREダンパーに装着される場合、全アイテムが装着可能となりますが、装着されるダンパーメーカーによっては、全長が短くなるハイレートスプリングは装着できない場合がございます。
※ TM-SQUAREダンパーに装着される場合、表記の車高調整範囲にて車高を設定いただけますが、装着されるダンパーメーカーによっては、車高調整範囲内であっても、ジャッキアップ時にスプリングの遊びが発生すると、低めの車高に設定できない場合がございます。
※ 本製品は、純正ダンパーには、装着できません。
スプリングの遊びについて
詳しくは、お問い合わせ下さい。
そして!!
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