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よくわかる! パーチェ の解説!! ②
2013年03月22日(金)
さぁ~、今日は、
よくわかる! パーチェ の解説!! ② です。
前回の、スプリングの変形に対応した パーチェ の 角度変化
ご理解いただけましたでしょうか?
(なんだか、たくさんアクセスいただき、幸せ!!)
では、本日は、ストローク中に発生する 「ツイスト」 の 解説を!
コイルスプリングは、ストロークする時、
じつは、上面 および、下面が、少し 回る(ツイストする)んです。
だって、1本のワイヤーを
グルグル 巻いて、製造していますので、ある面、これも、宿命です。
でも・・・・・・、スプリングシートと、スプリングの間に、
何か、ベアリング状のものが、ない限り、
うまく、回れませんので、テンションが発生してしまいます。
そして、このテンションは、
ストローク中のレート変化の原因となります・・・・・・・。
で、ここでも、パーチェ を装着すると!
パーチェ の上下が、ベアリングのように、回ってくれますので、
テンションは、発生せず、いつも スムーズ!
結果、ストローク中に、レート変化を発生させず、
「リニア」 なレート特性と、なってくれるんですよね~。
まぁ~、パーチェ の構造は、前回も言いましたように、
上下2分割のスプリングシート構造の間に、オイル室があり、
片側が固定されていても、もう片側は、自由に動くようになっています。
ですから、片側のシートが、固定されていても、
カンタンに、もう片方は、グルグル と回ってくれます。
でね、
この特性が、ストラット式の フロント サスペンション と、
特に相性が良いんですよね~。
だって、ストラット式 フロント サスペンション は、
操舵により、回転方向の力が加わりますので、
通常のストロークによる 「ツイスト」 を抑制するのではなく、
操舵による、「ツイスト」 も、ガッツリと抑制してくれるのです。
ですから、
スラストシート(テフロンシートを金属製のシートでサンドイッチしたもの)や、
ローラーベアリングタイプ のシートを 同時装着しなければ、
操舵時に、「ゴリン ゴリン」 と、音がする場合にも、
パーチェ の装着は、◎ なのであります。
おまけに、このテンションが原因で、
ステアリングの重さに変化がある場合も、
パーチェ が、うま~く 回ってくれることで、
とっても、ステキな、ステアフィールを実現してくれるのです。
いや~、パーチェ って、良い仕事してますよね~。
ということで、次回は、これら パーチェ の特性にて、
乗り心地が、どのように変化するのかを 解説したいと思います。ハイ。