エンジン
TM-SQUARE エンジンオイル 「M16A」 ペール缶 発売のお知らせ!
2015年02月12日(木)
発売以来、全国のスイフト乗りのみなさんに、
大好評をいただいております
TM-SQUARE 「M16A」 エンジンオイル。
そうです!
サーキット & スポーツドライビング 完全対応の 粘度特性 (5w-40) と、
富士フイルム にて、製造されている FTソフトマター の配合にて、
築き上げてきた、実績と信頼!!
いや~、本当にたくさんのみなさんに、
ご使用いただき、感謝、感謝でございます!
でね!
今夜は、この TM-SQUARE エンジンオイル に、
20L ペールが、バリエーションに加わりましたので、
そのお知らせなのであります!
20L のペール と言えば、
「量り売り」 が可能となりますので、
オイルフィルターの容量や、オイルクーラーの有無にて、
若干、変化する必要なオイル量に完全対応!!
そうです! 必要な分だけ ご購入いただけますので、やっぱ、便利ですよね~。
ということで、全国の TM-SQUARE 製品の販売店のみなさま、
どうぞよろしくお願いいたします。
また、お値段は、¥47,000(税込み) となり、
すでに、在庫もございます。ハイ。
とまぁ~、
上記の 商品紹介だけでは、少々、田中のブログっぽくないので、
今夜は、なぜ、TM-SQUARE が、「M16A」エンジン 専用油 に、
5w-40 という粘度特性を チョイスしたか について、お話しましょう!
スイフトのエンジントラブルで、圧倒的に多い症状
それは、「4番メタルの焼き付き」 です。
(あっ、田中も、もちろん経験者です・・・・・・笑)
で、オイル開発をはじめた時、
とあるレース関係のエンジン開発を行っている重鎮に、
話を聞きに行ったことがあるんです。
そこで、スゴ~く勉強になった ひとこと・・・・・・・、
それは、「ロングストロークのエンジンは、メタルに厳しい」 という内容でした。
要するに、最近は、スポーツエンジンと言えど、
燃費を無視するわけには、いきませんよね。
すると、比較的、低い回転でも、
ある程度のトルクを発生する必要があります。
そうなると、どうしても、ロングストロークの方向となり、
スイフトスポーツの M16A エンジン も、例外ではありません。
たとえば、1600cc のスポーツエンジンと言えば、
B16A (VTECエンジン)
4G92 (MIVECエンジン)
4A-G 等が有名ですが、
ボア × ストローク を 見比べてみると、
ボア ストローク
M16A 78.0 83.0
B16A 81.0 77.4
4G92 81.0 77.5
4A-G 81.0 77.0
要するに、同じ 1600cc でも、
この中では、「M16A」 のストロークが、一番長いと いうことになります。
でね、ロングストロークのエンジンで、
サーキット走行等、高回転を多用すると、
ピストンスピード (ピストンが移動するスピード) が、すご~く速くなってしまいます。
そうです! 同じエンジン回転数でも、ストロークの長いエンジンの方が、
ピストンスピードが速くなってしまうのです。
そして、このピストンスピードには、限界値というものがあり、
限界値に近づくと、ピストンとシリンダー間の抵抗も大きくなってしまうのです・・・・。
(だから、超高回転型のエンジンは、ショートストロークなんですよね・・・)
するとね・・・・・、
この抵抗が大きくなった状況で、加速、減速を繰り返すと、
ピストンを動かすことに大きな力が必要となり、
結果、メタルに大きな負担が、かかるんです・・・・・・。
(だって、強烈に引っ張られたり、押されたりするんですから・・・・)
おまけに、高回転を多用する状況では、
油温はかなり高くなっていますので、
エンジンオイルは、どうしても、粘度低下を発生しやすい状況となり、
油圧は低くなりがちです。
この状況で、大きな 「G」 で、オイルが片寄ったり、
アクセル OFF で、回転が低くなると、
オイルポンプから一番遠い、4番シリンダーに供給される オイル量が減少し、
メタルトラブル・・・・・・・・、となるわけです。
ですから・・・・、
この最悪の状況を避けるために、
そして、いつでも安心して、高回転で走れるように、
たとえエンジンオイルが高温になっても、
「しっかり、油圧がかかる 粘度設定 が、スイフトには、重要だ!」 という考えで、
作り込んだのが、TM-SQUARE 「M16A」 エンジンオイルなのであります。ハイ。
以上、TM-SQUARE が、スイフト専用油 として、
5w-40 をチョイスした理由! でした!!