FSW 開発テスト (BBSホイールの巻き)
2010年03月16日(火)
報告が、大変遅くなりました。
じつは、退院後の検査で、
ここ数日、ほとんど会社に出社できず、
かなり過酷な検査に耐えておりました・・・。
でも、「ガン」等は、発見されず、
「ホッ」 と、胸を撫で下ろしています。ハイ。
では、今日は、先週のテスト報告を!
テスト場所は、快晴のFSW メインコース。
そして、今回のメインは、なんといっても、
BBSホイールの比較テストですよね~。
でも、ベンチマークテスト(基準出し)段階で、
問題が発生・・・・・。
なんと、、エキマニ下部のステーが、
ポッキリ・・・・・。
それも、パイプへの溶接部で割れてしまいました。
当然このあたりは、量産品になると、
パイプに、パッチをあてて、
そこに、ステーを溶接する予定でしたが、
昨年末のアタック前に、2日で作ってもらったので、
スーパー暫定仕様・・・。
その部分が、ポッキリと折れ、
排気漏れが発生です・・・・・。
だから、エンジン出力は、約15 ps ダウン ぐらいの感じです・・・。
おまけに、この排気漏れは、
周回するごとにひどくなり、ラップタイムも、
どんどん落ちてきます・・・。
途中で、テストのやり直しも考えましたが、
最終セクションで、強引に決行!
まずは、17インチで、排気漏れの中、
全開アタック!
(タイヤは、AD08 215-40-17)
サーキットは、かなり混雑していましたが、
そこそこのクリアーが取れ、
タイムは、2分13秒前半。
朝の走行開始時は、排気漏れも少なかったので、
2分12秒台が出ていましたので、
ま、1秒ぐらいダウンです・・・。
その状態で、ホイールをBBS に履き替えて
再び、全開アタック。
(タイヤは、AD08 215-45-16)
この段階でも、排気漏れは進み、
明らかに、パワーダウンしているのに、
な、なんと、
ベストラップは、2分11秒2 !
ロガーで確認すると、
排気漏れの関係で、17インチの方が
ストレートエンドが、速いにもかかわらず、
この日の、ベストラップが出ました。
(タイヤ径が4mm違うので、今回は、GPSスピードの比較)
走行後の田中コメントは、
すべてのコーナーで、BBS の方が
グリップが安定しており、
運転がカンタンで、
特に、大きなGフォースがかかる、
100Rの速さは、圧倒的。
また、ブレーキング ポイントも、10~15M は、
確実に奥になっています。
感覚的に言うと、止まり始めの減速Gは、同じなのですが、
ブレーキングの後半での、止まり感は、
圧倒的に BBSへ、軍配が上がります。
うっ~ん、ストレートスピードに、
アドバンテージがない状態(排気漏れ拡大のため)で、
約2秒・・・・・。
ライトウエイトで、
コーナリングマシンであるスイフトにとって、
このホイールは、完全な機能部品であることが、
五感を通じて、感じ取れました。ハイ。
しかし、コーナリング中の安定感は、
「恐ろしく、スゴイ!」 の一言。
今回は、台数が多く、
微妙にクリアーが取れていないことと、
排気漏れにより、完全な比較とならないので、
ロガーは掲載しませんが、
ドライブフィールとしては、
まさに、「禁断の果実をかじった」 心境です。
今後のテストで、
同一コンディション&完全クリアー での、
ロガーを掲載しますので、
データ的に、どれぐらいスゴイかは、
少々、お待ち下さいね。
確かに、全コーナーで、
グリップの安定度が高いことは、
シッカリ感じ取れるのですが、
それが、2秒のラップタイム差になることが、
いまだに信じられません・・・・・。
BBS 恐るべしです・・。