TM-SQUARE 強化クラッチ もうすぐ販売開始です!

2013年10月08日(火)

 

 

本日は、TM-SQUARE の新製品

ZC31S 専用

「TM 強化クラッチ」 の お知らせです!

 

 

 

 

 

 

正直、強化クラッチ の開発に着手するまで、

クラッチに関して、田中は、「純正派」 でした・・・・・・・。

 

 

 

その理由は、

① ノーマルエンジン ですから、圧着力は純正で十分!

② 価格が安い!!

③ 強化クラッチの フィーリングが、どうも好きになれない・・・・!!?

 

 

といった感じです。

 

 

 

 

でもって、③ の どうも好きになれない理由は・・・・・・・、

1) クラッチペダルが重い (やっぱ、渋滞は厳しいです・・・・)

2) 半クラッチが、難しい (ちょっと、神経使いますよね・・・)

 

※ 上記の内容は、田中の超個人的な感想(偏見?)であり、

すべては、好みの問題であること、ご理解くださいね。

 

 

 

 

といったように、

純正クラッチ が大好きだった 田中ではありますが、

 

 

TM インテークBOX

& 専用 ECU DATA

 

そして、

 

TM エキマニ

& 専用 ECU DATA

 

と、どんどん、パワーが上がってきて・・・・・、

 

 

幾度も、ECU 適合を取る中で、

純正の新品クラッチなら問題はないのですが、

少々、使い込んだ クラッチにて、適合を取ると、

やっぱり、クラッチが滑っちゃうんですよね・・・・・。

 

 

 

 

かといって、いくら滑らないといっても、

やっぱり、強化品のフィーリングは、

好きになれないし・・・・・・・、と思い悩んでいたのですが、

「だったら、気に入る強化品を作れば良い!」 という、

結論に達して、某国内大手メーカーに、お願いしてみました。

 

 

 

 

田中からのニーズは、以下の5つ。

① 圧着力は、純正の20%アップレベルで十分 (約150PS 対応品)

② クラッチペダルの重さは、純正と、既存の強化品の中間レベル

③ 半クラッチの操作が、純正並みにカンタンなこと

④ クラッチが切れるポイントは、純正と同じ場所であること

⑤ 純正クラッチより、ライフが長くなること

 

 

です。

 

※ 圧着力とは、クラッチカバー が、クラッチディスク を押え付ける力です。

※ 一般的な、既存の強化クラッチ は、純正比 約 40% アップ の圧着力です。

 

 

 

そしたらね、さすが、大手メーカーさんですね。

少々時間はかかりましたが、上記の田中のニーズを

すべて、クリアー! (いや~、素晴らしい!!)

 

 

 

 

 

ということで、

まさに、田中ミノル テイスト 満載の

TM 強化クラッチ の誕生なのであります。ハイ。

 

(もちろん、他では同じ仕様がない、完全 TM オリジナル の商品ですよ~)

 

 

 

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でもって、気になる お値段は、

 

 

TM クラッチカバー & TM クラッチディスク

のセットで、 ¥39,800(税込)

 

TM クラッチカバー & TM クラッチディスク & レリーズベアリング

のセットで、 ¥43,200(税込)

 

 

 

となります。

(なかなか、リーズナブルでしょ?)

 

 

 

 

 

 

TM 強化クラッチ (ZC31S専用品) は、

 

吸排気 & ECU チューニング の NA 車両に、完全対応する、

既存の強化クラッチとも、純正クラッチとも違う 純正比 120% の圧着力。

(なんてったって、新規レートのダイヤフラムスプリング作ってもらいましたから!)

 

そして、クラッチペダルの重さも、純正より、ほんの少し重いレベルで、

渋滞でも気にならず、半クラッチの フィーリング も ◎

 

と、とっても使い勝手の良い 強化クラッチなのであります。

(サーキットでガンガン走っても、ロングライフですよ!)

 

 

 

 

ですから・・・・・・、

現行クラッチのトラブル時はもちろん、

フライホイール、LSDの作業等、ミッションを降ろすタイミングがあれば、

「転ばぬ先の杖」 として、TM 強化クラッチ のこと、ぜひ、思い出してくださいね!

 

 

 

正式リリースは、

代理店さんへの案内が終了して、

WEB サイト が開通してからとなりますので、

今月末あたりを予定しております。

 

 

 

それまでの間、

詳細等のお問い合わせは、

 

 

株式会社 ミノルインターナショナル

TEL 03-5706-1888 (月~金 9:00~19:00)

メール mail@tm-square.com

 

 

まで、よろしくお願いします!

 

 

 

 

 

ということで、今月末からいよいよリリースとなる 「TM 強化クラッチ セット」

みなさん、どうぞ、よろしくお願いします!!

