キャンバーシムのマニアな話。
2009年02月12日(木)
TM-SQUARE で販売しているキャンバーシムのことで、
メールにて、ご質問いただいたことがあります。
内容は、「なぜ、4枚が1SETなのか?」 です。
確かに、WEBサイトやカタログへの表記だけでは、ちょっと不十分だと反省です。
では、ちょっとばかしご説明を。
ZC31S のリアのサスペンションは、トーションビーム式という仕様になり、
ストラット式や、ダブルウィッシュボーン式のように、
トーイン、キャンバーを調整することができません。
そこで、トーションビームと、アップライトの取付け面に、
テーパー形状のシムを挟み込んで、トーイン、キャンバーの数値を
変えるパーツが、キャンバーシムです。
ちょっと、わかりづらいですが、
トーションビームと、アップライトの取付け面との間に、挟まれている、
シムが見えますか?
試作品なので、シルバーですが・・・。
でも、トーションビームと、アップライトの取付け面との間に、
テーパー状のシムを入れると、厳密には、固定するボルトが
垂直にかからなくなってしまいます。
なので、シムを1輪に対して、2枚使用するんですね~。
下の図をご覧下さい。
そうです、ボルトのかかる部分に、シムとはまったく反対の形状のものを
挟み込めば、トーインやキャンバーが変更でき、おまけにボルトも垂直に
かかるようになります。
これなら、ボルトの緩みといった問題も発生しません。
なかなかのアイデアでしょ?
もちろん、このアイデアは、今西先生 ですが・・・。
TM-SQUARE のキャンバーシム、
サーキットでのタイムアップに、ぜひ、ご活用ください!