HYPERCO は、やっぱ スゴイ!(匠の日編)②

2010年04月30日(金)

 

 

いよいよスタートですね、

ゴールデンウィーク!

 

 

 

でも、田中は、5/2~5/4までの

4連休に向けて、今日も明日も仕事なのです。

 

 

 

 

 

さてさて、今回も、

スイフト & オー〇ンズ ダンパーの

リアスプリングのお話です。

 

 

 

 

 

前回、車高 -30mm なら、

TM ストリートスプリングがお奨めと書きましたが、

 

 

 

今日は、

 

もっと車高を下げたい!

もっと高いレートにしたい!!

 

 

というニーズのお話を。

 

 

 

 

スイフトのリアサスペンション は、

セパレートタイプのため、

スプリングの長さが、とっても重要です。

 

 

 

 

 

なぜなら、ダンパー全長が長くて、

スプリングが短いと、ジャッキアップ時に、

遊びが出てしまいます。

 

 

 

 

 

そこで、車高が落ちて、

全長の長い、プログレッシブ タイプが、

使用されるケースが、多いんです。

 

 

 

 

でも、ドライブフィールは、

前回書いたように、良くありません・・・。

 

 

 

 

 

そこで、HYPERCO スプリングの

登場となるのですが、

HYPERCO スプリング は、シングルレート タイプなので、

 

 

車高を落とすには、全長の短いスプリングを

使用するしか手がありません。

 

 

 

 

そうです、シングルレート タイプの

メリットは、素晴らしい乗り味 となり、

デメリットは、スプリングが遊ばないように、

全長の長いスプリングを入れると、

車高が落ちないことなんです。

 

 

 

 

こんなとき、

リアダンパーが、全長調整タイプなら、

ダンパー短くすることができますので、

短いスプリングを装着しても、遊びが出ません。

 

 

 

 

 

でも、オー〇ンズ ダンパーのように、

全長調整ができないタイプでは、

車高のために、短いスプリングが装着できません。

 

 

 

 

そこで!

 

 

ダンパー本体には無加工で、

ショートストローク化ができる、

TM オリジナルの

ショートストローク化 アタッチメント さえあれば、

設定車高と、レートチョイスの選択肢が、

グッ、グッと増えるのです。

 

 

 

 

たとえば、HYPERCO

ID65 7インチ のチョイスなら、

 

 

 

 

レート         最低車高(純正比)

275ポンド(4.9k)     -34mm

350ポンド(6.3k)     -28mm

400ポンド(7.1k)     -24mm

450ポンド(8.0k)     -22mm

(ショートストローク化 アタッチメント 65タイプ使用時)

 

 

 

 

 

HYPERCO

ID60 6インチ のチョイスなら、

 

 

 

レート         最低車高(純正比)

350ポンド(6.3k)     -54mm

450ポンド(8.0k)     -48mm

500ポンド(8.9k)     -46mm

550ポンド(9.8k)     -44mm

600ポンド(10.7k)    -42mm

(ショートストローク化 アタッチメント 95タイプ使用時)

 

 

 

 

 

そして、

 

TMサーキットスプリング(6.3k)のチョイスなら

 

 

 

ショートストローク化 アタッチメント

65タイプ使用時で、-38mm

95タイプ使用時で、-58mm

の最低車高(純正比)となります。

 

 

 

 

 

もちろん、上記の最低車高から、

スプリングシートの位置を変更して、

車高を上げることは可能ですが、

スプリングにプリロードがかかりますので、

最低車高近辺で使用するか、

車高を上げたとしても、最低車高から、

+10mmぐらいの設定にすることを

田中は、お奨めしています。

 

 

 

 

 

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必要なパーツは、

 

 

 

スプリング 2本

ショートストローク化 アタッチメント (65または、95タイプ)

オリジナルスプリング アタッチメント

 

 

 

となります。

 

 

 

 

 

 

でね、先日の 「匠の日」 に、

田中と、ガッツリ打ち合わせを行い、

 

 

 

オー〇ンズ ダンパーに、

TMサーキットスプリング(6.3k) を

装着された方がいらっしゃいました。

 

 

 

 

 

その方から、

お礼のメールをいただきましたので、

ちょこっとご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

以下、ユーザー様からのメールです。

 

 

 

