2016 勝手に 「道場破り」 in オートポリス セットアップ編!
2016年03月23日(水)
いや~、疲労困ぱい の田中であります・・・・・(笑)
しかし! 本日、一日がかりで、
オートポリスのセットアップを まとめましたよ~!!
では、早速はじめてみたいと思います!
まず、今回、持ち込んだ車両は、
TM 2号車 (ZC31S) となり、
仕様ならびに、持ち込み時のセットアップは、以下のとおりでございます。
イニシャルSET
ホイール BBS RG-R F:8.5J-17 +55 (25mmスペーサー)
R:7.5J-17 +48
タイヤ BS RE-71R F:235-40-17(中古)
R:215-45-17(中古)
内圧 F:2.0 R:2.0 (温間)
スプリング F:65-06-800 パーチェ装着
R:58-05-700 パーチェ装着
車高 F:625 R:605 (フェンダーアーチ ⇔ 地面間)
トー F:OUT 0°20’ R:トーレスシム(-15)
キャンバー F:ネガ5.8° R:大盛り
ダンパー 減衰 F:MAX 5戻し R:MAX 8戻し
リアスタビ Φ35
ブレーキパッド F 05K R 89R
ブレーキフルード ZONE ZF-031
エンジン 1600cc NA (ミノカム装着、シリンダーヘッド面研、その他はノーマル)
エキマニ TM-SQUARE
ECU TM-SQUARE(ミノカム用 DATA)
エンジンオイル TM-SQUARE M16A 5W-40
オイルクーラー TM-SQUARE (純正ヒートエクスチェンジャーなし)
E/Gマウント TM-SQUARE 3ヶ所
LSD TM-SQUARE LSD SPEC.2
ファイナル アールズ 4.7
ミッション 3・4速クロス 試作品
ミッションオイル BILLION FF-730
ドラシャ TM-SQUARE (グリス:MFX6080)
内装関係 助手席・リアシート 外し
そして、先日のご報告のとおり、
3セッション目に、油圧系のトラブルにて、走行を断念・・・・・。
よって、走行したのは、
1セッション目 計測 5Lap
2セッション目 計測 7Lap
3セッション目 計測 3Lap
と、ガッツリは走れていませんので、
セットアップ的にも、タイム的にも、
納得はできるものではありませんが・・・・・、
まぁ~、セットアップの 「さわり」 ぐらいは、
お伝えできるかと思い 頑張って書いてみました!
走行 ① BEST 2:16:6 気温7℃ 路温11℃
3・4速クロス ギア
3コーナーの先、および ジェットコースターの先で、ギアが合っている
シフトアップ時、ギアの抜けが速い (わかりやすい)
フリクションロスが、明らかに小さい
デメリットは、ストレートの 4→5 で、ギアがクロスしていないこと(回転ダウンが大きい)
いや~、素晴らしいです!
やっぱり、ストレートが長いサーキットで走ると、違いが明確ですね~。
(驚いてしまいました・・・・・)
ブレーキ
05Kでは、少し強い
こちらも ビックリ!
