サスペンション
ダンパー講座② ダンパーでロール量をセットアップするデメリット

2010年03月25日(木)

以前は、車高調と言うと、

ノーマルに比べ、ストローク量が少なくなることから、

その分、強い減衰が必要と考えられ、

レースの世界でも、10~15年ぐらい前までは、

バンプもリバンプも”ガチガチ”の時代がありました。

 

しかし、減衰力の高いダンパーを装着すると、

どうしてもダンパー自体がバネ成分をもってしまいます。

 

たとえば、スプリングレートは、10 Kgf/mmなのに、

それに、ダンパーの減衰力から発生するレート(バネ成分)、10 Kgf/mmが加わり、

ある部分では、20 Kgf/mmになってしまうこともあるのです。

 

 

では、ダンパーの減衰力調整を利用して、

「ロール量」 を変えると、何がいけないかを説明しましょう。

 

 

もし、スプリングのレートではなく、ダンパーの減衰で、

「ロール量」 を変えてしまうと・・・・・、

 

① ダンパーのストロークするスピードによって、減衰(スプリングレート)が変化する。

② ダンパーオイルの温度により、減衰(スプリングレート)が変化する。

 

といった理由で、不都合が発生します。

 

①の場合、ダンパーは、ストロークするスピードが速いと、

大きな減衰力が発生しますので、

コーナーの種類によってダンパー減衰を加味した

全体のバネレートが変化してしまいます。

 

たとえば、ハイスピードコーナーでは、

20 Kgf/mmのバネレートなのに、

ロースピードコーナーでは、12 Kgf/mmになったり、

コーナーの入口では、20 Kgf/mmのバネレートが、

コーナーの中では、15 Kgf/mm → 12 Kgf/mm と

いったように変化します。

 

 

また、②の場合、

ダンパーは、ダンパーオイルの温度が高くなると、

減衰が弱くなりますので、

同じコーナーの同じ場所でも、

最初のラップでは、20 Kgf/mmだったものの、

連続ラップで、ダンパーオイルの温度が上昇すると、

15 Kgf/mm → 12 Kgf/mm と変化します。

 

 

こうなると、ダンパーのバネ成分を加味した、

全体のスプリングレートが変化することから、

タイヤにかかる荷重の増減も変化し、

結局、ピーキーな特性から、

タイヤのグリップがうまく使えなくなってしまいます。

 

もちろん、その時々で、スプリングレートが変化することから、

ドライバビリティも、著しく低下してしまいます。

 

 

要するに、「ロール量」 が多いならば、

「ロール量」 を決めるスプリングのレートを上げるべきです。

 

 

そうすると、どこのコーナーでも、コーナーのどの部分でも、

荷重にリンクした、「ロール量」 となり、セットアップもシンプルで、

ドライバーも動きを把握しやすくなります。

 

これをダンパーで行うと、あまりにも変化してしまう要素が多すぎて、

セッティングもドライビングも複雑になるだけなのです。

 

ダンパーの減衰で、セットアップするのは、

「ロール量」 ではなく、「ロールスピード」 です。

 

スプリング →  荷重の増減によって、”ロール量”を決定する

ダンパー  →  ロールのスピードを決定する

 

 

といった、完全分業が、一番シンプルで、

ドライバーは荷重移動のインフォメーションが把握しやすく、

タイヤのグリップを最大限に活用できるのです。

サスペンション
ダンパー講座① ダンパーの仕事ってなに?

2010年03月24日(水)

サスペンションの構成部品であるダンパー。

 

TM-SQUARE のダンパーキットも、

発売直前ということで、ちょっと、ウンチクを

何回かに分けて、書きたいと思います。

 

 

 

 

ダンパーを装着する、最大の目的は、

タイヤのグリップを最大限に発揮させることと、

ドライバビリティー(走りやすさ)を向上させることです。

 

では、そのために、ダンパーは、

いったいどんな仕事をしているか、説明しましょう。

 

ダンパーの仕事は大きく分けて2つあります。

 

① スプリングの伸び縮みするスピードを制御する。

② 走行中のピッチングを抑制する。

 

「スプリングの伸び縮みするスピードを制御する」 とは、

コーナーでハンドルを切り込む手前から

コーナーの中で、最大ロールするまで、

スプリングをどんなスピードで縮ませるかを決定することです。

 

