BILLION
エンジンオイル 仕様変更のお知らせ

2025年03月08日(土)

本日は、みなさんに、ご報告があります。


発売以来、TM-SQUARE エンジンオイル ならびに、BILLION OILS エンジンオイル、エンジンオイル添加剤に配合してまいりました富士フイルム製「FTソフトマター」が、生産終了となり、今後は入手ができなくなりました。


約2年前に、富士フイルムより、本件の通達がありましたので、弊社では「FTソフトマター」が未配合の試作油にて、各種試験機によるラボでのテスト、弊社デモカー(340PS仕様のスイフト含む)、ならびにテスターのみなさんによる確認テストを実施し、走行後に使用油の解析を徹底的に行いました。結果、現行と同様のベースオイルならびに各種添加剤群にて「問題なく安心してご使用いただける」という結論となりました。


つきましては、今後、出荷される TM-SQUARE エンジンオイル ならびに、BILLION OILS エンジンオイル、エンジンオイル添加剤には、順次、富士フイルム製「FTソフトマター」が未配合となります。


なお、富士フイルム製「FTソフトマター」が未配合になる分、コストは下がることから販売価格の変更も検討いたしましたが、ベースオイルと添加剤のコストアップの方が大きく、価格も据え置くことになりました。

 

以上、富士フイルム製「FTソフトマター」の生産終了に伴う仕様変更のご報告となります。

 

 

 

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    BILLION
    BILLION OILS エンジンオイル 0w-20 & 5w-30 登場!!

    2021年06月24日(木)

    みなさん! こんにちは!!
    マニアックなエンジンオイルが 大好きな 田中ミノル でございます!(笑)

    ということで!

    今回のブログでは、BILLION OILS エンジンオイル シリーズより、
    この度、リリースとなりました 「0w-20」 そして、「5w-30」 という 
    2種類の エンジンオイル をご紹介したいと思います。

    まず、BILLION OILS エンジンオイル 
    「0w-20」「5w-30」 は、どんなタイプのオイル? なのかと申しますと・・・、

    「自動車メーカー指定の粘度にて、
    サーキットでも、安心して使用できるエンジンオイル」

    というコンセプトにて設定された、
    骨太設計の 低粘度エンジンオイル なのでございます。

    まぁ~、高い流動性、ローフリクション、油温上昇の抑制、省燃費性能といった 低粘度エンジンオイル ならではのメリットは、そのままに、厳選された素材を採用することで、高温・高負荷となるスポーツドライビング、そして、サーキット走行にも完全対応するエンジンオイルに仕上がっております。ハイ。

    では、低粘度エンジンオイルのメリット を詳しく解説しますと・・・、


    まず、エンジンオイルが、ネバネバではなく、
    サラサラ(粘度が低い)なことで、以下のメリットがあります。

    ① 高い流動性

    ② フリクションロスの低減

    ③ 油温上昇の抑制

    ひとつひとつ解説しますと、

    ① 高い流動性

    まず、昨今の高性能エンジンの中でも、特に、エンジンオイル容量が少ない車両、水平対向エンジンをはじめ、エンジンオイルのデリバリーラインが長い車両では、エンジンオイルの流動性が高いことは、とても重要となります。

    なぜなら、高回転を多用するスポーツドライビングにて、エンジン各部に送られた大量のエンジンオイルが、再びオイルパンに戻るまでの時間は、エンジンオイルの流動性により、大きく左右されるからです。

    まぁ、要するに、エンジンオイルの流動性が悪いと、オイルの戻りが悪く、結果、オイルパンの油面を下降させる要因となってしまうのです。

    で、この状況で、大きな「ヨコG」が発生しオイルパン内の油面が傾くと、オイルの吸い口となるストレーナー部から空気が混入し、一気に油圧が下がる非常に危険な状況が発生するのであります。

    ちなみに、田中が信頼するレース界では超有名なエンジン屋さんのお話では、横Gが、「1.3G」発生すると、オイルパンを52°傾けた状態と同じように、油面が傾くようです。

    (スイフトでFSWシヨートを走行すると、3コーナーでちょうど、1.3Gです!)

    また、昨今の高性能エンジンでは、動弁系を作動させるためにエンジン内部に、タイミングチェーン(クランクとカムをつなぐチェーン)が使用されているパターンが大多数となります。

    で、横置きエンジンの場合、大きな「ヨコG」により、このタイミングチェーン周辺に、エンジンオイルが集まると、高速で作動するタイミングチェーンにより、一気にエンジンオイルは、上方にかきあげられてしまいます。

    この現象により、高回転域を多用すると、オイルパンの油面は、大幅に下降する原因となり、もちろん、かきあげられるエンジンオイルの量は、流動性が低い、高粘度タイプの方が多くなります。

    ② フリクションロスの低減

    低粘度エンジンオイル 2つ目のメリットは、フリクションロスの低減です。

    フリクションロスが低減されると、各摺動部が、軽くスムーズな動きとなることから、エンジンフールが軽くなり、出力性能、燃費性能が向上します。特に、エンジンの始動直後や、パワーバンドに入る前の低回転域(このあたりは、街乗りニーズにてアドバンテージになりますよ~!!)、そして、継続的に高回転域となるストレートエンドの伸びといった部分では、低粘度エンジンオイル特有となる、出力性能の違いを感じていただけると思います。

    ③ 油温上昇の抑制

    エンジンオイルの粘度が高いと、流動抵抗が大きくなることから、その抵抗により、油温が上昇してしまいます。対して、低粘度オイルは、この抵抗が小さいことから、油温の上昇スピードが穏やかで、なおかつ油温の上限値も低くなります。 そうなんです! 低粘度オイルのあまり知られていないメリット、それは油温の低さなのであります。