25日、匠の日にオリジナル サーキットスプリング(リア用)とオー〇ンズDFV専用

ショートストローク化アタッチメントを取り付けしてもらった〇〇です。

本日、早速、箱根まで走りに行って来たので感想を送ります。

今回、リアスプリング交換の目的はTM SQUAREのダンパーキットの発売を

待ちきれずに買ってしまったオー〇ンズDFVの不満解消の為です。

私はバイクでオー〇ンズを装着していた時の好印象があったので車でも

オー〇ンズなら満足させてくれるだろうとTMダンパーを待ちきれずに導入して

しまいました。しかし実際は全く満足出来ず駄目でした。理由はリアのスプリングが

やたらと柔らかく、加速時にフロントの接地感が全く無くなってしまい、楽しく走る事が

出来ないからです。そこで今回のハイパコとショートストロークアタッチメントと

オリジナルスプリングアタッチメントのSET導入となった訳です。

結果は私の予想以上の変化でした。勿論、良い方向への変化です。

まず感じたのはハイパコのインプレッションとしてよく見かける『フラットライド』ですね。

箱根へ向かう途中の高速道路での印象は正にフラットライドのそれで、シートから

感じるインフォメーションが今までとは大違いです。

使い古した表現ですが まるで路面を舐めるような感じです。突き上げ感も皆無ですね。

スプリングレートがオー〇ンズのノーマル4kgf/mmから倍近く高い7.3kgf/mmに

なっているとは思えないほどの乗り心地良さと安定感が際立ちます。

この安定感と乗り心地は一般道でも全く変わらず箱根の峠道でも今までの様な

加速時の接地感の無さから解放されて気持ちよく走る事が出来ました。

ただ問題なのはリアが良くなり過ぎてしまったせいか、フロントにバタバタ感を

やたらと感じてしまい、『フロントも替えたら気持ちよさ倍増だな…』とか思いながら

時間を忘れて走りに集中してしまいました。

スイフトオーナーは私のように先急いでオー〇ンズDFVを導入してしまった人が

多いと思います。そしてネジ式車高調整故のスプリング交換が ほぼ不可能という

ジレンマに苦しんでいる人は多いのではないでしょうか。

しかしTM SQUAREのオリジナル サーキットスプリングSETさえ導入すれば一気に

不満解消間違い無しです。もっとTM SQUAREで積極的に宣伝すれば、

オーリンズオーナーは幸せになれるんじゃないかな~と思いますよ。

長くなりましたが感想は以上です。

それと取り付け時に走りの匠たる実さんのアドバイス、本当に参考になりました。

HPに書いてある通り、実さんって本当にスイフトが好き…というか愛しているんだ

なって伝わってきましたよ。また取り付けして下さったメカニックの匠である望月さん、

阿部さん(漢字あっていますよね?)、丁寧な仕事をありがとう御座いました。

次回、フロントスプリングの交換の時もよろしくお願いします。

良い製品の開発、ありがとう御座いました。

 

 

 

 

 

 

 

いや~、すごい内容でしょ?

あまりに嬉しくて、田中のブログで、ご紹介しました。

 

 

 

 

 

 

スイフトのサスペンションチューニングは、

やっぱ、リアが重要ですよね。

 

 

 

 

 

 

これからも、

そのことが、徐々に解明されて、

近い将来、スイフト いや、FFの

サスペンションチューニングのトレンドに

なるように感じている、今日この頃です。ハイ。

 

 

 

 

 

 

では、次回は、車高バランスの話しを少し。

 

 

 

 

HYPERCO
HYPERCO の新アイテム追加!

2010年02月15日(月)

今日は、HYPERCO スプリングの

新設定レートのお話を。

 

 

じつは、

一部のタイムアタック層の方々から、

スーパーハイレートの要望が、以前からあり、

今回の設定は、そのニーズに対応するためなのです。

 

 

だからレートは、すんごい ハイレート!

スーパー耐久をはじめとする

レーシングカーにも使用できる領域です。

 

 

今回の、設定は、下記の4アイテム。

 

 

HC65-06-1400 (25.0kg)

HC65-06-1500 (26.8kg)

HC65-07-1400 (25.0kg)

HC65-07-1500 (26.8kg)

 

 

これで、Zや、GT-R、ポルシェ、S2000等、

スーパー ハイレート ユーザー の方々の

お役に立てればと、思っております。

 

 

また、特注ということもあり、

お値段は、現行より、少し高くなって、

¥39,900(税込 2本プライス)

となります。

 

 

みなさん、もし、まわりに、

スーパー ハイレート ユーザー  がいれば、

ぜひお奨めしておいて下さいね!

