サスペンション
TM キャンバーシム 大盛り (トー少なめ) 発売 のお知らせ! (ZC31S)

2014年10月23日(木)

本日は、TM-SQUARE キャンバーシム シリーズ (ZC31S) に、
新しい仲間が、加わりましたので、そのお知らせ です!

ネーミング は、
TM キャンバーシム 大盛り (トー少なめ)

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なぜだか、どんどん、牛丼・・・・・、
いや、ラーメン の注文 のような ネーミング に、
なってきたような気がしますが・・・・・・・・・(笑)

まぁ~、要するに、キャンバーは、通常の大盛り、
トーイン は、あまり 「レス」 にならない 仕様なのであります。

まずは、キャンバーシムが、どのようなパーツか、説明しますと、
リアの  キャンバー & トーイン 値 を変更させるために、
リア ハブ (ディスクローターやハブベアリング が、装着されている部分) と、
トーションビームが、接続されている箇所に、挟み込む、
テーパー状のシム板 のことなのであります。

(ちょっと、難しいですよね・・・・・・・・・・・・・・・)

でもって、このキャンバーシムにて、

変化する キャンバー & トーイン量 を詳しく比較しますと、

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(表記は、 1°00’ = 0°60’  の60進法です)

といった感じになり、
たとえば、装着前のリア アライメント値が、


キャンバー    ネガ   1°00’

トーイン     イン   1°00’

(上記の数値は、平均的な数値となり、車両による個体差、車高によっても異なります)

の場合、大盛り キャンバーシム を装着すると、

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キャンバー    ネガ   3°20’

トーイン     イン   0°10’

と、変化しますが、

大盛り (トー少なめ) キャンバーシム  を装着すると、

キャンバー    ネガ   3°20’

トーイン     イン   0°30’

といった、数値になります。

そうなんです!
キャンバーの変化量は、通常の大盛りキャンバーシムと、変わらないのに、
トーインの変化量は、あまり大きくないのが、
大盛り (トー少なめ) キャンバーシム  の特徴なのであります。ハイ。

でもって、どのような状況での使用が オススメ かと申しますと・・・、

① キャンバーは、ガッツリ。 でも、トーインはあまり 「レス」 にしたくない場合

② 元々、あまりトーインが付いていない車両に使用する場合(トーアウトにしないために)

③ 大盛り キャンバーシムを 2セット 使用し、強烈にキャンバーを付けたい場合

といった感じです。

特に、③に関しては、現行の大盛り キャンバーシム では、
2セット 使用すると(通称 メガ盛り!)、
キャンバーは、ガッツリ付くのですが、トーイン値は、
間違いなく アウト方向となりますので、直進安定性が、損なわれていました。

でも、今回リリースとなった、大盛り (トー少なめ) では、
2セット 使用しても、現状から トーイン値が、1°00’ 「レス」 になる仕様ですので、
大きくトーアウトにならないことから、驚愕のメガ盛り! が可能となりました。

(まぁ~、ここまでキャンバーが必要なサーキットはなく、
本当に求められているかは、不明ではありますが、
ビジュアル的には、アリかと・・・・・・・・・)

ちなみに、リアにキャンバーが付けば、
リアタイヤ(上部)が、フェンダー内に納まりやすくなりますよね?(ある面 これも、キャンバーシムの大きなメリットかも知れません・・・・・・)

そこで!

フェンダークリアランス のために、
キャンバーシムをご使用になられる方のために、
佐藤さんが、CAD で、確認したところ、

タイヤの上端部      ハブセンターの位置     タイヤの下端部

並盛            -2.2mm            +3.2mm           +5.4mm

大盛り          -8.5mm            +3.6mm           +12.1mm

大盛り(2枚セット)   -17.0mm            +7.2mm           +20.6mm

※ 上記の数値は、計算上の数値で、実測とは異なる場合があります。
※ +表記 → タイヤが外に出る   -表記  → タイヤが内側に入る  となります。
※ 大盛り (トー少なめ) と、大盛りは、同じ数値です。

いや~、マニアックです・・・・・・・(笑)

マニアック ついでにですが、
スイフトって、車高を落とし過ぎると、
リアフェンダーの前の方と、タイヤが干渉しますよね??

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この干渉・・・・・、
大盛り シムより、大盛り (トー少なめ) シムの方が、
少なくなるんですよね~。

だって、大盛り (トー少なめ) シム では、
トーインがあまり大きく 「レス」 にならないことから、
今までの大盛りシムより、トーインが付く(インが強くなる)わけです。

ですから、結果的に、リアタイヤ の前の部分が、イン側に入ることから
フェンダー内に 収まりやすくなるんですね~。

そして、田中が勝手に想像する
理想的な スイフトの リアトーイン値 は、下記のとおりです!!

ストリート        イン   0°20’ ~  0°30’

サーキット        イン    0°00’ ~  0°15’

また・・・・・、
どうしても、サーキットでアンダーステアが強い場合は、

サーキット       アウト    0°05’ ~  0°20’

ぐらいまでは、セットアップ としてあるように思います。

※ 上記、リアトーイン値は、田中ミノルの勝手な思い込みであり、
みなさんのクルマのバランスを保証するものではありません。

※ 適正な リアトーイン値は、サスペンションのセットアップ、使用タイヤ、
ドライビングスタイルによって、大きく異なります。

ちなみに、「匠の日」 等、弊社が行うイベントでは、
まず、現在のリアトーイン を計測して、
オーナーさん のニーズと、現状のバランスを確認後、
田中とガッツリと打ち合わせを行ってから、
どのシムを装着するかを決めれますよ~。
(もちろん、トーイン値より、シム投入の必要がない場合は、「ゼロ円」 です!)

