サスペンション
TM ピロアッパー完全適合!(オーリンズ ダンパー編)②

2010年09月02日(木)

では、本日は、TM ピロアッパー装着に関する、

車高変化のお話を。

 

 

TM ピロアッパーを装着すると、オーリンズダンパーに関わらず、

車高が、約5~10mm上がります。

 

 

理由は、

 

純正 アッパーマウントは、ゴム製。

 

TM  ピロアッパーマウントは、アルミの削り出しで、製造されているからなのです。

 

 

下の図を見てください。

 

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純正、アッパーマウントは、ジャッキアップされている状態 (0G) と

地面に置かれている状態 (1G) とでは、アッパーマウントの厚さが、違います。

 

 

これは、ゴムで作られているのですから、荷重がかかれば、当然といえば、当然。

 

 

対して、TM ピロアッパーマウントは、アルミ製ですので、

荷重により、アッパーマウントは変形しません。

 

 

これまた、当然といえば、当然。

 

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要するに、

車高は、1G で計測するわけですから、1Gでの、アッパーマウントの厚さが、

モロ車高に反映されてしまいます。

 

 

もちろん、もっと薄い、ピロアッパーを作れば、この問題は解決するのですが、

それでは、十分な大きさのピロポールが、使用できません。

 

 

(ピロポール以外は、できるだけ薄く作れるように、頑張ってみました)

 

だから、どうしても、装着前に比べると、車高が、5~10mm (平均値で7mm)

上がってしまいます。

 

 

ダンパーが、全長調整タイプなら、上がった車高を、

ダンパーの長さを短くして調整すれば、問題ないのですが、

 

オーリンズダンパーは、

全長調整ではないタイプ・・・・・。

 

 

でも、車高が上がるのは、イケてないので、真剣に考えてみました。

 

 

① フロント スプリングが、オーリンズ純正品の場合

オーリンズ純正品 (5kgf/200mm ID65) が装着されている場合、

オーリンズさんの、推奨車高近辺にするには、

5回転から、12回転のプリロード(スプリングの巻上げ)が、必要となります。

 

(田中データバンクより)

 

これは、オーリンズダンパーが、全長調整式ではないタイプですので、

車高を確保するために、かけられたプリロードです。

 

 

FFのレーシングカーの場合、

リアにプリロードをかけることは、多々ありますが、

フロントにプリロードをかけることは、さほどありません・・・・・。

 

 

ここからは、田中の独断と偏見ですが、可能なら、FF のフロントには、

たくさんのプリロードは、かけたくありません・・・・・。

 

 

で、話を戻すと、

 

TM ピロアッパーへの交換で、車高が、約7mm上がるわけですから、

この上がった、7mm分、プリロードを減少させることができるのです!

 

 

TM ピロアッパー で、車高+7mm

プリロードを 3.5ターン マイナス 車高-7mm

となり、±0mm に、なっちゃうんですね~。

 

 

もちろん、前回のブログに出てきた、スラストシートを使用する場合、

この厚みが、約2.5mmありますので、TM ピロアッパー装着後に戻すプリロードは、

約5ターンとなります。

 

 

ということは、TM ピロアッパーを装着すると、プリロードを戻せますので、

セットアップとしては、より適正化すると、田中は思います。ハイ。

 

 

ただ、オーリンズ純正スプリングを使用されていても、

車高を基準値から大きく下げている場合は、プリロードがあまりかかっていませんので、

スプリングが遊ばない範囲で、元どおりの車高に、調整することができない場合もあります。

 

 

田中の経験から、

フロントのフェンダーアーチと地面との距離が、615mm未満の場合は、要注意です。

 

 

でもって、お次!

 

 

フロント スプリングが交換されていて、プリロードがゼロの場合

これは、正直、悩みました・・・・・。

 

 

でも、「イワちゃん」 のアイデアで、解決してしまいました。ハイ。

 

 

じつは、オーリンズダンパーには、アッパーシート部に、カラーが装着されています。

 

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このカラーの寸法を変更すると、

 

 

あら、不思議・・・・・・。

 

 

TM ピロアッパー を装着して、プリロードを装着前と同じ、ゼロにすると、

まったく同じ車高になるんですよね~。

 

p12506621

 

(右が、オーリンズ純正品 左が、イワちゃん作のカラー)

 

 

やっぱ、匠は、ホントすごい!

