_その他_
FSW開発テスト・・・・・の内容 ②
2010年03月19日(金)
いやはや、毎日バタバタしてたので、
なかなか、開発テストの報告ができないですね・・・。
でも、今日は、頑張って、ご報告を!
BBS の凄さは、先日ご報告したとおりですが、
今回のテストは、他にも、テスト項目がありました。
このテストは、「ナパック走行会」 の中で、
やってしまおうという、強行作戦。
もちろん、走行会ですから、
豪華ゲスト人も、た~くさん、来てました。
まずは、大人気ブロガーの
谷口信輝 選手と、
柳田真孝 選手。
しかし、谷口 選手のブログは、どえらい人気らしいです・・・・・。
それから、エンドレス3人衆。
なんだか、一番左端の、峰尾選手・・・。
なんとも言えない、オーラが出てますね~。
どんなオーラかは、ちょっと言えませんが・・・・・。
ま、余談はさておき?・・、
今回、開発をかけた、
秘密のサスペンションパーツは・・・、
コレです!
そうです!
ピロアッパーなのです。
なぜ、このパーツを作ることになったかというと、
昨年末の筑波スーパーバトルで、5.8° も付けている、
フロントキャンバーが、足りず、かなりタイヤの
「外アタリ」 が強かったのです。
イベント後のミーティングで、望月さんと、
トコトン話し合い、出された結論は・・・・・、
純正のアッパーマウントが、強烈なGで、変形し、
ダンパーの上部支点が、外側にズレ、キャンバーが戻されているということでした。
もちろん、純正品は、ゴムとなりますので、
強力な力がかかると、ズレるのは、当然といえば、当然。
だから、ピロアッパーの試作を作ったのです。
また、スイフトのストラットをピロアッパーで受けるとなると、
どうしても、装着することで、車高が上がってしまいます。
このデメリットが、極力発生しない形状で、
試作を作ってもらいました。
で、走行してみたら、ビックリ!
望月/田中ミーティングで、想定していたとおり、
キャンバーが、コーナーリング中に、
戻されることがなくなりました!
100R はもちろんのこと、
タイトコーナーで、キャンバーが戻されて発生していた
アンダーステア症状が、解決したのです!!!
マジ、これはスゴイです。
だって、今までは、一旦アンダーステアになれば、
ただ、アンダーステアが、治まるまで、
待つしかなかったのに、それから、ステアリングを切り足せば、
グイグイと曲がっていってくれます。
要するに、キャンバーが足りず、
タイヤの角で、走っていた状態から、
強烈な「ヨコG」 の中でも、キレイにタイヤが接地してくれるのです。
また、ピロアッパーには、もうひとつ、メリットがありました。
それは、サスペンションの動きはじめの部分で、
今までは、純正アッパーマウントのゴム部がつぶれてから、
サスペンションが、動いていました。
しかし、ピロアッパーにすると、ゴムがつぶれることがないので、
荷重の移動量により、リニアにサスペンションがストロークします。
もう、これは、感動ものです!
だって、HYPERCO スプリングに、変更すると、
動きがリニアになって、ドライバビリティーが、
断然上がるように、
すごく重要な、サスペンションの動きはじめの部分で、
リニアになるのですから!
だから、コーナーへ向かって、ステアリングを切りはじめる瞬間が、
も~、たまりません!
走行後の田中のコメントも、
「フロントキャンバーは、もっと減らせる」
「フロントのスプリングレートも、もっと下げられる」
というものでした。
そうです、今までは、純正アッパーのゴムの動きでステアリングレスポンスが悪く、
それを補うために、大きくキャンバーを付けたり、フロントスプリングのレートを上げたり、
時には、フロントタイヤの空気圧を、3k まで上げたりして、対応していたのですが、
この部分が、リニアに動けば、すべては、解決なのです。
オマケに、動きはじめが、リニアになったことから、
乗り心地まで、向上してしまいました。ハイ。
いや~、製品化までには、
まだ、やらなければならないことが、たくさんありますが、
これは、絶対、リリースしたいパーツのひとつですね~。
それも、装着をカンタンにし、極力、車高変化を発生させず、
コスト的にも、リーズナブルな、固定式(キャンバー調整ができないタイプ)で、
リリースしたいと思っています。
みなさん、乞うご期待ですぞ!!