最後に、TM キャンバーシム 大盛り (トー少なめ) の プライスは、
通常の 大盛り キャンバーシム と同じく、

ボルト & ワッシャ 付きで、¥19,000 となります。

あっそうだ!
並盛シム も、新仕様となり、

「ボルト付属」 となりましたので、価格改定を行いました。

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TM-SQUARE キャンバ-シム WEB サイト

なお、製品に関するお問い合わせは、

みんカラ の コメント & メッセージ
または、ミノルインターナショナル

TEL  03-5706-1888 (月~金 9:00~19:00)  
メール mail@tm-square.com

まで、よろしくお願いします!!

以上、ZC31S 
TM キャンバーシム 大盛り (トー少なめ) 発売 のお知らせ!  でした。
(すでに在庫も、「◎」 です)

そして、そして、
キャンバーはそのままに、トーインのみ調整する場合や、
キャンバーシム装着後に、トーインの微調整を行う場合は、こちらを どーぞ!!

TM-SQUARE トーレスシム WEB サイト

トーレスシム 発売のお知らせ! (ブログ)

しかし、まぁ~、
強烈にマニアックなブログ ですね・・・・・・。
反省します・・・・・・。

関連情報URL : http://www.tm-square.com/?page_id=283

サスペンション
とある スイフトオーナー さんからの レポート !(TM ダンパーキット)

2014年10月17日(金)

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TM-SQUARE の ダンパーキット って、

なんだか、「とってもイイ感じ!」 とは、

よく聞くけど・・・・・、

わざわざ、イベントに行って同乗走行するのは、

少々、小っ恥ずかしい・・・・・・・・・。

なんて、考えている 方って、

意外と多いのでは・・・・・・、と、思っていたところ

「匠の日」 にて、

TM ダンパーキット を投入いただいた

スイフト オーナーさんから、

とってもステキな内容の レポートが届きましたので、

みなさまにも、ご紹介したいと思います!!

セットアップ的には、

F  ID65-06-0400 + PERCH   車高 625mm

R  TM サーキット スプリング   車高 615mm

F キャンバー    -3.5

F トーイン     OUT  0:15

R トーイン     IN   0:00 (並盛 キャンバーシム使用)

といった感じとなります。

ちなみに、こちらの スイフトオーナーさんは、

40代 男性   車両は、ZC31S です!

では、どーぞ!!

匠の日にTMダンパーを組んで頂いた ○○です。

当日の田中さんブログで、
帰りの高速での乗り味、いかがでしたでしょうか??

とのご質問ありましたが、即答すると
→ 車線変更のたびにニンマリo(^-^)oです。

というあまりにも定型文になってしまうので、
匠の日の余韻から醒めた1・2週間後の金、土曜に、
地元の山道峠道走った感想記します。

ただ長文でグダグダ書いているので先に結論記します。

一台で普段使いと峠道、すべてをこなすには、
絶妙のセッティングです!峠道だけなら更に固くても良かった!

レースで飯を食っていた方が、
大衆FFハッチバックをセッティングすると、
こんな風(良い意味で、ですよ?)になってしまうのかと驚かされました。

では以下、長文グダグダ行きます。

匠の日から一週間経った、車庫から峠にいく道。
やっぱり固いです。
500m位走る間はこれちょっとやりすぎたんじゃね?
とまで思いました。後悔の文字が微かに浮かびました。

正確には固いというより、路面のうねり(段差ではなく)を
そのまま乗員に伝えているという感じです。

でも3kmも走ると気がつきました。

下からの突き上げがないんですよ。
視覚に依る路面凸凹情報と、
車が伝える路面情報が思い込みと違うんですよ。

路面のうねりをそのまま伝えるほど固い → 下からの突き上げもあるはず。
という思い込みが当てはまらないんですね。TMダンパーは。

1年半ほど前、匠の日で田中さんに、
TMストリートパッドから更にブレーキを強くしたい。と言ったところ、

「飛ばしすぎです!」と注意された事がありました。

正直その場では、田中さんのお答えに納得できず
モヤモヤな気持ちだったのですが、
足まわり一新で納得できました。

今回、TMダンパーのセッティングで、
スプリングレートを上げ、車高を前上がりにした事で、
ブレーキの制動力とコントロール性が確実に上がりました。
TMダンパーを付けた事で、2年前につけたTMストリートパッドも、
その真価を発揮するようになったと思います。

また、町田での試乗時に私の、
「タイヤが泣かないですね?」という問いに、
田中さんが「弱いタイヤを作らないセッティングです」
と答えられました。

今まで四輪バラバラに自己主張していたタイヤが、
四輪で一つの声を上げるようになった気がします。

しかし、町田での試乗中に田中さんも言われていた
「今、制御入りました。」
おそらくESPランプの点灯を指してそう言われていたと思うのですが、
こちらの峠道でも点灯しまくりです。

これこそ飛ばしすぎです。と言われても仕方ないです。

しかも、なんで点灯しているのか分からない。
タイヤが滑ってる、
もしくは限界が近いと感じられるタイヤが「無い」状態でのESPランプ点灯です。
おそらく横Gで点いているのではと推測しているのですが。

過去にESPランプが点灯した時は分かっていました。

前輪片側が明らかに空転したり、
後輪が横すべりした事を体感した時に点きました。

最後に田中さんから、
ドライブ指南からサーキット指南まで頂き、

「平常心で」
「仲間を作って」
「カッコつけない。」

もうね、10年20年付き合っていたかのようなことを言われますね。
いや、そういう連中からも同じ事言われていますんで、
その通りなんですが(´・ω・`)

これからはメンテナンスとセッティング重視になると思いますが、
今後もよろしくお願いします。

いや~、素晴らしいです!

本当に、スイフト ライフ を 満喫されている感が、

文章から溢れ出ているところが、嬉しくて仕方ないです!!