コーナーの入口近辺で、最大ロールにして、

クルマの傾きを止めた状態で、クリップまで行くのか、

それとも、クリップまで、徐々にロールを増やしながら、

コーナーに進入するのかを決定します。

 

もちろん、加速や減速でのクルマの傾くスピードも

ダンパーの減衰力が決定しています。

 

 

 

rool

 

 

 

また、ここでよく勘違いされるのは、

ダンパーの減衰力でロール量を変化させようという考えです。

 

これは、間違った考えで、

 

あくまでも、

スプリングレート →  ロール量を決定させる

ダンパーの減衰 →  ロールスピードを決定させる

 

であるということを、よ~く覚えておいて下さいね。

 

 

そしてもうひとつの仕事、

「走行中のピッチングを抑制する」 とは、

カンタンに言うと、ギャップに乗り上げた後、

いつまでも、”フワフワ”とクルマの揺れが止まらない状態を、

ダンパーの減衰力で安定させることです。

 

でもね、この部分は、ノーマルカーとチューニングカーで、

必要性が違ってきます。

 

 

ノーマルカーでは、使用するスプリングが、

大径で、レートが低く、ストロークも大きいことから、

ギャップに乗り上げると、ピッチングは発生してしまいます。

だから、ダンパーの減衰によって、それを止めなければなりません。

 

しかし、チューニングカーやレーシングカーでは、

直巻きスプリングに代表されるように、

小径で、レートが高く、ストロークが短いため、

ギャップに乗り上げた後、いつまでもクルマの揺れが

止まらないようなことにはなりません。

「ホントに~?」 と思われるかもしれませんが、

スプリングレートが高い、直巻きタイプでは、

“フワフワ”する原因である、「固有バネ振動数」 が、

通常使用域にリンクしないため、この症状は、発生しなくなるのです。

 

 

だから、スポーツ走行を目的に、装着された

直巻きタイプでは、

② 走行中のピッチングを抑制する。  ということは、

ダンパーの仕事として、受け持つ必要がないのです。

 

 

このように、ノーマルカーとチューニングカーでは、

ダンパー減衰の必要性が、一部違うんですね~。

サスペンション
キャンバーシム の数値について

2009年12月28日(月)

現在、大好評をいただいております、

TM-SQUARE のキャンバーシム。

 

今日は、キャンバーシムの

解説が不十分な部分と、

使用した数値に誤りがありましたので

そのことを、お詫びし、明確にしたいと思います。

 

まず、現在、WEB サイトをはじめ、

カタログ、取説等に明記しています、

トーインの数値に、誤りがありました。

 

現在表記されている数値

純正からの変化量 並盛 大盛
トーイン 0°20’レス 0°30’レス

 

正しくは、下記の数値となります。

純正からの変化量 並盛 大盛
トーイン 0°40’レス 0°50’レス

 

 

並盛、大盛とも、

トータルトーで、0°20’

今までの表記されていた数値より、

トーイン量が少なくなります。

 

原因は、弊社のトーインゲージに、

問題がありました。

 

本当に、申し訳ありません。

 

 

また、

キャンバーシムの解説に、使用している数値にも

誤りがありました。

 

現在、WEB サイト や取説では、

下記の説明がされています。

 

ZC31Sのリアサスペンションは、トーションビーム一体式となりますので、

トーイン、キャンバーの数値は、製造時の交差により、すべての車輌が

同一ではありません。

メーカーの整備書によりますと、トーインは、トータルトーで、

IN 5mm(交差±5mm)ですので、基準値は、約 0°50’INとなります。

また、キャンバーの基準値は、-1°00’で、交差±1°00’ となります。

 

とありますが、

トーインの IN 5mmという数値は、

トータルトーでは、約 0°50’IN ではなく、

約 0°25’IN となります。

 

(片側5mmのトーインなら、約 0°50’IN となりますが、

トータルトーだと、約 0°25’IN となります)

 

今後、このようなことがないように、

十分注意して、数値等を表記いたします。

本当にすいません。

 

 

 

また、 ちょっと複雑なのですが、

トーインは車高によって変化します。

 

純正車高と、約40mm車高をダウンした

状態では、車高をダウンした状態の方が、

約5mm (約 0°25’)トーインが大きくなります。

 

