勝手に 「道場破り」 Vol 5 in 鈴鹿ツイン 攻略法(ドラテク)
2011年04月05日(火)
鈴鹿ツインが、ホームコースのみなさん、
お待たせしました。
では、はじめましょう。
鈴鹿ツイン Gコースのレイアウトは、下記のとおり。
まず、ストレートは、3速までシフトアップし、①コーナーに向かいます。
(ストレートの最高速は、TM2号車で、125km/h)
①コーナー手前で、フルブレーキング & シフトダウン (3→2)
そこから、クリップを取りに行くのですが、この場所が、少々難しい・・・・・。
クリップが浅い(手前)と、出口がアンダーステアになるし、
かといって、深い(奥)だと、車速が落ちすぎるし・・・・・・・・。
イメージとして、斜めにカスメルでは、手前過ぎ。
ぐるっと曲がると、奥過ぎます。
このクリップの位置は、② 出口のラインで決まりますので、
まずは、② 出口のラインを確認することが優先です。
出口は、思ったより広くなっており、ライン的には、アウトの縁石に沿うように
立ち上がる感じです。
だから、アウトのスペースをよ~く考えて、可能な限り、ハイスピードで、
クリップできるラインを探します。
また、クリップは確実に取る必要があります。
少しでも(タイヤ2本分でも)インを空けると、
アンダーステアラインとなり、大きくステアを切り、
なかなかアクセルが踏めない状況になりますのでご注意を。
②コーナーをアウト縁石に沿うように立ち上がると、
③コーナーに対しておいしいラインに乗りますが、
もし、②コーナーのアウトいっぱいに、立ち上がれないと、
③コーナーは、かなり厳しいラインで進入しなければなりません・・・・・。
だから、②コーナーをアウトいっぱいに立ち上がることは、とっても重要なのです。ハイ。
③コーナーの進入は、右の縁石あたりを狙いますが、
このコーナーのポイントは、アクセル全開で走るのは、当然ですが、
すご~く、大切なのは、どこで、シフトアップするかなのです。
ノーマルECU なら、右の縁石より手前で、2→3 となりますが、
チューニングECUなら、シフトアップは、まだ先まで、ガマンです。
ただ、このコーナー、最終的には、縁石を利用しなくても、
全開で曲がれるのですが、かなり精神的なプレッシャーがあります・・・・・。
だから、はじめは、縁石を踏みながら、ショートカットして走る方が、
とっても楽なんです。
でも・・・・、縁石の上で、クルマが暴れているときには、シフトアップができない・・・・。
で、仕方なく、③コーナーの直前でシフトアップする・・・・と、なりやすいんですが、
それじゃ、タイムは出ません。
2号車の TM ECU は、みなさんと、まったく同じ仕様ですので、
REV は、7800rpm (2型です)
ですので、ショートカットする場合、
一個目の右側の縁石を乗り越えて、2個目の左側(④コーナーイン側の縁石)に、
乗る手前で、シフトアップします。
この場所なら、クルマにもシッカリと、トラクションが、かかっている状態で
シフトアップできますので、◎ です。
(もちろん、車種によって、シフトポイントは変わります)
でも、慣れるまではかなり、恐怖感がありますので、
走りはじめ、やコースに慣れるまでは、③コーナーの手前でシフトアップしてください。
いずれにせよ、ショートカットラインなら、クルマはかなり強く、上下動しますので、
しっかりステアリングを握って、クルマを壊さないレベルにしてくださいね!
③コーナーの手前、もしくは、③コーナーと④コーナーの中間で、2→3 にシフトアップし、
全開で駆け抜けたら、⑤コーナー手前で、ブレーキングと、再び3→2 とシフトダウン。
ブレーキをリリースしながら、⑤コーナーのクリップへと向かうのですが、
ここでは、2種類の走行ラインがあります。
その2種類のラインとは、イン側の縁石に乗るか、タッチしないかのチョイスです。
じつは、この先の ⑦コーナー ⑨コーナー も、同様のチョイスが必要なのです。
では、ここで、イン側の縁石に乗るのと、乗らないのと、どっちが有利か、考えてみましょう。
縁石に乗るメリット
なんといっても、最短距離で走れることと、出口のスペースが、大きくつかえることです。
縁石に乗るデメリット
スプリングレートによっては、縁石に弾かれたり、縁石から降りるときに、
跳ねてトラクションが、うまく伝わらなかったりすることです。
で、反対に、
縁石に乗らないメリット
これは、圧倒的に、トラクションが綺麗に伝わることです。
縁石に乗らないデメリット
コース出口を ワイドに利用できないことです。
要するに、両者とも、メリット/デメリットが存在しますので、
やってみなければ、わからない・・・・・・。
ということで、やってみました。
2号車の持ち込みは、
700-600ポンドの組み合わせでしたが、このセットでは、やはり縁石に弾かれ、
うまくトラクションがかかりません・・・・・。
その後、フロントも600ポンドに交換しましたが、
それでも、縁石に乗らない方が、速かったです。
このコースは、いかにトラクションが大切かということですよね。
ということで、縁石ギリギリをクリップし、⑤コーナーをクリアーし、2速のまま、
⑥コーナーへ向かいます。
⑥コーナーは、全開でクリアーできますが、
⑦コーナーに向けてどんなラインが有効か、試してみました。
まずは、⑥コーナーと ⑦コーナーの中間、アウト側にある、縁石を目標に、
まっすぐブレーキングをして、⑦コーナーのアウト側からアプローチする方法。
そして、次は、あまりアウトまで行かず、
⑦コーナーのイン側を小回りする方法をトライしました。
(少々、イン側の縁石を使用します)
動画で見ると、これがアウトからのライン。
そして、これが小回りするライン。
両者のラインをロガーで見ると、
もちろん、青が小回りするラインです。
で、これを SPEED ロガー で見ると、
となり、⑦コーナーのみ、車速が違いますよね?
ということで、
今回のセットアップでは、アウトから、トラクションのかかかるラインで走った方が、
速いという結果となりました(こうして見ると、わかりやすいですよね!)。
で、⑦コーナーを2速で立ち上がると、2速のまま、⑧コーナーを抜け、
⑨コーナー(最終コーナーへと向かいます)。
この ⑧/⑨コーナーは複合コーナーですので、
⑧コーナーの右G が残っている状況で、⑨コーナーの ブレーキングとなりますから、
リズムがとっても大切です。
田中、オススメのラインは、
⑧コーナーは、ギリギリですが、縁石に乗らず、クリップ付近から、
真っ直ぐ⑨コーナーのクリップを目指し、ブレーキング。
そして、リリースと共に、ステアリングを切る作戦です。
これなら、Gは、右 → 前 → 左 と、移り変わり、
このタイミングが合えば、クルッと、クルマは曲がってくれます。
後は、アクセルを踏んで、アウトいっぱいに立ち上げれば、◎ です。
この、Gの移り変わりこそ、リズムなんです!
と、まぁ~、今回もマニアックですいません・・・・。
では、BEST 40.002 の 動画をどうぞ!!
(今回は恋人カメラの画像です)
以上、田中ミノル式 鈴鹿ツイン 攻略法 でした!