2013 「道場破り」 in TSタカタ サーキット セットアップ編
2013年02月05日(火)
まだまだ、DATA は、まとまりきっては、おりませんが、
まずは、TSタカタサーキットのセットアップ編が、
出来上がりましたので、
TSタカタフリークのみなさんに、お伝えしたいと思います。
しかし、TSタカタサーキット は、スゴイですよね~。
何がスゴイかって、
とってもキレイなサーキットで、
コースも、かなりチャレンジング。
なのに!
1日(9:00~12:00 + 13:00~16:00)ずっと走って、
走行料が、 7,000円 なんですから!!
(計測込みでも、8,000円!)
人気があるのも、わかりますよね~。
それに、みなさん、とっても、フレンドリーな方ばかりで、
コースのこと、走行ラインのこと、いろいろ教えていただきました!!
(当日、レクチャーいただいたみなさん、ホントありがとうございました)
では、まずは、TSタカタ のコース図から、どうぞ!
セットアップのポイントは、
③ ⑧ で、いかにクルマが曲がるか・・・・、
そして、① ⑦ の高速コーナーを どう安定させるか・・・・、
そしてそして、④ ⑤ ⑥ のタイトコーナーで、U/S を出さないか・・・・、
だと思います。ハイ。
で、持ち込みセットは、こんな感じとなりました。
日時 :2013-01-31
サーキット:TSタカタ
ドライバー:田中 ミノル
メカニック:阿部
車輌 :ZC31S スイフト2号車
イニシャルSET
ホイール CLEAWAYS(ガンメタ) F:7.5J-16+30 R:7.5J-16+46
タイヤ KUMHO V700 F:225-45-16(中古) R:205-45-16(中古)
DL ZⅡ F:225-45-16(NEW) R:205-45-16(NEW)
内圧 F:2.7 R:2.9 (温間) V700
F:2.6 R:2.6 (温間) ZⅡ
リアスタビ φ35
スプリング F:65-06-700 パーチェ装着
R:58-05-700
ダンパー 減衰 F:MAX 5戻し R:MAX 8戻し
キャリパー F 純正 R 純正
ブレーキパッド ZONE F 05K R 88B
カーツデフ 50-20 6.5kg
ミッションオイル KAAZ (鉱物油) スタート
エンジンオイル TM-SQUARE M16A 5W-40(継続使用)
オイルクーラー TM-SQUARE
E/Gマウント 強化タイプ 試作品
ファイナル 4.7(アールズ)
車高 F 605mm R 585mm
トー F OUT 0:20 R トーレスシム(-30仕様)
キャンバー F 5.8度ネガ R 並盛り
フロントロアアーム TM-SQUARE ロングアーム
ナックル TM-SQUARE キャンバーナックル
空力デバイス カナード装着
エキマニ 試作品 + バンテージ100
ECU TM-SQUARE V3.0 AB EX
このセッティングシートは、
弊社、佐藤が作りましたが、キモとなる部分は、
リアスタビ: φ35
リアスプリング 700ポンド
ファイナル 4.7(アールズ)
あたりですかね~。
少々、リアのロール剛性を落として、
タイトコーナーで、できるだけ U/S を出さないようなセットと、
4.7ファイナルの使用で、回転をあまり落とさないようにする作戦です。
そして、走りはじめ のファーストインプレッションは・・・・・、
イニシャル① 10:50~ 気温6℃ 路温10℃ セミウエット BEST 64.5
数箇所 セミウエットコーナーあり バランス ◎ よく曲がる (③のみ、少々U/S)
スプリングレートもこれぐらいで、問題ない
ブレーキは、少し強い気もするが、連続走行ならこれぐらいかも
LSD オイルは、いつものとおり問題なし
エンジンオイル 122℃ 水温 80℃ ミッションオイル 80~85℃
(オイルクーラー前、フロントグリルに、大きな目張り装着)
セット変更
タイヤ V700 → ZⅡ
F パッド 05K → 04M
そうです、今回のテスト項目の中でも、
V700 vs ZⅡ の違いは、田中も興味津々!
また、ブレーキは、トライの意味も含めて、
少し、制動力を落としてみました。
走行② 11:40~ DRY(一箇所のみセミウエット) BEST 64.3
ZⅡ グリップは想像より高い!!