だって、小一時間で、現品を削るのではなく、新品、作ってきましたからね~。

 

 

それを、組み込めば、

 

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ゼロプリロードの車輌にも、

完全対応しちゃうんですからね・・・・・。

 

 

(オーリンズ純正スプリングで、かなり車高を落とされている場合にも適合します)

 

 

ということで、

 

このカラーも、現在製造中です。

 

 

こちらも、もちろん、リリースしますので、

 

オーリンズ + ハイレートスプリング + ゼロプリロード

 

の車輌も、TM ピロアッパーが、バッチリと装着可能となりました。

 

 

(現状の車高で、スプリングに遊びがある場合は、遊びを改善することは、できませんので、悪しからず・・・)

 

 

また、このカラーの装着で、ダンパーピストンの位置も、

少しですが、上部に移動しますので、乗り味的にも、良い方向になると思います。

 

 

前回、今回と、ちょっと、難しい内容でしたので、

交換予定の方は、以下まで、直接ご連絡いただければと思います。

 

 

 

TEL 03-5706-1888

メール mail@tm-square.com

(装着されるお店の担当の方に、直接ご連絡することも可能です)

 

以上、オーリンズダンパーへの、適合のお話でした!

 

 

 

サスペンション
TM ピロアッパー完全適合!(オーリンズ ダンパー編)①

2010年09月01日(水)

オーリンズダンパーをご使用中のみなさん、

大変お待たせしました。

 

 

今回の「匠の日」の前に、

レーシングメカニックの「イワちゃん」と、打ち合わせを行い、異音の問題と、

車高の問題の両面を解決すべく、事前にパーツを準備していました。

 

 

でもって、まず、異音の問題から。

 

この異音の件は、以前にも、オフィシャルブログ や、田中の みんカラ ブログで、

お伝えしてきましたように、新品のピロポールの動きが「渋い」ことが原因です。

 

 

要するに、下記のイラストのように、ステアリングを切ると、

同時にダンパーボディーも回転するのですが・・・・・、

 

 

(図の一番下の部分)

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純正では、アッパーシートの上にベアリングが装着されていますので、

このダンパー下部の回転に連動して、ベアリングが動いて、対応してくれます。

 

 

しかし、ピロアッパーでは、この部分にベアリングは、装着されていません。

 

 

その代わり、ダンパー上部に装着されたピロポールが、このステアリングを切って、

ダンパーボディーが回転することに対しても、ピロポール自体が、回転することで、対応しているのです。

 

 

 

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でもね、このピロポール、新品状態では、かなりタイトに圧入されていることから、

動きが、渋いんです・・・・・。

 

 

装着後、500kmとか、1000km 走れば、かなりスムーズに動くようになりますが、

新品では、ピロポールを動かすのに、かなり、力が必要となるのです。

 

 

だったら、

「最初から、クリアランスをとれば、スムーズに動くのでは?」 とも、

思うのですが、そんなことをしたら、すぐに、ピロポールにガタが発生してしまいます・・・・・。

 

 

ということで、新品状態で、

このピロポールが、渋いことは、ある面、致し方ない・・・・・。

 

 

でも、ピロポールの動きが渋いと、ステアリングを切って、ダンパーボディーが回転しても、

その動きに合わせて、ピロポールを動かすには、大きな力が、必要となります。

 

 

そうすると、スプリングと、ロアシートとの間で、ピロポールの渋さに負けて、

滑りが発生してしまうのです。

 

 

そのときに、あの「ゴリゴリ音」 が、発生してしまうんですね~。

 

 

特に、オーリンズダンパーは、スプリングシート部の摩擦抵抗が低いので、

(表面がツルツル)

少しでも、ピロポールが渋いと、この部分で、滑りが発生してしまいます。

 

 

そこで!

 

 

スラストシートを使用するのです!!