田中の想像では、もっと強い制動力が必要と、思っていましたが、
サーキットレイアウト的に、大きな踏力を必要とせず、
温度的にも、コーナーとコーナーの間で、しっかり冷えてくれるので、
ガッツリと、効くブレーキではなく、
少し効きが弱い方が、「曲がるため」 に使えるイメージです。
また、このあたりは、エンジンパワーに、
大きく左右される感じがしましたので、
ハイパワー & 重量がある車両 と、
比較的パワーのない、ライトウエイト車両では、
必要とされるブレーキの効きが大きく違うように感じました。
スプリングレート
全体的にロールが大きいので、もっとハイレートが適合する
特に高速区間で、レートが足りない(ロールによる O/S が発生)
フロントのロールが大きいように感じる
(後半セクション 上り部分で、ステアレスポンス が悪い)
スプリングレート的には、800/700 でスタートしましたが、
もう少し、ハイレートの方が、マッチングが良いように感じました。
タイヤ(RE71R)
グリップは安定して強い
路面と、タイヤのマッチングが ◎ (FSWショートと大きく異なる)
リアタイヤがグリップを失うと、大きなスキール音がする
うっ~ん・・・・、これは以外でした・・・・・・。
最新ロット & FSWショート では、あんなにグリップしなかったのに、
オートポリスでは、グリップが強いんですよね・・・・・・。
やっぱり、レーシングターンマックでないと、
本領を発揮しないのだろうか・・・・・・。謎です・・・。
セット変更
フロント スプリング 800ポンド → 1100ポンド
リア スプリング 700ポンド → 1000ポンド
フロント パッド ZONE 05K → ZONE 04M
(佐藤さん! なんだか、新人のメカニックがいるよ!!? 笑)
走行 ② BEST 2:15:3 気温11℃ 路温19.8℃
スプリングレート変更(ハイレート)
レスポンス ◎
ヘアピン(2つとも) のトラクションで跳ねる
高速コーナーの進入で、O/S (アクセル OFF時 リアのグリップが抜ける)
ハイレートスプリングへの変更は、メリットとデメリットが、
混在する結果となりました。
中でも、ヘアピンの跳ね に関しては、かなり、NG でしたので、
特に、フロントレートが高過ぎたように感じました。
ブレーキ
コントロール性が向上
ほんの少し足りないイメージもありましたが、
まぁ~、タイムを狙うなら、これぐらいの感じだと思いました。ハイ。
セット変更
フロント スプリング 1100ポンド → 900ポンド
走行 ③ BEST 2:16:9 気温13℃ 路温24.5℃
スプリングレート変更(フロントのみローレート)
ヘアピン(2つとも) での跳ねが抑制
高速セクションは、少し O/S (リアキャンバー、リアウイング等のO/S 対策要)
O/S を感じる場所
100R、ジェットコースターの先(2つ目)
油圧トラブル発生!
油圧が、3.0~3.2 レベルしか上がらない・・・・・、走行終了!!
(ミッションのスペアーは、持っていきましたが、エンジンまでは・・・・・・・・)
といった感じのセットアップとなりました。
田中がセットアップ的に思うのは、
スプリングレート
フロント 900ポンド リア 1000ポンド あたりが上限だと思われます。
また、タイヤの太さ、車重、ダウンフォース量、によっても、違ってくるように感じます。
F/R 215幅 のタイヤや、
軽量化が進んでいる場合、
そして、ダウンフォースがあまりない場合は、
フロント 500~700ポンド リア 600~800ポンド
あたりが、マッチングするように、田中は感じました。
それから、もし、ヘアピンで跳ねが発生したら、
レートが高い証ですので、もっとローレートのチョイス。
後半の上りセクションで、レスポンスが悪いと感じたのなら
レートが低い証ですので、もっとハイレートのチョイスがよろしいかと思います。
ブレーキパッド
ZONE の場合、 F 04M R 89R(88B) をメインに、
少し効きを優先する場合は、F 05K R 89R のチョイスがオススメ! となります。
(ノーマルエンジン & ハイグリップラジアルの場合)
また、今回は、トラブルにて試せませんでしたが、
リアキャンバー → 大盛り でも、少し足りないかも・・・・・。
リアウイング → より、ダウンフォースの強い角度・・・・。
リア車高 → もっと低く
といった、O/S 対策も、必要だったように思われます。
とまぁ~、少々、不完全燃焼ではありますが、
以上が、今回みなさんにお伝えできる オートポリス セットアップ編! となります。
ということで、今回の BEST タイムは、
上記のように、2:15:3 となり、
NA クラス 道場破り 成立!!
オーバーオール クラス(過給器クラス) は、残念ながら、
SWKさんのデモカーに届きませんでした・・・・・。
(松尾社長! マイリマシタ・・・・・・・。 ちなみに、SWKさんのデモカーは、14秒台です)
いや~、田中も、まだまだ、修行が足りませぬ・・・・・・・・。
しかし、まぁ~、オートポリスのコーナリングスピードって、尋常じゃないッス。
そして、こんなステキなサーキットで走っていれば、
みなさん、上手になるハズですね~!
ということで、車載動画も近々公開しますので、
楽しみにお待ちくださいね!!
あっ! 最後に、
応援にご来場いただきました みなさん!
ありがとうございました!!