ただいま、出張中。
2009年02月17日(火)
今週は、関西へ営業に来ています。
今日は、堺市にあるお店を訪問したのですが、
TM-SQUARE のこと、かなり詳しく調べていただいていたようで、
サスペンションのことで、いっぱいご質問いただきました。ハイ。
また、TM-SQUARE へ、試乗いただき、
エンジン、サスペンションについて、かなりの高評価をいただきました!
これからも、TM-SQUARE のおもしろさや、本気度合いを
少しずつ、伝染?できればと思います。
さあ、明日は岡山です。
岡山のショップのみなさん、どーぞよろしくお願いいたします!!
キャンバーシムのマニアな話。
2009年02月12日(木)
TM-SQUARE で販売しているキャンバーシムのことで、
メールにて、ご質問いただいたことがあります。
内容は、「なぜ、4枚が1SETなのか?」 です。
確かに、WEBサイトやカタログへの表記だけでは、ちょっと不十分だと反省です。
では、ちょっとばかしご説明を。
ZC31S のリアのサスペンションは、トーションビーム式という仕様になり、
ストラット式や、ダブルウィッシュボーン式のように、
トーイン、キャンバーを調整することができません。
そこで、トーションビームと、アップライトの取付け面に、
テーパー形状のシムを挟み込んで、トーイン、キャンバーの数値を
変えるパーツが、キャンバーシムです。
ちょっと、わかりづらいですが、
トーションビームと、アップライトの取付け面との間に、挟まれている、
シムが見えますか?
試作品なので、シルバーですが・・・。
でも、トーションビームと、アップライトの取付け面との間に、
テーパー状のシムを入れると、厳密には、固定するボルトが
垂直にかからなくなってしまいます。
なので、シムを1輪に対して、2枚使用するんですね~。
下の図をご覧下さい。
そうです、ボルトのかかる部分に、シムとはまったく反対の形状のものを
挟み込めば、トーインやキャンバーが変更でき、おまけにボルトも垂直に
かかるようになります。
これなら、ボルトの緩みといった問題も発生しません。
なかなかのアイデアでしょ?
もちろん、このアイデアは、今西先生 ですが・・・。
TM-SQUARE のキャンバーシム、
サーキットでのタイムアップに、ぜひ、ご活用ください!
鮨パーティー 最高~!
2009年02月11日(水)
今日はお仕事、お休みです。
ということで、お友達の自宅で行われた、鮨パーティーのレポートを。
じつは、ご招待いただいた方は、とってもお金持ち。
ご自宅は、元麻布の超高級マンション!
玄関のドアも、かなり重厚です。
田中は、エノティ〇で、ワインを奮発し、
インターホンを「ピンポ~ン」。
中に入ると、驚きです!
40畳はあろうかと思えるリビングに、ネ、ネタケースが・・・・・。
おまけに、板前さんは、目黒の高級店でお仕事をしている 「イタオ」さん。
本名は違うけれど、板前さんだから、「イタオ」さんらしい・・・・・。
なんだか、テレビではよく見る光景ですが、
田中も自宅にお鮨屋さんがいるなんて、はじめて見ました・・・・・。
もちろん、お鮨の味は ◎ !!!
おまけに、窓からは、六本木ヒルズが!
世の中、すんげえ人がいるもんだ。
明日からも、頑張るぞ~!!
BOSEの思い出。
2009年02月10日(火)
先週、サクラムさんに行ったのは、
私は十分に音質には納得していたものの、宇野社長は、
もっと、低周波を除去したいという、「匠」ならではのこだわりがあり、
若干のマイナーチェンジのためでした。
本庄の取材後、装着していたマフラーを取外し、お預けしてきました。
そんな中、宇野社長が、いろんな車種のサクラムマフラーの音をPCから取り出して、
聞かせて下さいました。
それも、BOSEのスピーカーで!
音質はとても素晴らしく、強烈な個性でしたが、
不謹慎にも田中は、BOSEのスピーカーと聞いて、絶対忘れられない思い出が
脳裏をよぎりました。
それは、私の実家がある京都でお正月を迎えた時でした。
初詣に清水寺に行った時、その出来事は起こりました。
お正月、初詣、清水寺といえば、大勢の参拝客です。
もちろん、お賽銭を投げられる場所まで、かなりの渋滞状況となります。
でも、サービス精神旺盛の京都の神社仏閣ですから、
ありがたいお経が、参道には響き渡ります。
約、30分ぐらい並んだ時でしょうか、大音響のお経ながれる、
スピーカーの近くまで来た時、ふと、そのスピーカーを見ると・・・・・・、
BOSEだったのです!!