 

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2枚の、スチールシートの間に、

 

 

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テフロン製のシートを挟み込みます。

 

 

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そうです、テフロンシートをスチールシートで挟み込み、

ロアシートとスプリングの間に、装着するのです。

 

 

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そうすると、ピロポールが渋い間は、この部分で、うま~く、音もなく、

滑ってくれますので、あの不快な「ゴリゴリ音」も、発生しないというわけです。

 

 

でもって、ピロポールがスムーズになれば、その後は、ステアリングを切っても、

このスラストシート部ではなく、ピロポールが、シッカリと仕事をしてくれるという作戦です。

 

 

 

お値段は、3枚セットで、¥1,000 (税込)だから、1台分なら、¥2,000 です。

 

 

オーリンズダンパーに、ピロアッパーを装着される方は、

異音防止のためにも、ぜひ、同時購入をお願いします!

 

 

また、このスラストシートは、スプリングの伸び縮みにより発生する

スプリング座面の微妙な動き(少しだけ回転する)にも、有効ですので、

オーリンズダンパー以外の方にもおすすめ商品となります!

 

 

もちろん、「匠の日」 に、2台のオーリンズダンパー装着車輌に取付けましたが、

異音は、「ゼロ」 でしたよ~。

 

 

では、次回は、オーリンズダンパーの車高の件を解説します。

 

 

 

 

サスペンション
TM-SQUARE リアバンパーのオプションパーツ!

2010年08月31日(火)

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みんカラのお友達からのご指摘で、

オプションパーツを作っています!

内容は、

「TMのリアバンパーは、新しい年式(平成21年1月以降の登録)の レギュレーションに、

適合しない」 という ご指摘をいただいたからです。

そうです、通称 5R ルール(ボディーからの突起物は、すべて5R のラウンドシェイプでないとNG)を

満たすために、作った、オプションパーツ(試作品)なのです。

現在、考えているのは、写真のように、ディフューザー上面に、このオプションパーツを貼り付けて、

レギュレーションに対応しようと、思っています。

正直、ルックスは、オリジナルの方が、カッコいいとは思いますが、

ま、ルールなので、仕方がありません・・・・・。

正式リリースは、もう少し先になりますが、

ルックスとのバランスを考慮し、商品化を検討したいと思っています。ハイ。

-その他パーツ-
ワイドレンジドアミラー 製品不良の お知らせと お詫び

2010年08月10日(火)

好評をいただいております

TM-SQUARE ワイドレンジドアミラー の

一部製品に、以下の製品不良が発生しています。

 

 

① ミラー中央部に、四角く色抜けが、発生する。

 

この症状は、発売当初の初期ロット(2010年3月に販売分)の

一部商品に発生しており、裏面がシールになっている中心部のみ、

ブルーの色が、微妙にですが、白っぽく変色してしまいます。

 

 

 

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(赤いラインの中と外で、微妙にブルーのカラーが違って見えます)

 

 

また、2010年3月に販売したすべての商品に、

この症状が発生しているのはなく、

約30 set  販売した中の 一部商品に、

この症状が、発生しています。

 

もちろん、現行商品は、対策済みです。

 

 

 

② ミラーのロゴマークが剥がれる。

 

ミラーに印字されています、TM-SQUARE のロゴマークが、

豪雨や、洗車時に、剥がれてしまうトラブルが、発生しています。

 

 

 

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この症状は、最新のロット(2010年7月~ 約35 set の販売) の一部商品で

発生しており、現在、原因を調査中です。

 

 

大変恐縮ですが、

上記、① ② に該当する症状の商品を装着いただいていますユーザーの方は、

お手数ですが、以下までご連絡いただけると、非常にありがたいです。

 

 

TEL 03-5706-1888 (9:00~19:00)

※ 12:15~12:45は、お昼休みとなります

※ 8/12~8/16 は、お盆休みとなります。

 

メール mail@tm-square.com

 

 

このたびは、弊社製品の製品不良により、

みなさまにご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございません。

 

今後は、このようなことが発生しないように、

製造元とも話し合い、クォリティーコントロールを徹底したいと思います。

 

 

なお、ロゴ剥がれに関する原因が、確定できるまで、

ワイドレンジドアミラー の販売は、休止させていただきます。

 

 

ホント、すいません。

-その他パーツ-
ショートストローク アタッチメント 発見!

