2012 勝手に「道場破り」 in TC2000 (ドラテク編)①

2012年12月26日(水)

 

 

いやはや・・・・、

またまた、アップが、かなり遅くなりましたが、

 

今回は、12/7 に行われた 

REV スーパーバトル の ドラテク編 です。

 

 

 

では、何はともあれ、

BEST ラップ (1分7秒4) となった、車載動画から

見ていただきたいのですが、

 

 
じつは、この 2ラップ前に、アタックを終了し、

ピットに入ろうと、スロー走行をしていたら・・・・・・・・・・、

バックミラーで、アールズ号(番場選手)を発見!

 

 

 

で、ガッツリ 1LAP スリップを ご馳走になったら、

それまでの BEST を 0.1秒 短縮!!

 

 

少々、タイヤのグリップが下降線をたどっていた状況での

BEST 更新 ですから、やっぱ、スリップストリームは、効きますよね~。

 

 

ということで、まずは、こちらを どーぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

もうちょっと、距離が詰まってたら・・・・・・、

とも思いますが、

大変美味しゅうございました!!

(番場選手、アールズのM社長 ご馳走様でした!)

 

 

 

 

 

 

では、ドラテクをはじめたいと思います。

 

 

まず、TC2000 のコースレイアウトは、下記のとおり。

 

 

 

12

 

 

 

3つのタイトコーナー(1コーナー、1ヘアピン、2ヘアピン) と

2つの高速コーナー(ダンロップコーナー、最終コーナー) で、

構成されている、コースなのですが、

(ノーマルエンジンのスイフトの場合、③ と ④ の間にある 80R は直線です・・・・・)

 

 

 

TC2000 を攻略するのに、一番重要なこと、

それは、すべてのコーナーに 「バンク」 が、付いているということです。

 

 

 

コーナーに、「バンク」 があると、

通常のフラットなコースとは、一部、考え方を変えないと、

速く走れません・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

では、田中ミノル式 TC2000 攻略法 をスタートしましょう!

 

 

 

 

まず、メインストレートに続く、① 1コーナー は、

ブレーキング 開始区間 は、かなりの上り坂になっています。

 

 

 

 

21

 

 

 

 

上り坂 & ブレーキング では、

思った以上に、車速が落ちますので、

 

少々、レイトブレーキにて、飛び込みますが、

(クリップ近くまで、フロント荷重をキープしたいので)

 

ここに、まず、落とし穴 が ひとつ・・・・・・。

 

 

じつは、ブレーキを開始する部分は、かなりの上り坂なのですが、

途中で急に、路面がフラットになるのです。

 

 

 

 

31

 

 

 

だから、飛び込み過ぎて、

ブレーキが強いままだと、フラットになった瞬間、

「さようなら~!」 と、なってしまします。

 

 

 

 

1コーナーのブレーキングをイメージでお伝えすると・・・・、

 

 

 

 

1) ブレーキを踏む前に、少しステアを切り、クルマをナナメにする

  (理由は、直線状態で、減速するほど、車速が高くないからです)

 

2) フルブレーキ!
  
  (でも、クルマがナナメになっている分だけ、直線でのブレーキほどは強く踏めない)

 

3) ブレーキリリースをスタートさせるポイントは、かなり手前から

  (路面が、フラットになる手前から、リリースは、はじまっています)

 

4) イン側の縁石に、一番近づく ポイントの 5~10m 手間でブレーキ終了

 

 

どうでしょうか?

イメージ伝わりましたでしょうか??

 

 

たま~に、 1) のアクションをかなり過激にやる人がいますが、

田中は、クルマに不安定な要素を発生させることなく、

あくまでも、スムーズにやる方が、速いと思います。

 

 

また、3) ブレーキリリースのポイントは、

スピードと、クルマのウエイト(慣性)をコーナーの奥まで持ち込みたいので、

かなり、早目から行います。

 

この精度にて、ハイスピードで、

1コーナーが、曲がるか、曲がらないかが、決まります。

 

真っ直ぐ行って、アウトから、「カックン」 と曲がるような、

ラインでは、まったく、速く走ることはできません・・・・・・・・。

 

 

 

 

 

で、イン側の縁石に、一番近づく ポイントでは、すでに、アクセルON!

 

 

 

 

41

(アクセルに足が乗るのは、このあたり)

 

 

 

 

しかし! 全開になるのは、まだ先で、

ほんの少しだけ、アクセルに足が乗る LSD を有効活用する ためのアクセルです。

 

全開を100% とすると、10% ぐらいのイメージで、

こんなときに、Ver.3 ECU が、抜群の効果を発揮するんですね~!!

 

 

 

 

もちろん、このパートでのアクセルは、

クルマが、ヨコG に、ギリギリ耐えている状況ですから、

少しでも、アクセルを ラフに開けると、そのまま、アンダーステアになります。

 

(もし、一気にアクセルを開けても、アンダーステアにならない場合は、

ボトムスピードが、遅過ぎます・・・・・・・・)

 

 

 

それから、ヨコG が、かかっている間は、

タイヤに残っているグリップに、

相談しながら、アクセルを開いていきます。

 

 

これまた、イメージですが、

アクセル ON (10%) → 全開 になるまでの時間は、1.5秒 ~ 2.0秒 です。

 

 

 

51

(このあたりで、全開になります)

 

 

 

 

そして、全開のまま、1コーナーを立ち上がり、

S字手前で、3速にシフトアップ。

 

そのまま、全開で、S字を走り、

TC2000 最大の難関、1ヘアピンへと向かいます。

 

 

 

 

61

 

 

 

 

② の 1ヘアピンの特徴は、

やっぱ、「バンク」 が強いことですね~。

 

 

では、ブレーキングの 「キモ」 から、はじめましょう。

 

 

S字を最短距離で走ってきて、

S字右側の縁石から、右リアタイヤが、離れた瞬間あたりから、ブレーキを開始。

(かなり飛び込んでいますので、最初は縁石の手前からね!)

 

 

 

 

71

 

 

 

ここから、イン側縁石を目がけて、ナナメに、真っ直ぐ、

短くて強いブレーキング(減速のためのブレーキング)。

 

 

ポイントは、「ナナメに、真っ直ぐ」 です。

 

 

決して、ブレーキング区間で、ラインを外側に膨らませてはいけません・・・・。

 

 

理由は、ラインを外側に膨らませると、

ガッツリと、強いブレーキができなくなり、

コーナーの中で、フロントの荷重が不十分になるからです。

 

 

要するに、ここは、ラインより、「姿勢」 優先です。

 

 

 

 

ただ、ここで、一点 注意事項があります。

それは、ブレーキング区間は、路面に水が溜まらないように、

 

かなり カマボコ状 になっており、

これを ナナメ に カットすることから、

 

場所により、ブレーキが よく効くタイヤと、

あまり効かないタイヤが発生します。

 

 

カマボコ状 の頂点までは、全体的にブレーキは、よく効きますが、

頂点から先は、左フロント、左リアの順番で、タイヤのグリップが、

弱くなることから(荷重が、あまりかからないので)、

ABS が介入しやすくなりますので、ご注意を!

 

 

で、減速のためのブレーキを終了し、

曲がるために、ブレーキリリースをはじめるのですが、

1ヘアピンも、リリースをはじめるポイントは、かなり早目からとなります。

 

 

 

そして、ブレーキリリースと共に、

「バンクに乗る」 という、「バンク」 独特のテクニックが必要となります。

 

 

 

では、詳しく解説しましょう。

 

 

 

「バンク」 の中を 速く走るには、

早く 「バンク」 に合わせた角度と、適正な荷重状況にしなければなりません。

(これが、バンクに乗るための準備です)

 

 

ご存知のように、「バンク」 では、

タテG (遠心力により、路面に押し付けようとする力) が、発生します。

 

この状況は、コーナーをハイスピードで曲がるために、非常に好都合なのであります。

 

 

イメージで言うと、コースに レールが敷かれていて、

ガッツリ そのレールに、タイヤを はめ込んで 走るような感じです。

 

 

そのためには、そのレールの上を走る必要があり、

レールに対する角度が違ったり、

荷重が極端にフロント過ぎると、このレールに乗ることができないのです・・・・・・。

 

 

 

このレールは、ブレーキが終了する寸前あたりから、存在していますので、

1ヘアピン最大のポイントは、

 

真っ直ぐ、強い、ブレーキ(直線状態)から、

ブレーキの後半で、丸~く ラインを変化させて、

バンクの傾斜に、いかにスムーズに車の向きを

合わせることができるかが、とっても重要なのであります。

 

(最後まで、ラインが直線的だと、レールを横切ってしまうので!)

 

 

もちろん、いったん、外に振って、丸くするのではなく、

直線状態からイン側のスペースを使用して丸くします。

 

 

 

 

NG なパターンとしては、

 

1) ブレーキが後半でも緩まず、

   強いブレーキのまま 大きなフロント荷重で、レールに近づく

  (フロント荷重は重要ですが、前傾が強すぎると、レールに乗れない)

 

2) 真っ直ぐ飛び込んで、パキン!と ステアリングを切る

  (ラインに、丸い部分がないと、レールには乗れない)

 

3) 大外から進入し、アクセルを踏んだ状態で、レールに乗る

  (アクセルを踏んだ状態では、レールの効果が半減する)

 

 

となります。

 

 

 

 

ですから、真っ直ぐ飛び込んでも、

ブレーキリリースを早め、ステアリングを少し切り込み、

スピードを持ったまま、クルマの向きを変えはじめるのです。

 

これがうまくいくと、

ブレーキングの前半は、直線的ですが、

 

後半は、ラインが、丸~くなってきて、

バンクの一番美味しいところ、

そう、レールに、タイヤが、挟まれることで、

ガッツリとグリップしてくれるのです!

 

 

 

 

81

(レールのはじまり あたり)

 

 

91

(レールに、ガッツリ乗った あたり)

 

 

 

 

何度も言いますが、

ポイントは、直線的に飛び込んで、

いかに、そのあとラインを丸くできるかです。

 

 

 

 

そのためには、ブレーキリリ-スが、はじまるポイントが、

手前であることが、何よりも、需要なのであります。ハイ。

 

 

 

 

いかがでしょう?

イメージばかりのお話ですが、ご理解いただいたでしょうか??

 

 

 

 

 

ということで、

1コーナー & 1ヘアピン 飛び込みだけで、

かなり語ってしまいましたので、続きは、次回ということで!

 

 

 

つづく!

2012 勝手に「道場破り」 in TC2000 (セットアップ編)

2012年12月22日(土)

 

 

 

12月7日に開催されました、

REV スーパーバトル 2012

 

 

 

「ノーマルエンジンで、7秒台」 の合言葉とともに、

全身全霊で、挑みました。ハイ。

 

 

 

また、今回のスーパーバトルは、

勝手に 「道場破り」 も、同時開催? でしたので、

(祝! 道場破り成立!!)

 

公約どおり、セットアップデータ ドラテクを みなさんに

お伝えしたいと思います。

 

 

 

 

ということ、今日は、セットアップ編 です。

 

 

 

 

じつは、今回のアタック、

テスト段階から、なかなか、タイムが出ず・・・・・、

 

また、あまり、天候にも恵まれませんでしたので、

長時間、ロガーと睨めっこして、当日のセットを決めることになりました。

 

 

 

では、当日の セットアップシート をどうぞ!!

 

 

 

 

ホイール        CLEAWAYS(ガンメタ)    F:7.5J-16+30      R:7.5J-16+46

タイヤ           KUMHO V700      F:225-45-16(NEW)  R:205-45-16(NEW)

内圧           F:2.7     R:2.9 (温間)

ホイールスペーサー  F なし  R なし

リヤスタビ:       φ35 

スプリング       F:65-06-900 (※パーチェ使用)    R:58-05-1100

ダンパー 減衰    F:MAX 5戻し    R:MAX 8戻し

ブレーキパッド     F 05K  R 89R  (F/Rとも、純正ローター、純正キャリパー)

LSD           TM-SQUARE  LSD  50-20 6.5kg

エンジンオイル    TM-SQUARE M16A 5W-40(継続使用)

オイルクーラー    TM-SQUARE

E/Gマウント      強化品 (開発中!)

