BILLION
FR マニュアル トランスミッション 専用油 BILLION OILS MT-520 発売です! 

2016年05月10日(火)

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本日は、いよいよ、正式に発売をスタートしました、

田中渾身の FR マニュアル トランスミッション 専用油 

BILLION OILS MT-520 の 詳細をご紹介したいと思います。

(いや~、本当に長い道のりでしたが、

やっと、正式に、ご紹介できる日がやってきました!)

開発をはじめるにあたり、

一番最初に我々が行ったテスト、それは・・・・、

十数アイテムの他社製品を 比較することでした。

そしたらね・・・、

某海外製のミッションオイルが、

すんごく、よくできていて・・・・・・、

このオイルと同レベルになるまでに、1年・・・・・・・。

(圧巻のロジックでございました!)

それから、BILLION OILS のオリジナリティというか、

ドライバビリティを向上させるという 

田中ミノル テイストを全力で注ぎ込むのに、1年・・・・・、

製品が完成するまで、合計 2年の歳月を要しました。

(以下、ほんの一部ですが、開発ブログを抜粋してみました)

2014/03/24  FSW ショート

2014/04/16 FSW レーシング

2014/04/23 FSW レーシング

2014/05/13 FSW レーシング

2015/02/13 本庄サーキット

2015/09/16 本庄サーキット

2015/11/18 本庄サーキット

2016/03/16 岡山国際サーキット(レーシングカー)

2016/04/24 岡山国際サーキット(レーシングカー)

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では、いったい、

BILLION OILS MT-520 とは、

どんなミッションオイルなのかを 解説してみたいと思います。

まず、我々が作りたかったのは、

油温に影響されることなく、低温域から高温域まで、

「究極のシフトフィール」 を実現する ストリート & サーキット 完全対応の

FR マニュアル トランス ミッション 専用 ミッションオイルです。

そう、一般的なギアーオイル(ミッション/LSD共用)ではなく、

FR マニュアル トランス ミッション に 特化した 「専用油」 を作りたかったのです。

そして、FR マニュアル トランスミッション 専用オイル の開発に、

我々が目標としたテーマは、

○軽く、滑らかで、引っ掛かりのない 究極のシフトフィールを実現できること

○サーキットの連続周回でも、このシフトフィールが変化しないこと

○真冬のコールドスタート直後でも、ミッションの入りが渋くないこと

○潤滑性能の向上により、ギア、シンクロ、ベアリング等の耐摩耗性が、極めて高いこと

○耐せん断性を向上させることで、性能を長期間維持すること(ロングライフ)

以上の5つ。

特に、ドライバビリティが大きく向上する

「シフトの入りやすさ」 を 低温域から高温域まで、

また、ストリート でも、 サーキット でも、に完全対応させるためには、

増摩擦剤 (摩擦調整剤) と呼ばれる 添加剤群の知識を深めることが、とても重要でした。

この 増摩擦剤 (摩擦調整剤) をカンタンに解説すると・・・・・、

ミッションオイル にとって重要なことは、摩擦係数を低減させ、

潤滑性能を向上させることだけではありません。

なぜなら、摩擦係数が低過ぎると シフトチェンジ にて、ギア を

同期させることができず、ギア が入りにくくなってしまうからです。

よって、ミッションオイル には、油膜がある程度 薄くなると

「摩擦係数を上昇させる」といった性能も必要となるのです。

そうです! ただ、ツルツルと滑るだけのオイルでは、

ミッションオイルは成立しないのであります!!

(まぁ~、ここまで こだわると、マニュアル トランスミッション に特化した、

マニュアル トランスミッション 専用油 となりますよね~ やっぱり・・・・笑)

この摩擦係数の変化を

「指を机の上で滑らせること」で、表現するならば・・・、

たとえば、机の上に、一滴の水があり、

その水滴の上に指を置き、そのまま前方に滑らせると、

①  最初、指は軽々と机の上を滑る

②  一定の距離を移動すると、少し重くなる

③  大きな抵抗とともに、指は完全に ストップ する

といった動きになると思います。

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これを潤滑油的に表現すると、

①  机と指の間には、厚い油膜(水膜)が存在するので、摩擦が少ない

②  油膜(水膜)が、徐々に薄くなり、ある程度の摩擦が発生

③  油膜(水膜)が、完全になくなり、大きな摩擦が発生

となります。

そして、マニュアル トランスミッション にて、シフトフィール を向上させるには、

上記② の状況が、安定して継続することが、大きな ポイント となります。

要するに、油膜が一定 レベル まで薄くなると、ある程度の摩擦を発生させ、

もし、それ以上に油膜が薄くなった場合は、反対に大きな摩擦を発生させることなく、

潤滑させることで、同じ摩擦のままキープさせることが、重要となるのです。

机と指でたとえるなら、②の状況から、油膜(水膜)が薄くなっても、

③の状況に移行せず、ずっと②の状況で、キープ し続けることが ポイント となります。

(指の動きは少し重くなりますが、その後、そのままの重さで動き続ける イメージ です)

