リアバンパースポイラー
TM-SQUARE が、リアバンパーに求めた性能、それは、空気抵抗(ドラッグ)の大幅な低減と、安定したダウンフォースの確保です。リアバンパーに多数設定された開口部から積極的に空気を抜くことでドラッグを低減し、センター部分に装着されたディフューザーにより、有効なダウンフォースを確保します。
空気抵抗 低減のメカニズム
「空気が抜ける構造にするべし」
車両の下面を通過する走行風の一部は、リアバンパー内に入り込み「パラシュート効果」と呼ばれる大きな走行抵抗となります。ゼロヨン マシン がゴール直後に、減速目的でパラシュートを開くのと同じように、走行中のリアバンパーは、大きな空気抵抗(ドラッグ)を受けています。そこで、TM-SQUARE では、リアバンパーに開口部を多数設定することにより、リアバンパー内に入り込んだ走行風を積極的に後方へ抜き、空気抵抗を大幅に低減することが可能となりました。
ダウンフォース発生メカニズム リアバンパー編
「車両後方に、下面の空気を流すべし」
リアバンパーのセンター部分には、ディフューザーを装着しましたので、大きな負圧状態となるリアゲート周辺に向かって、車両下面から空気をよりスムーズに、そして大量に抜くことが可能となりました。結果、アンダーパネルの下(フロントバンパー床部)および、ボディ下面を流れる空気の流速が速まることで、効果的に安定したダウンフォースを発生します。
特に、ハッチバック 形状では、クルマ の上面を流れてきた風が、スムーズ に後方に流れず、剥離し乱流となることから、リアゲート周辺の負圧が強くなります。そして、この負圧と、ボディ下面を流れてくる空気をディフューザーによって、うまくつなげることができれば、ボディ下面の空気流速が上がり、ダウンフォース が増大するという ロジック となります。また、ボディ下面の流速が上がるということは、クルマ の前から ボディ下面に、流れ込む空気量も増えますので、フロントバンパー の床部に装着されている アンダーパネル により、ダウンフォース も増大するという 相乗効果を生み出すことが可能となります。
リアバンパースポイラー
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