サスペンション
トーションビームの構造

2009年03月26日(木)

ホント大勢の

TM-SQUARE  メンバーズへの、会員登録、

ありがとうございます。

 

会員登録担当の、野崎課長も、

うれしい悲鳴を上げております。ハイ。

 

さてさて、本日は、

トーションビーム&スタビライザーの話を少し。

 

ご存知のように、ZC31Sのリアサスペンションは、

トーションビーム式です。

 

トーションビーム式サスペンションは、

一般的な、ストラットやウイッシュボーン式とは違い、

トーションビームという一体物のサスペンションになります。

 

そして、田中は、

このトーションビーム式のサスペンションが大好きです。

理由は、作りが単純なので、

ストラットやウイッシュボーンのような

複雑な「ヨレ」がない点です。

 

もちろん、ジオメトリー的には、

ストロークによるキャンバー変化がほとんどなく、

物理的に効率の悪い面もあるかもしれません。

 

しかし、複雑な動きをしない分、

トーションビーム式のサスペンションは、

ドライバビリティーに優れます。

 

要するに、ドライバーが「クルマの動きを把握しやすい」 と

いった面が、私は大きなメリットだと思います。

 

そして、ZC31Sでは、

トーションビームの両方のビームをつないでいる部分に、

スタビライザーが入っています。

 

そうです、この部分が、

ねじれることによって、ロールの左右差が発生するといった

仕組みとなります。

 

下の図を見てください。

 

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純正では、スタビライザーは、トーションビーム内に

溶接により固定されていますが、

TM-SQUARE  のトーションビームは、

このスタビライザーが交換可能となりますので、

スタビの強度により、発生する左右差が、大きく抑制されます。

 

この左右差の抑制(スタビ効果)により、

リアのロール剛性を変えられることが、

TM-SQUARE  トーションビームの

最大のメリットなのです。

 

次回は、トーションビームの続きです。

サスペンション
ヒール&トゥ ができない? ③

2009年03月26日(木)

では、今回は、今ひとつのヒール&トゥ のお話です。

 

では、グラフを見てください。

 

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これは、前回と同じコーナーですが、

レッド ライン のブレーキ踏力が、

明らかに、「ギクシャク」 していますよね?

 

こうなると、エンジン回転も、

等間隔のグラフとはなりません。

(もちろん、誰かは言えません・・・)

 

でもね、このグラフだけを見ると、

さぞかし、クルマも、「ギクシャク」 してるように

思えますが、じつは、クルマとしては

これでも非常に安定しています。

 

なぜなら、この車輌は、

ある程度、踏力が必要なブレーキパッドを

使用しているからです。

 

要するに、ある程度、

ブレーキ踏力が、ヒール&トゥ により変化しても、

全体から見ると、

半分になったり、倍になったりするほどではないので、

精度としては高くなくても、

クルマが「ギクシャク」 するレベルまでには、ならないのです。

 

どうです?

ブレーキパッドの効きって、大切でしょ??

適正なブレーキ踏力について、より詳しくは こちら  をどーぞ。