 

 

以上、HYPERCO の新アイテムの

お話でした。

 

 

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HYPERCO
HYPERCO 取材 in ASM YOKOHAMA

2009年09月10日(木)

今日は、ASM さんで、

取材のお手伝い。

 

ASM さんで販売されている、

MINI 用の、ダンパーキットには、

HYPERCO が、装着されている関係で、

スプリングに関しては、

田中が説明するといった、

段取りでした。

 

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取材は、テンポよく進み、

昼過ぎに、終了。

 

 

その後、ASM の金山マネージャーに、

お昼をご馳走になりました。

 

場所は、元町にある、

田中、お気に入りのお店。

 

p1060872

 

そして、

今日は、「豆腐ハンバーグ」 に

初挑戦です。

 

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いやはや、

とっても、おいしゅうございました。

 

でもね、田中の楽しみは、これから!

じつは、ここの 「お茶」 が、絶品なのです!!

 

今日、いただいたのは、

八女茶 の玉露。

 

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いや~、うなってしまうぐらい、

美味しかったです・・・・・。

 

 

そして、最後に、急須に残った

お茶っ葉に・・・・・・、

 

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ポン酢をかけて、

いただきます。

 

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何も言うことはありません。

ただただ、至福の一瞬でした。

 

金山マネージャー、ご馳走様でした!!

HYPERCO
REV SPEED 取材 in 日光サーキット ④

2009年08月13日(木)

今回は、 REV SPEED 取材 

in  日光サーキット の最終回。

 

スプリング変更で、

大きくレベルアップした

某編集長の FD 君。

 

時間的に、もうワントライできるので、

しばし頭を捻ってみました。

 

スプリングレートを大きく振ったのに

ロール量は大きく変わらない・・・・・、

コレは、サスペンションレバー比の

問題だと考え(FDはウイッシュボーン式なので)、

もうワンランク、スプリングレートを

上げることにしました。

 

今回は、

フロント  1000ポンド(17.9kg) !

リア     900ポンド(16.1kg)

です。

 

禁断の? 1000ポンド!!

禁断の? 1000ポンド!!

 

そして、ブレーキも

ほんの少し、効きが強い気がしましたので、

フロント ZONE 12D  から、10F に交換。

(リアは、10Fキープ)

 

p1040535

 

 

 

でもって、まずは、田中が確認。

 

ここで、またまた、BEST を更新し

1ラップ目で、 42秒3 !!

 

しかし、ここで、痛恨のガス欠・・・。

 

これで、万事休すかと思いましたが、

某編集長の執念で、

ガソリンスタンドまで給油に!!!

 

もちろん、法定スピードで往復し、

テスト終了間際にコースイン。

 

 

で、たたき出した

タ、タイムは・・・・・、

なんと!

 

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42秒351 !!!!!

 

スゴ過ぎます・・・。

本当に、午前中と同一人物が

乗っているのでしょうか???

 

だって、午前中のBEST は、

43秒859 ですよ!

 

な、なんと、たった一日で、

1.5秒のタイムアップ !

 

オマケに、

ガス欠前の田中と同タイム!!

 

恐ろしいことが、起こりました・・・。

 

 

では、走行後のインタビューを

どうぞ!

 

 

セッティングって、やっぱ大切ですね。

 

ちなみに、1000ポンドスプリング、

ストリートでの乗り心地も

◎ らしいです。

 

さすが、HYPERCO !

 

 

みなさん、

超大作にお付き合いいただき、

ありがとうございました。

HYPERCO
REV SPEED 取材 in 日光サーキット ③

2009年08月12日(水)

さて、さて、今回も、

日光サーキットの続きです。

 

お昼休み、ちょっとテンションダウンの

某編集長・・・。

 

笑顔が、引きつってる??

笑顔が、引きつってる??

 

反対に、菅ちゃんと、Zファイターは、

「やっぱりか・・・」 と、

とにかく、明るい!!

 

こうなるとは、思ってましたよ~!

こうなるとは、思ってましたよ~!

 

お昼は、売店の「おかあさん」 が作った

美味しいカレーをいただき、

 

p1040503

 

 

いよいよ、HYPERCO の出番です!