 

 

 

 

ちなみに・・・・、初オーダーは、

SA京都ワンダー S田さん 所有の 「スギスポ号」 でした!!

 

(どこで情報がリークしたのか・・・・・・・・笑)

TM 軽量フライホイール 発売のお知らせ!

2012年01月12日(木)

みなさん、大変ながらく お待たせいたしました!

 

 

オートサロン、直前ですが、

いよいよ、TM 軽量フライホイールが、発売となりました。

 

 

じゃじゃ~ん!

 

 

 

 

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素材は、ご存知!

クロームモリブデン鋼 (SCM435)

 

もちろん、リンクギアは、焼入れ加工済みです。

 

 

 

 

そして、このマシニング処理でも、

想像がつくように、ウエイト は、驚愕の  3.28kg!!

 

 

いや~、今まで、数々の軽量フライホイール装着車に乗りましたが、

スイフトほど、軽量フライホイール が、武器になるクルマは、

ないと思います (キッパリ!)。

 

加速、ピックアップは、もちろんのこと、

あの エンジンブレーキの強さは、ちょっとクセになってしまいます。ハイ。

(なんと言っても、スイフト最軽量の 3.28kg ですからね!)

 

 

 

 

それに、みなさんが、懸念する、

乗りにくさ、扱いづらさ は、「ゼロ」 なんですよね~!

 

だって、1年以上の開発期間をかけた、

かなり、 かな~り の 自信作 なのであります。

 

 

 

詳しくは、できた ばかりの

TM-SQUARE 軽量フライホイール WEB サイト で!

 

 

 

 

スイフトマニアが、

スイフトのためだけに作った、超軽量フライホイール。

 

 

 

オートサロンに、実物もお持ちしますので、ぜひ、一度、持ってみて下さい!

 

きっと、 軽さ & マシニングの美しさに、

感動していただけると思います。

 

 

イニシャルロットは、たったの10枚! となりますので、

みなさん、ぜひ、よろしくお願いします!!

 

 

 

 

 

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2号車 メンティナンス⑤

2010年12月06日(月)

 

大事をとって、

コレも交換です・・・・。

 

 

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ちょうど、望月さんに、OHしていただいた 純正のドラシャ がありましたので、

そのOH品と交換です。

田中は、望月さんといえば、ドラシャ のイメージが強いですね~。

昔ね、Gr-Aや、スーパー耐久で、H社の ドラシャ が、

ボキボキと折れた時代がありました・・・・・・・・・・。

車高の下げすぎで、ドラシャ の作動角が厳しくなっているところへ、

縁石に乗りまくって、ラップタイムを縮めていたのですから、ある面仕方ないかと・・・・・。

でも、望月さんが所属していた、中○企画 の ドラシャ だけは折れなかったんですよね~。

秘密は、あのスペシャルグリスと、純正 ドラシャ への ある加工 が、決め手だったんです。

それ以来、レース界では、必ず新品の ドラシャ も、OHしてから、

使用するようになったんですね~。

今回は、その技術が投入された、ドラシャ です。

詳しく知りたい人は・・・・・・・・・・、

望月さんに、聞いて下さい。

きっと、酔っぱらってるときなら、教えてくれると思います。ハイ。

駆動系パーツ
昨夜の雪は、スゴかった・・・・・。

2010年03月10日(水)

昨夜、仕事が終わって帰路に着いたら・・・・・、
すごい雪が降ってました・・。

会社の駐車場の前も、真っ白。 環八も、シャーベット状の雪があり、
なんと! 東名高速にも、走行車線と走行車線の間には、
白いもが・・・・・。

でも、驚きです!
あんなに、キャンバーが付いているのに、1号車は、
すごく安定して走ってくれます。

その理由が、写真の LSD なんです。
加速はもちろんですが、減速時の効きで、
アクセルオフでも、クルマが不安定にならないんです!

サーキット以外でも、 LSD って、効果あるんですね~。
ラップタイム以外に、LSD の効果&必要性を感じた、
昨夜の帰り道でした。ハイ。

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駆動系パーツ
「匠パック」 LSD編

2009年11月25日(水)

好評の、SPORT ECU の

「匠パック」 に引き続き、

LSD も「匠パック」 を設定しました!

 

もちろん、作業を行うのは、

現役GTメカニック の 「なんぐう」 さんです。

 

 

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この男、いや、この方は、

私生活には、一抹の不安がありますが・・・、

メカニックとしては、極上です。

(田中の保障付き)

 

今期も、ガライヤをGT300で走らせ、

惜しくも、タイトルこそ取れませんでしたが、

活躍は、みなさんも、よくご存知かと。

 

LSD の「匠パック」 は、

この 「なんぐう」 さんに、

全開で頑張ってもらい、

なんと、日帰り作業を可能としました!