よって、純正車高にて、トータルトーが、

イン5mm (約 0°25’) のクルマは、

車高を下げると、インに約10mm (約 0°50’)となります。

 

要するに、トーインは、

トーションビームの公差と、

車高によって変化するのです。

 

また、整備書に記載されている

IN 5mm(交差±5mm)という数値は、

2型の途中あたりで、IN 3.8mm(交差±3.8mm) と

変更されています。

 

これは、メーカーの方で、1型~2型の初期あたりで、

付きすぎているトーインを

修正してきたものと思われます。

 

トーションビームという、

溶接により製造されるパーツの宿命となる

公差がある以上、すべての車輌の

トーイン値が、共通ではないのですが、

田中なりに、平均値を想像すると、

 

純正車高時

イン 5~8mm →   3~6mm

 

車高40mmダウン時

イン 10~13mm →   8~11mm

 

といったように、

年式によって、トータルトーは、変化しているようです。

 

もちろん、純正車高時に、

IN 5mm(交差±5mm) / IN 3.8mm(交差±3.8mm)

ということは、トーインが、0mm (0°00’)でも、

規格内ということになり、

7.6~10mm (約0°40’~ 0°50’) でも、

規格内ということになります。

 

たとえば、トーインが、0mm の車輌に、

TM-SQUARE のキャンバーシムを

使用すると、トーインが減ることから、

トーアウトになってしまいます。

 

 

事実、今までに、トーアウトになったという

車輌が、3台ありました。

 

 

もちろん、大きくトーアウトになった、

アライメントですと、クルマのバランスは、

ウルトラオーバーステアになりますので、

取説等では、トーアウトになった場合は、

安全面を考慮して、使用しないようにと、明記してあります。

 

しかし、セッティングとして、

田中は、少しのトーアウトは、絶対にありだと思っています。

 

数値で言えば、0~5mm ぐらいは、

セッティングの範囲内です。

 

ちなみに、TM-SQUARE 1号車のセッティングは、

現在、アウト4mm (0°20 トーアウト)です。

 

しかし、たとえば、足廻りをはじめとする

セットアップが、弱オーバーステアで

この状態から、リアをトーアウトにセットすると

オーバーステアは、大きくなってしまいます。

 

要するに、キャンバーシムは、

セッティングアイテムだということを

正しくご理解いただきたいのです。

 

セッティングアイテムということは、

アンダーステアが強いクルマには、

すごく効果がありますが、

 

ニュートラルステアや、

オーバーステアのクルマには、

装着すると、バランス的にかなり強めの

オーバーステアとなる可能性があります。

 

(過去に、キャンバーシムを装着したら

オーバーステアが強くなったという報告は

受けていませんが、可能性としてはありうるということです)

 

そこで、可能であれば、

キャンバーシムを装着される前に、

アライメント(トーイン量)を計測し、

その数値から、上記の修正した数値(変化量)を引いて、

どのあたりのトーイン量になるかを

想定した状態で装着するのが、BEST です。

 

もし、事前にアライメント確認ができない場合は、

最低でも、クルマのバランスが、オーバーステアでないことが

装着のポイントとなります。

 

このあたり、キャンバーシムが

セッティングパーツであることを

正しく理解して、ご利用いただければ

幸いです。

 

また、弊社のキャンバーシムを装着後

クルマのバランスが、

著しくオーバーステアとなったユーザー様が、

いらっしゃれば、お手数ですが、弊社までご連絡下さい。

 

今後、このあたりのトーションビームの公差にも、

キャンバーシムで対応できるように、

バリエーションを広げた商品設定にできるよう、

考えてみたいと思います。

 

 

数値の件、本当に申し訳ありませんでした。

 

PS  WEB サイト には、本日修正を入れました。

サスペンション
オーリンズダンパーのストローク

2009年11月11日(水)

p1

オーリンズDFV専用 

ショートストローク化アタッチメント を装着して、

ジャッキアップしたら、こんな感じになります。

なかなか、レーシーで、カッコいいでしょ?