スタビブッシュ    強化品 (開発中!)

ファイナル       2型純正 (もちろん、ギア比も純正です)

車高          F 605  R 582 (フェンダーアーチ ⇔ 地面)

トー           F  OUT 0:20  /  R  IN 0:00  トーレスシム(-30)

キャンバー       F  5.8度   /    R  2.2度  キャンバーシム並盛り  

フロントロアアーム TM-SQUARE ロアアーム

ナックル       TM-SQUARE キャンバーナックル

空力デバイス    フロントフラットボトム装着

            TM-SQUARE フロントカナード装着

            フロントパネル装着(通称、ピカチューのほッペ)
 
            R WING +0 ホール(ダウンフォースが弱い方の穴位置)

エキマニ       試作品 + BILLION バンテージ100

ECU         TM-SQUARE エキマニ適合済み ECU

 

 

といった感じです。

(項目が多くてすいません・・・・・・・・)

 

 

 

まず、今回、新たに投入したのは、

エキマニです!

 

 

16

(美しい・・・・・・)

 

22

 

 

もちろん、触媒付きのタイプです。

 

 

34

 

42

 

52

 

 

 

マキシム さんに、作っていただきました!

いや~、さすがの 溶接 クォリティ でしたね~!!

 

 

 

このエキマニに、BILLION バンテージ 100 を巻いて、

 

 

62

 

 

ECU をエキマニに合わせ込みました。

 

 

 

 

 

それから、サスペンションパーツ では、

「パーチェ」 なるものを 装着しました。

 

 

71

 

 

このパーツ、HYPERCO 社 で、

リリースしているものなんですが、その効果に驚いてしまいました・・・・・・。

 

 

通常、スプリングが、縮むとき、どうしても、スプリングの座面が、

ツイスト & 斜めになって してしまうのですが、

 

このパーツをスプリングと一緒に組み込めば、

スプリング が斜めになっていても、バッチリ対応してくれるんですよね~。

(詳しい解説は、また今度ゆっくりと・・・・・)

 

 

 

インプレッション的には、

 

サーキットでは、接地が安定し、追従性 が、抜群に良くなり、

(安定した、強力なレスポンス!!)

 

そして、ストリートでは、ロール量はそのままに、

ありえないぐらい、乗り心地が、良くなるんですね~。

(900ポンドが、400ポンドクラスに!!!)

 

 

いや~、間違いなく、ブレイクの予感・・・・・・・。

準備が整ったら、販売したいと思います。ハイ。

(あと、数ヶ月・・・、いや、半年ぐらいで、デリバリーができるよう 頑張りますね!)

 

 

 

 

 

 

あとは、ホームセンターで買ってきた、

アルミ板をエンジンルームの下に貼ったぐらいで、

その他は、いつもの仕様で挑んだのであります。

 

 

 

 

 

 

だから・・・・、

今回は、セットアップ を も~ 徹底的に行いました。

 

 

 

 

今回、いろいろ試したセットアップの中で、

有効と思われたこと・・・・・・・・・、

 

 

 

まずは・・・・、

 

 

 

 

 

 

① TC2000 では、アンダーステア を撲滅せよ!!  です。

 

TC2000 のレイアウトで、

もし、タイトコーナー(1コーナー、1ヘア、2ヘア)にて、

アンダーステアが出ないように、スイフトをセットアップすると、

ダンロップコーナー、最終コーナーは、

ほんの少し、オーバーステア方向のバランスになります。

 

 

ですから、2つの高速コーナーでオーバーステアが出ないように、

安定方向の セットアップ を行うのですが、そうすると、タイトコーナーが、

ほんのちょっと、アンダーステアになってしまうのです・・・・・・・・。

 

 

 

で、今回、このどちらが速いのか、検証してみました。

 

 

 

答えは・・・・・、

ダンロップコーナー、最終コーナーで、

少々オーバーステアが出そうなバランスの方が、速いという結果が出ました。

(危険なオーバーステアではなく、ほんのちょっとのオーバーステアです)

 

 

 

たとえば、ダンロップコーナーを

 

リアを ガッツリ グリップさせて、

(キャンバーシム大盛り & トーレスシム OFF)

 

入口から出口まで、ずっと全開で 曲がるのと、

 

オーバーステア が出る寸前のところにセットアップして、

アクセルを 1~2秒 半分ぐらい戻す 感じで走る

ロガーを比べてみると、

 

 

アクセルを戻しているにも かかわらず、後者の方が、

速いんですね~。

 

 

恐らく、このことは、

ノーマルエンジンのスイフトだからだと 思うのですが、

いくら全開でも、コーナリング中に、少しでも、アンダーステア方向になると、

パワーが食われるようです・・・・・・・・。

 

(スイフトのセットアップは、本当に奥が深いです・・・・・)

 

 

 

最終コーナーも同様で、

アンダーステア が少しでも 顔を出すと、

 

ステアリングの切り角が増え、それが、そのまま、抵抗になり、

コーナーの立ち上がりで、スピードが乗らなくなります・・・・・・。

 

 

 

ですから・・・、

タイトコーナーをバッチリ曲がるようにして、

高速コーナーでは、オーバーステアが出る寸前のバランス、

 

これが、セットアップのポイントになると思います。ハイ。

 

 

 

具体的にセットアップする場所は、

 

 

ガッツリ付いたフロントキャンバー

並盛 キャンバーシム & トーレスシム (リアトーは、ゼロか、ほんの少し OUT)

ハイレートのリアスプリング 

(やわらかいと、高速コーナーで オーバーステアが強くなります)

 

あたりとなります。

 

 

 

間違えていただきたくないのは、

決して、危険なオーバーステアを我慢して走ったり、

度胸で走るのではなく、オーバーステアが出る寸前のバランスに

セットするということですので、誤解なきようにお願いしますね!

 

 

 

 

 

 

 

で、お次は、

 

 

② TC2000 では、純正ファイナル を使用せよ!!  です。

 

 

秘密主義者・・・・(笑) の田中ですので、

このことは、あまり、言いたくないのですが、

ノーマルエンジン & 純正とほぼ同じ外径のタイヤの場合、

(225-45-16  215-40-17 等)

 

TC2000 には、ショートギヤード のファイナルは、マッチしません。

 

 

(ライバルたちが、このブログ見てませんように!!  見てるか・・・・・)

 

 

 

 

 

田中が思う TC2000 のギアの考え方は、

 

1) 1ヘア手前で、4速に入らないこと

2) 2ヘア手前で、4速に入らないこと

3) 最終コーナーの出口 縁石まで、4速に入らないこと

 

です。

 

 

まぁ~、このことは、

レース界ご用達、スーパーレシオソフトで、解析しましたので、

ほぼ(笑)合っていると思います。ハイ。

 

(佐藤さん、イイ仕事しましたね~)

 

 

ですから、もし、ショートのファイナルを組んでいる方は、

TC2000 では、少し大径のタイヤの方が、マッチングするかもしれないですね!

 

 

 

そして最後は、

 

 

 

③ ダウンフォースは、あればあるほど、速くなる!!  です。

 

 

まぁ~、このことは、TC2000 に限ったことではありませんが、

ダウンフォースがあると、特に、ダンロップ & 最終コーナーで、かなり有利ですね。

 

ドラテク編で、車載動画も掲載予定ですが、

やっぱ、ダウンフォースがないと、あのダンロップコーナーの速さは、

手に入らないですね・・・・・、きっと。

 

TM エアロ + カナード は、今回も、イイ仕事、してくれました。

(だって、デザインしたのは、あの方々ですからね・・・・・・、

今年は惜しくもタイトル取れませんでしたが・・・・・・・・)

 

 

 

ちなみにですが、

TM のリアウイングには、2つ穴があり、

今回は、バランスを取るため ダウンフォースの弱い位置で走りました。

 

で・・・、テストで、穴位置をダウンフォースが強い位置に変えると、

驚くほど、ダウンフォースが強くなるのですが、

 

目で見ても、ほんのちょっとしか角度が違わないのに、

ダウンフォースの変化量は、かなりデカイ・・・・・・・。

 

 

ということは、かなり有効に、ウイングが仕事をしていると いうことですよね~。

 

 

(TM ウイングを装着されている方は、

ストリートでも、ハッキリわかりますので、一度お試しあれ!)

 

 

※ ダウンフォース強  →  ダウンフォース弱 への変更の場合は、

   最初、少しだけ、様子を見ながら、走ってくださいね。

(ダウンフォース強は、ブレーキの安定が、◎ ですよ~)

 

 

 

81

 

 

 

 

 

 

それと、今回、エキマニ + ECU にて、約5PS パワーが向上したのですが、

今の領域では、エンジンパワーは、やはり、あればあるだけ、速くなりますね。

 

ロガーで見ると、04~0.5秒は、エキマニ + ECU の恩恵でした。

 

 

 

 

 

 

 

とまぁ~、今回も、かなり、かな~り、マニアックになりましたが、

お楽しみいただけたでしょうか?

 

 

 

 

では、また、頑張って、ドラテク編を書きたいと思います!

乞うご期待!!

 

 

 

 

 

 

うっ・・・・、真夜中に、なちゃった・・・・・・(汗・・・)

2012 勝手に「道場破り」 in モーターランド 鈴鹿 (ドラテク編) ②

2012年05月29日(火)

今夜は、

モーターランド鈴鹿 ドラテク ② を

ヘアピンコーナー(⑤)から、今回は、はじめたいと思います。

 

 

 

12

 

 

 

 

 

ブレーキングは、50m 看板近辺ではじめますが、

ここも、コースのアウト側は、バンクが付いていません・・・・・。

 

 

 

23

 

 

ですから、あまりアウトいっぱいからのアプローチは、

ブレーキング後半で、ハンドルが右にとられ、とっても危険ですのでお奨めしません・・・。

(だって、コースの右側は、ほとんどエスケープがありませんから・・・・)

 

そう、写真の服部兄ちゃんの愛車? に向かってのブレーキングは、かなりデンジャーです。

 

 

クルマ、半分ぐらい(服部兄ちゃんの愛車にギリギリ当たらないぐらい)

アウトには、スペースがあったほうが、安全です。

 

 

 

 

でもって、このヘアピンも、入口が下っていて、

 

 

33

 

  

出口が登っています・・・・・。

  

 

42

 

(ホント 意地悪なレイアウト・・・・・)

 

 

 

 

 

よって、飛び込んじゃ ラップタイムは出ません・・・。

そう、1コーナーと同様に、徹底的に、出口重視なのであります。

 

 

目安として、ブレーキングを開始するあたりに、

路面のギャップがあるのですが(50m 看板の少し先)、

ここからのブレーキングでは、遅すぎます。

 

 

また、ちょうど、このギャップから ブレーキを開始すると、

ABSが誤作動して、ブレーキが想像より効きませんので、

必ず、このギャップの手前からブレーキングを開始してください。

 

 

「ちょっと早いかなぁ・・・」、 ぐらいが、BEST なブレーキングポイントです。

 

 

もちろん、このヘアピンも、完全に立ち上がり重視で、

1m でも早く、アクセルが踏めるように立ち上がります。

 

 

 

 

 

 

 

そして、ここから、なかなか手ごわい、インフィールドセクションです。

  

 

52

 

 

 

ヘアピンの出口はシッカリ縁石も使用し、立ち上がったら、

 

 

63

 

  

 

次のコーナーは、右コーナーなので、

左いっぱいにクルマを振りたいところなのですが、

ここは、振っても、コース真ん中までにします。

 

