サスペンション
TM キャンバーシム 大盛り (トー少なめ) 発売 のお知らせ! (ZC31S)
2014年10月23日(木)
本日は、TM-SQUARE キャンバーシム シリーズ (ZC31S) に、
新しい仲間が、加わりましたので、そのお知らせ です!
ネーミング は、
TM キャンバーシム 大盛り (トー少なめ)
なぜだか、どんどん、牛丼・・・・・、
いや、ラーメン の注文 のような ネーミング に、
なってきたような気がしますが・・・・・・・・・(笑)
まぁ~、要するに、キャンバーは、通常の大盛り、
トーイン は、あまり 「レス」 にならない 仕様なのであります。
まずは、キャンバーシムが、どのようなパーツか、説明しますと、
リアの キャンバー & トーイン 値 を変更させるために、
リア ハブ (ディスクローターやハブベアリング が、装着されている部分) と、
トーションビームが、接続されている箇所に、挟み込む、
テーパー状のシム板 のことなのであります。
(ちょっと、難しいですよね・・・・・・・・・・・・・・・)
でもって、このキャンバーシムにて、
変化する キャンバー & トーイン量 を詳しく比較しますと、
(表記は、 1°00’ = 0°60’ の60進法です)
といった感じになり、
たとえば、装着前のリア アライメント値が、
キャンバー ネガ 1°00’
トーイン イン 1°00’
(上記の数値は、平均的な数値となり、車両による個体差、車高によっても異なります)
の場合、大盛り キャンバーシム を装着すると、
キャンバー ネガ 3°20’
トーイン イン 0°10’
と、変化しますが、
大盛り (トー少なめ) キャンバーシム を装着すると、
キャンバー ネガ 3°20’
トーイン イン 0°30’
といった、数値になります。
そうなんです!
キャンバーの変化量は、通常の大盛りキャンバーシムと、変わらないのに、
トーインの変化量は、あまり大きくないのが、
大盛り (トー少なめ) キャンバーシム の特徴なのであります。ハイ。
でもって、どのような状況での使用が オススメ かと申しますと・・・、
① キャンバーは、ガッツリ。 でも、トーインはあまり 「レス」 にしたくない場合
② 元々、あまりトーインが付いていない車両に使用する場合(トーアウトにしないために)
③ 大盛り キャンバーシムを 2セット 使用し、強烈にキャンバーを付けたい場合
といった感じです。
特に、③に関しては、現行の大盛り キャンバーシム では、
2セット 使用すると(通称 メガ盛り!)、
キャンバーは、ガッツリ付くのですが、トーイン値は、
間違いなく アウト方向となりますので、直進安定性が、損なわれていました。
でも、今回リリースとなった、大盛り (トー少なめ) では、
2セット 使用しても、現状から トーイン値が、1°00’ 「レス」 になる仕様ですので、
大きくトーアウトにならないことから、驚愕のメガ盛り! が可能となりました。
(まぁ~、ここまでキャンバーが必要なサーキットはなく、
本当に求められているかは、不明ではありますが、
ビジュアル的には、アリかと・・・・・・・・・)
ちなみに、リアにキャンバーが付けば、
リアタイヤ(上部)が、フェンダー内に納まりやすくなりますよね?(ある面 これも、キャンバーシムの大きなメリットかも知れません・・・・・・)
そこで!
フェンダークリアランス のために、
キャンバーシムをご使用になられる方のために、
佐藤さんが、CAD で、確認したところ、
タイヤの上端部 ハブセンターの位置 タイヤの下端部
並盛 -2.2mm +3.2mm +5.4mm
大盛り -8.5mm +3.6mm +12.1mm
大盛り(2枚セット) -17.0mm +7.2mm +20.6mm
※ 上記の数値は、計算上の数値で、実測とは異なる場合があります。
※ +表記 → タイヤが外に出る -表記 → タイヤが内側に入る となります。
※ 大盛り (トー少なめ) と、大盛りは、同じ数値です。
いや~、マニアックです・・・・・・・(笑)
マニアック ついでにですが、
スイフトって、車高を落とし過ぎると、
リアフェンダーの前の方と、タイヤが干渉しますよね??
この干渉・・・・・、
大盛り シムより、大盛り (トー少なめ) シムの方が、
少なくなるんですよね~。
だって、大盛り (トー少なめ) シム では、
トーインがあまり大きく 「レス」 にならないことから、
今までの大盛りシムより、トーインが付く(インが強くなる)わけです。
ですから、結果的に、リアタイヤ の前の部分が、イン側に入ることから
フェンダー内に 収まりやすくなるんですね~。
そして、田中が勝手に想像する
理想的な スイフトの リアトーイン値 は、下記のとおりです!!
ストリート イン 0°20’ ~ 0°30’
サーキット イン 0°00’ ~ 0°15’
また・・・・・、
どうしても、サーキットでアンダーステアが強い場合は、
サーキット アウト 0°05’ ~ 0°20’
ぐらいまでは、セットアップ としてあるように思います。
※ 上記、リアトーイン値は、田中ミノルの勝手な思い込みであり、
みなさんのクルマのバランスを保証するものではありません。
※ 適正な リアトーイン値は、サスペンションのセットアップ、使用タイヤ、
ドライビングスタイルによって、大きく異なります。
ちなみに、「匠の日」 等、弊社が行うイベントでは、
まず、現在のリアトーイン を計測して、
オーナーさん のニーズと、現状のバランスを確認後、
田中とガッツリと打ち合わせを行ってから、
どのシムを装着するかを決めれますよ~。
(もちろん、トーイン値より、シム投入の必要がない場合は、「ゼロ円」 です!)
最後に、TM キャンバーシム 大盛り (トー少なめ) の プライスは、
通常の 大盛り キャンバーシム と同じく、
ボルト & ワッシャ 付きで、¥19,000 となります。
あっそうだ!
並盛シム も、新仕様となり、
「ボルト付属」 となりましたので、価格改定を行いました。
なお、製品に関するお問い合わせは、
みんカラ の コメント & メッセージ
または、ミノルインターナショナル
TEL 03-5706-1888 (月~金 9:00~19:00)
メール mail@tm-square.com
まで、よろしくお願いします!!
以上、ZC31S
TM キャンバーシム 大盛り (トー少なめ) 発売 のお知らせ! でした。
(すでに在庫も、「◎」 です)
そして、そして、
キャンバーはそのままに、トーインのみ調整する場合や、
キャンバーシム装着後に、トーインの微調整を行う場合は、こちらを どーぞ!!
しかし、まぁ~、
強烈にマニアックなブログ ですね・・・・・・。
反省します・・・・・・。
関連情報URL : http://www.tm-square.com/?page_id=283