「でも、ダンパをショートストロークにしたら、ストローク量が減り、支障があるんじゃないの?」 って、
思った人は、ぜひ、WEB サイト もチェックしてください。
一言で言ってしまえば、長~いリバウンドストロークを抑制しているダケですので、
ハイレート/ローダウンの場合は、メリットしかありません。

だって、1号車の あのリバウンドストロークを見てもらえば、いかにFFのリアには、
リバウンドストロークが不要か、ご理解いただけると思います。ハイ。

もちろん、乗り心地も、◎ です。
現在のスプリングレートでは、ストリートで、ちと、硬いですが・・・・・。

サスペンション
ダンパーテスト in 本庄サーキット③

2009年10月02日(金)

みなさん、動画、いかがでしたでしょうか?

もっと修行して、上達するように

頑張りますね。

 

 

さて、今回は、

ダンパーテストの内幕を

ちょこっと紹介しようと思います。

 

で、どんな、内幕かと言うと、

こっそり、田中のテストレポートを

リーク しちゃいましょう。

 

 

いや~、ちょっと照れますが、

本邦初公開!!

(なんか、パンツの中、見られてる心境・・・)

 

あっ、同業他社の方は、

すぐに、「戻る」 ボタンをクリックしてください!

 

特に、TF社のM社長は、

絶対、閲覧禁止です(笑)!!!!!

 

 

なんか、ドキドキする・・・・・。

 

 

 

 

 

 

090929 本庄 ダンパーテスト コメント

日時:2009/09/29

サーキット:本庄サーキット (②~⑧は、ショートカットコース)

天候 セミドライ

気温 23℃  路温 23℃

ドライバー:田中 ミノル

車輌:ZC31S スイフト1号車

 

タイヤ 前後 AD08 215/40/17

リアスタビ: 40φ

スプリング F:65-07-0700 R:60-06-0800

ブレーキパッド F 05K R 88B

断熱インダクション装着

TM LSD

車高 F 605 R 585

キャンバー F 5.7 R 4.5

トーイン  F OUT15分  R ゼロ

 

 

① ベンチマーク  49.015〈通常コース〉

雨で、1コーナー出口、折り返しクリップ、

最終コーナークリップは、濡れている。

前回のテスト時から、バランスは大きく変わらない。

エンジンは、ECU適合により、

約3kmストレートエンドでスピードアップ!

 

 

② NEWダンパー F -15 R -15 47.220(ショートコース)

路面は、あちらこちら濡れており、そこでU/S O/S になる

最終コーナー手前で、少し上下動が大きい(ポンポッシング)

フロントがやわらかく感じる

 

※ -15とは、一番硬い調整位置から、15段階緩めたという意味合いです。

 

 

③ F -10  R -10   46.531(ショートコース)

路面は、②より、ドライ化している

全体的にグリップが高まり、フロントの余計な動きが減少

最終のポンポッシングも、減少し、クルマは確実に速くなった

 

 

④ F -5  R -5  F内圧2.4→2.2  45.929(ショートコース)

路面は、③より、ドライ化している

よりフロントが入り、多少O/S も発生

(1コーナークリップ、S入口、最終入口)

曲がるのに使えるレベルのO/S

フロント/リア ともに、硬いとか、ハネルといったデメリットなし

バランスは、悪くない

 

 

⑤  F -1  R  -15 48.129(ショートコース)

少し、雨の量が多くなっている(②と同様レベル)

O/S が強い

進入でフロントが沈み、それがリリースで上がらず、前傾のままO/S になる

 

 

⑥  F -1  R -1   46.894(ショートコース)

コンディションは、⑤より悪い

⑤より、O/S は、少しBETTER

しかし、進入でO/S を抑えると、U/S が大きい

典型的な、U/S  O/S

 

 

⑦ F -5 R -10   47.557(ショートコース)

コンディションは、本日の中で、一番ウエット

フロントの減衰↓ により、O/S は、大幅に減少

各コーナーの限界が低い ← 雨のため

 

 

⑧ F -5 R -10 (KEEP)  秘密兵器装着 45.628(ショートコース)

コンディションは、⑦より、改善したが、④より悪い

フロントにグリップ感じ進入 →  リアが出る  →  その瞬間にアクセルオン

バランスはかなりの高次元

 

 

 

ダンパーの減衰に関して

 

フロント

-10~-15の領域では、バンプがやわらかすぎる

(ギャップでの動きが不安定で大きい)

 

-1~-3の領域では、リバンプが強すぎる

 

フレキションの少なさは、とっても良いと思う

(入力に対して、動きが単純  バネだけが入力に対して反応してくれている)

減衰を強めることにより、O/S を作れることは、必要かもしれない

(特に、DRY U/S バランスには、効果的??)