 

 

理由は・・・・・・、「最短距離を走りたいから」 なのであります。

 

 

 

まず、インフィールドのひとつ目 ⑥コーナーは、コース真ん中から、

優しいブレーキングとともに、2速ホールドのまま 「なだらか」 に、進入します。

 

 

  

72

 

  

 

ここでのポイントは、進入スピードにあります。

 

 

⑥コーナー クリップでのスピードが高ければ、

⑦コーナーまで、アクセルを一切踏むことなく、

軽い減速状態のまま走ることが可能となるからなのです。

 

 

 

もし、この、⑥~⑦コーナーのつなぎ部分で、

 

  

 82

 

 

 

アクセルを少しでも踏まなければ、ならないなら、タイムは出ないと思いますよ~。

 

 

 

だって、一番クルマが曲がる、少しだけ、減速した状態で、

長い距離を走ることが、タイトコーナーには、バツグンに効きますからね。

 

 

 

また、この ⑥~⑦コーナーは、だんだん「R」 が、

きつくなる ひとつのコーナーと捕らえて、

この減速状態で走れれば、かなりタイムが短縮できると思います。

 

 

理想は、⑥コーナーの飛び込みで、減速をはじめ、

⑦コーナーの立ち上がり寸前で、この減速が終了するのが、◎ です。

 

 

 

ライン的には、⑥コーナーは、長く 「なだらか」 にクリップをとり、

つなぎの部分は、コース真ん中か、少しイン側を走り、

⑦コーナー は、コーナー出口まで、インから離れないようします。

 

 

 

91

 

  

 

そして、正面に、ポスト(白い鉄サク)が見えれば、

アクセルを踏みながら、それに向かって、⑧コーナーに、真っ直ぐアプローチします。

 

 

 

 

⑧コーナーも、非常にタイトな、複合コーナーです。

  

 

102

 

 

 

軽いブレーキングの後、

複合コーナーの鉄則である、2つ目のコーナーに、ガッツリとクリップするのですが、

コーナーが、かなりタイトで 曲がり込んでいるため、

ひとつ目のコーナーも、クリップするラインでよろしいかと思います。

 

 

 

ここでのクルマのバランスは、

どうしても、U/S となりますので、ひたすら「ガマン」ですね。

 

 

 

 

シッカリ最後までインにくっ付いて曲がったら、

少しアクセルを踏み、また、アクセルOFF にし、

最後の難関 最終コーナー(⑨)にアプローチします。

 

 

 

 

112

 

 

 

 

 

この最終コーナー・・・・・・、

写真をよ~く見ればわかるのですが、イン縁石の近辺が、陥没しています・・・・・・。

 

 

 

 

121

 

 

 

 

ですから、キレイにトラクションを伝えたいなら、少し、インを空けるライン。

 

そう、雨ラインのように、

コーナーのクリップ付近のインを空けるラインで走ります。

 

 

 

また、ある程度、スプリングレートがソフトなら、

最短ルート(通常ライン)で走ることも可能です。

 

もちろん、イン側が、かなり窪んでいますので、クルマは大きく跳ね、

なかなか走りは安定せず、難易度は高いですが、最短距離は走れます。

 

 

 

田中のお奨めは・・・・・、少しインを空けて走るラインです。

でも・・・・、BEST ラップのときは、通常ラインで走ってますね・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

とま~、とんでもなく、マニアックに、

モーターランド鈴鹿 攻略法をお伝えしましたが、

ご理解いただけましたでしょうか?

 

 

 

ではでは、車載映像 & 車載映像+ロガー を

ジックリと、ご覧下さい!

 

 

 

 

 

 

 

まずは、車載映像のみです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、ロガー連動の動画もどうぞ!!

 

 

 

2012 勝手に「道場破り」 in モーターランド 鈴鹿 (ドラテク編) ①

2012年05月21日(月)

 

 

モーターランド 鈴鹿は、初日にタイムがブレイクできなかったので、

服部兄ちゃんのお掃除を手伝いながら、コースをジックリ観察しました。

 

 

 

ということで、ドラテクと一緒に、コースに隠れている秘密?も、

説明したいと思います。

 

題して、「モーターランド鈴鹿 の解体新書」 なのであります。ハイ。

 

 

 

 

(あっ、今回はあまりにも、超大作となりましたので、

2回に分けてお送りします)

 

 

 

 

 

では、はじめましょう。

 

 

 

 

11

 

 

 

 

 

まず、1コーナー(①)は、ブレーキング区間が、下っています。

乗っていると、さほど感じないのですが、ガッツリと 下っているのです。

 

 

 

 

 

21

 

 

 

 

そして、コーナーのクリップに向かって、軽くバンクが付いているのですが、

ブレーキング区間のアウト縁石の近くだけ、バンクが付いていません・・・・・・。

(いや、反対に付いてるかもです)

 

 

32

 

 

 

 

ですから、あまりアウト側で、ブレーキを開始すると、

ハンドルが、右方向にとられますので注意が必要です。

少なくても、アウトの縁石から、1mは、離れていた方が良さそうです。

 

 

 

 

 

でもって、クリップ が、一番低い位置にあり、

立ち上がりは登っています・・・・。

 

 

 

 

 

41

 

 

 

 

立ち上がりの縁石から、反対に、1コーナー(①)を見ると・・・・・・、

こんなにも、登っているのです!

 

 

 

 

 

51

 

 

 

 

 

入口が下りで、出口が登りのヘアピンの鉄則。

それは、「立ち上がり重視!」

 

 

だから、1コーナーは、飛び込めても、飛び込みません。

 

 

なんといっても、

 

1m でも、早くブレーキを終了させ、

1m でも早く、クルマを曲げて、

1m でも早く、アクセルに足を乗せる ことが重要です。

 

 

 

でも・・・、アクセルに足を乗せたら、ほんの少し 「待ち」 ます。

理由は、減速状態から、急激にアクセルを踏むと、

ギアのバックラッシュをはじめ、ドラシャ、クラッチ等々、

いろんな小さなクリアランスが集まり、一瞬フリーな状態から、

「ガツン」 とトラクションがかかってしまうからです。

 

 

 

そうすると、タイヤは限界を超え、

また、フロントの車高も急激に上がり、アンダーステアとなってしまします。

 

ですから、

ほんの少し、アクセルを踏んで、軽くトラクションがかかった状態にしてから、

全開にした方が、アンダーステアが抑制されると いうわけなのです。

(深いなぁ~・・・・・)

 

 

 

 

 

1コーナーを上手くトラクションをかけて立ち上がれれば、

少々、凸凹ですがアウトの縁石もしっかり使用して、

高速セクションへと向かいます。

 

 

3速にシフトアップし、最初に浅い右コーナー(②)となりますが、

ここは、問題なく全開でクリアー。

 

 

このコーナー(直線?)は、どこを走るかに、ポイントがあります。

 

 

 

61

 

 

 

少し、インを空けて、大きなR で走った方が、

次の高速コーナーへのアプローチは、「ラク」です。

 

でも、パワーがあまりないクルマの場合、

そのラインでは、走行距離が長くなり不利になるなることがあります。

 

田中は、いろんなラインをトライしましたが、

あまりインに張り付いていると、高速コーナー(③)で、曲がり難いので、

大外のラインと、インラインの ちょうど真ん中あたりで、走りました。

 

 

 

 

そして、お次は、モーターランド鈴鹿名物?の高速コーナー(③) です。

 

 

 

71

 

 

このコーナーは、セットさえ合っていれば、さほど難しくないと思います。

 

 

まず、コースの特徴で説明すると、

コーナーへのアプローチは登りになっており、

 

 

 

8

 

 

(ちょうど、服部兄ちゃんのクルマ? あたりに、

運転席がくるのが、スイフトのレコードラインだと思います。ハイ)

 

 

 

 

インの縁石を過ぎたあたりで、フラットとなり、

  

 

 

 

9

 

 

101

 

 

 

 

 

2つ目のクリップに向けて、下りになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 111

 

 

 

 

 

このように、コーナーの入口が登りで、

コーナーの出口が下りの場合、重要なことは・・・・・・、

 

 

 

① コーナーへの進入スピードが高いこと

② フラットな路面までに、しっかり向きが変わっていることです

ですから、ドラテク的に話をすれば、

 

可能な限りハイスピードで飛び込むことなりますが、

重要なポイントは、減速の仕方にあります。

 

 

 

ノーマルエンジンのスイフトの場合、高速コーナー(③)への到達スピードは、

105~107km/h レベルです。

 

 

 

まず、最悪なのは、ハイスピードで飛び込んでから、

「ギュッ」と、強めのブレーキを踏んでしまうことです。

 

 

この走り方なら、必ずや、O/Sとなり、

最悪の場合、そのまま、スピン → クラッシュ となってしまいます。

 

 

 

そうです、ブレーキにより、急減に前荷重となり、

リアのグリップが薄くなるから、O/S となるわけですから、

 

ハイスピードで飛び込むための ポイントは、

できるだけ、クルマを前荷重にしないことなのです。

 

 

前荷重にしない = ブレーキを強く踏まない

ということですので、

飛び込んでも、ブレーキペダルに、「足を乗せるレベル」 のブレーキが、MAX です。

 

 

セットアップが合ってくると、

ほぼ、ノーブレーキ(アクセルはOFFにします)でも、曲がれるコーナーですので、

 

 

この高速コーナー(⑧)の攻略方法は、

強いブレーキを踏まないように、トレーニングすることです。

まず、最初は、

かなり手前から、アクセルをOFFにして、加速の恐怖心を取り去ります。

 

スピードが、どんどん上がっていく状況で、飛び込むと、

どうしてもブレーキが強くなってしまうので、

そこで、加速というプレッシャーを取り去るのです。

 

すると、しっかりと、まわりも見えますので、

恐怖心なしで、曲がることができると思います。

 

 

 

そこから、ステップ By ステップで、

アクセルをOFFにするポイントや、量を調整しながら走ると、

とっても、カンタンに、そして安全に、攻略できると思います。ハイ。

 

 

 

 

 

また、クルマの向きを変えるのは、

進入スピードさえ、しっかり保つことができれば、あとは、クルマと路面がやってくれますので、

向きが変わった分だけ、アクセルを踏んでいけば、OKです。

 

 

 

ライン的には、③コーナー ④コーナー とも、シッカリとクリップしますが、

 

両コーナーとも、イン側の縁石には、タッチしません。

 

 

スプリングレートにもよると思いますが、500~600ポンド であれば、

必ず弾かれて、クルマ一台分、外に飛ばされてしまいます。

 

 

特に、③コーナーの進入スピードが上がると、クルマが曲がりやすくなりますので、

④コーナー のイン側縁石は、注意が必要ですね・・・・。

 

 

 

 

あと、④コーナー 出口 アウト側の縁石は、

コースレイアウト的に、ちょっと変な位置にあります。

 

よって、④コーナークリップから、出口 アウト側の縁石に向かって立ち上がると、

コースが足りなくなってしまいますので、この、アウト側縁石より、

少なくても、クルマ一台分は、イン側に向かって、立ち上がるようにしてくださいね。

 

この部分は、マジで要注意です!

 

 

 

 

 

そして、ヘアピンコーナー(⑤)に向かいます。

 

 

 

 

 

 

いや~、長文にお付き合い いいただき、ありがとうございます・・・・・・。

 

次回は、モーターランド鈴鹿 タイムアップのキモとなる 

インフィールドセクションの攻略法 お伝えしますね!

2012 勝手に「道場破り」 in モーターランド鈴鹿 (セットアップ編)

2012年05月21日(月)

 

 

 

3/16(金曜日)の、早朝に、自宅を出発し、

ちょうど、モーターランド 鈴鹿 に到着したのは、

正午近辺でした。

 

 

 

 

1

 

(佐藤、なんでシャツが出てんだ?????)

