2013 勝手に 「道場破り」 in 仙台ハイランド セットアップ編
2013年04月23日(火)
今夜は、先週の金曜日に、
挑んできました、2013 勝手に 「道場破り」 in 仙台ハイランド
の セットアップ編を お届けしたいと思います。
以前、スイフトで仙台ハイランドを走ったことは、あるものの
ノーマルのデータ取りがメインでしたので、
セットアップを行ったことはありません・・・・・・。
ということで、
① 高速サーキットであること
② 路面が改装されてフラットであること
③ シケインをはじめ、縁石を使用するであろうこと
といった、想定で、持ち込んだ、イニシャル セットは、下記のとおり。
イニシャルSET
ホイール CLEAWAYS F:7.5J-16+46(10mmスぺーサー) R:7.5J-16+46
タイヤ DIREZZA ZⅡ F:225-45-16(中古) R:205-45-16(中古)
内圧 F:2.6 R:2.6 (温間)
リアスタビ φ35
スプリング F 65-06-800 パーチェ装着
R 58-05-900 パーチェ装着
ダンパー 減衰 F MAX 5戻し R MAX 8戻し
キャリパー F 純正 R 純正
ブレーキパッド F 04M R 89R
カーツデフ 50-20 6.5kg
ミッションオイル 開発品 最終Ver
エンジンオイル TM-SQUARE M16A 5W-40 (継続使用)
オイルクーラー TM-SQUARE (純正ヒートエクスチェンジャー外し)
E/Gマウント 強化タイプ 試作品
ファイナル 4.7(アールズ)
スタビリンク 開発品調整式
車高 F 605mm R 585mm
トー F OUT 0:20 R トーレスシム(-15)
キャンバー F -5.8度 R 大盛りキャンバーシム
フロントロアアーム TM-SQUARE ロングアーム
ナックル TM-SQUARE キャンバーナックル
空力デバイス カナード装着
エキマニ 試作品 最終 Ver
エンジン TM-SQUARE カムシャフト
ZC32S ピストン 仕様
今回は、ハイパーミーティングで使用した エンジン により、
ECU 適合を取り直したことから、
通常のノーマルエンジンではなく、+10~15PS パワーのある
エンジンを使用しました。
また、セットアップ的には、
縁石使用を想定して、スプリングレート を少し控えめにし、
リアスタビも 35φ をチョイス。
ファイナルは、佐藤さんの ギア比計算から、4.7 のチョイスとなりました。
で、走ろうとすると・・・・・・、
雪が・・・・・・・。
仕方ないので、30分スタート時間を遅らせ、10:30~の走行となりました。
① イニシャル(走行1) 10:30~ BEST 2:12:6 気温 9.5 ℃ 路温 16.0 ℃
全体のバランスOK
限界付近になると、ハネが発生
もっと、フラットに走りたいが、「G」 が溜まると、最後にハネる
ハネにより、コースが WIDE に使用できない
バネレート的に、低いとは思えない
ブレーキが、少し弱い(シケイン手前 & 最終手前)
エンジンは、パワーあり!
といった感じでした。
路面は、想像していた以上に、フラットで、
もっと、ハイレートでも、イケそうなのですが、
縁石の使用により、どうしても、最後に、ハネてしまいます・・・・・・・・。
また、スプリングレート的に、低いとは思えなかったので、
スプリングを変えてみることにしました。
変更
F スプリング 800 → 700
R スプリング 900 → 700
② 走行2 11:30~ BEST 2:10:8 気温 9.0 ℃ 路温 22.0 ℃
ハネは、50%抑制
ブレーキは、やはり、ギリギリレベル (SPEED が、上がったこともある)
ハネは、大きく抑制方向となり、
ラップタイムも、かなり向上しましたので、
ここで、少々気になっている ブレーキを交換です。
変更
F パッド 04M → 05K
③ 走行3 13:00~ BEST 2:11:0 気温 6.0 ℃ 路温 18.0 ℃
ブレーキは、05K の方が、安心感が強い(強過ぎて、デメリットになる部分はない)
ただ・・・、ノーマルエンジンなら、04Mかもしれない
F のレートが足りない (もう少し、レスポンスが欲しい!)