 

リア

クリックによる、減衰の変化が少ない

リアを固めると、U/S 方向にバランスが変わる

バンプ/リバンプのバランス的には、リバンプが強い

 

減衰調整を 弱 に振ったとき、もっと、リバンプがやわらかくなって欲しい

減衰調整を 強 に振ったとき、もっと、バンプが効いて欲しい

 

 

 

いや~、恥ずかしいですね・・。

 

と、言うことで、

現在、フロントはシムの積み方、変更。

リアは、ピストンの形状変更中です。

 

 

まだまだ、やりますよ~。

 

「えっ、、早くリリースしろ?」

 

まあまあまあ・・・、

そのかわり、いいもの作りますから。

 

 

あっ、言い忘れましたが、

NEWダンパ

ストリートの乗り心地、最高です!!

 

 

同乗走行で体感した方、

あの乗り心地を超えましたよ~。

 

2008_nov27-0373

サスペンション
ダンパーテスト in 本庄サーキット②

2009年10月01日(木)

一昨日のダンパーテスト。

 

今回は、大枚を叩いて、

動画キットを買いましたので、

車載映像を撮ってみました。

 

アングルや、明るさ等、

まだまだ、課題はありますが、

やっぱり、高い機材は、

ブレもなく、いい感じです。

 

では、まずは、

本庄サーキット/セミウエットでの

BESTラップ映像をどうぞ!

 

 

 

 

まずまずでしょ?

クルマのバランス、

ダンパーのフィーリングも

◎ でした。

 

 

 

でも、ダンパーテストですから、

いろいろな、減衰をトライします。

 

では、フロントのリバンプを

強くしすぎて、

オーバーステアになった状況の

オマケ映像もどうぞ!

 

 

見どころ

① 1コーナーのオーバーステアを

カメラに訴える、田中ミノル

 

② 高速S字でのステアリング固定が、

笑えます。

 

 

 

 

開発ですから、

やり過ぎまでやって、

限界状況で、どのようになるかを

知っておくことは、

とっても大切なのです。

 

 

これからも、動画は、ドンドン撮って、

アップしますね。

 

お楽しみに~。

サスペンション
ダンパーテスト in 本庄サーキット

2009年09月30日(水)

先週末から、

天気予報と ニラメッコ して、

なんとか、曇りマークだった、

本庄サーキットにて、

昨日は、ダンパーテスト でした。

 

朝から、、本庄サーキットでは、

望月さん、高橋さん、

 

p1070675

 

そして、

寄居パーキング で、一夜を明かした、

大型新人 大出君 との

豪華?、4名体制 の完成です。

 

昨夜の雨も、ほぼ乾き、

なんとかDRY でテストはスタート!

 

 

まずは、デモカーに装着されている

既存品で、ベンチマーク。

 

まだ、路面は、ところどころ、

水があり、BEST は、49.015 。

 

 

次のセッションには、乾くだろうと、

セット変更をしている途中に、

無情の雨が・・・・・。

 

p1070687

 

天気予報では・・・、雨降らないって・・・・・。

と、言っても仕方がありません。

 

p1070690

だから言ったでしょう・・・、雨だって・・・

〈By TDS (高橋台所サービス)代表取り締られ役〉

 

すべては、この男の仕業です。だって、あの、工場の・・・・・。

 

言えません・・・いくら、おしゃべりな田中でも・・・。

 

 

小一時間、雨が上がるのを

待ってはみましたが、

雨が上がる気配は、

ありませんでしたので、

比較テストは、次回に持ち越し、

今回の減衰力確認のため

ダンパ交換開始です。

 

p1070720

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作業終了後は、

オールスタンバイで、

豪華メンバー4名は、「待ち」 です。

 

 

そして、願いが通じたのか、

午後3時あたりから、

セミウエットながら、

減衰の評価が出来るレベルまで、

路面は乾き、テスト再開です。

 

まずは、フルソフトで走行、

その後、徐々に減衰を上げていきましたが、

なかなかの、ローフレクション!!

 

ダンパー特性に、バネ成分が少なく、

完全に、スプリングとダンパの

分業が成立しています!

 

で、最終セクションに

タタキ出した、本日のベストラップは、

45.9628 !

