2012 勝手に「道場破り」 in タカスサーキット (セットアップ編)
2012年05月01日(火)
さあ~、今回は、
勝手に「道場破り」 in タカスサーキット の セットアップ編 です。
前回に、タカスサーキットを訪れたのは、
約、1年半ぐらい前でして、
それから、2号車は、かなり進化していますので、
タイムアタックが、とっても楽しみのサーキットでした。
おまけに、タカスサーキットには・・・・・・、
FJ1600時代のライバル、
キャプテン リッキー が居ますからねぇ~!
(なんで、そんな怖い顔してんの?)
ではでは、今回も、
ガッツリと、はじめたいと思います。
まず、タカスサーキットのコースは、こんな感じで・・・・・・・・、
そして、
持込みのセットアップは・・・・・、
イニシャルセット
ホイール BBS F 7.5J-16 +30 R 7.5J-16 +46
タイヤ KUMHO V700 F 225-45-16(中古品) R 205-45-16(中古品)
内圧 F 2.7 R:2.9 (温間)
ホイールスペーサー F なし R なし
リヤスタビ 38φ
スプリング F HYPERCO 65-07-0800
R HYPERCO 60-06-0800
ダンパー 減衰 F MAX 5戻し R MAX 8戻し (TMダンパー)
ブレーキパッド F ZONE 04M R ZONE 88B
LSD TM LSD 50-20 6.5kg
エンジンオイル TM-SQUARE 開発品 5W-40 (継続使用 2イベント目)
オイルクーラー TM-SQUARE 開発品
純正ヒートエクスチェンジャー取外し
ファイナル アールズ製 4.7ファイナル + 2型純正 ミッション
車高 F 605 605
R 585 585
トー F OUT 0:20 / R トーレスシム(-30) 0:00
キャンバー F 実測 -6.2 / R 並盛 -2.0
フロントロアアーム TM-SQUARE 開発品
といった、感じです。
佐藤の話では、「タカスにも、ファイナルは、バッチリ適合します!」
ということなので、阿讃サーキットと同じく、 4.7 のファイナルで走行しました。
ここだけの話、
「ゼッタイ、純正ファイナルに戻すのが、手間なだけだろう・・・・・・」 と、
田中は思っていました・・・・。ハイ。
で、走ってみた感じの コメントは・・・・・・・、
走行コメント ①-1 イニシャル BEST 05.4 8.5(気温)/ 8.6(路温)
ダウンフォースが、かなり強い クルマがフラットで、グリップする
フロントの入りも、かなり強いが、スムーズさを感じない → キャンバー付き過ぎ?
ギアレシオ ◎ 2速コーナーのボトムスピードが低いので、すべてOK
2コーナー(②)手前 2速のままOK
影山コーナー(④)手前 3速のままOK
奥のヘアピン(⑦)手前 (少しリミッター) 問題ないレベル
裏ストレート(短い時間 4速に入る)
各温度 走行中 水温 77℃ 油温 105~108℃ 吸気温 8℃!
走ってみて、一番驚いたのが、ダウンフォースの強さと、
エンジンが前回より、かなり速くなっていたことですね~。
(さすが、TM の インテーク & ECU & フライホイール !!)
でも、水温が低いことと、
フロントキャンバーが付き過ぎだと感じましたので、
すぐに、修正。
セット変更
フロントキャンバー -6.2 → -5.8
フロントダクト塞ぎ グリル/パネルの塞ぎ
走行コメント ②-1 イニシャル BEST 05.3 8.4(気温)/ 10.2(路温)
コーナーの真ん中 ~ 出口に関して 接地↑
ボトムのグリップは、少し↓ でも、トータルではこちらの方が速い
ブレーキダクト塞ぎ ローター温度 650℃
ブレーキダクト部分テープ剥がし ローター温度 556℃
ローター温度が、少々高いのが気になりますが、
ブレーキダクト部分のテープを剥がすと、100℃位、温度が下がったので、
このまま、続行です。
セット変更
Fスプリング 800 → 1000 (6インチ)
Rスプリング 800 → 1000 (5インチ)
タカスサーキットは、本当に路面が良く(かなり整備されてますよね~)、
レート的には、まだまだ、いけそうでしたので、ハイレートに挑戦です!
