サスペンション
ピロアッパーの必要性 について。

2011年10月04日(火)

発売以来、たくさんのみなさんに、ご使用いただいている

TM-SQUARE のピロアッパーマウント。

 

「ステアリング操作が、よりダイレクトになる!」 とか、

「アンダーステアが減少した!」 とか、

「乗り心地が良くなった!」 と、多くのお褒めの言葉をいただきました。

 

 

今日は、その TM-SQUARE のピロアッパーマウント の、

もうひとつの、大きな効果をご紹介したいと思います。

 

 

まず、たま~に、勘違いされることがあるのですが、

TM-SQUARE のピロアッパーマウントは、

装着により、キャンバー角が装着前と、変わりことはありません。

(純正アッパーマウントと、同じキャンバー角です)

 

 

ただ、走行中、「G」がかかると、

純正アッパーマウントのように、ゴムが寄れない分、

キャンバー角が減少することを大きく抑制してくれますので、

アンダーステアには、効果的なパーツなのです。

 

 

そう、そのキャンバー角ですが、

スイフトを速く走られようとすると、

フロントには、かなりのキャンバー角が必要となります。

 

 

ここで、みなさん、

ダンパーのロアブラケットのボルトを細いタイプに変更したり、

ダンパー本体を、キャンバーが付くタイプに交換されたりして、

フロントキャンバーを変更されていますよね。

 

 

でも、じつはダンパーのロアブラケットにより、

キャンバーが付くようにすると・・・・・・・・、

 

アッパーマウントと、ダンパーシャフトに、ストレスがかかるんです。

 

 

下の図を見てください。

 

 

 

 

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この図は、ダンパーブラケットにより

キャンバーを付けた状態を、カンタンに図解しています。

 

 

  

まず、純正のキャンバー角の場合、

アッパーマウントは、ボディーに対して、垂直にあたります。

(当然、そうなるように設計されますから・・・・)

 

 

 

 

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対して、

ダンパーのロアブラケットの穴位置を変更して、

キャンバーが付くようにすると・・・・・・、

 

ダンパーの装着角度が、変わることから、

アッパーマウントと、ボディーが、

垂直に、当たらなくなってしまうんです。

 

 

 

 

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上記の図では、

アッパーマウント右側は、ピッタリ当たっていますが、

アッパーマウント左側には、隙間ができてしまいます。

 

そうです、右側のみ、あたりが強くなっている状況です。

 

 

こうなると、

ストローク中、荷重が増加するに従って、

アッパーマウント左側の隙間がなくなり、

最終的には、左側のゴムも、密着するような、動きとなります。

 

 

要するに、ストローク中に、

アッパーマウントで発生する、レート(硬さ)が、

変化してしまいます。

 

 

また、上記の動きをすると・・・・・・、

ダンパーシャフトに曲げの力が、かかってしまい、

アッパーマウントを固定しているナット付近で、

ダンパーシャフトが、ポッキリと折れてしまう可能性があるのです。

 

 

特に、アッパーマウントを強化ゴムのタイプに

交換していると、ダンパーシャフトへの負担もかなり大きくなります。

 

もちろん、ダンパーシャフトに横方向の力が、かかると、

倒立シリンダーのベアリング部分も

スムーズに動きませんので、デメリットになってしまいます。

 

 

 

 

以上のように、キャンバーが付くことは、

大きなメリットがありますが、

 

ストローク中にレートが変化したり、

ストローク中に、ダンパー本体の抵抗が大きくなったり、

そして、何よりも、ダンパーのシャフトが、

折れるリスクが、あることは、大きな問題となってしまいます。

 

 

そこで、TM-SQUARE の

ピロアッパーマウントを装着すると・・・・・、

 

これらの問題が、一気に解決するのです!

 

 

 

 

pup3

 

 

 

 

だって、アッパーマウント部にピロポールが装着されていますので、

純正のように、アッパーマウントが、ダンパーシャフトに対して、

垂直に固定されているのではなく、

ダンパーの傾きに合わせて、角度が変わってくれますから。

 

 

これなら、ダンパーが傾いても、

バッチリと、垂直方向に、力を受けてくれます。

 

ということで、

ストローク中のレート変化もなく

(だって、アッパーマウントがアルミのブロックですから・・・)

 

ダンパーの倒立部もスムーズに動き、

ストロークにより、

ダンパーシャフトに横方向の力もかからなくなるんです。

 

 

 

なかなか、の優れものでしょう?

 

 

純正キャンバーの車輌にも大活躍の

TM-SQUARE のピロアッパーマウント。

 

 

フロントキャンバーをダンパーブラケットで、

付けられているみなさんには、

超オススメの商品です!!

 

 

 

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウント

(WEB ページ)

 

 

 

TM-SQUARE ピロアッパーマウント

(匠工房 ページ)

 

 

 

やるなぁ~、

TM-SQUARE のピロアッパーマウント!