それから先は、もう、腹筋が痙攣するぐらい笑いこけ、
その日は、ズットその話題でもちきりです。
(BOSE → 坊主・・・ わかってるか・・・)
私は決して、清水寺もスピーカーの会社もバカにしているわけではありません。
でも、あまりにも、マッチングが良いというか、なんというか・・・・・。
もう、十数年前の話ですが、やっぱり、いまだにBOSEのスピーカーを見ると
反応してしまいます。
宇野社長、まじめな話の腰を折り、大変失礼しました!
エキゾーストのミュージシャン。
2009年02月09日(月)
今朝、会社に出社したら、
サクラムの宇野社長から楽しいメールがきてました!
先週は、本庄サーキットでのテスト&取材もあり、
サクラムさんに、3回も行ってしまいました。
オートサロンでご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、
TM-SQUAREのマフラーは、サクラム製なのです。
サクラムさんといえば、輸入車&高級スポーツカーのイメージが強いですが、
どことなく、ヨーロッパのニオイのする、スイスポには、なかなか、いや、かなり
似合います。
しかし、サクラムさんのマフラーは、美しい!
溶接といい、取り回しといい、見ているだけでも、「匠」を感じます。
また、こんな小さなサイレンサーなのに、音量も91デジベル(試作品)とは、
まさに、脱帽です。
でも、室内にコダマするサクラムサウンドは、絶対91デジベルとは思えないほど、
良い音してますよ~(年がいもなく、トンネルに入るたび必ず全開にしてしまいます!)。
リリースまで、もう少し時間がかかりますが、何とか、3月~4月には
デリバリー可能にしたいと、考えておりますので、しばしお待ちを!
プライスは・・・・・、決して安くは設定できませんが、
きっと、購入された方は、満足していただけると思います。
良いものは、やっぱ良いんだなと、田中も改めて確信しました。
18歳の時、始めてマフラーを交換して、エンジンをかけた時のあの感動が、
45歳になった今でも感じられるって、ステキです。
でも、18歳の時と同じ音なら、感動していないと思うんですね~。
やっぱ、年を重ねるとね、感動するにも、ちょっとばかしお金がかかります。
でも、この代償を払ってでも、サクラム製のマフラーを持つよろこびには、
価値があると田中は思いますよ。
_その他_
長谷川・・、頼むわ・・・。
2009年02月07日(土)
今朝は、朝から病院で検査でした・・。
2時ぐらいまでかかり、結構しんどい検査でしたが、
何とか乗り切り、自宅でゆっくりしています。
(今日は会社で会議をやっているのですが、田中はズル休み・・です)
でも、今週は、ハードでしたね。
昨日、お伝えしたように、REV SPEED さんの取材があったもので、
セッティング確認のため、水曜日にも本庄サーキットでテストを行いました。
では、今日はその時のお話を(いや、ドラマを)。
この日は、横浜のラプトゥさんの走行会に参加させていただいてのテストでした。
メンバーは、このブログでも少し有名化?しつつある、弊社開発の長谷川と、
ガラの悪さは日本一のGTメカニック、K山さんです。
「勝手にドラテク講座!」 第47回 レーシーな人々 その⑥ で、
お楽しみください。
そして、テストは、「おはようございます!」という、
超元気な長谷川の挨拶から始まりました。
がしかし、どーもセットアップが決まらない・・・。
アンダーが強く、ラップタイムも48秒5ぐらいしか出ない・・・。
これじゃ、取材で、「なんだ、田中がやってるわりにはたいしたことないじゃん」
なんて言われかねない。おまけに前回のテストより、コンマ5も遅い・・・。
どうも、フロントのロールが大きく感じたので、長谷川に確認したところ、
スプリングは、
フロント550ポンド リア400ポンド (もちろん、HYPERCOね)と、
本庄でのBESTセットのデータどおりでした。
そこで、リアスタビを換えてバランスを探りました。
TM-SQUAREのトーションビームは、リアスタビが10分もあれば、
効果できるような仕様となっており、バリエーションも、
剛性の違う5アイテム(ひとつ追加しました!)あるので、
前後のロールバランスを合わせるのには、なんと言っても手っ取り早い!
