サスペンション
TM-SQUARE ZC32S トーションビーム & スタビ 正式リリースです!
2015年06月06日(土)
いやはや・・・・・、
なんだかんだと、少々時間がかかってしましたが、
ZC32S トーションビーム & スタビ の 正式リリースでございます。
そして、WEB サイト にも、ラインナップ されましたので、
少々、説明文を 引用しますと・・・・・、
FF 車両を、速く走らせるために、とても重要なポイント。
それは、リアのロールを抑制することです。
なぜなら、コーナー立ち上がり区間でリアのロールが大きいと、
対角となるフロントイン側のタイヤ接地が弱くなり、
アンダーステアを誘発してしまうからです。
TM-SQUARE トーションビームは、純正では存在していないリアスタビライザーを
ボルトオン装着できるようにトーションビーム本体を設計した、
ロール剛性を大幅に向上させるコーナリングパーツです。
最大の特徴として、現行のトーションビームが一番たわむ部分に、
スタビライザーを追加することで、荷重移動によるロールを根本から抑制し、
純正のバランスを崩すことなく、また、トーションビーム強化において、
重要なポイントとなる 「リニアにロール剛性を上げる」 を実現しました。
また、スタビライザーを脱着可能としたことで、用途やセットアップにより、
太さがが違うスタビライザーをチョイスして装着することで、
リアのロール剛性を自由に変更することが可能です。
といった感じとなります。
でね! 弊社のトーションビームは、
ボルトオンにて補強パーツを追加するタイプ ではなく、
なぜ、スタビが装着できるように、大掛かりに、トーションビームを 作るのか?
って、よく質問されるので、田中の個人的な見解を少々・・・・。
田中にとって、トーションビームの強化で、一番重要な部分、
それは、動き始めの部分なんです。
この部分が、リニアに動くと、とても運転はカンタン です。
なぜなら、リニアに動く = リニアに荷重が移動する となりますので、
ドライバーは、荷重の移動量を把握しやすく、その先の動きを読みやすいからです。
よく田中が解説に使用する
ステアリングを 「1」 切ったら、 荷重が、「1」 移動する
ステアリングを 「2」 切ったら、 荷重が、「2」 移動する
といった特性なら、ドライバーは、ステアリングを 「5」 切った時の
荷重移動量を 「予想」 できることから、運転はカンタンです。
反対に、
ステアリングを 「1」 切ったら、 荷重が、「2」 移動する
ステアリングを 「2」 切ったら、 荷重が、「5」 移動する
といった特性なら、ドライバーは、ステアリングを 「5」 切った時の
荷重移動量を 「予想」 できないことから、運転が難しくなるのです。
これが、動き始めが、リニア(すぐにレートが立ち上がる)で、
その後、同じレートで推移してくれる大きなメリットなのです。
(上記は、すべて田中の個人的な見解です)
そして、この リニアにハイレート化 された
独特のテイストを出すためには、スタビが装着できるように、
大掛かりに、トーションビームを作るしか、手がないのであります。ハイ。
(でないと、ここまで凝った作りには、ならないですよね・・・・・・)
注) スタビライザーの特性上、左右のロール差が大きくなると、
レートが、徐々に高くなり、リニアではなく、プログレッシブ となってしまいます。
しかし、この領域は、ストローク量(スプリングレート等)で、抑制が可能なこと、
そして、最大ロール付近では、荷重がすでに移動しており、
レートに関する感度が下がっていることから リニアという表現を使用しています。
また、もちろん、リアのロール剛性が 高くなることで、
コーナー立ち上がりのアンダーステアを大きく抑制できる こともメリットです。
広告文にもありますが、外輪 の リア が、ロールすると、
その対角である 内輪 の フロント タイヤ の接地が弱くなり、
アンダーステアバランスに、なりやすいですからね・・・・・・。
それと、少々余談ですが、マニアックなお話をひとつ。
じつは、クルマって、
フロント か リア のどちらかで、ロールを抑制させると、
全体的なロール量も、抑制されちゃうんです。
カンタンに解説すると、たとえば、スイフトに、
4輪とも、3kg/mm のスプリングを SET して、
トーションビームを装着したとしましょう。
当然、リアのロール剛性が向上していますので、
リアのロール量は、大きく抑制されます。
でも、フロントは、3kg/mm のレートですので、
いままでどおり、大きくロールするかと言うと・・・・、
フロントも、大きくロールが抑制されるのです。
なぜなら、フロントサスペンションも、リアサスペンションも、
ボディに装着されているわけですから、
リアはロールしないのに、フロントのみロールする場合は、
ボディが大きく 変形しないと 成立しないのです。
そうです、ボディ剛性がある以上、
フロント/リア のどちらかで、ロールを抑制させると、
フロント/リア 両方とも、ロールが抑制されちゃうんです。
そして、駆動輪側のロールをあまり大きく抑制すると、
トラクションの問題が発生しますので、
FF車両 では、リアスタビ
FR車両 では、フロントスタビ
の剛性を上げて、クルマ全体のロールを抑制すると言うのが、
セットアップの王道となっているのであります。ハイ。
で!
どんな方に バッチリ 適合するかと言いますと・・・・、
○ マイルドに、ロール剛性を上げたい!
○ 乗り心地を犠牲にすることなく、ロール剛性を上げたい!
○ コーナー立ち上がりのアンダーステアを抑制したい!
○ もっとイン側タイヤのグリップを有効活用したい!
○ トラクションをもっと向上させたい!
といった感じになります。
ということで!
TM-SQUARE トーションビーム & スタビセット ZC32S用 は、
トレーリングアームブッシュ 新品(純正品)打ち換え済み!
スタビライザー径 28φ または、 32φ からのチョイス!
といった仕様で、
150,000円 (税込) にて、好評発売中でございます。
(もちろん、在庫も、「◎」 です)
また、現在ご使用中のトーションビームは、
ジグに入れて問題がなければ、¥20,000にて、下取りも可能となります!!
以上、
TM-SQUARE ZC32S トーションビーム & スタビ
正式リリース の お知らせでした!!
TM-SQUARE ZC32S トーションビーム & スタビ WEB サイト