 

 

 

 

まずは、服部兄ちゃんに、挨拶し、

お昼休みということもあり、パジェロにて、

コースの説明を受けました。

 

 

 

で、田中の第一印象は・・・・・・・、

2つのヘアピン & 最終セクションが、

想像よりタイトなことと、路面が、かなりバンピー・・・・・。

 

 

 

でも、まぁ~、阿讃サーキット 帰りの田中ですから、

あまり気になりません・・・・・。(慣れって凄い・・・・・・)

 

 

 

 

それより、ヘアピンがタイトなので、

セットアップには、少々、特殊性があるように感じました。

 

 

 

 

 

 

ということで、セットアップスタートなのであります!

 

 

 

 

 

まず、持込のセットは、

 

 

 

 

イニシャルセット

ホイール BBS       F 7.5J-16 +30  R 7.5J-16 +46

タイヤ KUMHO V700   F 225-45-16(中古) R 205-45-16(中古) 

内圧              F 2.7 R:2.9 (温間)

リヤスタビ           38φ 

スプリング          F 65-07-700

                 R 60-06-700

ダンパー 減衰       F MAX 5戻し  R MAX 8戻し

キャリパー/ローター   F/R とも純正

ブレーキパッド       F 08H  R 88B

LSD             TM LSD   50-20 6.5kg

ファイナル         4.7  アールズ製

エンジンオイル      TM-SQUARE 開発品 5W-40(新油)

オイルクーラー      TM-SQUARE 開発品

                純正ヒートエクスチェンジャー取外しなし

車高             F  605  605

                R  585  585

トー              F  OUT 0:15  /  R トーレスシム(-30)0:00  

キャンバー          F  実測 5.8度   /   R  並盛り

フロント ロアアーム   TM-SQUARE 開発品

 

 

 

 

走行前に、スプリングは変更したい気もしましたが、

佐藤さんが、せっかく、セットしてくれたのですから、

ありがた~く、走ることにしました。ハイ。

 

 

 

 

 

走行コメント 金曜日

 

 

①-1 イニシャル コメント  BEST 49.1  (気温)12.3℃/ (路温)17.5℃ 

 

跳ねがスゴイ! まともに走れない!!

スプリングレートが高過ぎる!!!

 

 

やっぱりか・・・・と、思いましたが、

ま、仕方ないですね・・・・、700ポンドですから・・・・・。

 

 

 

で、セッション中ということもあり、

ダンパー減衰を落としてみました。

 

 

 

 

①-2  Fダンパー  -5 → -8 

Rダンパー  -8 → -10   BEST 48.7  

 

 

 

少しだけ、跳ねは改善 でも、まだまだのレベル

フロントがまだまだ、硬い

 

 

 

というのが、走り始めの田中コメントです。

 

 

 

モーターランド鈴鹿は、

ハイレート & 強いダンパー減衰は、

まったく持って、NG ですね・・・・。

 

 

 

 

ということで、

ガラッと、セットを変更しました。

 

 

 

 

2

 

 

 

 

 

セット変更

  Fスプリング   700  →  600

  Rスプリング   700  →  500

  Fダンパー     -8  →  -10  

  Rダンパー    -10  →  -12  

  Fパッド      08H  →  10F

  Rパッド      88B  →  03C

  Fトー      OUT 0:15  →  OUT 0:40

  Fキャンバー   -5.8  →  -6.2

  カナード ON

 

 

 

Fパッドを 08H → 10F に強めたのは、

ヘアピンのエスケープが狭いため、保険の意味合いで、

 

 

Rパッドを 88B → 03C に強めたのは、

ブレーキング時に、クルマがあまり前のめりに

ならないようにするためです。

 

 

だって、バンピーな路面で、前荷重が強すぎると、

ギャップにクルマが弾かれてしまいますからね。

 

 

 

 

それに、タイトなヘアピンで、イン側のタイヤの切れ角が

少しでも大きくなるように、トーアウト値を大きくし、

(阿讃サーキットと同じ戦略です)

 

 

 

高速区間が、U/S でしたので、

Fキャンバーを大きくし、カナードも装着しました。

 

 

(時間がないので、かなり思い切った変更です・・・・・)

 

 

 

 

 

で、2セッション目を走り出すと・・・・・、

 

 

②-1 イニシャル コメント  BEST 48.1  (気温)13℃/ (路温)18℃

 

  跳ねはかなり改善(70%レス)し、問題なくセットアップができるレベル

  すべてのコーナーで曲がるようになった

  高速コーナーは、キャンバー&ダウンフォースにより、進入で少し O/S

 
  

とまぁ~、クルマのセットも、かなり合ってきました。

 

 

 

 

また、モーターランド鈴鹿の高速区間は、

「恐ろしい・・・・」 とか、聞きますが、

エスケープはないけれど、コース幅は十二分にありますので、

セットさえ合わせれば、まったく問題無しでね。

 

 

 

それより、強敵はインフィールドのタイトコーナーです。

 

 

 

 

でも、フロントタイヤの磨耗が、かなり進んでおり、

(持ち込み時で、2分山レベル・・・・)

 

 

 

 

 

 31

 

 

 

 

 

時間もあまりなかったので、

NEW タイヤで、レコードの 47.7 に、挑みました。

(ちょっと、いや、かなり強引な戦略・・・・)

 

 

 

セット変更  

  F/R NEWタイヤ

  Rウイング↑ 

 

 

※ リアウイングの調整は、高速コーナー入口の O/Sを抑制するためです。

 

 

 

 

 

4

 

 

 

 

②-2  イニシャル コメント  BEST 48.2 

 

  Rウイング↑ により、リアが安定  高速入口 少し U/S 

  タイヤが温まりきる前に、チェッカー

 

 

 

うっ~ん、00分までと思い込んでいたら、

50分でチェッカーなんですね・・・・・・。

(アタック失敗・・・・)

 

 

 

 

 

でも、気を取り直して、

3時からの 最終セッション(4時からのセッションは、逆周りになってしまうので・・・・)を

走行です。

 

 

 

 

 

③-1 イニシャル コメント  BEST 47.9  (気温)11.7℃/ (路温)15.7℃

  NEWタイヤは、高速区間では効くが、ヘアピンでは、機能しない??

  後半のタイトセクションが遅い(キャンバー付け過ぎ?)

 

 

 

 

やばい・・・、

タイトコーナーでのグリップが足りな過ぎる・・・・・。

 

 

 

セット変更

  Rトーレスシム -15 追加

  F車高 3T↑ 

  R車高 3T↑  

  Fダンパー  -10 → -8

  Rダンパー  -12 → -10

 

 

 

ちなみに、リアは、タイトコーナーで曲がるように、トーアウト。

 

 

車高も少し上げて、荷重の戻るスピードをゆっくりにし、

タイトコーナーに合わせたセットにしてみました。

 

 

 

 

③-2 イニシャル コメント  BEST 47.8  

 

  高速は、かなり速い  クルマは、すごく曲がる

  タイトコーナー のU/Sは、変わらず

  キャンバーがタイトコーナーに合っていない! 

 

 

 

 

しかし、最終セッション終了・・・・。

 

 

この短時間では、

合わせ きれなかったです・・・・・。

あと、0.1秒なのに・・・。

 

 

 

いや~、詰めが甘かったですね。

最大の失敗は、Fキャンバーだと思います。

 

 

高速コーナーに適合させるため、

-5.8  →  -6.2 にしたのが、大失敗ですね・・・・。

 

 

お陰で、高速セクションは、

気持ち悪いぐらい、速くなりましたが・・・・・。

 

 

 

とま~、初日のBESTは、

 

 

 

 

5

 

 

 

 

 

スイフトのレコードに、0.1秒 足りませんでした・・・・・。

 

 

 

かなり、エンジンパワーが、ラップタイムに影響する

モーターランド鈴鹿で、

 

ノーマルエンジンとしては、

ありえなく、頑張ったんですけどね・・・・・。

でも、まぁ~、足りないんだから、仕方がない・・・・。

 

 

 

と、ここまでは、

ある面、想定範囲だったのですが・・・・・・、

 

翌土曜日は、雨・・・・・。

 

そして、翌々日曜日も、雨・・・・。

 

(マジかよ・・・・・・)

 

で、アタックができず、

結局、鈴鹿4日目の 月曜日まで待つことに・・・・。

 

 

 

オマケに、この日は夕方に、

名古屋でお仕事があったので、

なんとしても、朝一のセッションで レコードをブレイクして、

すぐさま、お隣の 鈴鹿ツインサーキットに向かわないと・・・・・、

間に合いません。

 

 

 

 

ということで、

金曜日の反省を しっかりと、セットに反映させて、

 

勝手に道場破り in モーターランド鈴鹿 (第二部) が、

晴天の中、スタートしたのであります。

 

 

 

 

 

6

 

 

 

 

 

セット変更  

  Fキャンバー   -6.2  →  -5.8

  F/Rタイヤ  山のないタイヤに戻し    

 

 
  

走行コメント 月曜日

 

④-1 イニシャル コメント  BEST 47.8  (気温)11.5℃/ (路温)12℃

 

  バランスOK

  Fタイヤの磨耗が大きく グリップしない

 

 

 

キャンバーを戻したことにより、

インフィールド区間がかなり速くなりました。

 

もちろん、高速区間は、少々厳しいですが、何とかなるレベルです。

 

 

 

そして、いよいよ、セッション終了前にアタックです。

 

 

 

 

④-2 F/R 山のあるタイヤに交換  BEST 47.6

 

  グリップは大きく変わらないが、タイトセクションで、少しだけ向上

  高速セクションは、タイヤのグリップ ↑ により、かなりバランスが良い

 

 

 

 

 

7

 

 

(ラスト 5LAP は、強烈なアタックですよね・・・・・)

 

 

 

 

 

いや~、やっとブレイクできました!

さぁ・・・、次は、鈴鹿ツインサーキットに急いで行かなきゃ!!

 

 

 

 

ということで、

モーターランド鈴鹿 セットアップのポイントは、

 

 

○ セットアップは、ヘアピンから先のインフィールド区間に合わせ込む

○ F キャンバーは、高速区間で足りなくても、インフィールドに合わせる

○ スプリングレートは、跳ねに強い HYPERCOでも、500~600ポンドが、MAX

○ ダンパーの減衰は、かなり弱め(強い減衰では、跳ねてセットできない)

○ ブレーキバランスは、少しリアを強めにセット(前荷重になり過ぎないように)

○ インフィールドに対応させるため 車高は、少し高めのバランス

○ タイトなヘアピンに対応させるため、フロントのトーアウトは、大き目の数値

 

 

 

となります。

 

 

今回は、時間があまりなく、

細かなところまで、セットアップを合わせ込めませんでしたが、

(4日滞在したのに・・・)

 

基本的なポイントは、押さえられたかと思います。

 

 

 

しかし、中部地方は、

エンジンチューニングが、進んでいますので、

かなり、骨が折れました・・・・・・・・・・・。

 

 

 

 

以上、

2012 勝手に「道場破り」 in モーターランド鈴鹿 (セットアップ編)

 

でした!