TM-SQUARE の ポリシー は、

この部分を この味付けにすると、”ドライバーが怖くない” とか、

足を こう動かすと、”ドライバーがもっと、TRY できる” とか、

「すべてのパーツが ドライバー目線で作られていること」 です。

クルマと人間が、より一体になれることで、

運転がカンタンになり、結果、ドライバーはいろんなことに挑戦できる。

これからも、ドライバビリティ優先の スタンスを崩さずに、

みなさんに、「オッ!」 って言っていただけるパーツを作りたいと思います!!

長文のレポート ありがとうございました!

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さぁ~、そろそろ、浜松に向けて、出発です!

サスペンション
ZC31S 専用 TM-SQUARE 新製品 リリースのお知らせ!

2014年02月21日(金)

 

今夜は、TM-SQUARE 発

ZC31S 専用 の 新製品 のお知らせです!

じつは、ずっと前から、

TM ダンパー(ZC31S用) の 新仕様 を開発しており、

いよいよ、このたび 製品化 となりました!!

発売当時から、現在、販売分まで、

田中的には、まったく減衰力に不満がない、TM ダンパー。

(あれだけ、開発にお金と時間を使えばねぇ・・・・・笑)

また、今までに、180ポンドから 1200ポンドまで のスプリングを

デモカーに、使用しましたが、

まったく持って、減衰力に変更が必要とは、感じませんでした。

でも、ひとつだけ、気になっていたこと、があったのであります。

それは・・・・・・・・、

リアダンパーの 「長さ」 です。

スイフト の場合、リアサスペンション は、トーションビーム 式となり、

スプリング と ダンパー は、セパレート の状態で装着されますよね?

ですから、

① スプリングレート

② スプリング の レングス

で、車高が決まってしまいます。

よって、ハイレート に、なるればるほど、

低い車高を維持するには、短い スプリング が必要となります。

そこで、問題となるのが、 ダンパー の長さ なのであります。

だって、ダンパー 全長が長いと、

ハイレート の短い スプリング を装着したり、

スプリングシート を車高が下がる方向にセットすると・・・・・、

ジャッキアップ 時に、スプリングの遊びが 発生してしまうことがあるからです。

ということで、TM ダンパー の 新仕様 では、

リアダンパー を より ショート 化 させたのであります。

サイズ的には・・・・・、

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〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇最短            最長

通常品   ダンパー長         440mm         480mm

新仕様   ダンパー長         420mm         460mm


※ ダンパー 長の 最短⇔最長 の調整は、ブラケット (黒い ケース 部分)により行います。

※ 最短/最長ともに、ダンパー が伸びきっている時の サイズ です。

また、ストローク量は、


通常品   ストローク量        130mm

新仕様   ストローク量        110mm

となります。

 

 

 

要するに、現行ダンパーを 20mm ショートストローク化 させたものが、

新設定となりました。

※ リアダンパー のみの変更となり、フロントダンパー は、変更しておりません。

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(右が、新仕様  左が、通常品 です)

でもって、

ショートストローク 化の メリット は、

〇 短いスプリングが、装着できる

ハイレートスプリングが、装着できる

より低い車高に、設定できる

プリロードによる、セットアップが可能になる

また、デメリット は、

× 長いスプリングでは、プリロードがかかってしまう

× 高めの車高設定では、プリロードがかかってしまう

× リバウンドストロークが、少なくなってしまう

(乗り心地が、大きく悪化します・・・)

となります。

田中が思う、

このTM ダンパー 新仕様 (ショートストローク ダンパー)

と、マッチングが良い スイフト ユーザー さんは・・・、


① かなり、サーキット寄りの ハイレート & 低めの車高設定

② 車高 によっては、ジャッキアップ 時、スプリング が遊んでしまう

③ リア の リバウンドストローク を 短く設定したい

といった感じとなり、

具体的には、

チョイスされる スプリングレート(リア) が、

〇〇〇〇〇700~800ポンド 以上 (12.5k 以上)

〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇 +

設定する車高 600mm 以下 (路面 ⇔ フェンダーアーチ 間)

あたりですと、ショートストローク 仕様の方が、マッチング する可能性が高くなります。

また、700ポンド以下の スプリング を ご使用の場合は、

たとえ、設定車高が低めであっても、

乗り心地をはじめ、デメリット が多くなりますので、

圧倒的に、通常 ストローク 仕様が、マッチング します。

(この場合は、まったくもって、ショートストローク仕様 を オススメ しません)

また、マッチング に関する 詳しい お問い合わせは、

TEL   03-5706-1888 (月~金 9:00~19:00)

メール  mail@tm-square.com

まで、お気軽にご連絡下さい!

そして、気になるプライスは・・・・・・、

新規購入の場合

TM ダンパー & HYPERCO スプリング & スプリングアタッチメント 

の フルキット で、¥334,000 となります (通常品の ¥4,000 アップ です)。

また、「いつも、在庫がない・・・・」 で、有名な? 

TM ダンパーではありますが、

なんと! 新仕様 を含めて 現在、在庫があります!!

(高橋さん、シーズンオフ に頑張りました!)

そして、

TM ダンパー ユーザーの場合

もちろん、オーバーホール の タイミング 等にて、

ショートストローク 化 への変更が可能です。

お値段は、通常の オーバーホール工賃 + 4,000円 (2本分) となります。

※ ショートストローク 化 への変更は、ダンパー を バラ して、

内部に パーツ を組み込みますので、 オーバーホール 時が オススメ です。

※ オーバーホールの基本工賃 (ウエアリング / シール 含む)は、

¥12,000/1本 (リアダンパー) となります。

 

 

 

さすが、TM ダンパー!