周回数は、2LAPのみ (雪のため中断)
変更
F/R DL ZⅡ → KH V700 (雪を考慮し早目に投入)
④ 走行4 14:00~ BEST 2:09:5 気温 7.0 ℃ 路温 15.0 ℃
グリップ感、強し
F のレートが足りない(ハネは、Rから来ている)
やはり、仙台ハイランドでも、V700 の方が、速いですね・・・。
それも、1秒以上!!
でも、タイヤがグリップすることで、フロントのレート不足を感じたので・・・・・、
再確認の意味で、ちょっと、トライを。
変更
F ダンパー 減衰 -5 → -3
⑤ 走行4-2 (セッション中) BEST 2:09:3 気温 7.0 ℃ 路温 15.0 ℃
ダンパー減衰により、フロントのレスポンスが向上
↑ ↑ 間違いなく、ハイレート方向
変更
F スプリング 700 → 800
F ダンパー 減衰 -3 → -5 (戻し)
F キャンバー -5.8 → -6.2
(やっぱ、二人だと、速いは・・・・・・)
スプリング交換と同時に、思い切って、
F キャンバーも付けてみることにしました。
(まぁ~、何事も、トライです!)
⑥ 走行5 15:00~ BEST 2:08:7 気温 8.0 ℃ 路温 20.0 ℃
F キャンバー F ハイレートが効いて、より曲がる方向に
縁石上のハネは大きくなり、ラップタイムが、そろわない
メリット・デメリットがありましたが、
タイムからも、メリットの方が大きかったので、
SET を KEEP して、タイムアタックに!!
変更
F/R KH V700(3分山) → KH V700(8分山)
⑦ 走行6 16:00~ BEST 2:09:0 気温 6.0 ℃ 路温 14.0 ℃
タイヤの構造まで温まるのに、時間が足りない
ガス欠発生
タイヤが温まりきり、
かなり、イイ感じの Lap があったのですが、
ガス欠しちゃいました・・・・・・・・・・・・・・・・。
このままじゃ、8秒真ん中ぐらいの感じだったので、
奥の手・・・・・、です・・・・・。
変更
R シート外し
そしたら・・・・、
仙台ハイランドでは、ウエイトの感度が、
想像を遥かに越えており・・・・・・・・・・、
⑧ 走行7 16:30~ BEST 2:07:9 気温 9.0 ℃ 路温 13.0 ℃
バランスは、変化ナシ
とにかく、加速が速い
シート OFF のみで、0.6~0.7秒はある (ウエイトの感度はかなりデカイ)
各コーナーの走り方の組み合わせにより、BEST 更新
水温 80℃ LSDオイル 110℃ 油温 111/104 ℃
いやはや、セットアップ と、リアシート外し により、
12秒でスタートし、7秒台に突入しました!!
ということで、仙台ハイランド セットアップ のポイントは・・・・、
1) スプリングレートは、縁石使用を考慮し、少々控えめ
2) スプリングのレートバランスは、ハネを抑制したいので、リアの方がローレイト
3) 路面のミューが低いため、F キャンバーは、ガッツリ付けても、デメリットなし!
4) ブレーキは、純正エンジンなら、 04M (05K) / 89R
チューニングエンジンなら、05K / 89R のバランス
5) 空力デバイスは、あればあるだけ有利 (特にフロント)
6) ウエイトの感度は、かなり高いので、走行に支障のないものは、徹底的に外す
7) タイヤの磨耗は、非常に少ないので、少々ライフが短いタイヤでも使用可能
といったところです。
コースは、かなり本格的な、ハイスピードサーキットで、
コース幅も広く、路面もフラット、
オマケに、走行料金も、1セッション ¥3,000/25分 ですから、
かなり魅力的なサーキットですよね~。
また、コーナーの種類も、バリエーション豊かで、
とっても、チャレンジング な、サーキット なのです、仙台ハイランドは。
(なんてったって、1Lap 4km 以上も、あるのですから!!)
ひと言で、仙台ハイランド の魅力を 表現するとすれば、
「走っていて、 スカッー! っとする サーキット」 ですね。
以上、
仙台ハイランド を走ることも、
復興への エール だと、実感した 田中ミノル の
2013 勝手に 「道場破り」 in 仙台ハイランド セットアップ編 でした!
(佐藤さんいわく、ゼッケン 「72」 だそうです・・・・・・)