 

 

p1040506

 

現行のスプリングレートは、

フロント 700ポンド (12.5kg)

リア   700ポンド (12.5kg)

 

でしたので、

ここは、大きく変えようと

 

フロント 900ポンド (16.1kg)

リア   800ポンド (14.3kg)

 

ま、行き過ぎたら、

戻ればよいのですから・・・。

 

それと、車高を前後とも

10mm ダウンしました。

 

レートを硬くするわけですから

当然、バンプ側のストロークは

少なくなります。

 

だから、車高を下げても

ジオメトリー等の問題は、

発生しません。

 

だから、思い切って、

10mm ダウンしました。

 

また、今まで

リアに装着されていた

ヘルパースプリングも取り外しました。

 

田中は、ヘルパースプリングが

あまり好きではありません。

 

理由は、リバウンドストロークが

大きくなり、

コーナーのイン側の浮き上がり感が

強くなるからです。

 

もちろん、車高的に

使用しなければならない場合は

ありますが、

某編集長のダンパーは、

全長調整式でしたので、

躊躇なく、取り外しました。

 

あと、直接的な要因ではなかった、

リアのトーインは、

in  1’00  から、  in  0’30   に

半分に、減らしました。

 

 

 

そして、いよいよ、走行です!

で、ラップrタイムは・・・・・、

 

p1040549

 

田中のBEST は、大きく更新され

42秒546

 

し、しかし、

某編集長のラップタイムが

速くならない・・・・・。

(Lap6~13)

 

クルマは、大きくオーバーステアが

改善され、コーナーのボトムスピードも

かなり上がっているのに・・・・・。

 

そこで、走りを見てみると・・・・・・、

ありえないところで、

シフトアップを・・・・。

 

最終コーナー立ち上がりをはじめとする、

タイトコーナー立ち上がりで、

明らかに、シフトアップ のタイミング

が早過ぎるのです。

 

急遽、ピットインのサインを出し、

シフトアップ のことを聞いてみると、

「いままで、オーバーステアが強過ぎて、

2nd ギアで引っ張るのが怖く、それが

癖になっている・・・・・」 という

信じがたいことを・・・・・。

 

クルマは、もうオーバーステアが

出ないので、キッチリ リミットまで

引っ張るように、レクチャーし

再びコースイン。

 

そうすると・・・、

やればできるじゃ! の

43秒447

 

いや~、ホントこの人、

手間がかかります・・・・・。

 

 

つづく!!

HYPERCO
REV SPEED 取材 in 日光サーキット ②

2009年08月11日(火)

今回は、昨日の続きです。

 

いよいよ、本格的な

セッティングに突入したところで、

まず、田中が気になったのは、

リアタイヤのアタリ面。

 

p10405011

 

通常、FRのリアは、ここまで角が

あたりません。

 

キャンバーが足りないんだろって?

もちろん、キャンバーも足りませんが、

問題は、なぜ、キャンバーが

足りないかです。

 

この時点での、田中の想像は、

ロールが大きすぎる でした。

 

ロールが大きいと、

必ずキャンバーが足りなくなります。

(ここ、テストに出ますよ~)

 

で、田中の行ったセットアップは、

① リアのトーインを in 15  in 100  に

② リアの車高を -5mm

③ リアのキャンバーを - 2’00  -300  

といったセットアップです。

 

 

まず、① は、オーバーステアセットの王道です。

トーインを付けることによって、

ストレートでタイヤの接地面が、

内側に引っ張られる という特性を

利用し、ハンドルを切ったときに、

タイヤが動くことを抑えました。

 

トーインがゼロだと、

ストレートでのタイヤ接地面が

フリーとなり、

ステアリングを切ると、

一気に外側のタイヤは、

接地面が内側に引っ張られます。

 

この動きが大きいと、

より、オーバーステアとなりますので、

最初から、接地面を内側に引っ張っておいて、

挙動をマイルドにしたわけです。

 

p1040499

 

 

そして、②も、オーバーステア対策の

王道ですね。

 

原理は、ちょっと難しいのですが、

サスペンションには、フロント/リア別々に

ロールセンターと呼ばれるものがあり、

このフロント/リア のロールセンターを

つないだロールセンター軸の傾きが、

ゆるやか(前傾角度が)にななることから、

オーバーステアが抑制されます。

(ちょっと難しいですよね・・・、すいません・・・)