2012 勝手に「道場破り」 in タカスサーキット (ドラテク編)

2012年05月02日(水)

さぁ、今回は、

勝手に「道場破り」 in タカスサーキット

ドラテク編 なのであります。

 

 

まず、タカスサーキットの基本的な走り方は、

以前に、田中が書いた ドラテクで、しっかりと復習して下さいね。

 

 

 

 

2010 タカス タカスドラテク その①

2010 タカス タカスドラテク その②

 

 

 

 

では、はじめましょう。

 

タカスサーキット 攻略法で、いちばん重要なこと。

それは、最短距離を走ることだと田中は思います。

(なんじゃ それ・・・・・?  ですよね・・・)

 

 

 

 

タカスサーキットに到着して、

走行前に、田中と、キャプテン リッキーが、

交わした言葉が、ある面、タカスサーキット攻略法の

すべてかも知れません・・・・。

 

 

 

 

田中 「あのさ、走るときにお願いがあるんだけど!」

キャプテン 「えっ~、なによ・・・」

 

田中 「コーナーのイン側に、タイヤが置いてあるでしょう?」

    「あれ、今日だけ、どけてくんない??」

 

キャプテン 「それは、ズルでしょう・・・・・・・」

       「ダメダメ・・・・」

 

 

この会話から、田中がなにを狙っているか・・・・。

 

 

 

 

 
タカスエキスパートの方なら、もうおわかりですよね~。

 

そうです、タカスサーキットのコーナーは、

イン側の縁石がかなり低く、

場所によっては、縁石の内側に、緑色のコンクリート部分があり、

そのまた内側に、タイヤが置いてあるのです。

 

 

 

このタイヤの意味は、あまりショートカットすると、

「痛い目にあいますよ」 という 目印です。

ということは、このタイヤ ギリギリに走れれば・・・・・、

そう、最短距離で走れるということなのです。

 

 

 

もちろん、田中のタイヤ撤去作戦は、

門前払いで、却下されましたが、

それぐらい、タカスサーキットは、

走る場所によって走行距離が違ってくるのです。

 

 

 

 

では、コーナーの曲がり方で、

どれぐらい、距離とラップタイムが違うか・・・・・・・。

たとえば、タカスサーキットの2コーナー(②)

 

 

 

 

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このコーナーで、ギリギリ インを小回りしたライン(赤)と、

少し、クリップが空いてしまったライン(青)を比較すると・・・・・・、

 

 

 

 

 

2e382b3e383bce3838ae383bc

 

 

 

 

2コーナー区間距離  

赤     103m    

青     107m  

 

 

 

な、なんと!

走行距離が、4m も違うのです!!

 

 

 

4mぐらい、どーってことないと思っている、あ・な・た!

 

甘いです・・・・・。

 

 

 

もし、このライン 青 と 赤 が、

まったく同じスピード(平均時速 40km/h)で、

このコーナーを通過したとすると・・・・・・・・、

 

40km/hは、秒速に直すと、

40,000m ÷ 3,600秒 = 11.1m/秒 

 

と、なりますよね。

 

 

 

そして、4m 走る距離を短縮したのですから、

4m  ÷ 11.1m/秒 = 0.36秒 

 

なんと、4m で、0.36秒も、タイムが稼げるのです!!

 

 

 

実際、ロガーでのタイム差は・・・・・、

 

      2コーナー区間距離    2コーナー区間タイム

赤         103m            5.796

青         107m            6.083

 

コンマ3秒も、速い!!

 

 

 

 

ですから、タカス攻略法で、いちばん重要なこと、

それは、タイヤ ギリギリを走ることなのであります。

なによりも、走行距離を短縮するためにね。

 

 

でも・・・・、最短距離を走ることで、

平均スピードが遅くなる場合は、

距離で稼いだタイムと、平均スピードで、ロスした部分の

差し引きが、短縮できるタイムとなりますので、

そのあたりは、ご注意を。

 

 

 

 

では、タカスサーキット 攻略法のスタートです!

最終コーナーを 2速で抜けて、

コントロールラインを過ぎて、2 → 3

(場合によっては、2 ホールド)にて、1コーナー(①)へ向かいます。

 

 

 

 

e382bfe382abe382b9e38080e382b3e383bce382b9e59bb32

 

 

 

 

1コーナー(①)は、複合コーナーになっており、2速で進入。

 

前回のドラテクにも書きましたが、

このコーナーは、2種類のラインがあります。

 

 

はじめのコーナーは、少々インを空けて、

ふたつ目のコーナーでの角度を緩やかにするラインと、

ひとつ目、ふたつ目と、両方ともガッチリ クリップを

取るラインがあります。

 

 

でも・・・・、「最短距離を走る!」が、

タカス攻略の重要ポイントですので、

迷わず、ガッチリ インをキープして下さい。

 

 

少々、ふたつ目のコーナーが、タイトになっても、

必ず、このラインの方が、速いと思います。

 

 

 

 

efbc91e382b3e383bce3838ae383bc

 

 

 

        1コーナー区間距離   1コーナー区間タイム

赤           129m            7.218

青           132m            7.451

 

 

 

 

SPEED ロガー

 e291a0-2

 

 

 

 

 

そして、2速ホールドのまま、

2コーナー(②)へと向かいます。

 

 

 

 

最初に説明したように、この、2コーナー(②)は、

かなり、「距離」に影響があるコーナーですので、

可能な限り小回りして下さい。

 

 

 

あまりにも、インを攻め過ぎると、

置いてあるタイヤにヒットしますので、注意が必要ですが、

それを心配するぐらい、ガッツリとインに付いて、小さく曲がり、

出口は、目いっぱいアウトまでを使用。

 

 

また、このコーナーは、アクセルを踏むポイントも、

かなり重要なコーナーですので、

アクセルON のタイミングが遅れないように、

注意が必要となります。

 

 

 

 

SPEED ロガー

e291a1-2

 

 

 

 

 

 

2コーナー(②)を立ち上がると、

3速にシフトアップし、③コーナーを全開で抜け、

影山コーナー(④)へと、向かいます。

 

 

 

e382bfe382abe382b9e38080e382b3e383bce382b9e59bb33

 

 

 

 

影山コーナー(④)は、ブレーキング の後

3 → 2 へ、シフトダウンし、アウト側から進入します。

ここのブレーキは、下り坂ですので、突っ込み過ぎに、注意です。

 

 

突っ込み過ぎると、クリップが甘くなり、

最短距離の大敵 ワイドラインとなってしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

e5bdb1e5b1b1e382b3e383bce3838ae383bc

 

 

 

 

      影山コーナー区間距離    影山コーナー区間タイム

赤          89m               5.506

青          92m               5.584

 

 

 

SPEED ロガー

e291a2-2

 

 

 

 

イメージ的には、少々早めから減速をスタートさせ、

しっかり、ガッツリと、インをクリップし、

(可能な限り、イン側で小回りする)

アウトいっぱいに立ち上がります。

 

 

 

 

 

で、影山コーナー(④)を立ち上がると、

2速 ホールドのまま、⑤コーナーに向かいます。

 

 

このコーナーも、またまた、

最短距離が効くコーナーとなりますので、

ガッツリと、インをクリップ。

 

 

 

このあたりは、

タイヤ1本分の幅でも、タイムに影響しますので、

ゼッタイに、進入でアンダーを出して、

ワイドラインにならないよう、十分にコントロールしてください。

 

 

 

 

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      ⑤ コーナー区間距離    ⑤ コーナー区間タイム

赤          77m              5.065

青          80m               5.178

 

 

SPEED ロガー

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でもって、S字(⑥)の中を2速ホールドの全開で抜け、

タイムに大きく影響する

グリップエンド コーナー(⑦)へと向かいます。

 

 

 

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グリップエンド コーナー(⑦)で、いちばん重要なこと。

それは、いつから、アウトに、はらんで良いかです。

 

 

 

コースイン側をよーく見ると、

緑のコンクリートのまだ内側に、

ここも、タイヤが置いてありますよね?

 

 

はじめは、乗用車のタイヤが数個並んでいますので、

この部分は、最短距離のために、ガッツリ インをキープなのですが、

アクセルオンに伴い、

どうしても、クルマ的には、アウトにはらみたいところです。

 

 

 

でもね、ゼッタイに、最後のタイヤである

「カートのタイヤ」 までは、インにいた方が、速いです。

 

 

 

 

少し早めから、アクセルが踏めても、アウトに膨らんでいくと

それでは、距離を大きく損してしまいます。

 

 

ですから、グリップエンド コーナー(⑦)では、

「カートのタイヤ」 付近までは、インにいて、

それから、アウトに膨れていきます。

 

 

すると、ライン的には、

直線の手前にある 信号灯に向かって

真っ直ぐなラインとなるのですが、これが、大正解!

 

 

早目からアクセルを踏んで、コースのアウト側にある 縁石

(ストレートに出る部分の縁石じゃないです) に、

タッチしそうなら、まったく持って、

アウトに出るタイミングが早過ぎますね~。

 

 

 

このコーナーも、

最短距離が、かなり効くコーナーですので、

可能な限り、直線的に立ち上がった方が、間違いなく有利です。

 

 

 

 

5e382b3e383bce3838ae383bc

 

 

 

 

   グリップエンド コーナー  区間距離     グリップエンド コーナー 区間タイム

赤          136m                 6.671

青          138m                 6.779

 

 

SPEED ロガー

e291a4e383bbe291a5-2

 

 

 

 

そして、2 → 3 → (4) とシフトをアップし、

最終コーナーへと向かいます。

 

 

 

 

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最終コーナーの走り方は、

前回のブログ にて、詳しく書きましたが、

ここもは、入口のラインが、ちょっと変則的。

 

 

 

アウトから、ガバ~ッと入るのではなく、

かなり早めに、一旦インに切り込んで、

ナナメに、ブレーキング。

 

 

 

最初にクリップする 縁石付近で、2速にシフトダウンし、

そのまま、右側に 荷重をかけたまま、

ふたつ目のクリップ取りに行きますが

ここも、可能な限り、最短距離を走りたいので、

インをガッツリ クリップします。

 

 

 

 

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      最終 コーナー区間距離      最終 コーナー区間タイム

赤         139m                  5.992

青         142m                  6.213

 

 

 

SPEED ロガー

e291a6e383bbe291a7-2

 

 

 

 

そして、緑のコンクリートあたりから、ジワーッとアクセルを踏んだら、

その後、すぐに全開とし、アウトの縁石を目指します。

 

 

 

というのが、田中ミノル式
 
タカスサーキット攻略法なのであります。

 

 

 

みなさん、いかがでしたか?

タカスサーキットでかなり有効な、最短距離走行法。

 

 

 

では、動画 & ロガーで、バッチリ確認してくださいね!

 

 

 

あっ、ちなみに、タカスサーキットから、

カメラを GO PRO にしたのですが、

なかなか、GOOD な画像になりました!

 

 

 

(また、車載画像だけのバージョンもご用意いたしました!!)

 

 

 

 

 

車載動画 + ロガー

 

 

 

 

 

車載動画

 

 

 

 

しかし、タカスサーキットは、路面も、施設も、安全性も ◎ ですよね~。

ドラテク向上には、かなりオススメのサーキットです!

 

 

 

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r14487911

 

 

 

(いいなぁ~、冬の日本海!  サーキットから、徒歩5分です)

2012 勝手に「道場破り」 in タカスサーキット (セットアップ編)

2012年05月01日(火)

さあ~、今回は、

勝手に「道場破り」 in タカスサーキット の セットアップ編 です。

 

 

前回に、タカスサーキットを訪れたのは、

約、1年半ぐらい前でして、

それから、2号車は、かなり進化していますので、

タイムアタックが、とっても楽しみのサーキットでした。

 

 

おまけに、タカスサーキットには・・・・・・、

FJ1600時代のライバル、

キャプテン リッキー が居ますからねぇ~!

 

 

 

r14487521

 

(なんで、そんな怖い顔してんの?)