オーバーホール 時に、ストローク 量まで変更できるなんて、

なんて ステキ なんでしょう!   (・・・、自我自慢)

TM-SQUARE ダンパーキット WEB サイト

以上、

TM ダンパー ショートストローク 仕様 (リア専用品) 

発売のお知らせでした!

※ ちなみに、リアダンパー のみの販売は、行っておりません。

 

 

 

 

2015年8月追記

 

本製品は、ZC32S にも適合確認が取れておりますので、

ZC31S同様、ショートストローク仕様としてご使用いただけます。

 

 

 

 

 

サスペンション
TM ピロアッパーマウント (ML) リリースの お知らせ! 

2013年08月22日(木)

 

 

ZC31S & ZC32S スイフト オーナー のみなさん、

大変、大変 お待たせ いたしました。

 

 

 

 

いよいよ、

TM ピロアッパーマウント (ML) が、

 

 

試作品完成後、

ZC31S & ZC32S への装着により、

不都合な箇所を徹底的に洗い出し、そして、変更を加え、

やっと、リリースの運びとなりました。

 

 

1

 

 

 

今回 の仕様変更、最大の目的は、

ピロアッパーマウント の装着にて、車高変化が、ないことです!!

 

 

 

ご存知のように、

TM ピロアッパーマウント は、

 

 

TM ダンパーは、もちろん、

他社製の車高調正式ダンパー (オーリンズさん、アールズさん、HKSさん etc・・・・・)

他社製の非車高調正式ダンパー (ショーワさん etc・・・・・)

純正ダンパー 等々、

 

ノーマルのアッパーマウントが使用されている

ダンパーキットなら、使用が可能な商品なのですが、

 

 

旧製品では、装着により、約7mm 車高が上がってしまいました・・・・・。

 

 

 

もちろん、全長調整タイプなら、

 

① スプリングシートの位置を ピロアッパーマウント に合わせて調整。

② ①の状態でクルマを地面に降し、車高を計測して、全長調整部にて車高調整。

 

といった、作業を行えば、

ピロアッパーマウント に交換後も、交換前と同じ車高で使用が可能です。

 

(でも・・・・・、正直、地面に降ろして、車高をチェックして、

また調整して・・・・・・、 という作業は、かなり手間ですよね・・・・・・・・)

 

 

 

また、ダンパー全長を調整できないタイプの車高調や、

純正ダンパー、純正形状のスポーツダンパー等では、

車高が、7mm 上がってしまいます・・・・・・・・・・・・・。

 

(この部分は、どうしても、解決ができなかった部分でした・・・・・)

 

 

 

 

しかし!

TM ピロアッパーマウント (ML) では、

装着による、車高の変化はありませんので、

 

純正アッパーマウント → TM ピロアッパーマウント (ML)

に交換しても、車高は、そのまま、装着前の車高と同じとなります。

 

(これは、かなり、便利ですよね~)

 

 

 

 

 

ただ・・・・、まれに あるのですが、

純正アッパーマウントのゴムが、長期間の使用にて、「ヘタっている場合」 は、

ほんの少し(2~3mm)だけ、装着により、車高が高くなる場合もありますが、

これは、かなりのレアケース・・・・。

 

というより、「ヘタリ」 により、本来の車高より、下がっていた車高が、

元に戻るというイメージですね。

 

 

 

 

そして、気になる お値段は・・・・・・、

 

これらの機能を確保するため、デザインを全面的に見直し、

茅ヶ崎 競争自動車部品 秘密製造工場監修により、製作しましたので、

 

 

フロント 1セット


¥24,000 (税込)

 

 

となりました。

 

 

 

WEB サイト は、こちらです!

 

 

 

 

ちなみに、

製品はすでに入荷済みとなりますので、

オーダーいただければ、すぐに出荷が可能です!!

 

 

 

 

 

また、製品 & 適合 に関しまして、

ご不明な点がございましたら、

 

 

TEL 03-5706-1888 (月~金 9:00~19:00)

メール mail@tm-square.com

 

 

または、みんカラ の

コメント/メッセージ にて、ご連絡下さい!

 

 

 

 

 

ということで、

TM ピロアッパーマウント (ML)

 

みなさん、どうぞ、よろしくお願いしま~す!

 

 

 

 

12

 

 

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サスペンション
匠工房 スペシャルメニュー 「TM キャンバー ナックル」 ②

2012年08月24日(金)

TM-SQUARE キャンバー ナックル 解説

第二回目は、ハブベアリングのお話です。


特徴②

新品ハブベアリングに交換

走行距離が、40,000km を越えると、

少々気になる フロント ハブベアリング。

特に、ハイグリップタイヤでの スポーツ走行が多い場合は、

どうしてもライフが短くなってしまいます。

そこで、TM-SQUARE キャンバー ナックル は、

新品のハブベアリングが、すでに装着されておりますので、

キャンバー変更というチューニングと、

ハブベアリング交換というメンティナンスを、同時に行うことが可能です。

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特徴③

スペシャル ベアリング グリス 「イソフレックス」を使用!

ハブベアリングの寿命が飛躍的に延び、

高荷重時でのベアリング抵抗を大きく抑制させる、

レーシングカーでは、絶対的なシェアーを誇る

「イソフレックス」 ベアリング グリスを使用してハブベアリングを組み付けます。

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ハブベアリングのトラブルは、

○ 走行距離の蓄積

○ 大きなキャンバー値

○ ハイレートスプリングの使用

○ ハイグリップタイヤの使用

といった条件で、非常に厳しい状況となり、発生するタイミングが早まります。

一度、組み付けると、メンティナンスができない箇所だけに、

「転ばぬ先の杖」 として、信頼の 「イソフレックス」

ベアリング グリス による組み付けをオススメ しますね~。

安心感が違います!!

