ブレーキの踏み方 ④ は、
かなりマニアックでしたが、
理解できましたでしょうか?
今回は、一箇所のブレーキだけではなくて、
サーキットをトータルで考えてみましょう。
まずは、下のグラフを見てください。
このグラフは、レーシングカーで、
岡山国際サーキットを走行したときの
スピードとブレーキ踏力のグラフ(データロガー)です。
ドライバーの感覚から、
減速(シフトダウン)を伴うコーナーでは、
すべて、ロックするかしないかの、
ギリギリを狙っているのにかかわらず、
ブレーキ踏力は、コーナーによってかなり違っています。
そして、この踏力は、スピードに比例しています。
要するに、高いスピードからの減速になればなるほど、
初期のブレーキ踏力は強くなっていますよね?
これこそが、スピードにより、μ が、
変化していることへの実証です。
すいません、今回もマニアックな話で。
サーキット別のデータロガーは、こちら をどーぞ。
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(ドラテク) by
TM-SQUARE
TM-SQUARE の商品は、
バッフルプレートといえども、
我らがレーシングネットワークの作品です。
では、バッフルプレートの製作依頼現場の再現を。
芹沢さん
「2機目のエンジンをバラして確認したけど、やっぱダメだね、メタル」
田中
「えー、何番?」
芹沢さん
「3番、4番だよ」
田中
「ちゅーことは、やっぱ、バッフル付けなきゃダメ?」
芹沢さん
「まあ、レーシングカーでは、ウエットサンプで付けていないエンジンは、
見たことないからね~」
田中
「わかりました・・・、(また、コンプリートエンジンの原価が・・・)」
「でもさぁ、どーせ作るんなら、すんごいのにしてよ」
芹沢さん
「それなら、フォーミュラTOYOTAで使ってた仕様だね」
「でも、誰に作らせる?」
「やっぱ、加工物の得意なメカニックが一番だと思うよ」
田中
「じゃ、やっぱり・・・、もしかして・・・・・」
芹沢さん
「そう、”アイツ”しかいないでしょ」
と言うことで、待つこと小一時間。
スーパーADバン(10年もの)に乗ってあの人が、
御殿場から静岡までやってきました。
片山
「オイーッス」
田中
「(相変わらずガラ悪~・・・)」
片山メカニックのことをご存じない方は、こちら ・・・。
芹沢さん
「おまえ、また、昨夜飲んでたな・・」
「もう、昼なのにまだ、酒抜けてねえのかよ・・・」
田中
「日高でしょ」 (御殿場の居酒屋さんね)
片山
「なんでわかんの?」
田中
「しかし、あんたも暇だね」
「こんなに早く来るとはね・・・・・」
片山
「暇とはどうゆうことですか!」
「だいたい、あんたらが呼んだんでしょうが!」
芹沢さん
「まあまあ・・・、いいから、仕事だよ」
という会話の中、
バッフルプレートの製作が始まったというわけです。
では、登場人物のおさらいね。
芹沢さん
片山さん
田中
ということで、
バップルプレートプロジェクトは、スタートしたのでありました。
エンジンチューナーのノウハウと、
私生活は強烈ですが、
優れた加工技術を持つ「匠」 との、コラボレーション。
それが、TM-SQUARE のバッフルプレートなのです!