 

決して、リアの車高を下げたら、

コーナーウエイトがリアよりになって、

オーバーステアを抑制するのでは

ありませんので、

お間違いなきよう・・・。

 

 

そして、そして、③は、

ロールが大きいといいながら

キャンバーを調整しました。

 

理由は、スプリング交換には、

時間がかかるからです。

 

これらの変更で、

オーバーステアのどの部分が

改善されるかで、

より、効果的なセットアップは

絞り込まれます。

 

 

で、この状態で、

3回目の走行は、はじまりました。

今回は、まず、田中が走って、

その後、某編集長が

走りました。

 

p1040543

 

結果は・・・、

 

田中のBEST  は、少し速くなったものの

某編集長は、タイムダウン・・・・・。

 

まずは、某編集長のコメントを

動画で、どうぞ!

 

 

クルマは速くなっているのに、

タイムが・・・・・。

 

といった、コメントでしたね。

 

では、理由を説明しましょう。

 

まず、クルマは、オーバーステアが

大きく改善されました。

 

しかし、初期のオーバーステアは、

抑制されたものの、

アクセルを踏み続けると、

最後は、やはりオーバーステアが

出てしまします。

 

また、初期のオーバーステアが

抑制された分、

進入では、アンダーステアが

発生しています。

 

田中的には、このときに、

オーバーステアの原因は、

ロールが大きすぎることだと、

決定付けられたのです。

 

なぜなら、トーイン、車高、キャンバーで

オーバーステア は、

抑制されたにもかかわらず、

根本的な解決になっていないからです。

 

もし、この3種類の変更で

完全にオーバーステア が、

なくなれば、ロールの問題ではなく、

これらの中に、アタリ があります。

 

このように、何か対策をしても、

少しは抑制はされるものの、

根本的な解決にならないときは、

必ず、別のところに原因があります。

 

だから、数値的に、

結構大きく振ってみたんですね~。

 

 

あと、某編集長の

タイムダウンの理由は、カンタン。

 

クルマがアンダー方向に

なったことに、

順応できていないだけです。

 

アンダーになったのに、

今までと同じところからステアリングを切り、

同じところから、アクセルを踏んでいる・・・・・。

 

セットを変えても、

ラップタイムが落ちるか変わらずで、

また、元のセットに戻すような

堂々巡りは、だいたい このパターンですね。

(みなさんの中にも、心当たりがある人が・・・・・)

 

 

 

さあ、昼休みに

いよいよ、スプリング交換です。

 

続きは、また明日ね~。

HYPERCO
REV SPEED 取材 in 日光サーキット ①

2009年08月10日(月)

セッティング ファン?  の

みなさん、大変お待たせしました!

 

では、今日から数回に分けて、

先週に行われた、REV SPEED 取材の

お話を、超大作でお送りしましょう。

 

 

 

今回の取材の意図は、

表向きは、スプリング(HYPERCO)と

ブレーキパッド(ZONE)を変更して

セットアップをしよう!!

 

といったものですが、

誰が見ても、

某編集長は、私的に、

自分のクルマを速くして、

菅ちゃんや、Zファイター に

やられっぱなしの現況を

打開したい・・・・・・、としか考えられない・・・。

 

そして、田中は、商品取材といえば、

来るだろうから、

パーツサプライヤーではなく、

セットアップ要因として、

コキ使ってやろうという、陰謀が・・・・・。

 

だって、HYPERCO スプリングと

ZONE プレーキパッドを

「持って来い」 というのは

理解できますが、

「レーシングスーツも持て来い」 というのは・・・・・・。

 

とま~、某編集長は、

REV SPEED の編集長になる

ずいぶん前からのお友達のですから、

今回は、全開で送りバンドを打つ覚悟で

日光サーキット入り したのです。

 

サーキットに到着すると、

そこには、某編集長の姿はなく、

菅ちゃんや、Zファイター の姿が・・・。

(2人とも、これからどんなことが起こるのか、興味津々)

 

ざけんじゃないよ! 職権乱用だー!!

ざけんじゃないよ! 職権乱用だ!! ベーだ。

いつでも勝負しますよ!

いつでも勝負しますよ!

