タイヤサイズ のこと、あれこれ。
2009年12月02日(水)
最近、ちょっと
気になっているのですが、
スイフトのタイヤサイズ って、
かなり、いろいろな考えがあるようで、
けっこう、人によって、バラバラですよね。
でね、いったいどのサイズが、
一番ラップタイムが出るか・・・・・。
ちょっと気になりませんか?
(スイフトオーナー以外の方、すいません・・・・・)
TM-SQUARE プロジェクトを
はじめるときに、
田中が考えたポイントは、
① 純正タイヤと外径があまりかわらないこと
スピードメーターも狂うし、
外径が大きくなると、加速が悪く、
ギア比的に、厳しいし・・・・・、
反対に小さくなると、
縦方向の接地面積が減ることから、
ブレーキ/トラクションが、
悪くなりますからね。
② 幅は、可能な限り太くしたい
ま、サーキットを走るときの鉄則ですね。
タイヤのワイド化で、横方向の接地面積が
大きくなり、当然グリップも、高くなりますから。
③ スポーツタイヤがバリエーションされているサイズ
これは、重要。
だって、理想的なサイズであっても、
ハイグリップラジアルに設定がなければ、
タイムアタックどころではありませんから・・・。
以上の要素を参考に、
サイズをチョイスしたところ
現在、サーキット派の大多数が使用している
215/40/17 に落ち着きました。
そして、215幅の17インチになると、
40扁平となり、
タイヤの縦剛性も、横剛性も
大幅に上がります。
結果、タイヤが、たわみにくい代わりに、
ホイールが、たわみやすくなるため、
高剛性ホイール
TM-031 をリリースしたという経緯があります。
そして、タイヤの剛性の強さと、
ホイール剛性の強さから、
TM-031 独特のドライバビリティーを
生み出したというわけです。
ASM の金山氏に、
「このホイール、剛性強いね!」 って、
褒めていただいたときは、
非常にうれしかったです。ハイ。
でもね、その後、
ひとつ気になっていたことがあったので、
テストをしてみたのです。
それはタイヤの外径です。
ご存知のように、スイフトスポーツの
純正タイヤサイズは、
195-50-16 。
このサイズの外径と、
215/40/17 サイズの外径を比較すると、
ほとんど同じなのですが、
微妙に、215/40/17 の方が大きい(3mmぐらい・・)。
(タイヤ銘柄により、多少は変わってきます)
ということは、同じエンジン回転なら、
スピードは、出るけれど、
ギアがロングになったように、
感じるんです。
(かなり微妙な差のことです・・・)
そこで、各ギアのつながりと、
アクセルを踏んだ瞬間の加速感を
向上させるため
少し、径の小さなタイヤが
入れたくなってきたのです・・・(いつもどおりのワガママです)。
で、同じ銘柄の 205-40-17 を購入しました。
215 → 205 ですから、
幅は少し細くなりますが、
外径は、7~8mm 小さくなり、
ショートのギアを組んだように
なることと、
軽量化を狙ってみました。
同じ 40/17 で、
215 → 205 にすると、
幅も、微妙にですが外径も、
小さくなることから、
タイヤの重量が軽くなり
フライホイールを軽くしたのと
同じ効果があります。
これで、ピックアップの向上を、狙ったわけです。
(やっぱ、バネ下重量は重要です)
で、効果のほどは・・・・・・・、
加速、ギアのつながりは、抜群!
通常のデータロガーでは、
タイヤ外径が違うので比較できませんが、
GPSのスピードデータなら、
バッチリ比較できるので、
比較してみると・・・・・・、
やっぱり、ストレートスピードが
少しだけ速い!
これはいけるぞ! と思ったのですが、
いかんせん、高速コーナーで、
圧倒的にグリップ不足・・・。
トータルで速くなることは、
ありませんでした・・・。
残念・・・。
やっぱり、タイヤの幅って
重要なんだ・・・・・。
つづく!