いよいよ、バッフルプレートも、販売開始です!
スイスポの最大の弱点。
それは、サーキット走行等による
エンジンオイルの片寄りから発生する、油膜切れ。
この症状は、
必ず、4番シリンダーのコンロッドメタルに、
ダメージを及ぼしてしまいます。
TM-SQUARE コンプリートエンジンの開発で、
私たちは、このメタルへのダメージを発見しており、
オイルパン加工により、対策をしてたんですね~。
オイルパンを加工するまで、
メタルへのダメージは、走行距離に応じて進み、
4番だけではなく、3番にもダメージを受けていました。
メタルへのダメージは、
最初は、多少、油膜切れをおこしても、
さほど、大きくはないのですが、
ある程度のダメージになると、そこからは加速度的に
症状が悪化します。
そういえば、ちょっと前ですが、
REV SPEED の「スイフト王子号」 も、
メタルがいったらしいですね・・・。
大井さんのドライブで・・・。
でもって、エンジンは全損。
積み替えを行ったようです。
そこで、本来、コンプリートエンジンのみに、
投入しようと思っていた、バッフルプレートを
TM-SQUARE のパーツとして、
リリースすることになりました。
どうです!
なかなか、こだわりの形状でしょ?
当初は、オイルパンと一体式のものを作る予定でしたが、
このパーツは、一人でも多くの、
サーキット大好きなユーザーの方に
装着して欲しいと思いましたので、
現行のオイルパンに、追加装着できる
仕様としました。
よって、商品の単体写真は、こんな感じです。
また、ただオイルの片寄りを抑制するだけでは、
ありきたりなので、
レーシングカーに使用されている
バッフルプレートと同様に、
クランクシャフトが撒き散らすエンジンオイルを
有効に、掻き落とす、フィンもしっかり付いてます。
斜めに2本ある、小さなフィンと、
その下にある溝が、すんごい機能を発揮します。
装着も、オイルパンを取外し、
バッフルプレートを交換すれば良いだけですので、
とっても簡単。
そして、気になるお値段は(通販番組???)、
税込み ¥26,000 で~す。
サーキット走るなら、
絶対、必需品のバッフルプレート。
ぜひぜひ、よろしくお願いします!
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2008/09/25
キーワード
バージョン1のエンジンで、約20000kmの走行を終え、
信頼性に確信が持てたので、もう少し圧縮を攻めた仕様のバージョン2が、いよいよ完成しました。
芹沢さんの、「教頭、できたよ~」の電話で、一路新幹線で静岡へ。
(でも、なんでスクールでの役職?で呼ばれてんだ??)
工場に着いたら、もうすでに、バージョン2エンジンは載せ替えが終了しており、
冷却水の注入中でした。もちろん、使用したのは、BILLION SUPER THERMO LLC タイプ PG プラスです。
(誰だー、ミノル汁って言ってるヤツは!)
BILLIONの冷却水
その後、一発でエンジンもスタート。
しばし、エンジンが暖まるまで待ってはみたものの、冷却ラインのエアがうまく抜けない・・・。
芹沢さんの話によると、ZC31Sは、冷却ラインのエアがかなり抜けにくいらしく、
必殺技を教えていただきましたので、皆さんにもお伝えしておきましょう。
エア抜きの方法は、ちょうどブレーキフルード注入口の下あたりに位置する、細いホースを
抜き、そこからエア抜きを行ないます。エンジンをかけた状態で、ロアホースをパフパフしな
がらこの作業を行なえば、かなり短時間でエア抜き完了です。
無事エンジンの載せ換えも終了し、その後、慣らし運転のレクチャーも受けました。
だいたい、慣らし運転って、クソめんどくさくって大っ嫌いな私は、
「レーシングカーで、慣らしなんてやったことがないのに、なんで、慣らし運転が必要なの?」と、聞いてみると、
「あのね、あんたたちドライバーが乗る前に、レーシングエンジンはベンチの上で、ガソリンをドラム缶何本も使って、
我々エンジン屋が慣らしをやってるの」と、もっともらしい答えが。
そりゃそうですよね。
フォーミュラカーが、走行中にエンジンの慣らしなんかやってたら、カッコ悪いだけじゃなく、危ないもんね。
田中、すごーく納得でした。
で、芹沢式、慣らし運転の極意?は下記のとおり。
4000rpm以下 500km
5000rpm以下 200km
6000rpm以下 100km
合計、800kmの走行が、慣らし運転として必要だそうです。
ザ、エンジン屋さん
作業終了後、静岡の街をオッサン2人で試乗に出ました。
トルクの太り方はバージョン1と同じものの、やっぱり圧縮を少し上げただけで、
「高回転域のパンチがかなり良くなってる!」と、私が嬉しそうにコメントすると、なんだか芹沢さんの顔が怖い。
「ハイハイ、4000rpmでしたね・・・・・」。
それから、工場に帰り、一緒に食事に出掛けて、東名で東京まで帰ってきました。
大きな声では言えませんが、やっぱり、高回転のパンチはなかなかです・・・。
静岡では食べるんですよね。イルカ。
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(Eg O/H) by
TM-SQUARE
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