考え込む、K山メカニック。
そして、我々が下した判断は、フロントスプリングのレートを上げることでした。
作業開始から、10分ぐらいたった時でしょうか、
K山メカニックの「なんじゃ、これは!」という、険しい声。
な、なんと、スプリングに書かれていたレート表記は、275ポンド!
(これって、ストリート快適仕様のスプリングでは・・・)
長谷川さん、あんたフロントは、550ポンド って、言ったよね?
だったら、撮影で筑波を走った時から、この状態??
そら~、12秒しか出ないハズでっせ!!
ま、「間違いは誰にでもある」と自分に言い聞かせ、グッとこらえる
田中ミノルでありました・・・。
もちろん、スプリング交換により、TM-SQUARE スイフトは、速さを取り戻し、
タイムも47秒台に入りました。
そして、お次は、本日のテストで最大の目的である、ニュータイヤの投入です。
今まで、BSのRE11で走っていましたが、一部のドライバーでは、
RE11より好評のディレッツアを投入し、より速いラップタイムを
刻もうという戦略です。
もちろん、タイヤは長谷川のオーガナイズで、
組み換え&バランス取りも終了してるし、
あわよくば、コンマ3秒! 「待ってろよ、スパーチャージャ!」と、
意味不明の気合も入り、いよいよディレッツアのニュータイヤ投入となりました。
あれ? なんかこのパターン、おかしくない??
確かにサイドウォールには、DUNLOP DIREZZA とは書いてある。
でもね、どう見ても、ネオバやポテンザとは、
明らかにブロックパターンが違い、
なんだか、サーキットにも縁もゆかりもない人たちが、ふつーに使ってる
タイヤのような気がしたので、早速、知り合いに電話して聞いてみました。
そしたらね、その答えは、想像通り・・・。
「サーキットで使うのは、スタースペックよ」ということでした。
もちろん、タイヤには、スタースペックなんて文字は、どこにもありません。
長谷川・・・。
呆然とたたずむ 田中とK山・・。
そして、走行会は、無事?リザルトが配られ終了したのでした・・・。
ま、スプリングが間違ってたことがわかったから、これでいいっか。
いや、よくない・・、絶対によくない・・・。
_その他_
REV SPEED 取材 in 本庄サーキット
2009年02月06日(金)
今日は、REV SPEED さんの取材で本庄サーキットまで行ってきました。
今回はコンパクト特集で、スイフト、FIT、デミオ、コルトの
ノーマル&チューニングカーが集合しました。
クルマの評価は、大井さんと、
斉藤さんのお二人。
おっ、となりは”スイフト王子”の前田さんだー。
そして、いつものように、オネエチャン担当は、この人。
やっぱり、塚本編集長でした・・・。
で、評価の方は、
二日前に、こっそりと本庄でセットアップしたこともあり、
足もエンジンも、上々の評価をいただきました。
でも、みなさんに一番評価していただいたのは、このパーツ!
ドライバークーリングダクトでした!
これは、窓を開けてはいけないという走行会のルールと、
タイムのためにエアコンを作動させたくないといった状況下でも、
フレッシュエアーでドライバーをバッチリ冷やしてくれる、すぐれものです。
もちろん、装着も30秒あれば十分の、スーパー便利グッズです。
効果もバッチリで、東名高速での試走では、髪の毛にネグセができるぐらい!!
これなら、ヘルメットをかぶっていても、強力にドライバーをクーリングしてくれます。
どうです、元レーシングドライバー、いや、暑いのが大嫌いの、元レーシングドライバー
ならではの、アイデアでしょ?
今後、車種バリエーションもどんどん増やしますよ~!
ちなみに、スイスポ以外は、BILLIONからの発売となります。
なんといっても、COOLING MEISTER ですから・・・。
しかし、この発想は我ながら、なかなかのアイデアだと、自画自賛。
特許もバッチリ申請してしまいましたので、同業者のみなさん、ご注意を!