 

でも、このタイムは、

折り返しのヘアピンをショートカットする

雨の日専用コース・・・。

 

だいたい、3秒くらい違うらしく・・、

48秒台 ということですね・・。

 

でも、セミウエットなので、

ま、こんなものでしょう。

 

今回は、動画機材も

持ち込みましたので、

近々、アップしますね!!

 

 

 

そして、夜は、

大出君 と、自宅の近くで食事です。

 

p1070742

 

でも、なんで、

お前のお好み焼きは、

普通なのに、

オレのはこんなに、小さいの???

 

(やっぱり、大型新人・・・、よーわからん・・・)

サスペンション
明日は、ダンパーテスト です。

2009年09月28日(月)

さあ、明日は、

待ちに待った、ダンパーテストです。

 

場所は、本庄サーキット!

天気が微妙なので、

なんとか、夕方までもってほしいですね~。

 

明日のメンバーは、

交換作業をお願いしている望月さんと、

高橋台所サービス 代表の 高橋さん、

そして、大型新人の大出君&田中の

4名体制!

 

結果は、また、ジックリとレポートしますね!!

いや~、楽しみ楽しみ・・・・・です。

 

2008_nov27-0327

サスペンション
ダンパーキット 中間報告

2009年08月31日(月)

いや~、

ホント、お待たせしている

TM-SQUARE ダンパーキットですが、

やっと、新仕様のピストンが、

出来上がってきました!!

 

 

新仕様ということは、

旧仕様が存在するのですが、

田中がやりたいこと、

ぜ~んぶ、やったら、

想像を絶する、

コストになってしまったのです・・・。

(恐ろしくって、言えません・・・)

 

でね、

絶対に、コレだけは、譲れない

という部分だけは、

いくらお金がかかっても残し、

もう一度、図面から、作り直してました・・・。

 

 

そして、やっと、ダンパーの

心臓部である

ピストンが出来上がったのです。

 

それが、コレです!

 

 

 

p1050506e383a2e382b6e382a4e382afefbc89

 

 

目を細めない!!

 

 

 

今、このピストンを組み込んでおり、

9月下旬ぐらいから、

テストが再開する予定です。

 

まあ~、

最終仕様さえ決まれば、

後は、部品を調達して、

何とか、デリバリーが、

年内にはじまるように、

高橋台所サービス に、

頑張ってもらうしかありません・・・。

 

 

また、

TM-SQUARE のダンパーは、

ダンパーメーカーに

製造を依頼して作るのではありませんので、

おそらく、月に4~5セットの

デリバリーになると思われます。

 

1本1本、職人 高橋台所サービスが、

心を込めて? 組み上げる

TM-SQUARE のダンパーキット。

 

 

発売まで、気長~に、お待ちくださいね。

 

 

さあ~、明日は、

ECUの性能確認テストです!

 

どれぐらい、

タイムが変わるのだろう・・・。

 

楽しみです!

サスペンション
キャンバーシム(大盛り) 発売開始!

2009年08月03日(月)

さあ~、いよいよ、

TM-SQUARE キャンバーシム(大盛り)の

発売開始です。

 

p1040445

 

今回は、超ゴージャスに、

ゴールドアルマイト 仕様にしました。

 

装着により、キャンバー&トーインは、

 

純正からの変化量

並盛り

大盛り

トーイン

0°20′レス

0°30′レス

キャンバー

1°10′ネガ

2°20′ネガ

 

となり、

整備書の標準値どおり、

アライメントがでている車輌は、

装着後、下記のアライメントになります。

 

純正(基準値)

並盛り(基準値)

大盛り(基準値)

トーイン

0°50′IN

0°30′IN

0°20′IN

キャンバー

-1°00′

-2°10′

-3°20′

 

今回の、キャンバーシム(大盛り)は、

シムも、かなりの厚さとなりますので、

 

p10404241

 

純正のボルトでは、

長さが足りないため、

SCM 435  クロモリのキャップボルトが、

8本付属します。

 

p1040453

 

あと、ワッシャが、8枚付属して、

お値段は・・・・・、

¥18,000 です!!

 

 

並盛か、大盛りかで、悩む方への、

田中からのアドバイスは、

 

効果/効能にウエイトを置くなら、大盛り

タイヤの片減りが、気になるなら、並盛が、

よろしいかと、思います。

 

ご注文、お待ちいたしておりま~す!