 

もちろん完全予約制となりますが、

午前10時頃に、車輌を持ち込んでもらうと、

午後6~8時 までには、

LSD がバッチリと組み上がっているのです!!

 

 

オマケに、RSなんぐう のファクトリー?の近くには、

① 八景島シーパラダイス

② 三井アウトレットパーク横浜ベイサイド

③ コストコ 金沢シーサイド

 

という、楽しくて、あっという間に時間が過ぎる

アトラクション? もありますので、

彼女や友人と、遊んでいる間に、

LSD が組み上がるんですね~。

 

もちろん、ずっとガレージで、

レーシングメカニックの作業を監視?

するのもアリです。

(注 事務所には、入らないことをお奨めします・・・)

 

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でもって、LSD 「匠パック」の内容は、

 

交換パーツ

① TM-SQUARE LSD  115,000円

② LSD オイル(2L)     5,145円

③ デフ サイドベアリング(純正部品)  4,935円

④ オイルシール インプットシャフト(純正部品)  420円

⑤ デファレンシャル サイドシール(純正部品)  1,050円 

 

と、これらの交換作業が、

ぜ~んぶ SET になって、

168,000円 !

 

 

上記、作業に、

アライメント調整&コーナーウエイト調整を

追加した場合は、

188,000円 !!

 

 

という、スペシャル価格の

スペシャル企画です。

 

レーシングメカニックが組み込んだ、

田中 渾身のLSD 。

 

みなさん、どーぞよろしくお願いします!!

 

TM-SQUARE LSD 「匠パック」

 

ちなみに、「なんぐう」 ファクトリーの隣は、

「タッシー」 ファクトリー。

 

ということは、・・・・・・・・。

駆動系パーツ
LSD 出荷可能です!

2009年11月16日(月)

大変お待たせいたしました。

 

先週末に、

TM-SQUARE LSD が、

入荷しました。

 

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スイフトの運動性能と

コーナリング性能に、合わせ込むため、

徹底的に行われた開発。

 

そして、その中で決定された

理想の

カム角と、イニシャルトルク。

 

チャタリング音や震度のない

ストリートでの快適性。

 

何ひとつ妥協することなく、

田中が理想とする

LSD のりリースです。

 

 

みなさんどーぞ、よろしくお願いします!

駆動系パーツ
いきなり、バラバラですか・・・・・。

2009年10月30日(金)

新品のドラシャを

いきなり、バラバラ ですか・・・。

 

 

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レース界では、常識ですものね。

 

 

だって、クリアランスもキツイし、なんと言っても、新品のドライブシャフトは、グリスが、
全体に回ってないですものね。

昔、スーパー耐久で、シビックに乗っていた頃、
1日に3本、新品のドラシャを折った経験を持つ? 田中ですから、それぐらいは、知ってます。

当時は、このことを、あまり知らないチームが、新品のドラシャに交換すると、
面白いほど、ポキポキ折れてました。

ま~、グリスが一部にしか、付いていない状態で、いきなりレーシングスピードで走れば、
当然折れてしまいますよね~。

みなさんも、ご注意を!
(ストリートでは、問題ないですよ。走ってるうちに、グリスは全体に広がりますから・・・)

駆動系パーツ
LSD 基礎講座 最終回

2009年10月24日(土)

今回は、LSD 基礎講座の最終回。

 

では、今までの話のまとめとして、

田中が思う、BEST  のLSD とは、

いったい、どのようなものか?

を話しますね。

 

 

私が考える スイフトにおける、

BEST  のLSD とは、

以下の条件にあてはまるものです。

 

 

① 絶対に振動やチャタリング音がないこと。

もうこれは、絶対です。

レース専用車輌だと、話は別ですが、

ストリートでも使用する限り、

ドライバビリティを損なう、

振動やチャタリング音は、絶対NGです。

 

私もスイフトをストリートで使用している

一人のドライバーとして、

これらのデメリットが発生しない範囲で、

カム角とイニシャルトルクを設定しました。

 

② タイトコーナーの出口で、アンダーステアが抑制されること。

これは、LSD を装着する

最大のメリットとなります。

 

しかし、一般的に振動や

チャタリング音がしないタイプのLSD は、

どうしても効きが弱く設定されています。

 

TM-SQUARE LSD では、

イニシャルトルクは比較的、

低めに設定しましたが、

加速側のカム角は、

ある程度、強いタイプをチョイスしています。

多くの順列組み合わせの中から、

ドライバビリティを損なわない範囲で、

タイトコーナー出口のトラクションは、

シッカリ確保しましたので、

アンダーステアを抑制し、

ラップタイム短縮に貢献します。

 