サスペンション
HYPERCO製 リアスプリング 入荷しました! 2
2009年02月03日(火)
朝から病院に行ってた田中です。
退院後もなかなか本調子になりません・・・。
さて、今日は昨日の続き、TM-SQUAREオリジナル ストリート リアスプリングの
お話を。
昨日も書きましたように、このリアスプリングの下端は、純正と同じ形状にし、
上端は、オリジナルスプリング アタッチメント(車高調整ブラケット)が
使用できるように、フラットな形状となっています。
基本的に、このアタッチメントの調整範囲内で車高が変えられるのです。
調整範囲は、車高で純正比+6mm~-34mmとなりますが、ダンパーの長さにより、
スプリングに遊びが出る場合があります。
しかし、ZC31Sのリアサスペンションのように、ダンパーとスプリングが別々に
なっているセパレートタイプでは、絶対にスプリングに遊びが出ないように
しなくてはなりません。
詳しくは、スプリングの遊びについて をご確認ください。
スプリングの遊びはダンパーの長さと車高によって左右されますので、
調整範囲いっぱいまで車高を下げたい場合は、
ある程度、短いダンパー(ショートストロークダンパー)が必要となるのです。
TM-SQUAREオリジナル ストリート リアスプリングの場合、
純正比+6mm~-34mmまで、すべての車高で調整するには、全長で520mm以下の
ダンパーでないと、車高により遊びが発生してしまいます。
たとえば、現在、弊社デモカーに装着している、オーリンズDFVダンパーですと、
全長が525mmとなりますので、車高調整範囲は、+6mm~-30mmあたりになります。(-30mm~-34mmの間では、スプリングに遊びが発生してしまいます)
ちょっと、複雑ですがご理解いただけましたでしょうか?
明日は、本庄サーキットでスイフトの開発テストです。テストのこともレポートしますね。
ではでは。
サスペンション
HYPERCO製 リアスプリング 入荷しました!
2009年02月02日(月)
以前からHYPERCO社にオーダーしていた、ZC31Sスペシャルの
オリジナル リアスプリングが、やっと入荷しました。
このスプリングの開発には、田中のこだわりがギッシリと詰まっており、
今か今かと到着を待っていたのです。
では、今日は、2タイプの中、オリジナル ストリートスプリングのお話を。
オリジナル ストリートスプリングは、いろいろなレートバランスで
乗り比べを行って、田中が自信をもって、プロデュースした、
ストリート用リアスプリングです。
WEBサイトにもあるように、FFのサスペンションは、リアが大きなカギを
握っています。
リアの動きが、ステアリングフィールや乗り味、セットアップに
大きなウエイトを占めており、まさに、「リアを制するものがFFを制す!」
なのです。
中でも、特に田中が嫌いなのは、プログレッシブタイプのスプリングです。
プログレッシブタイプは、遊ばないというメリットはあるものの、
ステアリングフィールがダルになり、クルマの動きがしっかりドライバーに
伝わってきません。
ま、このあたりは、WEBサイトの中に、
ブログレッシブスプリングのメリット・デメリット として
追加しましたので、ぜひご覧ください。
そして、オリジナル ストリートスプリングの仕様の中でも、
スプリングレート3.3kg/mm というのが、ちょっと気になるでしょう?
現在、市販されているリアスプリングの中では、数値だけ見ると
かなりやわらかい部類に入ると思います。
でもね、オリジナル ストリートスプリングは、プログレッシブではなく、
ストローク中にレートが変化しない、シングルレートタイプのスプリングです。
この特性から、レートをグッと落としても、フラットなしっかり感があるんですね~。
恐らく、プログレッシブタイプの4~5kg/mmよりしっかり感があり、
それでもって、急激な入力にはレートの低さで対応しますので、
あのHYPERCO独特の乗り心地となるのです。
しかし、スプリングの下端(トーションビームのお皿に乗るところ)は
純正と同形状なのに、レート変化がしないスプリングが作るところは、
さすがHYPERCOですね。
また、線形(ワイヤーを巻く直系)を大経化し、直巻きタイプより
ワイヤー長(スプリング伸ばして一本のワイヤーにした時の長さ)を
長くしたことで、急激な入力にも対応しますので、特にZC31Sのように、
リアの過重が軽い車輌の乗り心地を大幅に改善することにも成功しました。
ストリートメインなら、リアスプリングは、
オリジナル ストリートスプリング をぜひよろしくお願いします。
ちなみに、フロントのスプリングレートは、車高調のダンパーが入っているなら、
ストリートでは、8インチの250ポンド近辺(もちろんHYPERCOの直巻タイプ!)が
マッチングします。
では、次回(たぶん明日)は、車高調整機能のことを解説しますね。