そこで、この性能を確保するために登場するのが、増摩擦剤(摩擦係数調整剤)となります。

この添加剤の仕事は、油膜がある一定の薄さになると、摩擦を発生させ(増摩擦)、

その後、油膜がより薄くなっても、それ以上、摩擦が強くなることを抑制(摩擦調整)し、

同じ摩擦を キープ することです。

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上のグラフのように、この添加剤がうまく機能すると、シフトチェンジ において、

安定した摩擦を発生させることができますので、シフトフィール が大幅に向上するのです。

また、増摩擦剤(摩擦係数調整剤) の配合により、たとえ油膜が薄くなっても、

摩擦係数を一定に維持する効果がありますので、シフトフィール の向上だけではなく、

「ギアを守る」といった部分にも、アドバンテージ があります。

また、この増摩擦剤(摩擦係数調整剤) の効果を

最大限に活用するために必要なのが、

ベースオイルの選別と配合となるのであります。ハイ。

でもって、BILLION OILS MT-520 のスペックは、

動粘度40℃ 72.29 mm2/S

動粘度100℃ 14.15 mm2/S

粘度指数 205

粘度 75w-90

API GL-4

100%化学合成油

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お値段的には・・・、


0.5L    →     2,500円 +TAX

1L     →     4,900円 +TAX

2L     →     9,600円 +TAX

20L    →     92,000円 +TAX

となります。

BILLION OILS MT-520 の WEB サイトは、こちら!

ちなみに、サーキットスペックのオイルを 

ストリートONLY で使用することに、デメリットはないのか? と、

ご質問を受けることがあるのですが、

たとえば、サーキットに合わせ込まれたハイレートスプリングや、

サーキット専用タイヤ ですと、

サーキット  →  メリット

ストリート  →   デメリット

といった評価になりますが、

BILLION OILS MT-520 の場合、製品の特徴が、

サーキットの連続周回でも、真冬のコールドスタート直後でも、

軽く、滑らかで、引っ掛かりのない 究極のシフトフィール!!

潤滑性能の向上により、ギア、シンクロ、ベアリング等の

耐摩耗性が、極めて高いこと!!

耐せん断性の向上により、性能を長期間維持できること(ロングライフ)!!

となりますので、

サーキット  →  メリット

ストリート  →   メリット

といった評価になります。

ですから~! 

自信を持って、ストリートONLY の使用環境にもオススメいたします。

なお、現在までに、BILLION OILS MT-520 を実際に使用して、

マッチング確認が取れている車両は、

86/BRZ

NA/NB/NC ロードスター

RX-8

アルテッツア

Z33

S2000 (AP1/AP2)

JZA80 スープラ

S15

となります。

(上記以外の車両でも、FR マニュアル トランスミッション が装着されていて、

75w-90 の粘度が適合すれば、ぜひ、ぜひ、お試しを!!)

それから、それから、

先日、発売となった、ハイパーレブ 86&BRZ に、

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BILLION OILS が紹介され、

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このような 広告も発見された方も、きっと、いらっしゃいますよね~!

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ちなみに、こちらの 

FR マニュアル トランスミッション 専用 ミッションオイル TL70 は、

86&BRZ 専用モデル となり、

内容量は、86&BRZ に ピッタリ の 2.2L

お値段は、11,000円 + TAX となります!

(5月中には、こちらも、正式発売となります!!)

で、内容的には、何が違うのか・・・・・・・・、

それはね・・・、

まず、MT-520 が完成して、

その後、TL70 の最終的な合わせ込みを行いました。

このとき、86&BRZ のミッションにのみ使用を限定するとなると、

どうしても、潤滑の厳しい まぁ、言わば、86&BRZ ミッション の

ウィークポイントがあり・・・・・(そうです、4速ギアのあの部分です)、

その部分に対して、より安全性が向上する とある添加剤をプラスで配合しました。

ですから、この時点では、ベースオイル等は、同じですが、

添加剤配列ということでは、正確には、MT-520 と、TL70 は、違うオイルでした。

でもね・・・、この後、社内で検討した結果、

「良いものなら、MT-520 にも、配合すべき!」 という 提案があり、

みんなで、よ~く考えて、

この添加剤を MT-520 にも配合しましたので、

現在、内容(成分)的には、MT-520 = TL70 となっております。

ということで、

86&BRZ 専用モデルである BILLION OILS TL70 は、

2.2L ボトル のみ の販売となり、

0.5L 1L 2L 20L の設定は、ございませんので、

86/BRZ ユーザーのみなさん、

そして、BILLION OILS 特約店 のみなさんをはじめ、

全国の BILLION OILS 販売店のみなさん、どうぞよろしくお願いいたします!

(TL70 のリリースが決まりましたら、また、ブログにて、ご案内いたします)

とまぁ~、大変、長文になってしまいましたが、

BILLION OILS MT-520 & TL70 にて、

田中ミノルの 実力、いや、「執念」 を

感じ取っていただければ、大変嬉しいです!!

きっと、オイル交換した瞬間に、

86/BRZ ワンメイク Race 参戦 2戦目にて、

頂点へと上り詰めた BILLION OILS の テクノロジー を

感じ取っていただけると思います!

優勝ブログ は、こちら!

以上、自信、ありあり の マニュアル トランスミッション 専用油

MT-520 & TL70 のご紹介でした!!

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