サスペンション
TM-SQUARE ピロアッパーマウント解説 ②
2010年09月10日(金)
少々、時間が空きましたが、今回は、前回の続きを。
筑波スーパーバトルで、純正アッパーマウントが、動いて、
キャンバーが減少していた事実。
その証拠写真が、コレです!
結構、ビックリでしょ?
(推定2センチは動いてる・・・・・)
ということで、だったら、
「動かないものを作ればよい」 ということで、
TM-SQUARE ピロアッパーマウント の開発は始まりました。
そして、
アッパーマウントの構造を変形しないアルミブロックとし、
内部にピロポールを装着するという仕様としました。
これで、コーナリングフォースによって、
ダンパーの装着ポイントが動くことを回避でき、
走行中にキャンバーが減る症状が大きく抑制されるハズです。
で、早速、コーナリングフォースが一番かかかる、FSW のメインコースに
テストへ出かけました。
試作ピロアッパーマウントのパフォーマンスは、コースインしたラップから
確実に、そして、明らかでした。
一番、「Gフォース」 のかかる、100R では、
驚くほど、クルマは、曲がってくれます。
これは、感動的でしたね~。
これに、1コーナーのような、2速のコーナーも、
今までは、アンダーステアになると、
コーナーを抜けるまで、ずっとアンダーステアだったのが、
アンダーステアになっても、途中で復帰してくれるのです。
このときに、改めて、今まで(純正アッパーマウント)は、
ダンパー取付け位置が動いて、キャンバーが減少していたことが、明確となりました。
また、ステアリングレスポンスも
より、リニアになり、タイヤの状況も、ダイレクトに伝わってきます。
も~、これは、衝撃的でした!
そうです、スーパーバトル後に、我々が考え、そして、作った試作品は、
完璧に、的を得たものだったのです!
つづく。