04M では、④コーナー手前で止まりきらない
⑨ シケインの 2つ目にて、ハネが大きく、素早くトラクションを掛けられない
といった、コメントとなり、
セット変更
F スプリング 700 → 600
F パッド 04M → 05K (戻し)
LSD オイル KAAZ → テスト品1
シケインのハネに対応させるため、フロントのスプリングレートを落とし、
ブレーキパッドを元の 05K に戻し、
そして、今回、メインとなる開発品である
LSD オイルの試作品を投入しました。
(ストリートでかなり開発をかけましたので、今回の持ち込みは、6種類のみです!)
走行③ 13:25~ 気温16℃ 路温19.5℃ DRY BEST 64.2 (一発のみ)
③ ⑧ にて、U/S が大きくなる また、① ⑦ も、曲がるが不安定感↑
Fスプリング 700→600 に関しては、⑨コーナーの出口のハネは、50% 抑制
レスポンスが悪く、ラップタイムのバラツキが大きい 運転は難しい方向
ブレーキに関しては、連続走行では、05Kにて、ギリギリ(08H も有り得る)
うっ~ん、スプリング交換、失敗です・・・・・・・。
⑨シケインのハネは、改善されていますが、
他で遅くなる箇所が続出です・・・・・・。
で、今度は、反対の方向へ!!
セット変更
F スプリング 600 → 800
LSD オイル テスト品1 → テスト品2
⑨シケインは、ある程度、我慢が必要かも知れませんが、
ま、TRY という意味で、フロントに 800ポンド スプリング 投入です。
走行④ 14:37~ DRY BEST 64.0
ハイレートにより、高速安定性/レスポンス(③⑧)が大きく向上
全体のU/S 量も、抑制され、運転がカンタンになった
⑧ ひとつ目のハネが大きくなった
⑨ は、あまり大きくは変化しない
(荷重移動のスピードが上がり、縁石にかかるタイヤの荷重が少なくなっている?)
いや~、きましたよ~!
800ポンド にしたことで、ほとんどのコーナーで速くなり、
運転もとってもカンタンになりました。
おまけに、懸念していた、⑨シケインも、
ハネが少なくなりました。
(やっぱ、荷重移動のスピードが上がったんですよね・・・・・・)
セット変更
LSD オイル テスト品2 → テスト品3
でもって、LSD オイルのみ交換して・・・・・、
走行⑤ 15:06~ DRY BEST 64.3
バランスは U/S 方向へ
タイヤのグリップダウンの可能性ある(NEWの美味しいところが終了?)
これが、NEWの ZⅡ が速いといわれている
ことなんでしょうか・・・・・・・。
セット変更
タイヤ ZⅡ → V700
LSD オイル テスト品3 → テスト品4
で、ここで、残り時間も、15分を切りましたので、
LSD オイルを交換し、V700 に戻して、
最後のアタックに挑みました!
結果は・・・・・・・・、
走行⑥ 15:45~ DRY BEST 63.0
① が圧倒的に速い ⑦ も同様 (高速コーナーが圧倒的に速い)
③ ⑧ も、格段に速い
④ ⑤ は、変わらないか、ZⅡ の方が良いように思う
ということで、この日の BEST 更新です!
やっぱ、V700 は、速いんですね~。
田中の予想では、あって、0.3~0.5秒 だと
思っていましたが、高速コーナーが圧倒的でした・・・。
そうです!
道場破り 達成なのであります!!
TS タカタサーキット ランキング
「K くん」 あなたがいたから、
頑張れました! ありがとー!!
では、セットアップ ポイントを まとめ ますと、
スプリングレート
F ソフト方向は、メリットがあまりないので、800レベル が、◎
R に関しては、④⑤ コーナーの特徴から、700 あたりが妥当
リアスタビ
④⑤ コーナーの特徴から、35φ がマッチングしていると思う
ブレーキ
F 05K R 88B (テストは、できていませんが、89R の可能性も大)
4.7ファイナル
TS タカタにマッチングしている(純正より格段に速い)
とまぁ~、
方向的には、O/Sは、⑤ の飛び込みぐらい(乗り方により抑制)なので、
もっと曲がる方向にセットすると、もう少し、タイムも削れそうに思います。
特に、③ ⑧ コーナーは、まだまだ、タイムが、隠れているような気がしました。
コースも楽しいし、
設備も充実しており、
いや~、田中は、TSタカタ サーキットの ファンになってしまいましたね~。
広島、岡山、島根 の方々は、
こんな、ステキな サーキットが、近くにあって、
ホント イイですよね~。
ちょっぴり、うらやましいです・・・・・・・・。
ということで!
ちょっと、長くなってしまいましたが、
以上、TSタカタサーキット、セットアップ編でした!!