2010年07月13日(火)

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先日の、

スイフトマガジンの取材で・・・・・、

アリーナ 伊勢崎中央さんのデモカーに、

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オーリンズ DFV 専用 ショートストローク化 アタッチメント が、装着されていました。

デモカーに、装着いただけると、なんだか嬉しいですね!

-その他パーツ-
TM ダンパーキット 販売日記

2010年06月17日(木)

なかなか、デリバリーが追いつかない、

TM-SQUARE の ダンパーキット・・・。

 

 

先日の姫路イベントには、

何とか持ち込めるように、

なかば強制的に、高橋氏に

ダンパーを組んでもらいました。

(GTのマレーシア決戦前に無理言いました・・・)

 

 

持ち込んだ、ダンパーキットは、

「アッ」 という間に、

ご購入いただいたのですが、

 

イベントですから、田中とオーナーさんとで、

ガッツリ話し合って、

 

 

① 使用するスプリングのサイズ

② 使用するスプリングのレート

③ 設定する車高

④ フロントキャンバー

⑤ フロントのトーイン

 

 

を決め、そのとおりに、組み付けを

行っていただきました。

 

 

組み付け担当のメカニックさんが

また、かなりの技術者で、

田中のマニアックなオーダーに対しても、

スラスラとメモを取り、

1mmと狂わないレベルで、装着していただけました。

(SA姫路恐るべしです!)

 

 

そして、装着後は試運転。

(もちろん、田中がステアリングを握ります)

 

 

なんといっても、このダンパーを

開発した張本人ですから、

すべてが機能しているかどうかは、

乗ればすぐにわかりますからね~。

 

 

試運転が終われば、

ポイントになる部分のみ、

スパナチェックをしていただき、

今度は、オーナーさんの試運転。

 

 

これで、オールOK をいただいて、

納車となりました。

 

 

 

また、フロントキャンバーを

-4.5° に設定したいオーナーさんが

いらっしゃいましたが、

ホイールのオフセット的にかなり厳しい・・・・・。

 

 

こんなときは、まず、-4.5° で組んでみて、

クリアランスを計測してみます。

 

 

p12101541

これは、ちょっと、厳しすぎる・・・・・・。

(ホイールは、7.0J +48)

 

 

 

 

このクリアランスを見て、

-4.5° が良いのか、-3.5° の方が良いのか、

チョイスしたり・・・・・、

 

ま、出張 「匠の日」 の状態です。

 

 

でも、ここまで、こだわって

作ったダンパーだけに、

やっぱり、100% の性能を発揮し

満足していただきたいですね~、田中は。

 

 

だから、ホント、メカニックさんには

いろいろと、細かくオーダーを出させていただきました。

 

 

 

 

そう言えば、

すでに、TMダンパーを装着されている

オーナーさんから、

 

「硬く感じる・・・・」 と、

事前に情報をいただいてましたので、

実際に、田中が運転して、チェックさせていただきました。

 

 

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(写真は車高変更前)

 

 

 

 

試乗後の、田中の感想は、

ありえなく硬い・・・・・。

TMダンパーでは経験したことのない

硬さがあるのです。

 

 

うっ~ん、と考え込んで、

いろいろと、チェックしていると、

とある、社外パーツを発見。

 

 

「アッ、これが原因だ!」 と、瞬時にわかり、

オーナーさんに無理を言って、

取外していただきました。

(さぁ~、なんでしょうね・・・・・?、もちろん、秘密ですが・・・)

 

 

それから、リアの車高が高かったので、

田中データバンクのお家芸、

黄金のルールに従った、車高バランスに変更。

 

 

 

その後の試運転では、

まさに、TMを感じる足になり、

オーナーさんにも、気に入っていただきました。ハイ。

 

 

 

やっぱり、足廻りは、

小さなことの積み重ねが、大切なんだなぁ~と、

改めて感じた、イベントだったのです。

 

 

 

 

 

これからも、まだまだ続く、

スポーツコンパクトフェアー。

 

このイベントには、高橋さんに、

「スーパーお願いコール」 を連発してでも

可能な限り、ダンパーキットを

持ち込みたいと思っています。

 