※ ハブベアリングの交換は、フロントのみとなります。

それから・・・・・・・・、

特徴④

新品スタッドボルトへの交換が、オプションとしてチョイス可能 

ホイールの脱着回数、トルクレンチによるトルクチェック回数が多いほど、

スタッドボルト(ホイールを装着するための5本のボルト)のダメージは進行します。

もし、ボルトの山が 「ナメて」 しまうと、交換のため、

またハブを分解しなければ、なりません・・・・・・・・。

だから、ハブベアリング交換時は、

ある面、スタッドボルト交換のチャンスなんです!

それに、ホイールスペーサー(挟み込むタイプね)を使用中とか、

今後スペーサーを使用する可能性がある場合は、

10mm ロングのスタッドボルトもご用意しております。ハイ。

では、ロングのスタッドボルトが、必要な理由についても、少々。

スイフトの場合、スタッドボルトと、ホイールナットの掛かりについて、

健全と言えるのは、9~10ターン ぐらいです。

(一般的に、ボルトの直径分は、ナットが掛かっている状況が好ましいとされています)

スイフトのスタッドボルトは、M12(直径12mm)

ネジピッチは、1.25 (1回転で、1.25mmの掛かり)

となりますので、

ナットの直径分となると、9.6ターンとなります。

この掛かりは、使用するホイールによっても変化しますが、

一番、注意しなければならないのは、スペーサーです。

たとえば、10ターンの掛かりがある状況から、

5mmのスペーサーを使用すると、

6ターンに、掛かりが浅くなります。

この状況でサーキット走行を行うと、やはり危険です。

こんなときに、便利なもの、

それは、ロングスタッドと呼ばれる、通常より10mm 長いスタッドボルトです。

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(左が純正品 右が10mmロングのスタッドボルトです)

これなら、ナットの掛かりが、

現行より、10mm 増えることになりますので、安全性が高くなります。

また、ロングスタッドを使用するときは、貫通タイプのナットがMUST となります。

なぜなら、袋タイプだと、ボルトの先端とナットの内側が干渉し、

適切なトルクをテーパー部分にかけられない可能性があるからです。

もちろん、装着型のスペーサー(20mm仕様とか、30mm仕様)の場合は、

ロングスタッドが、使用できませんので、ご注意下さいね!

さぁ~、説明が長くなりましたが、

気になるお値段は・・・・・・・・・・、

①  TM-SQUARE キャンバー ナックル

新品ハブベアリング

イソフレックス ベアリング グリス

交換工賃一式 (含む、フロント アライメント)

¥82,000  

(作業時間 5時間)

②  TM-SQUARE キャンバー ナックル

新品ハブベアリング

イソフレックス ベアリング グリス

純正スタッドボルト 10本

交換工賃一式 (含む、フロント アライメント)

¥87,500

(作業時間 5.5時間)

③  TM-SQUARE キャンバー ナックル

新品ハブベアリング

イソフレックス ベアリング グリス

10mmロング スタッドボルト 10本

交換工賃一式 (含む、フロント アライメント)

¥88,000 

(作業時間 5.5時間)

※ 取り外した、アップライトは下取り品となり、ダメージ等がある場合は、

純正部品代が別途必要となります。

なお、本製品 & 作業に関しては、「匠工房専用」 となり、

パーツのみの販売は行っておりません。

(すいません・・・・・)

ということで、

キャンバーが足りないけど、付けれない! ・・・・・とか、

走るたびに、キャンバーが変化して、ステアリングのセンターが、

ずれる・・・・・とか、

チューニングと、メンティナンスを同時に!!

という方には、バッチリのメニューではないかと思います。

匠工房 WEB サイト

スイフト乗りのみなさん、よろしくお願いしま~す。

サスペンション
匠工房 スペシャルメニュー 「TM キャンバー ナックル」 ①

2012年08月23日(木)

匠工房 スペシャル の

新メニューが、登場しました!!

その名は、

TM-SQUARE キャンバー ナックル 

という、商品なんですね~。

ナックルと言うパーツは、別名アップライト とも呼ばれ、

カンタンに説明するなら、ハブベアリング が、圧入されている部分です。

で、どんな特徴があるかと言うと・・・・・、

 
特徴①

フロントキャンバー 1.2度 ネガ仕様

そうです、

キャンバーが、現行より、1.2度 ネガ方向に変化する

パーツなのであります。

ストラットタイプ の フロントキャンバー は、ナックルと、

フロントダンパー 装着部分の位置関係(角度)を変えることで、

変更することができます。

一般的には、この部分に使用するボルトを、細くしたり、

偏心させることより、「ガタ」 を発生させ、その 「ガタ」 の中で、

一番キャンバーが付く状態で固定する方式が取られています。

しかし、この方式では、

走行中、大きな入力(大きなGフォースや、縁石の使用)が、

ストラットにあると、「ズレ」が発生し、大きくアライメントが狂ってしまいます。

TM-SQUARE キャンバー ナックル は、

ダンパー装着部を加工し、スリーブを装着。

キャンバーの  「ズレ」 を発生させることなく、

現状から、1.2度 ネガティブ方向にキャンバー変更が可能となるパーツです。

(TMダンパーを装着されている方は、ダンパー側にキャンバーを

調整できる機能がありますので、このパーツは必要ありません)

わかりやすく、キャンバー変更例 にて説明すると、

現状キャンバー     装着後のキャンバー

1.0度     →    2.2度

2.0度     →    3.2度

3.5度     →    4.7度

といった感じになります。ハイ。

では、なぜ、そんなことが可能かというと・・・・・・、

ナックルには、ダンパーを装着するため、

2箇所 穴が空いているのですが、

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そのひとつの穴を加工して・・・・・、

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このスリーブを入れてしまえば、

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バッチリと、キャンバーが付く、

ナックルに、変身するのであります。

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これなら、大きな入力も、縁石の使用も、

走行中、キャンバーのズレは、発生しません。

だって、このスリーブにあいてる穴の大きさは、純正と同じなんですから!

