エンジン
ZC32S 強化 エンジンマウント 入荷しました!! ①
2016年02月06日(土)
待ちに待った、新商品!
TM-SQUARE 強化エンジンマウント
ZC32S スペックが入荷いたしました!!
そうです!
「匠の日」 等にて、一部のみなさんには、
試作品を装着した 5号車に試乗いただき、
たくさんご意見をいただきました
あのエンジンマウントが、やっと完成したのであります!
では、少々、解説を!
まず、TM-SQUARE 強化エンジンマウントは、
純正品を加工し強化したタイプではなく、
ゴム硬度を変更し、新規に作った エンジンマウント となります。
(いや~、強烈な型代で、ございました・・・・・・笑)
で、製品のゴム硬度は・・・・・・、
すいません・・・・。
企業秘密(笑)となり、公表ができません・・・・・・。
まぁ~、イメージでお話しするならば、
一般的な 強化エンジンマウント より、
少々、硬めのゴム硬度にセットいたしました。ハイ。
そして、強化エンジンマウント と言うと・・・、
メリット と、 デメリット の両面が存在する パーツなのであります。
メリット
○ ギア の入りが圧倒的に良くなる! (シフトミスの大幅減少!)
○ アクセル レスポンス が リニア になる! (コントロール が カンタン!)
○ 発進時、半クラッチ の コントロール性が向上する!
デメリット
○ アイドリング時の振動が大きくなる
○ 走行音(メカニカルノイズ)が、室内に入りやすくなる
といった感じでございます。
まず、メリットから説明しますと・・・・、
純正マウントにて、スポーツドライビングを行うと、
アクセルの ON/OFF による トラクション & エンジンブレーキによって、
エンジン本体は大きく動いてしまいます・・・・・。
しかし! 強化エンジンマウントを使用すると、
このエンジン本体の動きが、大幅に抑制されることで、
ギア の入りが圧倒的に良くなるのであります!!
なぜなら・・・・、
エンジン本体が、大きく動くと・・・・・・・・、
エンジンとボルトでバッチリ固定されている
ミッションも、同じように動いてしまいます。
そして、このエンジン&ミッション が、
大きく動いている瞬間に、シフトチェンジを行うと・・・・・・・・、
シフトのゲートが、いつもとは違う位置、違う感じとなることから、
シフトミスを誘発してしまうのです。
まず、良くあるのは、シフトレバーは、的確に動かしているのに、
次のギアに、最後まで完全に入りきらない状況です。
タイムアタック中なら、「もう~っ!!」 となるこの状況は、
場合により、シンクロおよび、ギアの破損にも、つながります。
そうです! あの 「ムニュ」 としたフィーリングで、次のギアに入らないのは、
エンジン&ミッションが、動いているからなのであります。ハイ。
また、もっと怖いのは・・・・・・、
エンジン&ミッション が、大きく動いていることで、
シフトレバーは、的確に動かしているのに、
意図しているギアではない ギアに入ってしまうことがあります。
特に、ZC32S にて、よく発生するのが、
3速で、リミットまで引っ張って、4速に入れたつもりが・・・・・・、
2速に入ってしまう・・・・・・・・・、といったパターン・・・・・。
これは、もう・・・、
オーバーレブにより、エンジンにダメージが及びますね。
M16A エンジン(ノーマル)における オーバーレブ の代償
○ メタル トラブル
○ ピストン棚落ち
○ コンロッド/コンロッドボルト ダメージ 等々。
ちなみに、田中も、このパターンにて、
DATAロガーを見たら、
11000rpm 回っていた・・・・・、という実績? があります。ハイ。
(自慢できた話ではありませんが、本人は自分自身の問題ではなく、
すべてエンジンマウントに問題があると思っているようです・・・・・・笑)
それから、このエンジン&ミッション の動きは、
アクセルレスポンスの良し悪しにも、大きく関与しています。
だって、コーナリング中に、アクセルを踏んで、
トラクションが、かかる寸前に、エンジン&ミッション が、
大きく動きますので、実際にトラクションがかかるのは、
エンジン&ミッション が動ききった後となることから、
アクセルレスポンスに、「ラグ」 が発生します。
そうすると・・・・、ドラテクの肝となる、
アクセルを踏み始める部分のコントロールが難しくなってしまうのです。
また、上記と同様に、クラッチミート(発進時)を行う場合も、
エンジンマウントが強化されると、
トラクションを よりコントロールできることから、発進がカンタンになります。
とまぁ~、シフトチェンジ、アクセルコントロール、そして発進と、
エンジンマウントの強化によるメリットは多いですよね~。
余談ですが、レーシングカー(スーパーGTや、フォーミュラ)には、
エンジンマウントというものがなく、
エンジン & ミッション は、ボディにボルトで直接、固定されています。
(ある面、これが、速く走るための 究極の状況なんですよね~)
このように、メリットのみを解説すると、
強化品の方が、圧倒的にアドバンテージがありそうなのですが、
強化エンジンマウントには、デメリットもあるのです・・・・・。
それは・・・、
アイドリング時の振動 と、
走行中、室内に入ってくる メカニカルノイズ です。
これらを 良しとするか、良しとしないかは、
とっても、個人差があるように思います。
人によっては、
どうしても気になる! という人もいれば、
まったく気にならない! という人もいます。
中には、強烈な強化タイプでないと物足りない!!
というお方まで、いらっしゃいます(笑)
ですから、クルマに対するニーズによって、
メリットが、大きくデメリットを上回る場合 と、
メリットより、デメリットの方が、大きい場合 とがあるように思います。
(ですから、このあたりは、何を求めるか・・・・・、ですよね、やっぱり・・・・・)
いや~、エンジンマウントの解説なのに、
かなりの長文となってきました・・・・・・・。
では、この続き(開発の詳細等)は、
また次回、お伝えしたいと思います!!
では、お楽しみに!