 

 

 

ではでは、今回も、

ガッツリと、はじめたいと思います。

まず、タカスサーキットのコースは、こんな感じで・・・・・・・・、

 

 

 

 

 

 

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そして、

持込みのセットアップは・・・・・、

 

 

 

 

r14487501

 

 

 

 

イニシャルセット

ホイール BBS         F 7.5J-16 +30  R 7.5J-16 +46 

タイヤ KUMHO V700    F 225-45-16(中古品)  R 205-45-16(中古品)

内圧               F 2.7  R:2.9 (温間)

ホイールスペーサー     F なし  R なし

リヤスタビ           38φ 

スプリング           F HYPERCO 65-07-0800

                  R HYPERCO 60-06-0800

ダンパー 減衰        F MAX 5戻し  R MAX 8戻し (TMダンパー)

ブレーキパッド         F ZONE 04M  R ZONE 88B 

LSD               TM LSD   50-20 6.5kg

エンジンオイル        TM-SQUARE 開発品 5W-40  (継続使用 2イベント目)

オイルクーラー        TM-SQUARE 開発品  

                 純正ヒートエクスチェンジャー取外し

ファイナル           アールズ製  4.7ファイナル + 2型純正 ミッション

車高              F  605  605

                 R  585  585

トー               F  OUT 0:20 /  R トーレスシム(-30) 0:00  

キャンバー           F  実測 -6.2   /   R  並盛  -2.0 

フロントロアアーム      TM-SQUARE 開発品

 

 

といった、感じです。

 

 

 

佐藤の話では、「タカスにも、ファイナルは、バッチリ適合します!」 

ということなので、阿讃サーキットと同じく、 4.7 のファイナルで走行しました。

 

 

ここだけの話、

「ゼッタイ、純正ファイナルに戻すのが、手間なだけだろう・・・・・・」 と、

田中は思っていました・・・・。ハイ。

 

 

 

で、走ってみた感じの コメントは・・・・・・・、

 

 

 

 

 

 

走行コメント ①-1 イニシャル  BEST 05.4    8.5(気温)/ 8.6(路温)

ダウンフォースが、かなり強い  クルマがフラットで、グリップする 

フロントの入りも、かなり強いが、スムーズさを感じない → キャンバー付き過ぎ?

 

ギアレシオ ◎  2速コーナーのボトムスピードが低いので、すべてOK

           2コーナー(②)手前 2速のままOK

           影山コーナー(④)手前 3速のままOK

           奥のヘアピン(⑦)手前 (少しリミッター) 問題ないレベル

           裏ストレート(短い時間 4速に入る)

 

各温度       走行中  水温 77℃ 油温 105~108℃ 吸気温 8℃!

 

 

 

走ってみて、一番驚いたのが、ダウンフォースの強さと、

エンジンが前回より、かなり速くなっていたことですね~。

(さすが、TM の インテーク & ECU & フライホイール !!)

 

 

 

でも、水温が低いことと、

フロントキャンバーが付き過ぎだと感じましたので、

すぐに、修正。

 

 

 

セット変更

  フロントキャンバー  -6.2 → -5.8

  フロントダクト塞ぎ  グリル/パネルの塞ぎ

 

 

 

走行コメント ②-1 イニシャル  BEST 05.3   8.4(気温)/ 10.2(路温)

コーナーの真ん中 ~ 出口に関して 接地↑

ボトムのグリップは、少し↓  でも、トータルではこちらの方が速い

ブレーキダクト塞ぎ  ローター温度 650℃

ブレーキダクト部分テープ剥がし  ローター温度 556℃

 

 

 

 

 

r14487621

 

 

 

ローター温度が、少々高いのが気になりますが、

ブレーキダクト部分のテープを剥がすと、100℃位、温度が下がったので、

このまま、続行です。

 

 

 

セット変更

  Fスプリング  800 → 1000 (6インチ)

  Rスプリング  800 → 1000 (5インチ)

 

 

 

 

r14487561

 

 

 

 

 

タカスサーキットは、本当に路面が良く(かなり整備されてますよね~)、

レート的には、まだまだ、いけそうでしたので、ハイレートに挑戦です!

 

 

 

 

 

走行コメント ③-1 イニシャル   BEST 05.5   10.6(気温)/ 16.5(路温)

1コーナー(①)出口で、跳ねる  スプリングが強すぎる

全体に硬くて、U/S方向

フロントの6インチは、フィーリング悪し

このセットは、かなり、タイヤに厳しい

パワーの食われ感は、減少 (コーナー出口)

 

※ 6インチスプリングのフィーリングが悪く感じた理由は、

  7インチに比べると、荷重の増減により、追従性が、高い分(速い分)、

  少しピーキーに感じたのだと思います。

 

 

 

 

詳しくは、こちらのサイトで!

 

 

 

といった感じになり・・・・、

ダンパーの減衰をセッション中に変更。

 

 

 

 

走行コメント ③-2  Rダンパー減衰  -8 → -14   BEST 05.3

跳ねは、少し抑制

トラクションも、かかりやすくなった

 

 

 

セット変更

  Rスプリング 1000 → 900 (5インチ)

  R ダンパー減衰  -14 → -8

 

 

 

走行コメント ④-1 イニシャル  BEST 04.8   10.7(気温)/ 14.8(路温)

跳ねは、かなり抑制  しかし、1コーナー(①)出口は、まだ跳ねがある

曲がりやすくなった U/S の抑制

連続周回では、ブレーキが、04M では足りない  580℃(F左) 610℃(F右)

走行ラインを変更 

 

※ 今まで、04M で、バッチリ マッチングしていましたが、

  さすがに、ここまで速くなると、ワンランク 上の制動力が、必要となりました。

 

 

 

セット変更
 
  Fスプリング  1000 → 900 (7インチ)   
 
  Rスプリング   900 → 800 (5インチ)

  カナードON

  Fパッド 04M → 05K

  R トーレスシム -15 追加 (OUT 0’15)

 

 

 

 

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走行コメント ⑤-1 イニシャル  BEST 04.7   11.0(気温)/ 14.7(路温)

Fスプリング 07-900 は、跳ねは抑制されるが リバウンド側の動きが大きい

アクセルONにて、持ち上がり、U/S方向 (裏ストレート手前のヘアピン)

ブレーキは、05K の方が良い  577℃(左) 645℃(右)  ← それでも、かなり高い!

バランス的には、まだ、U/S方向

カナードは、あまりダウンフォースの違いを感じられない (SPEEDは、0.5km/h DOWNレベル)

F900 R800 のバランスの方が、スムーズだが、パワーの食われ感が強い

すべて、O/S方向に振ったのに、U/S が強い  → タイヤだろうか??(2部山レベル)

 

 

 

 

走行コメント ⑤-2  Fダンパー減衰  -5 → -3   BEST 05.4     

 

1コーナー(①)出口で、跳ねが増大

トラクションが厳しい

裏ストレート手前のヘアピンでの U/S は、少しだけ抑制

 

といった流れで、セットアップを行いました。

 

 

 

 

今、思えば、スプリングレートのバランスは、

F 1000  R 800  だったような気がします・・・・・・・。

(試していませんのなんとも言えませんが・・・・)

 

 

あと、NEWタイヤ があれば、

もう少し、削れたかも知れないですね・・・・・・・・。

 

 

まぁ、このあたりは、

まさに 「トラタヌ」 であることは、間違いありませんが・・・・・・(笑)。

 

 

 

しかし、2号車 、速くなりましたよ~。

だって、前回訪れたときは、07秒6 でしたから、

コンディションもあるとは思いますが、

2.9秒 も、速くなりましたからね~。

(ちなみに、タイヤも同じです!)

 

 

 

 

 

 

ということで、タカスサーキットのセットアップポイントは、

 

 

 

◎ 1コーナー立ち上がりで、跳ねが発生しないことを条件に、

   ギリギリのハイレートに挑戦すべし。

◎ ギアが合う(ファイナル 4.7)ことは、かなりの武器になることを理解すべし。

◎ 特殊なコーナーがないので、セットアップは、すべてのコーナーで行うべし。

◎ コーナーへの到達スピードが上がれば、ワンランク ブレーキパッドの

   効きを上げることを考慮すべし。

となります。

 

 

いや~、タカスサーキットは、

コースコンディションも、ステキ だし、

海に近いことから、気圧がとっても高いので、

この時期は、やっぱ出ますよね~、タイム。

 

 

 

 

以上、

2012 勝手に「道場破り」 in タカスサーキット 

セットアップ編でした!

2012 勝手に「道場破り」 in モーターランド 鈴鹿 (ドラテク編) ②

2012年04月07日(土)

 

 

 

 

 

さぁ~、明日は、筑波でハイパーミーティングですね!

 

 

 

 

 

 

TM-SQUARE もバッチリ出展 & 5LAP レースに挑みたいと思いますので、

みなさん、応援よろしくお願いします!!

(超お買い得の アウトレット品も何点か持ち込みますよ~!)

 

 

 

 

 

ということで、今夜は、

モーターランド鈴鹿 ドラテク ② を

ヘアピンコーナー(⑤)から、今回は、はじめたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

ブレーキングは、50m 看板近辺ではじめますが、

ここも、コースのアウト側は、バンクが付いていません・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

ですから、あまりアウトいっぱいからのアプローチは、

ブレーキング後半で、ハンドルが右にとられ、とっても危険ですのでお奨めしません・・・。

(だって、コースの右側は、ほとんどエスケープがありませんから・・・・)

 

そう、写真の服部兄ちゃんの愛車? に向かってのブレーキングは、かなりデンジャーです。

 

クルマ、半分ぐらい(服部兄ちゃんの愛車にギリギリ当たらないぐらい)

アウトには、スペースがあったほうが、安全です。

 

 

 

でもって、このヘアピンも、入口が下っていて、

 

 

 

 

 

 

 

 

出口が登っています・・・・・。

 

 

(ホント 意地悪なレイアウト・・・・・)

 

 

 

 

 

 

よって、飛び込んじゃ ラップタイムは出ません・・・。

そう、1コーナーと同様に、徹底的に、出口重視なのであります。

 

 

 

目安として、ブレーキングを開始するあたりに、

路面のギャップがあるのですが(50m 看板の少し先)、

ここからのブレーキングでは、遅すぎます。

 

 

また、ちょうど、このギャップから ブレーキを開始すると、

ABSが誤作動して、ブレーキが想像より効きませんので、

必ず、このギャップの手前からブレーキングを開始してください。

 

 

 

「ちょっと早いかなぁ・・・」、 ぐらいが、BEST なブレーキングポイントです。

 

 

もちろん、このヘアピンも、完全に立ち上がり重視で、

1m でも早く、アクセルが踏めるように立ち上がります。

 

 

 

 

 

そして、ここから、なかなか手ごわい、インフィールドセクションです。

 

 

 

 

 

 

ヘアピンの出口はシッカリ縁石も使用し、立ち上がったら、

 

 

 

 

 

 

 

次のコーナーは、右コーナーなので、

左いっぱいにクルマを振りたいところなのですが、

ここは、振っても、コース真ん中までにします。

 

 

 

理由は・・・・・・、「最短距離を走りたいから」 なのであります。

 

 

 

まず、インフィールドのひとつ目 ⑥コーナーは、コース真ん中から、

優しいブレーキングとともに、2速ホールドのまま 「なだらか」 に、進入します。

 

 

 

 

 

 

 

ここでのポイントは、進入スピードにあります。

 

 

 

 

⑥コーナー クリップでのスピードが高ければ、

⑦コーナーまで、アクセルを一切踏むことなく、

 

 

軽い減速状態のまま走ることが可能となるからなのです。

 

 

 

 

 

もし、この、⑥~⑦コーナーのつなぎ部分で、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アクセルを少しでも踏まなければ、ならないなら、タイムは出ないと思いますよ~。

 

 

 

だって、一番クルマが曲がる、少しだけ、減速した状態で、

長い距離を走ることが、タイトコーナーには、バツグンに効きますからね。

 

 

 

また、この ⑥~⑦コーナーは、だんだん「R」 が、

きつくなる ひとつのコーナーと捕らえて、

この減速状態で走れれば、かなりタイムが短縮できると思います。

 

 

理想は、⑥コーナーの飛び込みで、減速をはじめ、

⑦コーナーの立ち上がり寸前で、この減速が終了するのが、◎ です。

 

 