(もちろん、純正の ボルト/ナット で装着します)

でも、まぁ~、

なぜに、フロントキャンバーは、必要なのか・・・・・?

田中は、ZC31Sスイフトにとって、速く走るために、

フロントキャンバーは、MUST だと思います。

なぜなら、全高が高く、ロールが大きいスイフトでは、

スポーツ走行時、コーナー外側のタイヤが、大きく 「ヨレ」、

キャンバーが少ないと、タイヤの外あたりが激しく、

適正なグリップを確保できないからです。

いままでの 数多くのテスト走行から、

サーキットにおいて必要とされる フロントキャンバー値は、

-4.5度 ~ -6.2度 です。

(サーキットの特性によって違ってきます)

数字だけを見ると、かなり大きなキャンバー値ですが、

コーナーにおいて、有効にタイヤを接地させるためには、

上記のキャンバーが必要となります。

たとえば、筑波1000 の場合、

-4.5度 と、-5.8度 の比較では、-5.8度仕様の方が、0.4秒速いという

結果が出ました。

(筑波2000の場合は、もっとフロントキャンバーが必要ですね)

また、-4.5度 以下のキャンバーのほうが、速いサーキットは、

今までのテストにて1箇所も存在しませんでした。

(-4.5度 が、適合したのは、WETコンディションの スパ西浦 のみです)

しかし、デメリットもあります。

それは、キャンバーにより、ストリートにおける

タイヤの 「内ベリ」 と呼ばれる変磨耗が、発生する場合があることです。

これは、高速道路等、タイヤの横グリップをさほど使用しない状況で、

長期間使用することで発生します。

もちろん、サーキット等スポーツドライビングでは、

-4.5度のキャンバーが付いていても、タイヤの外側が磨耗しますので、

スポーツドライビングの頻度によって、この 「内ベリ」 は、抑制されます。

なお、あまりにも大きな 「ワダチ」 があるようなところでは、

キャンバー値によっては、直進安定性が、悪くなることもあります。

では、使用状況による、

キャンバーと、タイヤグリップの関係を説明すると・・・・・・・、

たとえば、215サイズのタイヤなら、

キャンバー値が小さいと、

ストリート → 215サイズのグリップ

サーキット → 125サイズのグリップ (タイヤの外側が磨耗)

キャンバー値が大きいと、

ストリート → 125サイズのグリップ (タイヤの内側が磨耗)

サーキット → 215サイズのグリップ

となります。

要するに、215幅のグリップを ストリートで使用したいか?

それとも、サーキットで使用したいか?

ということになります。

悩ましいですよね・・・・・・・・。

田中のオススメは、

もし、現行キャンバーが、-2.5度 より少ない場合は、

TM-SQUARE キャンバー ナックル を装着すると、

サーキットをはじめとするスポーツドライビングでは、

コーナーでのフロントグリップが向上し、

ストリートでのデメリットも、ほぼ発生しないと思います。

しかし、現行キャンバーが、

-2.5度 以上 付いている場合は、使用環境を良く考えて、

サーキットでのグリップを優先にする場合は、オススメ。

タイヤの磨耗の方が気になる場合は、オススメしませんね。

次回は、TM-SQUARE キャンバー ナックル に装着されている

ハブベアリングのお話をしますね!

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サスペンション
トーレスシム 発売のお知らせ!

2011年10月12日(水)

アンダーステアの抑制に、とっても大きな効果がある、リアトーイン。

 

でも、スイフトの場合、

リアのトーインは、トーションビームによって、固定されていますので

微調整ができないんですよね~。

 

 

もちろん、キャンバーシムを装着すれば、

リアトーインは、かなり少なくなりますが、

トーションビームの個体差から、車輌によって、

その数値は、かなりバラバラ・・・・・・・。

 

 

 

そこで!

リアトーインの微調整を可能とする、

新製品の登場なのです。

 

 

その名は、「トーレスシム」!!

 

 

アイテムは、

 

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0° 15’ レス仕様

(キャンバーはそのままに、トータルトーが、15分レスになります)

 

 

※ トーインは、角度により表記しますので、

0° 15’は、「0度 15分」 と読み、

0° 60’ (0度 60分)  =  1° 00’ (1度 0分) となります。

 

 

 

 

 

 

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0° 30’ レス仕様

(キャンバーはそのままに、トータルトーが、30分レスになります)

 

 

の2種類。

 

もちろん、キャンバーシムとの同時使用も可能。

(というか、そのために作ったパーツです!)

 

 

で、使い方はというと・・・・・、

 

たとえば、並盛キャンバーシムを装着した車輌の

トーインを計測すると、

 

トータルトー(左右合計のトーの数値)は、約10~30分ぐらいです。

(このあたりの数値は、かなりトーションビームの個体差で、違ってしまいます・・・・)

 

 

また、リアのトーは、車高が低い方が、

トーインが強くなる傾向となりますので、

車高を低くしている車輌は、かなりの確率で、

キャンバーシムを装着しても、若干トーインとなります。

 

 

仮に、並盛キャンバーシムを装着した車輌のトーインが、イン 20分 だとすると、

 

0°15′レス仕様のトーレスシムを装着すれば、

トータルトーは、イン 5分となります (ほぼ、トーインゼロですね)。

 

 

そして、0°30′レス仕様のトーレスシムを装着すると、

トータルトーは、アウト 10分となります。

 

 

トーアウト と聞くと、オーバーステアになるんじゃないの??