③ 中高速コーナーの進入でクルマが安定し、恐怖感なく責められること。

このメリットは、

イニシャルトルクと減速側のカム角で、

作り上げました。

 

弱いブレーキングや、

アクセルオフだけの減速、

パーシャルによるスピードコントロールを

要するコーナーにおいて、

少しだけLSD を効かせることで、

クルマの不安定な動きを取り除いています。

 

 

もちろん、2way のように、

強くは効きませんので、

コーナー進入でアンダーステアが

強まることはありません。

 

このように、

スイスポの車輌特性に合わせ込んだ

作りとなっていますので、

一般的なLSD メーカーの商品とは、

確実に一線を引く、

言わばセットアップ済みのLSD となります。

 

田中の自信作、「TM-SQUARE LSD」。

ラップタイムと快適さを両立したい

ドライバーには、超お奨めです。

 

 

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駆動系パーツ
LSD 基礎講座 ⑦

2009年10月22日(木)

今日の午後、

富山出張から帰ってきた、田中です。

 

ところで、

前回お話した、

イニシャルトルクの話、

理解できました?

 

ポイントは、

最終的なロック率は、

イニシャルトルクとカム角の

足し算で決まると言うことです。

 

 

ここまで来ると、

田中が、LSD 基礎講座 ① で話した、

1way、1.5way、2way の分類分けに、

あまり賛成しないという意味がわかるでしょ?

 

だって、

減速側ではカムによるLSD 効果のない、

1wayタイプと言えど、

イニシャルトルク分は、

減速側であってもロックが発生します。

 

なのに、

「1wayタイプ = 減速側で、いっさいロックしない」

または、減速側で、LSD が効かないということは、

起こり得ないのです。

 

極端な話をすると、

イニシャルトルクが弱く、

カム角の小さな、1.5wayよりも、

 

イニシャルトルクがある程度強い

1way の方が、

減速側で、LSD が効くことが、

あるのです。

 

だから、LSD は、1way、1.5 way、2 wayと

いうタイプで、特性を把握することより、

カム角とイニシャルトルクの

組み合わせで発生する、

トータルのロック率を考えて、

セットアップしていくことが、何よりも重要なのです。

 

おまけに、カム角には、

効きにタイムラグがあったり、

 

減速側のカム角を小さくすると、

グラフの立ち上がり方だけではなく、

最大での効きも減少しますので、

このあたりの味付けは、

かなり複雑です。

 

それを、順列組み合わせで

やり切った、

TM-SQUARE の LSD って、

かなり男らしいでしょ?

 

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駆動系パーツ
LSD 基礎講座 ⑤

2009年10月20日(火)

では、今回は、

イニシャルトルクのお話を。

 

イニシャルトルクとは、あらかじめ、

プレッシャープレート(LSD の構成パーツ)に

圧力をかけ、

起動トルクを大きくする手法です。

 

イニシャルトルク内の力で、

トラクションがかかっている場合、

左右のタイヤがロックされた状態となります。

 

サスペンションスプリングで

言うところのプリロードと同じです。

 

特に、縁石などで、

片輪が浮いた状態では、

接地しているタイヤに

トラクションが伝わるかどうかは、

このイニシャルトルクの強さがすべてとなります。

 

また、イニシャルトルクが強いと、

ニュートラル域でのロック率も上がり、

ロックのレスポンスが向上しますが、

左右の回転差が

必要な状況(ストリートにおける、低速+大きな舵角)では、

振動やチャタリング音が

発生しやすくなります。

 

 

そして、LSD の効き(ロック率)は、

このイニシャルトルクと

カム角の組み合わせで、作り出すのです。

 

だから、たとえば、「10」 という

効きが欲しければ、

「3」 をイニシャルトルクで作って、

「7」 をカム角を作るようなセットアップにします。

 

ただ、「7」 をカム角で作ると言っても、

前回までに説明したように、

カム角には、時間軸による効きの

カーブがありますので、

 

最終的には、「10」 になっても、

最初は、イニシヤルトルク分の、

「3」 からはじまり、

徐々に、効きが強くなり、

最終的に、「10」 になるのです。

 

 

あと、

このイニシャルトルクは、

クラッチプレート(LSD 構成部品)の磨耗で、

装着後の走行距離に応じ、

初期設定時(通称 蔵出しトルク)より、

弱くなってしまいます。

 

だから、機械式LSD は、

2年に一度ぐらい、

メンティナンスが必要になってしまうんです。

 

ご理解いただけましたか?

 

次回は、イニシャルトルクの続きです。

 

 

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