ライン的には、⑥コーナーは、長く 「なだらか」 にクリップをとり、

つなぎの部分は、コース真ん中か、少しイン側を走り、

⑦コーナー は、コーナー出口まで、インから離れないようします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、正面に、ポスト(白い鉄サク)が見えれば、

アクセルを踏みながら、それに向かって、⑧コーナーに、真っ直ぐアプローチします。

 

 

 

 

⑧コーナーも、非常にタイトな、複合コーナーです。

 

 

 

 

 

軽いブレーキングの後、

複合コーナーの鉄則である、2つ目のコーナーに、ガッツリとクリップするのですが、

コーナーが、かなりタイトで 曲がり込んでいるため、

ひとつ目のコーナーも、クリップするラインでよろしいかと思います。

 

 

 

 

 

ここでのクルマのバランスは、

どうしても、U/S となりますので、ひたすら「ガマン」ですね。

 

 

 

 

シッカリ最後までインにくっ付いて曲がったら、

少しアクセルを踏み、また、アクセルOFF にし、

最後の難関 最終コーナー(⑨)にアプローチします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この最終コーナー・・・・・・、

写真をよ~く見ればわかるのですが、イン縁石の近辺が、陥没しています・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

ですから、キレイにトラクションを伝えたいなら、少し、インを空けるライン。

 

そう、雨ラインのように、

コーナーのクリップ付近のインを空けるラインで走ります。

 

 

 

 

また、ある程度、スプリングレートがソフトなら、

最短ルート(通常ライン)で走ることも可能です。

 

もちろん、イン側が、かなり窪んでいますので、クルマは大きく跳ね、

なかなか走りは安定せず、難易度は高いですが、最短距離は走れます。

 

 

 

田中のお奨めは・・・・・、少しインを空けて走るラインです。

でも・・・・、BEST ラップのときは、通常ラインで走ってますね・・・・・・。

 

 

 

 

とま~、とんでもなく、マニアックに、

モーターランド鈴鹿 攻略法をお伝えしましたが、

ご理解いただけましたでしょうか?

 

 

 

 

 

ではでは、車載映像 & 車載映像+ロガー を

ジックリと、ご覧下さい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、車載映像のみです!

 

 

 

そして、ロガー連動の動画もどうぞ!!

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2012 勝手に「道場破り」 in 阿讃サーキット (ドラテク編)

2012年03月27日(火)

 
少々、時間が経ってしまいましたが、

マニアックな 阿讃サーキットのセットアップ編。

いかがでしたか?

 

 

 

かなり、DEEP な内容となりましたが、

 

阿讃マイスターのみなさんには、

きっと、セットアップの方向性という部分で、

お役に立てたのではないでしょうか?

 

 

 

 

 

 

ということで、

 

 

今回は、ドラテク編を

 またまた、マニアックにお伝えしたいと思います。

 

 
(最後に、動画 + ロガーも、バッチリ ご用意いたしました)

 

 

 

 

 

 

では、はじめましょう。

 

 

 

 

 asan11

 

 

 

 

 

 

最終コーナーを2速で立ち上がり、

ストレート後半で、2→3 にシフトアップ。

 

コースの右端から、1コーナーにアプローチします。

 

 

 

 

r14397151

 

 

 

 

 

 1コーナー(①)手前のブレーキング区間は、

完全なストレートではありませんので、

コースなりに、外に膨らみながらブレーキングをするのではなく、

 

 

1コーナー クリップの位置を優先して、

 少しナナメに、ブレーキング & 2速にシフトダウン。

 

 

 

 

r14398631

 

 

 

 

ブレーキをリリースしながら、

 ステアリングを切り込んでいくのですが、

 

 

 

ここで、ポイントが、2つ。

 

 

 

ひとつ目は、ガッチリ インをクリップすること。

 

 

でもね、このコーナー、イン側の縁石のすぐ近くに、

ガードレールがあるんですよね・・・・・・・。

だから、どーしても、インが少し空いちゃうんです。

 

 

 

でもね、ここは勇気を持って、縁石に、ガッチリとクリップしてください。

(もちろん、コースによ~く慣れてからね!)

 

 

 

 

 

そして、2つ目のポイントは、

 

 

1コーナー出口は、かなり登っていますので、

アクセルON のタイミングが、感覚より、かなり手前になります。

 

 

 

もちろん、その前に、クルマの向きが変わっていないと

 アクセルON は、できませんが、

ここは、可能な限り アクセルオンのタイミングを早めたいコーナーです。

 

 

 

なんといっても、1コーナーを抜けると、長いストレートとなりますので、

 登りとなる、1コーナー出口は、

1mでも、50cm手前からでも、アクセルをON にするタイミングが重要となります。

 

 

 

 

 

 

で、1コーナーを立ち上がると、2→3 へとシフトアップ。

 

ダウンヒルにて、ブレーキを開始し、3→2

阿讃サーキットで一番タイムに影響する

M字コーナー ひとつ目(②)へと向かいます。

 

 

 

 

このコーナーのクリップは、ガッツリ長めに取ります。

少しでも、出口で外にはらんでしまうと・・・・・、 

タイムは、出ませんので、しっかり出口まで、イン側をキープです。

 

 

 

 

かといって、イン側の縁石に乗り上げると、

縁石は高いので、カンタンに弾かれてしまいますので、ご注意を。

 

 

 

  

そして、M字コーナーの中でも、

いちばん重要な、M字コーナー2つ目(③)へと、

ステアリングを切り返すのですが、

 

 

ここは、ジムカーナの、180度ターンのように、

目が回るぐらい、「クルッ」と曲がれれば、◎

 

 

 

ですから、ドラテク以上に、

セットアップが重要なコーナーとなります。

 

 

 

 

 

走りはじめた時は、 

どうせ、このレイアウトなので、曲がらないのは、当然。

 

ステアリングを切っても、「待ち」になるので、

 タイムにはあまり影響しないだろう・・・・・・。

 

 

と、考えていたのですが、大きな間違いでした・・・・・・・。

 

 

通過スピードが遅いだけに、

ちょっとした、違いが、大きなタイム差になるのです。

 

 

 

ですから、田中は、この、M字コーナー 2つ目が、

阿讃サーキット タイムアタックのキモになると思います。

 

  

 

 

M字コーナー 2つ目を インの縁石に沿って、「クルッ」と曲がれれば、

 大きく下りながら、M字コーナー 3つ目(④)へと向かいます。

 

 

下り + クルマが真逆を向いている状況から、

 

M字コーナー 3つ目(④)のクリップを取りに行きますので、

やはりここも、アンダーステアになりやすい状況です。

 

 

 

 

 

ただ、このコーナーは、出口がかなり広いので、

ラインを選択することが可能です。

 

 

 

 

このコーナーの ラインは、 

パワーが、あまり大きくないクルマは、出口をワイドに取り、

 

過給器付き等で、パワーがあるクルマは、

 アクセルONを我慢して、直線的に立ち上がる のが、

セオリーだと思います。

 

 

 

ノーマルエンジンの2号車の場合、

迷わず、前者をチョイスし、出口はアウト ギリギリを狙いました。

 

 

 

 

 

でも、クリップから先、

出口の縁石に向かって、直角に近い角度で、

アクセルを踏んでいくのが、とっても、怖くて、いや~な感じです。

 

 

 

ま、この部分は、早めなら、アクセルOFF で、回避ができますので、

どれぐらいまでなら、可能なのか、

よ~く考えながら、試してみてください。

(ちなみに田中は、縁石の終わりの部分まで、使いました・・・・・)

 

  

 

 

 

そして、2速ホールドのまま、

 阿讃名物コーナー コークスクリュー(⑤)へと向かいます。

 

 

 

 asan11

 

 

 

 

  

このコーナーは、ブレーキング区間 ~ 出口まで、 

かなりの下り高配となりますので、

ただでさえ、フロントに荷重がかかりやすい。

 

 

 

また、コーナー手前の直線区間にて、

コース右に立ち上がり、それを左に振りますので、

右リアの荷重があまりない状態で、ブレーキングとなります。

 

 

 

おまけに、M字コーナーにクルマのセットを合わせてあると、

 驚くぐらいの オーバーステア となります。

 

 

 

  

ですから、「待ち」は、禁物。

 

 

 

 

「待ち」とは、 

ブレーキング → ターンイン → クルマの向きが変わる

といった、一連の動作を、待っちゃダメなんです。

 (特に、クルマの向きが変わる部分)

 

 

  

ブレーキング → ターンイン の次に、

リアを地面にくっ付けてあげないと、大オーバーステアとなります・・・・・・。

 

 

くっ付ける = 少しだけアクセルに足を乗せる

 

 

ということになります。

 

 

  

ここは、ドラテクで、何とかリアタイヤを

グリップさせて、大オーバーステアとなることを

抑制しなければなりません。

 

 

 

反対に、このコーナーで、フツーに乗って、

クルマのバランスが、◎ なら、

M字コーナー で、タイムをロスしていると、田中は思いますね~。

 (アンダーステアでね!)

 

 

 

 

ちなみになんですが、

このコーナー、オーバーステアを利用して曲げると、

タイムが出ません・・・・・・。

 

 

 

 

なぜなら・・・、 

オーバーステアを利用して曲げる = ドリフト状態 

 となることから、出口でアクセルを踏んでも

 

ドリフト状態ですから、パワーを食われ、

クルマが前に進んでくれません・・・・・・。

 

 

 

 

ということで、田中が思う、コークスクリュー(⑤)攻略法は、

 

 

 

 

① 飛び込むが、できるだけ、クルマが前傾しない、優しいブレーキング

② ブレーキリリース & ターンイン の区間は、可能な限り短く(待たない)

③ 本来なら、まったくアクセルON には、早いタイミングで、少しだけアクセルON
  (オーバーステア抑制のアクセル)

④ ③にて、リアを落ち着かせたら、ステアリングで曲がる

 

 

 

というのが、田中ミノル の攻略方法でした。

 

 

 

 

 

 

 

そして、下りの短いストレートを抜け、

 2速ホールドのまま、最終コーナー(⑥)へ向かいます。

 

 

 

 asan11

 

 

  

 

このコーナーも、ブレーキングの区間が、

下りとなっていて、ナナメに真っ直ぐブレーキを踏むのですが、

飛び込み過ぎには、十分な注意が必要です。

 

 

 

 

ここには、阿讃サーキットの「罠」があります。

 

 

 

 

どんな、「罠」かというと、

周回を重ね、どんどん、タイムが速くなってくると、

 必ずといって、コークスクリューの出口が速くなります。

 

(ま~、ダウンヒルのコーナーですので、タイヤが冷えているとき等々、

 あまりプッシュできませんからね・・・・・・)

 

 

 

 

するとね、今までのスピードでは、

 問題なく、最終コーナーが上手く曲がれていたのに、

だんだんアンダーステアが強くなってきます。

 

 

 

 

理由はカンタン。

 

コークスクリューの出口が速くなる前と、

最終コーナーのブレーキングを開始する位置が、同じだからです。

 

当然、手前のコーナーが速くなった場合は、

次のコーナーでブレーキを開始する位置は、

手前にならなければなりません。

 

 

 

でもね・・・、阿讃サーキットとの最終コーナーは、

 飛び込んでも、曲がれちゃうんです・・・・・。

 

 

 

 

これが 「罠」 なのであります。

 

 

 

 

 

普通なら、

BEST なブレーキングポイントより、飛び込むと、止まれないとか、

 曲がれなくて、大きくアンダーステアが出るとか、

失敗することによって、

ブレーキングポイントを修正するのですが、

 

 

最終コーナーは、 少々オーバースピードでも、

ある程度、バンク角も付いていますから、曲がれてしまいます。

 

 

 

でも、微妙にですが、 

ブレーキの終了ポイントは、奥になり、

 ハンドル舵角も、大きくなり、

 アクセルON のポイントも、奥になってしまいます。

 

 

そう、阿讃サーキットの最終コーナーは、

アンダーステアを自覚するのがとっても難しいコーナーなのです・・・・・・・。

 

 

 

 

この 「罠」 に、ハマッテル 人、

多いと田中は思いますよ~。

 

 

 

判断基準としては、最終コーナー手前の

 ブレーキ踏力が、イメージより少しでも強く踏んでしまう人は、

 間違いなく、この「罠」 に、ハマッテル と思います。

 

  

 

 ですから、「罠」 に、ハマリたくないなら、

コークスクリューの出口が速くなった分だけ、

 

少し手前からブレーキを意識的に踏むこと が、

ポイントだと思います。

 

 

 

  

 

 

また、このコーナーも、

 出口のラインに選択肢がありますね。

 

  

M字コーナー 3つ目(④) と同じように、

パワーが、ないクルマは、出口を少しワイドに取り、

パワーがあるクルマは、イン側を直線的に立ち上がる のが、

セオリーだと思います。

 

 

 

 

 

ただし、あまりにも手前から、

アウトの縁石に沿って、走るラインは、

距離的に不利となりますので、そのあたりは、

ラップタイムとニラメッコして、決めてください。

 

 

 

 

とま~、かなりの長文となってしまいましたが、

 

 

 

 

 

 田中のBEST 47秒3 のラップを

 動画 + ロガー にて、ご覧下さい!