 

と、思われそうですが、

田中が開発を行ったところ、アウト 30分 ぐらいまでは、

セッティングとして、ありだと思いますよ~。

 

 

もちろん、セットアップにも、よりますが、

ゼロから、少しでもトーアウト方向に、いっちゃダメということはなさそうです。

 

 

リアのトーインの特性は、

トーインが強いと、どうしても、リアの直進安定性が高くなり、

アンダーステア方向のバランスになりがちです。

 

反対に、あまりにもトーアウトになると、

今度は、リアの直進安定性が低すぎて、

ハンドルを切ると、そのまま、リアが流れる

オーバーステアとなってしまいますので、

 

この特性を利用して、セットアップができるというわけです。

 

 

田中が思う、セッティングの範囲は、

イン 10分 ぐらいから、アウト 20分ぐらいに、

ベストセットがありそうな感じです。

 

 

まぁ~、基本的に、トーレスシムは、

付きすぎている、リアのトーインを

徹底的に微調整できる、セッティングアイテムですので、

 

現状のバランスに合わせて、

チョイスしていただければよろしいかと思います。

 

また、このあたりは、すべての車種で、確認を取ってませんので、

スイフト限定のセッティングの話として、捕らえてくださいね!

 

 

 

 

あっ、言い忘れてましたが、お値段は、

0°15′レス仕様も、0°30′レス仕様も、シム4枚で、

¥12,000(税込) となります。

 

 

ただ、トーレスシムのみの使用、

または、並盛キャンバーシムとの併用の場合は、

ロングタイプのボルトでないと、ネジのかかりが浅くなり、大変危険です。

 

 

ですから、そんなときは、

ロングボルトセット

(トーレスシム 0°15′レス仕様、または、0°30′レス仕様に、

SCM435 クロモリ ロングボルト8本がセット)

 

 

¥14,500(税込) をご使用ください。

 

 

 

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0°15′レス仕様のトーレスシム +  SCM435 クロモリ ロングボルト8本

 

 

 

 

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0°15′レス仕様のトーレスシム +  SCM435 クロモリ ロングボルト8本

 

 

 

なお、大盛りキャンバーシムとの併用の場合は、

このロングボルトが、すでに大盛りキャンバーシムに、

付属していますので、それを使用して、装着いただければ、OKです!

 

 

 

 

 

 

 

サーキットだけではなく、ストリートや、ワインディングでも、

かなり、いい仕事をしてくれる トーレスシム。

 

 

 

付き過ぎている 余分なリアトーインを適正化する

セッティングアイテムとして、

ぜひ、ご活用くださいね!

 

 

 

ちなみに、もうすで

に、「在庫あり」 です!!

(今月の 匠の日に向けて、先行発売です)

 

 

WEB サイトは、もう少々お待ちくださいね!

サスペンション
ピロアッパーの必要性 について。

2011年10月04日(火)

発売以来、たくさんのみなさんに、ご使用いただいている

TM-SQUARE のピロアッパーマウント。

 

「ステアリング操作が、よりダイレクトになる!」 とか、

「アンダーステアが減少した!」 とか、

「乗り心地が良くなった!」 と、多くのお褒めの言葉をいただきました。

 

 

今日は、その TM-SQUARE のピロアッパーマウント の、

もうひとつの、大きな効果をご紹介したいと思います。

 

 

まず、たま~に、勘違いされることがあるのですが、

TM-SQUARE のピロアッパーマウントは、

装着により、キャンバー角が装着前と、変わりことはありません。

(純正アッパーマウントと、同じキャンバー角です)

 

 

ただ、走行中、「G」がかかると、

純正アッパーマウントのように、ゴムが寄れない分、

キャンバー角が減少することを大きく抑制してくれますので、

アンダーステアには、効果的なパーツなのです。

 

 

そう、そのキャンバー角ですが、

スイフトを速く走られようとすると、

フロントには、かなりのキャンバー角が必要となります。

 

 

ここで、みなさん、

ダンパーのロアブラケットのボルトを細いタイプに変更したり、

ダンパー本体を、キャンバーが付くタイプに交換されたりして、

フロントキャンバーを変更されていますよね。

 

 

でも、じつはダンパーのロアブラケットにより、

キャンバーが付くようにすると・・・・・・・・、

 

アッパーマウントと、ダンパーシャフトに、ストレスがかかるんです。

 

 

下の図を見てください。

 

 

 

 

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この図は、ダンパーブラケットにより

キャンバーを付けた状態を、カンタンに図解しています。

 

 

  

まず、純正のキャンバー角の場合、

アッパーマウントは、ボディーに対して、垂直にあたります。

(当然、そうなるように設計されますから・・・・)

 

 

 

 

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対して、

ダンパーのロアブラケットの穴位置を変更して、

キャンバーが付くようにすると・・・・・・、

 

ダンパーの装着角度が、変わることから、

アッパーマウントと、ボディーが、

垂直に、当たらなくなってしまうんです。

 

 

 

 

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上記の図では、

アッパーマウント右側は、ピッタリ当たっていますが、

アッパーマウント左側には、隙間ができてしまいます。

 

そうです、右側のみ、あたりが強くなっている状況です。

 

 

こうなると、

ストローク中、荷重が増加するに従って、

アッパーマウント左側の隙間がなくなり、

最終的には、左側のゴムも、密着するような、動きとなります。

 

 

要するに、ストローク中に、

アッパーマウントで発生する、レート(硬さ)が、

変化してしまいます。

 

 

また、上記の動きをすると・・・・・・、

ダンパーシャフトに曲げの力が、かかってしまい、

アッパーマウントを固定しているナット付近で、

ダンパーシャフトが、ポッキリと折れてしまう可能性があるのです。

 

 

特に、アッパーマウントを強化ゴムのタイプに

交換していると、ダンパーシャフトへの負担もかなり大きくなります。

 

もちろん、ダンパーシャフトに横方向の力が、かかると、

倒立シリンダーのベアリング部分も

スムーズに動きませんので、デメリットになってしまいます。

 

 

 

 

以上のように、キャンバーが付くことは、

大きなメリットがありますが、

 

ストローク中にレートが変化したり、

ストローク中に、ダンパー本体の抵抗が大きくなったり、

そして、何よりも、ダンパーのシャフトが、

折れるリスクが、あることは、大きな問題となってしまいます。

 

 

そこで、TM-SQUARE の

ピロアッパーマウントを装着すると・・・・・、

 

これらの問題が、一気に解決するのです!