 

そして、待ち合わせ時間を30分は、

過ぎた頃、赤いFDに乗って、

某編集長は、現れたのです。

 

で、何事もなかったように、

テストはスタートしました。

(やはり、大物・・・)

 

まず、

田中がセットアップをやるからには

徹底的にやりますから、

今日は田中の段取りで

すべて行うことを再確認。

 

ということで、走行前の、

某編集長のコメントを!

初の動画で、どうぞ!!

(緊張からか、挙動不審なシフト操作は、

無視してください・・・)

 

 

 

 

この人、元スーパー耐久ドライバーとは、

思えない・・・・・。

 

だって、フェイスマスク が、斜めってる・・・。

 

 細かいことは、さておき、

42秒フラットだと!

この気温で!!

どこまでも、走る前は強気の

某編集長 でした。

 

そして、ライバルの、

Zファイターのコメントは・・・・・、

 

 

 といった感じでした。

 

  

でもって、はじめのセッションは・・・、

p1040545

 

43秒859・・・・・。

クルマのバランスは、

見ていてもはっきりわかる

超オーバーステア。

 

時に、タイトコーナー出口は、

見ていても、目を覆ってしまいます・・・。

 

まず、田中が行ったセットアップは、

タイヤのプレッシャーを 2.0 →  2.4 へ。

 

理由は、タイヤがAD08 だったからです。

AD08 は、他のタイヤ銘柄より

構造がやわらかい ので、

内圧を上げた方が、シッカリします。

 

また、コレで、スプリングレートの

適正値も探れるのです。

 

同時に、ダンパーの減衰を

大きく下げました。

 

スプリングレートの適正値を

探るときに、ダンパー減衰は

話を複雑にしますので、

スプリングとダンパーを分業にするためにも

減衰を落としました。

 

そうです、スプリングは、

ロール剛性を決めるもので、

ダンパーは、

ロールのスピードを決めるものですが、

減衰が強いと、

これらが分業になりませんからね。

 

この時点で、

田中は、まだクルマに乗らず、

二本目、

某編集長 が走行した後に

 田中も走りました。

 

p1040544

 

 某編集長 のタイムは、

43秒955

1本目より、少しだけ遅くなってしまいました・・・。

(後半は田中のタイムです)

 

では、ピットイン後の

コメントを、また、動画でどーぞ!

 

 

 

 田中もはじめて乗りましたが、

ありえないぐらいの、オーバーステアです・・。

 

さあ、ここからが、

本格的な、セッティングのスタートです。

 

続きは、また明日!!

HYPERCO
レブスピード取材 for HYPERCO

2009年07月10日(金)

ちょっと、報告が遅れましたが、

今週の火曜日には、

本庄サーキットにて、

レブスピードの取材がありました。

 

今回の取材は、

田中が大好きなスプリング、

HYPERCO の取材でした。

 

オートプロデュース・BOSS さんの

デモカーに、

3メーカーのスプリングを装着し、

スプリングの違いによって、

走りがどのように変わるかといった

企画です。

 

そして、担当は、

あの K茂さん・・・・・。

(そう、マッサ のK茂さんです)

詳しくは、こちらを

 

今回の取材では、

K茂さんから、事前に、

メカニックさんが必要と聞いてましたので、

望月さんに無理言って、

本庄サーキットに来てもらっていました。

 

で、K茂さんの話によると、

オートプロデュース・BOSS さんの

GRB を使用するので、

スプリングは、フロント/リアとも、

ID65   7インチ 450ポンド(8kg/mm) を

用意するように、お達しが出ていました。

 

そう、3メーカーとも同一スペックで戦う

ガチンコ 対決なのです!

 

でもね、朝、確かに、

オートプロデュース・BOSS さんの

デモカーがやってきたのですが、

どう見ても、GRB には見えない・・・。

 

エ、 エ、 エボ10 !

エ、 エ、 エボ10 !

 

そう、これは誰がどう見ても、

エボ10 です。

 

K茂さん・・・、やりますね・・・。

 

といった具合に、取材はスタートしました。

(でも、ホント、

スプリングのスペックが同じで良かった・・・)

 

メカニックの方と、望月さんの

素早いスプリング交換で

サクサクと取材は進み、

p1030510

 

あっという間に、

3セット終了です!

 

p1030476

 

今回のテストは、ご存知、

木下みつひろ 選手 に

評価していただきました。

 

p1030511

 

で、コメントの方は・・・・・、

 

 

 

いや~、バッチリです!