 

なんといっても、

今までのセットアップで得た、

膨大なセッティングデータがありますから、

きっと、使用用途にバッチリ適合した状況で、

また、それを田中が、確認(試乗)した上で、

納車できますから。

 

 

 

ある面、これが一番の イベント メリット かも

知れないですね。

 

 

 

間違いなく、100% 機能した状態で、

使用をスタートできる、

 

パソコンで言えば、「出張セットアップ」 のような

感じです。

 

 

 

でも、ま~、なんと言っても、

手塩にかけた 子供のように

可愛いパーツですので、

最高の状況で使用していただきたいのが、

田中の本音かも知れないですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

今後のスポーツコンパクトフェアーの予定

 

6/26~27   SA富山南 店

7/3~4     SA43道意 店

7/10~11   SAかしわ沼南 店

7/17~18   SA京都ワンダー 店

7/24~25   SA浜松 店

7/31~8/1  SA東京ベイ東雲 店

8/7~8    SA福岡東 店

サスペンション
TM ダンパーキット のオーバーホールについて

2010年06月02日(水)

WEB サイトに表記されているように、

TM-SQUARE のダンパーは、

オーバーホール が可能です。

(と言うか、どんなダンパーもオーバーホールは必要です・・・)

 

 

でね、最近、良くご質問をいただくのは、

WEB サイトにある、この文章です。

 

 

BEST な状態でご使用いただくためにも、

約2~3万キロの走行でのオーバーホールを

お願いします。

(使用状況により、オーバーホールの時期は、一定ではありません)

 

 

たとえば、年間2~3万キロの走行される方なら、

毎年オーバーホールが必要か、否かということですよね。

 

 

じつは、その答えは、とっても難しいです・・・。

 

 

メーカーサイドの回答としては、

やはり、安全面、機能面を重視しますので、

オーバーホールのタイミングは、早いに越したことはない・・・。

 

 

でも、みなさんのコスト面や、手間を考えると、

できるだけオーバーホールのスパンは長くしたい・・・。

 

 

だから、誤解を恐れずに、田中の見解を言うと、

「気になったら、オーバーホールする」 で

良いのではないでしょうか?

 

 

ダンパーの消耗品といえば、

ウェアリング&シール類ですので、

この部分が消耗すれば、

減衰が弱くなったり、オイルがリークしたりします。

 

 

そうなれば、そのときがオーバーホールの

タイミングであって、必ずしも、2~3万キロで、

オーバーホールしなければならないと言うことでは、ないと思います。

 

 

だって、使用用途や、使用スプリングによって、

ダンパーのオーバーホールのタイミングは、

大きく違ってきますからね。

 

 

一概には言えませんが、

トータルのストローク量(ストロークの回数)によって、

オーバーホールのタイミングは決まりますので、

スプリングレートがやわらかいほど、

走行している路面が悪いほど、

オーバーホールのタイミングは早まります。

 

 

でも、それが嫌だからといって、

不必要にスプリングレートを上げるのは、本末転倒。

 

クルマは、道具であって、

人間が道具に合わせる必要はないと思います。

 

だから、自分の使用用途でしっかり使って、

減衰の低下という不都合を感じれば、

オーバーホールすれば良いと思います。

 

 

ハンドルの切るタイミングを決めているのは、

ドライバーなんですから、

ダンパーのオーバーホールのタイミングも、

ドライバーが決めれば良いと、田中は思うのです。

 

 

 

 

TM-SQUARE ダンパーキット

 

 

 

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サスペンション
TM ダンパーの個別プライスリスト

2010年06月01日(火)

最近、TMダンパーキットを導入予定の方々から、

「じつは、すでにHYPERCO を使用しているですが、

フルキットでしか、買えませんか?」 なんて

質問を受けます。

 

 

ということで、

すでに、HYPERCOスプリングや、

スプリングアタッチメントを導入されている方に、

より、TM ダンパーキットを導入していただきやすいように、

個別のプライスを設定しました。

 

構 成 品

価格(税込)

Fスプリング

Rスプリング

Rアタッチメント

\ 330,000

×

\ 310,000

×

\ 310,000

×

×

\ 290,000

×

\ 308,000

×

×

\ 288,000

×

×

\ 288,000

×

×

×

\ 268,000

 