走行コメント ③-1 イニシャル BEST 05.5 10.6(気温)/ 16.5(路温)
1コーナー(①)出口で、跳ねる スプリングが強すぎる
全体に硬くて、U/S方向
フロントの6インチは、フィーリング悪し
このセットは、かなり、タイヤに厳しい
パワーの食われ感は、減少 (コーナー出口)
※ 6インチスプリングのフィーリングが悪く感じた理由は、
7インチに比べると、荷重の増減により、追従性が、高い分(速い分)、
少しピーキーに感じたのだと思います。
といった感じになり・・・・、
ダンパーの減衰をセッション中に変更。
走行コメント ③-2 Rダンパー減衰 -8 → -14 BEST 05.3
跳ねは、少し抑制
トラクションも、かかりやすくなった
セット変更
Rスプリング 1000 → 900 (5インチ)
R ダンパー減衰 -14 → -8
走行コメント ④-1 イニシャル BEST 04.8 10.7(気温)/ 14.8(路温)
跳ねは、かなり抑制 しかし、1コーナー(①)出口は、まだ跳ねがある
曲がりやすくなった U/S の抑制
連続周回では、ブレーキが、04M では足りない 580℃(F左) 610℃(F右)
走行ラインを変更
※ 今まで、04M で、バッチリ マッチングしていましたが、
さすがに、ここまで速くなると、ワンランク 上の制動力が、必要となりました。
セット変更
Fスプリング 1000 → 900 (7インチ)
Rスプリング 900 → 800 (5インチ)
カナードON
Fパッド 04M → 05K
R トーレスシム -15 追加 (OUT 0’15)
走行コメント ⑤-1 イニシャル BEST 04.7 11.0(気温)/ 14.7(路温)
Fスプリング 07-900 は、跳ねは抑制されるが リバウンド側の動きが大きい
アクセルONにて、持ち上がり、U/S方向 (裏ストレート手前のヘアピン)
ブレーキは、05K の方が良い 577℃(左) 645℃(右) ← それでも、かなり高い!
バランス的には、まだ、U/S方向
カナードは、あまりダウンフォースの違いを感じられない (SPEEDは、0.5km/h DOWNレベル)
F900 R800 のバランスの方が、スムーズだが、パワーの食われ感が強い
すべて、O/S方向に振ったのに、U/S が強い → タイヤだろうか??(2部山レベル)
走行コメント ⑤-2 Fダンパー減衰 -5 → -3 BEST 05.4
1コーナー(①)出口で、跳ねが増大
トラクションが厳しい
裏ストレート手前のヘアピンでの U/S は、少しだけ抑制
といった流れで、セットアップを行いました。
今、思えば、スプリングレートのバランスは、
F 1000 R 800 だったような気がします・・・・・・・。
(試していませんのなんとも言えませんが・・・・)
あと、NEWタイヤ があれば、
もう少し、削れたかも知れないですね・・・・・・・・。
まぁ、このあたりは、
まさに 「トラタヌ」 であることは、間違いありませんが・・・・・・(笑)。
しかし、2号車 、速くなりましたよ~。
だって、前回訪れたときは、07秒6 でしたから、
コンディションもあるとは思いますが、
2.9秒 も、速くなりましたからね~。
(ちなみに、タイヤも同じです!)
ということで、タカスサーキットのセットアップポイントは、
◎ 1コーナー立ち上がりで、跳ねが発生しないことを条件に、
ギリギリのハイレートに挑戦すべし。
◎ ギアが合う(ファイナル 4.7)ことは、かなりの武器になることを理解すべし。
◎ 特殊なコーナーがないので、セットアップは、すべてのコーナーで行うべし。
◎ コーナーへの到達スピードが上がれば、ワンランク ブレーキパッドの
効きを上げることを考慮すべし。
となります。
いや~、タカスサーキットは、
コースコンディションも、ステキ だし、
海に近いことから、気圧がとっても高いので、
この時期は、やっぱ出ますよね~、タイム。
以上、
2012 勝手に「道場破り」 in タカスサーキット
セットアップ編でした!