田中がいつも感じていることと

まったく同じことを

コメントしていただきましたので、

次号のレブスピードも、

楽しみがひとつ増えました。

 

今回の取材でお世話になった、

オートプロデュース・BOSS の

藤岡 社長も、

HYPERCO を気に入っていただいたようで、

なんと、テスト終了後に、

ハイパコを装着したまま、

お帰りになられました。

 

さすが、HYPERCO ですね!

 

 

 

 

 

さあ、ここから下は、

今日の オマケ。

 

そう、K茂 劇場 スタート!

 

 

 

 

 

まずは、木下選手とのやり取り編。

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木下  ねえねえ、

     次は何をコメントしたらいいんだっけ?

K茂  ××××××××××。

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木下  聞いちゃいねえ・・・・・。

 

 

 

お次は、空気圧を計るだけなのに、

なぜか険しい、K茂 さん。

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最後に、ガリガリ君を手に、

最高の笑顔になっちゃった、K茂 さん。

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以上、とってもお茶目なK茂 さんとの

HYPERCO 取材でした。

HYPERCO
ハイパコか、それ以外か。

2009年06月29日(月)

みなさん、アイドラーズ マガジン って

雑誌、知ってます?

 

すんごく、内容がマニアックで、

田中は大好き。

 

で、この雑誌に、

ハイパコスプリングの広告を

入れているのです。

 

その、キャッチコピー が

また最高!!

 

 

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ハイパコか、それ以外か。

 

やっぱ、ハイパコでないと

実現できない、

ワールドが、

そこには存在するのです。

 

リニアなレート変化により、

荷重移動が手に取るように

理解できたり、

 

タイヤが、やさしく潰れるので、

乗り心地が、とっても気持ち良くなったり、

 

最初から、

キチッとレートが出ていますので、

1G でのストロークに左右差がなく、

コーナーウエイトが揃うことから、

ブレーキコントロールが、

格段に簡単になったりと、

 

ハイパコでないと、

感じることのできない領域が、

確実に存在します。

 

でないと、現役時代に、

自腹切って、

ハイパコに換えて欲しいなんて、

言いませんから・・・・・。

 

ハイパコか、それ以外か。

 

う~ん、

かっこ良い・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

HYPERCO
HYPERCO の続き

2009年06月13日(土)

少し前に紹介したように、

HYPERCO スプリングは、伝統と格式の中、

毎年のように、技術力を上げてきます。

 

たとえば、1年のあいだに、

スプリングの巻き数や、

ワイヤー径の変更など、日常茶飯事です。

 

理由を聞くと、

「このレートだと、こっちの仕様の方が、

より、レートがリニアに出るから」 といった

技術的な答えばかりです。

 

確かに、製品の精度が上がることは、

良いことだけど、

在庫管理する方は、かなり大変・・・・・。

 

でも、一風堂のラーメン屋さんでも、

「変わらないために、

変わり続ける・・・」 って書いてあるから、

ま、仕方ないですね。

 

そうだ、そういえば、

パッケージも、

ここ数年で、徐々に変更してきました。

 

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左側が、旧パッケージで、

右が新パッケージです。

 

変更理由は、

エコと、レーシングチームから、

「荷物がかさばる」 と、

指摘されたからだそうです。

 

で、このパッケージ変更が、

波紋を呼びました・・・・・。

 

おそらく、一部の

あまりハイパコのことを

理解されていない方から出た話なのですが、

 

「左のパッケージは本物のハイパコ」

「右のパッケージは偽者のハイパコ」

という、まったく持って、

事実無根の噂です。

 

あのね、田中は、現役時代から

HYPERCO が大好きだったから、

日本代理店をはじめたんですよ・・・。

 

大好きなのに、

偽物を売るわけないじゃないですか!

ったく・・・。

 

お店の方にとっては、

パッケージが変わったらり、

毎年のように、

微妙にシェイプが変更になったりで、

ホント、ご迷惑をおかけしています。

 

でもね、田中は、この場を借りて、

断言しますが、

ミノルインターナショナルが販売している

HYPERCO は、

正真正銘、アメリカのインディアナポリスで

製造されているHYPERCO ですので、

どーぞ、ご安心を!

 

ま、有名税だと思って、

今後も本件については、

笑顔で対応したいと思います。ハイ。