たとえば、すでに、HYPERCO 4本を

お持ちなら、¥290,000 で、

 

また、HYPERCO 4本 と、

スプリングアタッチメントをお持ちなら、

¥268,000 で、フルキットとなります。

 

 

確かに、最近、他社製ダンパーに、HYPERCO を

装着されている方も、かなり多くなりましたので、

この個別の設定は、

より、次のステップへ、進化しやすいかもしれませんね。

 

 

 

要するに、TMダンパーキットの導入前に、

HYPERCO のみを装着しても、無駄にならないということです。

 

ただ、価格が安いからといって、

TMダンパーに、他社製のスプリングは、

組み合わせないでくださいね。

 

あくまでも、TMダンパーは、HYPERCO の

特性に合わせて、減衰設定を行っていますので、

必ず、スプリングは、HYPERCO をご使用下さい。

 

 

 

2010_apr01-05811

エンジン
インダクションBOX 製作日記

2010年05月07日(金)

今日の朝、

TM 1号車の

インダクションBOXの形状が、

「大体できたよ~」 と、

連絡があったので、ちょこっと行ってきました。

 

 

 

前回(GW前)、発泡剤で、

おおまかな形ができていましたので、

 

 

 

p1170584

 

 

 

今回は、それをファイバーで、

作り込みです。

 

 

 

でもって、こんな感じになりました。

 

 

ジャジャ~ン!

 

 

 

p1180243

p1180250

 

 

 

なかなか、カッコいいでしょ?

 

 

 

 

この形状なら、4スロも、バッチリ見えます!

 

 

 

p1180256

 

 

 

 

当初、問題視されていた、

容積も・・・・・・・・、

 

 

 

 

p1180263

p1180264

p1180276

 

 

 

バッチリ稼ぎました!!

 

 

しかし、販売しない商品に、

こんなに、手間とお金をかけて

良いんでしょうかね・・・・・・。

 

 

 

でも、エンジンルームの熱い空気を

吸うのと、フレッシュエアーを吸うのとでは、

雲泥の差・・・・・。

 

 

それぐらい、吸入空気の温度は、

重要なのです。

 

 

ベンチで試すと、

計測した数値(エンジンパワー)を見て、

愕然としてしまいますよ・・・。

絶対に・・・。

 

 

 

特に、これからの季節は、

ラップタイムに大きな影響を及ぼす部分だけに、

シッカリ作りこみたいと思います。ハイ。

 

 

インダクションBOX 製作日記は、

まだまだ、続く! なのです。

サスペンション
TM-SQUARE ダンパーキットの詳細説明②

2010年04月02日(金)

TM-SQUARE のダンパーには、

減衰力の調整がついています。

 

 

フロント部分は、倒立なので、

ダンパーの下側に調整する部分があります。

 

 

 

p11509371

 

 

 

そして、リアは、正立なので、

ダンパーの上部に調整する部分があります。

 

 

p11505351

 

 

減衰力を調整するときは、

一番締め込んだ状態から、

何段階戻したかをデータとして、セッティングに役立てて下さいね。

(反対は、ダメですよ)

 

 

でもって、ひとつの目安として、

 

サーキットでは、1戻し~15戻しの全域を使用しますが、

田中が、基本的に使用しているのは、

 

フロント 5戻し~12戻し

リア   8戻し~15戻し

 

そして、ストリートでも、1戻し~15戻しの全域を使用しますが、

田中が、基本的に使用しているのは、

 

フロント 5戻し~15戻し

リア   5戻し~15戻し

 

レベルです。

 

 

また、TM-SQUAREダンパーキットは、

1way タイプですので、

ダイヤルを回すと、バンプ側/リバンプ側ともに、

減衰力が変化します。

 

(バンプ側/リバンプ側を個別に、

減衰力調整することは、できません)

 

 

 

 

もちろん、フロント/リアともに、

ダストブーツも、付属しています。

 

 

 

p11505891

p116001511

 

以上、スゴ~く長くなってしまいましたが、

TM-SQUARE ダンパーキットの説明でした!