スイフト専用! ZONE 「RT」 & 「TT」 発売開始 の お知らせ!!
2016年01月19日(火)
先日、モニター販売を行い ご好評をいただきました
現在、すべての車種にて、
ご要望があれば、対応できるように、準備を進めておりますが・・・・、
その前に・・・・・、
ずっと水面下にて、開発を続けておりました
もうひとつの ZONE ブレーキパッド
ZONE 「RT」 という名前の試作品が、
出来上がったのであります!!
このネーミングの 「RT」 とは、
リジットタイプ の 頭文字 なんですね~。
では、詳しく解説しましょう。
スイフトの ブレーキ キャリパー は、
みなさんもご存知のとおり、
1POT タイプ (別名、片持ちタイプ) と呼ばれる形状をしています。
下図のように、ブレーキペダルを踏むと、
ブレーキフルードに圧力がかかり、
キャリパー内のピストンが押されます。
そうです! ピストンが押され、
ブレーキパッドがローターを挟み込むことから、
その摩擦によって、ブレーキが効くという構造になっています。
この 1POT タイプ は、部品点数が少なく、
コスト的には、とっても有利なのですが、デメリットもあります。
中でも、田中がとっても懸念する
ブレーキコントロール & ドラテクに直結する 大きなデメリットは、
ピストン側のブレーキパッドにかかる圧力が、場所によって、異なるという部分です。
まぁ・・・、システム的に、当然と言えば、それまでなんですけど、
ピストンが当たる ブレーキパッドのセンターは、圧力が高く、
ピストンがタッチしない 両外は圧力が低くなってしまいます・・・。
ちなみに・・・、ピストンが当たらない反対側のブレーキパッドは、
キャリパーの 「2本の爪」 でガッチリと、ホールドされていますので、
ほぼ均等に、ブレーキパッドに圧力が、かかります。
で、問題のピストン側ですが、
ピストンがバックプレートに当る 中央部の 圧力が高くなることから、
サーキット等、強い踏力 & 高温 といった状況で、連続使用すると、
ブレーキパッドの中央部分のみ磨耗が進み・・・・・、
結果、ブレーキを踏んでいるときに、バックプレートが、反ってしまいます。
こうなると・・・・・、
ブレーキの踏み始めから
しっかり、摩材がローターに密着するまでの間
ペダルストロークが増大し、非常にタッチの悪いブレーキになってしまいます。
それに、
ピストン側のブレーキパッドが全面で使用できないことから、
高温、高踏力では、本来の効きを発揮できないこと・・・・・。
そして、中央部が磨耗し、ブレーキング中に、バックプレートが反ることで、
ブレーキパッドが薄くなった状況では、摩材が剥がれやすくなること・・・・・・・。
(※ ブレーキパッドは、残厚 5mm 以下では使用できないと、製品にも明記されています)
このあたりも、サーキット走行では、デメリットになりますよね・・・・・。
そこで!!
だったら・・・・・・、
ピストン側のバックプレートのみ
通常の材質より、圧倒的に硬い材質で、
ブレーキパッドを作ったらどうなるのか・・・・?
という、ある面、田中の興味にて、
試作のブレーキパッドを作ってみると・・・・・・・、
これが、なかなか・・・・、
いや! かなり、素晴らしい!!
通常のバックプレートと比較して、
① ブレーキのタッチが素晴らしい!
これは、バックプレートが反らないことも大きいですが、
単純に、ピストンが当たる部分のバックプレートが硬いことで、
ピストンがバックプレートに、「めり込まない」 ことも、影響していると思われます。
② 同じ摩材での比較にて、ほんの少し、効きが強くなる!
ピストン側のブレーキパッド摩材が、ローター全面に当たることから、
ほんの少しですが、ブレーキの効きが向上します。
また、サーキット走行においても、ブレーキパッド のセンター部分のみ
磨耗が進むことも、大きく抑制されます。
③ コントロール性が大幅に向上する!
タッチがよくなることが、大きくコントロール性に関与していますが、
踏力に対して、効きがより、リニアになることも、
コントロール性を向上させています。
といった メリット を テスト ドライバー 田中ミノルは、感じました。
そして、この高硬度のバックプレートが、
アリなのか、ナシなのか、みなさんのご意見をお聞きしたく、
テスト販売というカタチで、
スイフト限定、 04M 10F 摩材 限定にて、
販売をスタートしたいと思います。
※ ZONE 「RT」 は、フロントのみの設定となります。
※ バックプレートは、IN側 (ピストン側) のみ、硬度の高い材質が使用されています。
(OUT側のパックプレートは、通常品となります)
また、この ZONE 「RT」 は、鳴き止めシム を
装着しない想定で製作しておりますので、
ブレーキパッド摩材を 片側1mm 厚く設定した TT 仕様品 のみとなります。
で、お値段は・・・・・・、
ZONE 「RT」 For ZC31S/ZC32S
フロント 04M 摩材 19,980円
フロント 10F 摩材 21,060円
そして、今まで、モニター販売のみ実施しておりました ZONE 「TT」 も、
スイフト限定、そして、以下の摩材限定となりますが、
テスト販売を行いたいと思います。
※ ZONE 「TT」 は、フロントのみの設定となります。
ZONE 「TT」 For ZC31S/ZC32S
フロント 04M 摩材 18,360円
フロント 05K 摩材 18,360円
フロント 10F 摩材 19,440円
なお、両アイテムとも、鳴き止めシムを装着しないことを前提に、
摩材を片側、1mm 通常より厚く作っていますので、
以下のことに、ご注意下さい!
注意①
ZONE 「RT」 または、「TT」 装着時、
鳴き止めシムは、絶対に装着しないで下さい。
注意②
装着後、試運転を行い、
ブレーキに引きずりがないことを必ずご確認下さい。
でもって! ご注文は、
全国の ZONE 取扱店
または、下記の ご購入フォーマット をクリックいただくと、
弊社、WEBサイトより、ご注文いただけます!
とまぁ~、今のところ スイフトONLY / 摩材限定 となりますが、
ZONE 「RT」
ZONE 「TT」
タイムアタックシーズン真っ只中 ということで、
全国のスイフトオーナーのみなさん どうぞ、よろしくお願いします!!
なんだか・・・・・、
いかにも、田中らしい商品ですよね・・・・・・・(笑)