 

 

 ちなみに、ストレートで、蛇行しているのは、

 Pラップのセンサーを拾うためで、

 (佐藤が、右側にセンサーを装着したため・・・・・・・)

  

本来なら、アウト側をコースに沿って走るのが

よろしいかと思います・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上、

2012 勝手に「道場破り」 in 阿讃サーキット (ドラテク編) でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

r14399231

 

 

テメーラ、田中をなめんじゃない!! (笑)

2012 勝手に「道場破り」 in 阿讃サーキット (セットアップ編)

2012年03月26日(月)

 

さぁ~、「道場破り」ツアー が、毎週続き、

なかなか、アップできませんでしたが、

 

 

いよいよ、

 

 

2012 勝手に「道場破り」 シリーズ 第2弾、

阿讃サーキット 極秘のセットアップをみなさんに、リークするお時間です。

 

 

 

 

 

 

徳島県と、香川県の県境にある 阿讃サーキット。

 

まさに、日本の 「マチュピチュ」 のような、

山の上に、突然現れる 神秘的なサーキットなのであります。

 

 

 

セットアップのお話をする前に、

 

 

まず、とっても重要なこと、

 

 

それは、サーキットまでの道中、車高は高めにセットアップすることです。

でないと、なかなか、サーキットに到着できません・・・・・・。

 

 

 

 

r14397211

 

 

 

 

 

 

では、はじめましょう!

 

 

 

 

 

まず、持込のセットは・・・・・、

 

 

 

イニシャルセット

 

ホイール BBS         F 7.5J-16 +30  R 7.5J-16 +46 

タイヤ KUMHO V700   F 225-45-16(中古品)  R 205-45-16(中古品) 

内圧              F 2.7  R:2.9 (温間)
 
ホイールスペーサー     F なし  R なし

リヤスタビ           38φ 

スプリング           F HYPERCO 65-07-0700  

                 R HYPERCO 60-06-0600                         
 
ダンパー 減衰        F MAX 5戻し  R MAX 8戻し (TMダンパー)

ブレーキパッド         F ZONE 03C  R ZONE 88B 

LSD              TM LSD   50-20 6.5kg

エンジンオイル        TM-SQUARE 開発品 5W-40  (継続使用)

オイルクーラー        TM-SQUARE 開発品  

                 純正ヒートエクスチェンジャー取外し

車高              F  605  605

                 R  585  585

トー               F  OUT 0:20 /  R トーレスシム(-30) 0:00  

キャンバー           F  実測 -6.2   /   R  並盛  -2.0 

フロントロアアーム      TM-SQUARE 開発品

 

 

 

といった感じでした。

 

 

 

 

ただ、阿讃サーキットは、コーナーが、

かなり タイト だと聞いていましたので、

 

アールズさん の ファイナル を組んで持ち込みました。

 

 

 

 

そしたらね、各ギアが、200~400rpm ショート(回転が高くなる)となり、

これがまた、バッチリ 阿讃サーキットに、マッチングしたのであります。ハイ。

 

 

さすが、佐藤!

レーシングエンジニア 御用達の レシオ表(これがスゴイ!) にて、

 

「ファイナル 4.7 なら、すべてのコーナーで、マッチングします!」 と、

言い切りましたからね~、まだ走ったことないのに・・・・・。

 

 

 

で、走ってみたら・・・・・、

「やっぱ、やるなぁ~!」 と、感動してしまいました。ハイ。

 

 

 

 

 

阿讃サーキットの コースレイアウトは、こんな感じで、

 

 

 

 

 asan1

 

 

スイフトの場合、すべてのコーナーを 2速で走ります。

 

 

 

  

 

 

で、走りはじめると、

路面が想像以上にバンピーで、

持込の状態では、各所で跳ねまくり・・・・・・・・・・・。

 

 

 

また、コーナーも思ったより、回り込んでいて、

M字コーナー(②③④)では、ステアリングが追いつかず、U/S・・・・・・・・・。

(手アンダー??)

 

 

 

ま、まじですか・・・・・、といった感じが、

田中のファーストインプレッションでした。

 

 

 

 

 r14398581

 

 

 

 

 

走行コメント ①-1  イニシャル  BEST 50.6 

 

路面が信じられないぐらい、バンピー

ファイナルは、◎  すべてのコーナーでギアが合う!

ブレーキは、03C で、ジャスト  

連続周回の安全面を考えると、04Mの方が良いと思う

バランスは、悪くないが、セットアップには、特殊性(かなり、O/Sセット)が必要

 

 

 

といったコメントとなりました。

 

 

スプリングレート( F 700ポンド  R 600ポンド ) も、

ダンパーの減衰( F -5  R -8 )も、

 

まったくもって、阿讃サーキットのギャップを吸収してくれず、

セッション中なので、ダンパーの減衰のみ、調整を加えました。

 

 

 

 

  

走行コメント ①-2  F ダンパー  -5  から -10 へ   BEST 48.5   

 

跳ねが抑制されて、トラクションが向上

ターンインの レスポンスダウン

 

 

 

でも、まだ足りないので・・・・、

 

 

 

 

 

 

走行コメント ①-3  F ダンパー  -10 から -14  へ   BEST 48.5  

 

 

跳ねは、かなり抑制されましたが・・・・・・・・、

ターンイン レスポンス 大きくダウン

U/S 増大

 

 

 

そうです、スプリングが、硬いのに、

ダンパーで対応したときの 典型的な症状ですね・・・・・・・・・

 

 

 

ということで、次のセッションに向け、

セッティング変更!

 

 

 

 

セット変更

 

F パッド     03C → 04M

F スプリング  700 → 500

R スプリング  600 → 500

F ダンパー  -14  →  -8

 

 

 

r14398071

 

 

 r14398381

 

 

 

 

 

②-1 イニシャル コメント   BEST 48.1 

 

F/R とも、スプリングはソフトの方が正解!

M字コーナーは、速くなった U/Sが抑制される方向 

1コーナーもU/S 抑制

もっと、O/Sセットの方が、アクセルオンは、早まるように感じる

エスケープが狭いので、ブレーキは、04M の方が安心感あり

 

 

 

ということで、セット変更は、正解でした。

 

スプリングレートを落としたことで、跳ねが抑制され、

 

 

リアの荷重移動スピードが、少し遅くなったことで、

タイトコーナーの曲がりも、良くなりました。

 

 

 

 

でも少し、レスポンスが欲しいので・・・・・・、

 

 

 

 

 

②-2  F ダンパー  -8 から -5  へ   BEST 48.1   

 

F ダンパー HARD の方が、M字2つ目(③) のレスポンスが向上  

M字ひとつ目(②)は、跳ね大 

この跳ねは F のロール小 R のロール大 による 進入の跳ね

 

 

 

セット変更

 

R トーレスシム 追加 -30  (OUT -23)

 

※ リアに、トーレスシムを追加し、リアをトーアウトのセットアップとしました。

 

 

 

r143987012

 

(注意! トーレスシムを重ねる場合、長いボルトが必要になります!!)

 

 

 

 

③-1 イニシャル コメント   BEST 48.1   

M字の ②③ は、速くなった (U/Sレス)

1コーナー(①) U/S 大 (タイヤの磨耗か??)

最終(⑥)の  U/Sレス  

1コーナー(①)、M字の ④ 、コークスクリュー(⑤)、最終(⑥)のボトムスピード ↓ 

F のグリップが薄い ので、フロントタイヤの可能性あり (1部山)

 

 

  

 

 

ここまで、走って気が付いたことがありました。

 

じつは、このセッションまで、クルマのバランスを

1コーナー(①) と、コークスクリュー(⑤)をメインに

合わせ込みを行ってきましたが、

 

 

 

阿讃サーキットで、一番タイムに影響するのは、

どうやら、M字コーナー(②③④)のようです・・・・・・・・・・

 

 

 

 asan1

 

 

 

 

 

そこで作戦変更!

 

徹底的に、M字コーナー(②③④)に合わせ込む作戦に切り替えました。

 

 

 

 

 

 

セット変更

 

F キャンバーレス  -6.2 → -5.8

F トー OUT 40分

 

 

 

 

 

 

④-1 イニシャル コメント   BEST 47.9 

 

M字 コーナーが速い  イン側タイヤの接地感が強い (キャンバー/トーアウトが効いている)

1コーナーは、U/S に  しかし、抵抗感はかなり減少 (キャンバーが足りていないと思われる)

他のコーナーは、変わらない

トラクション 少し向上

ブレーキ 少し向上

 

 

 

 

と、ここまで、セットが合ってきましたので、

いよいよ、NEWタイヤの投入なのであります。

(だって、フロントタイヤには、もう山がありませんでしたから・・・・・・・)

 

 

 

 

セット変更

 

F/R NEW タイヤ

カナード ON

 

 

 

 r14398851

 

 

 

 

 

⑤-1 イニシャル コメント  BEST 47.3 

 

NEW タイヤで、グリップ ↑ 

M字コーナー(②③④)では、NEW タイヤは、かなり効く

F カナード効果もあり レスU/S

 

 

 

 

 

NEW タイヤのパワーも、ありましたが、

セットのポイントを 

M字コーナー(②③④)に変更し、

大きくタイムアップすることができたのです。

 

 

 

 

 

 

ちなみに、

フロントのトーアウトを大きくしたセットの意味は、

 

 

ステアリングを大きく切り込む M字コーナー(②③④) にて、

フロント イン側のタイヤに、より大きな切れ角(アングル)が、付くためです。

 

 

 

このように、Rが小さく、

荷重が外側のタイヤだけではなく、

イン側のタイヤにも、しっかり残っているようなコーナーは、

効くんですよね~、トーアウト作戦。

 

 

 

 

 

 

 

 

とうことで、阿讃サーキットでの

セットアップポイントは・・・・・・・、

 

 

 

 

 

 

◎ クルマのバランスは、M字コーナー(②③④)に合わせるべし。

 ◎ スプリングレートは、跳ねなくなるまで、落とすべし。

 ◎ イン側のタイヤが、しっかり仕事ができるよう、キャンバー/トー を調整すべし。

 ◎ クルマのバランスは、かなり、O/S に振るが、リアをルーズにするだけでは、

  コーナーのボトムスピードが落ちるので、可能な限り、フロントに仕事をさせるべし。

 

 

 

 

 

以上、阿讃サーキット 攻略法

セットアップ編でした。

 

 

 

いや~、マニアックだ・・・・・・・。