    ちなみに、GR 86/BRZ Race(ワンメイクレース)におけるレース専用エンジンオイルの開発で、高粘度タイプと低粘度タイプの比較で、最大、約10℃の温度差がありました。

    まぁ~、ネバネバしたものを混ぜると温度が上がりやすく、サラサラしたものなら温度は上がりにくいのは、感覚的にもご理解いただけるかと思います。

    では、今度は、低粘度エンジンオイル の ネガティブな部分も、
    ガッツリと、解説していきたいと思います。

    低粘度エンジンオイルの ネガティブな部分、
    それは、 粘度低下に対するマージンが少ない ことです。


    スポーツドライビングや、サーキット走行といった、高温・高負荷での使用により、エンジンオイルは「せん断」を受けることで、粘度が低下します。

    また、直噴エンジンでは、オイル希釈(ガソリンがエンジンオイルに混入する)によっても、粘度低下が発生する要因となります。

    要するに、エンジンオイルの粘度は、オイル交換直後の新油時が一番高く、走行するたびに粘度低下は進行し、粘度が一定レベル低下したオイルは、交換が必要となります。

    そして、低粘度タイプのエンジンオイルは、元々、新油時の粘度が低いことから、この粘度低下に対するマージンが、高粘度タイプより少ないというネガティブな部分があるのです。

    そこで! BILLION OILS エンジンオイル 「0w-20」「5w-30」 では、低粘度エンジンオイル ならではのメリットは、そのままに、厳選された強靭な油膜のベースオイルを採用することで、この粘度低下のスピードを抑制し、少ないマージンに対応しました!!

    まぁ~、きっと、大手メーカーなら、
    こんな、おバカな材料チョイスは、しないだろうなぁ~?

    というぐらい、性能を最優先させるため、材料の価格(要するに仕入れコストでございます)を度外視! あっ、ちなみに、ベースオイルは、 PAO & エステル 100%の構成 となり、その他の材料は一切加えられておりません。

    まぁ~、一言でいうと、田中がやりたいようにやってみた 
    まさに、そんなエンジンオイルでございます。

    ですから、少々お高い(笑) 

    というか、そもそも、高くないエンジンオイルを、田中は、信じないタイプです・・・。

    だって、エンジンオイルって、材料の価格によって、販売価格が決まりますので、高ければ何でも良いとは言いませんが、イイものは、やはりある程度の価格になると、田中は思うからです。

    もちろん、この選りすぐりのベースオイルは、ストリートでの使用においても、明確な違いを感じていただくことができ、同じ粘度のエンジンオイルと比較すると、同等以上のライフサイクルにて、ご使用いただくことが可能となります。ハイ。

    あと、その他の特徴をご紹介しますと・・・、

    有機モリブデンの有効活用

    金属同士が激しく擦れ合う境界潤滑領域で、強力な潤滑を行ってくれるのがモリブデンです。じつは、このメリットを最大限に引き出すには、エステル油との相性がとても重要となり、今回のリリースとなりました、BILLION OILS エンジンオイル 「0w-20」 そして、「5w-30」 では、徹底的にモリブデンとの相性を優先したエステル油をチョイスしました。

    結果、通常では、摺動面に点在するモリブデンの潤滑皮膜を、摺動面全体に分布させることで、摩擦低減効果に大きく貢献しています。

    直噴エンジンに完全対応の 清浄分散剤

    直噴エンジンは、エンジンオイルの中に、炭化物(カーボン/すす)が混入しやすく、これらは、やがてスラッジとなり、エンジン各部に付着するとトラブル原因となります。そこで、清浄剤により、錆びや腐食の原因になるこれらの酸化物質を中和。また、分散剤により、スラッジ等を包み込み、底に沈まないようにオイル内に浮遊させる 直噴エンジン/直噴ターボエンジンに完全対応 の清浄分散剤を使用しています。

    なお、耐摩耗剤/酸化防止剤/消泡剤 をはじめとする各種添加剤も、十分な量が配合されており、直噴ターボエンジン特有となる LSPI(低速異常燃焼) への対策も、的確に行っていますので、直噴ターボエンジン にも、安心して使用いただけます。

    そして、BILLION OILS エンジンオイルシリーズ
    全4アイテムの SPEC & プライス は、こんな感じでございます!

    まぁ~、今回発売となりました 「0w-20」「5w-30」 は、

    〇 エンジンオイル容量が、比較的、少なめの車両 
    〇 水平対向エンジンをはじめ、オイルのデリバリーラインが長い車両
    〇 直噴エンジン
    〇 直噴ターボエンジン

    といった 

    「昨今の高性能エンジン搭載車」 

    との相性が良く、

    「自動車メーカー指定の粘度にて、
    サーキットや、スポーツドライビングに、安心して使用できるエンジンオイル」

    といったニーズには、
    まさに、ピッタリとマッチングするエンジンオイルなのであります。

    ということで!
    BILLION OILS エンジンオイル シリーズ の NEWアイテムとなります
    「0w-20」 そして、「5w-30」 を、みなさん! どうぞよろしくお願いいたします!!

    あっ! すでに、出荷準備は整っておりますので、
    BILLION OILS 特約店 をはじめ、
    弊社製品の 取扱店から、ご注文をお待ちいたしております!!



    (店舗在庫いただけるまでの間、少々、お手数ですが、
    店舗の方に、お取り寄せ依頼いただきましたら、とってもありがたいです!!)

    WEB サイトは、こちらから!!

    BILLION OILS エンジンオイル 0w-20

    BILLION OILS エンジンオイル 5w-30

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