HYPERCO
HYPERCO が、HYPERCO である理由。
2010年06月22日(火)
先日、HYPERCO を
取り扱っていただいている、お店の方から、
お叱りを受けました・・・・・。
「なぜ、同レート、同レングスでも、
商品が届くたびに、形状が違うのか?」
という内容でした。
確かに、他社のスプリングでは、
以前に使用したものと、
まったく、同形状のものが送られてきます・・・・・。
もちろん、その理由については、
数年前に、HYPERCO の本社 (アメリカ インディアナポリス) を
訪問したときに、工場内で、半日以上かけて、説明を受けています。
でも、私が説明を聞いてから、
数年経っていることもあり、自分の勉強のためにも、
再度、HYPERCO のマネージャーに
問い合わせを入れてみました。
結果・・・、
以前に聞いたことと、まったく同じ内容が、
返信されてきました。
内容をカンタンに説明すると、
競技用スプリングにとって、
最も重要なことは、ルックスではなく、
スプリングレートをはじめとする、各部の性能が、
設定値により近く、均一していることが、
HYPERCO のプライド だということです。
返信されてきた、英文を
英検無級? の田中が翻訳すると・・・・・、
スプリングは「機械加工」や、「組み立て」 によって製造される製品ではなく、
「形成」 により、製造される製品です。
機械加工されて組み立てられた製品は、コンピュータ管理による、
マシンがあれば、設計どおりに製品は製造されますが、
形成部品は”CNC”製造設備があってもそれに似ていません。
なぜなら、スプリングは、「フォーム」 して作るものだからです。
(フォーム=形成です)
まず、ベースワイヤの製造者はどんなワイヤ直径にも製作公差を設定します。
「私たちが使用するサイズの場合では、その変化は+/-0.002です。」
さらに、私たちが使用するワイヤの引張り強度には、27万5000psiから
29万5000psiの範囲があります。
これは世界中の一般的な産業習慣です。
我々は、この材料の進化をいち早く取り入れているので、
ワイヤ径や、巻き数等、完成品での見た目に変化が出ることがあります。
もちろん、設計力も絶えず進化していますので、
新しいワイヤ径と巻き数のバランス等、スプリング性能が向上するものは、
すぐに取り入れています。
という、内容でした。
また、マネージャーから送られてきた、メールの最後に、、
いかにも、HYPERCO らしい言葉がありました。
I hope this helps clarify issues for your customer.
In the highly competitive world of motor racing,
we at Hyperco are constantly trying to improve our product
to stay on top of our market.
I have worked in the high performance aftermarket
for 38 years for some of the most respected names in performance.
I can honestly state that no company I have previously been associated
with has ever been so dedicated to the improvement
of the product line as Hyperco.
私は、これがあなたのユーザーに対して、問題をはっきりさせる手助けに
なることを望みます。
モーターレーシングの非常に競争的な世界で、我々Hypercoは、
絶えず業界TOPにとどまるために、製品を改善しようとしています。
私は、パフォーマンスで名の知れた数社で、
38年間、高性能アフターマーケット業界で働いてきましたが、
私が以前に関わった、どの会社も、Hyperco ほど、
製品ラインの改善を行っていないことを、私は正直に述べることが出来ます。
HYPERCO が、HYPERCO であり続けられる理由。
それは、いつまでも進化し続けると言うことなんですね。
改めて、HYPERCO スプリングを販売できることを
誇りに思います。
いや~、やっぱ、スゴイです。
HYPERCO !
また、好きになっちゃいました。