「吸気温度と、エアボリューム」
ZC32Sのインテーク BOX は、ZC31Sのように、エアフィルター以降の部分をそのまま流用することができないことから、導入口からフィルターまでと、フィルター以降の部分をBOX形状とした2ピース構造にしなければなりません。
そこで、フィルター以降のBOXを新規で製作するのであれば、レーシングエンジンのロジックに従い、このBOXを可能な限り大型化させ、エアボリュームを拡大させる試作品を製作しました。すると、この狙いは、見事に的中。拡大されたインテーク BOX内のエアボリューム効果により、アクセルON の瞬間に立ち上がるパワーが大きく強化され、また低回転~高回転まで全域にて、トルクが太くなるというアドバンテージを構築することができました。
なお、フロントグリル周辺より、フレッシュエアーを効率よくエンジンに導入するシステムとなりますので、吸気温度の上昇を抑制します。
この「吸気温度」と、「エアボリューム」の相乗効果によるアドバンテージは、サーキットでのタイムアタックはもちろん、ストリート&ワインディングにおいても、明確な違いを感じていただけます。
インテークBOX
田中ミノルBLOG 「ZC32S インテークBOX」 関連記事リスト
2017/10/17 TM-SQUARE インテークBOX ZC32S!
2017/05/22 TM-SQUARE インテークBOX (ZC32S)比較テスト!
2017/05/15 TM-SQUARE インテークBOX (ZC32S)で、走ってみた!
2017/04/24 TMインテークBOX(ZC32S)量産試作 到着しました!