 

 

 

 

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だって、アッパーマウント部にピロポールが装着されていますので、

純正のように、アッパーマウントが、ダンパーシャフトに対して、

垂直に固定されているのではなく、

ダンパーの傾きに合わせて、角度が変わってくれますから。

 

 

これなら、ダンパーが傾いても、

バッチリと、垂直方向に、力を受けてくれます。

 

ということで、

ストローク中のレート変化もなく

(だって、アッパーマウントがアルミのブロックですから・・・)

 

ダンパーの倒立部もスムーズに動き、

ストロークにより、

ダンパーシャフトに横方向の力もかからなくなるんです。

 

 

 

なかなか、の優れものでしょう?

 

 

純正キャンバーの車輌にも大活躍の

TM-SQUARE のピロアッパーマウント。

 

 

フロントキャンバーをダンパーブラケットで、

付けられているみなさんには、

超オススメの商品です!!

 

 

 

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウント

(WEB ページ)

 

 

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウント

(匠工房 ページ)

 

 

 

やるなぁ~、

TM-SQUARE のピロアッパーマウント!

サスペンション
オーリンズ ダンパーに、HYPERCO 装着!

2011年08月12日(金)

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「匠の日」 に、ご来店いただいた、スイフトオーナーさん。

作業内容は、HYPERCO スプリングへの交換でした。

まずは、ステージ、ニーズ、お好みを、バッチリと、お聞きし、

デモカー(2号車)にて、同乗走行。

2号車は、

F ID65-07-0350(6.3k)

R TMサーキットスプリング(7.3k)

のセットでしたので、

この状態から、少し硬めに振るのか、それとも、やわらかめか、

徹底的に話し合いました。

(なんと、1時間以上!! でも、これが、普通なんです・・・・・)

で、決定したレートは、

F ID65-07-0300(5.4k)

R ID65-07-0350(6.3k)

車高は、田中にお任せということでしたので、

数多い、田中データの中でも、絶対的な自信のある、

このバランスに、セットしました。

(ご来店&ご装着 ありがとうございました!)

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どうでしょう! このバランス!!

決して、低過ぎず、

でも、しっかりと、ちょっとだけ、後ろサガリ。

もちろん、ジャッキアップ時の遊びはありません!

いや~、美しいです(自我自慢?)。

オーリンズダンパーに、HYPERCO の直巻きを装着するには、

リアの車高を調整する、スプリングアタッチメント(¥32,000) と、

オーリンズ DFV専用 ショートストローク化 アタッチメント(¥18,000) が、

別途、必要となることから、少々、高くついちゃいますが、

完成した後、走り出すと・・・・・・・・・・、

「決して高くない!」 と、思っていただけますよ~、きっと。

ちなみに、田中は、なぜ、リアのスプリングレートを

フロントより、少しだけ、高くするかというと・・・・・・・・・・・・・、

それは、レバー比と呼ばれる、サスペンションレイアウトが、

フロントと、リアでは、違うからなんですね~。

みなさんが、小学校で習った、「てこの原理」 を思い出して下さい。

そうです、支点 力点、作用点 の 「てこの原理」 です。

スイフトのフロントサスペンションは、ストラットですので、ほぼ、1:1 です。

要は、スプリングがタイヤの真上に、直列に装着された状態です。

でも、リアは、トーションビーム式 となり、

タイヤのセンターより、スプリングが、前方に装着されています。

こうなると、「てこの原理」 により、10k のスプリングでも、

タイヤの位置で換算すると、8~9k ぐらいのレートになってしまうのです。

だから、リアのスプリングレートを少しだけ、ハイレートのものを装着すると、

実際のレート(タイヤ装着位置でのレート)が、そろうんです!!

時々、FFのリアは、元々のコーナーウエイトが低いので、

スププリングレートも、低い方がよい という話を聞きますが、

スポーツドライビングにおいては、そう思わないですね~、田中は。

だって、コーナーの出口をはじめ、

アクセルオン 状態でのリアは、みなさんが想像する以上に、

荷重が、かかってるんです。

なんと、1000kg の車重で、

コーナー出口のアウト側リアには、一輪で 500kg オーバーの荷重が、

かかることさえあるんです。

だから、スポーツドライビングにおいて、

スイフトのリアには、ある程度のハイレートが、必要になるわけですね~。

でも、あまり、リアをハイレートにし過ぎると、

乗り心地に、ダイレクトに影響しますので、ご注意を!!

サスペンション
3月 匠の日 通信 ①

2011年03月28日(月)

p12

横浜から、ご来店いただき、

オーリンズダンパー の リアスプリングを交換。

なんだか、最近 トレンド になりつつある、

ショートストローク化アタッチメント

スプリングアタッチメント(車高調整を可能とするアタッチメント)

HYPERCO スプリング 

の組み合わせ、です。

なんといっても、

車高のバランスが、絶妙ですよね~。

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徹底的な車高へのこだわり。

「匠の日」 & 「匠工房」 の真骨頂 なのです!

注  フロントスプリングは、オーリンズ 純正品です。