2020 スイフトマイスター決定戦 人物伝 ファイル①
2021年01月15日(金)
さてさて、今回から数回、
2020 スイフトマイスター決定戦 人物伝 と題して、
スイフトマイスター 2020 の戦いが、どのように繰り広げられたのかを
6名のスイフトマイスターと、各クラスで表彰台に立たれた方を中心に、
ご紹介したいと思います。
まずは、参加 7台 となりました、NA-0クラスから始めましょう!!
NA-0クラス は、LSDも、スーパーハイグリップタイヤも、NGとなり、
どちらかと言えば、入門カテゴリー的な位置づけなのですが・・・、
今回のエントリーリストを見ると・・・、
あり得ない お二方のお名前が・・・・・(笑)
まずは、2016年大会で、NA-1 クラスにもかかわらず、
オーバーオールで優勝した 大田煤(スズオタ)選手。
いや~、あの優勝は、本当にインパクトがありましたよね~。
物(パーツ)ではなく、腕と練習量とセットアップで、
ここまでのタイムは出せる!!
ということを証明した、素晴らしい オーバーオール優勝でございました。
(2016年 当時の写真です)
そのスズオタ選手が、わざわざ LSDを取り外し、
純正デフに交換して、挑んだ 2020 スイフトマイスター決定戦!
そして、この奇襲攻撃を知っていたかのように、
パドックにて、スズオタ選手の隣に車両を停めたのは・・・・・・、
2017年大会で、OPENクラスにて、オーバーオール優勝した
すぎやん選手!!!!!
(こちらも、2017年 当時の写真です)
これは、主催者の「仕込み」ではなく、
まさに、運命のいたずらなのであります!!
すぎやん選手と言えば、2017年大会にて
初出場でスーパーラップのあのプレッシャーを見事に跳ね除けた、
強い心臓を持つ若者ですから、イベントが始まる前から、
このNA-0 クラスは、異様な雰囲気が漂っておりました。ハイ。
まぁ~、なんといっても、
過去に、優勝経験があるドライバーが参加したことのない NA-0 クラス に、
この2名が参加しているのですから・・・・・、
ご両人にとっては、イコールコンディションでのガチンコ勝負!
他の NA-0 クラスの参加者にとっては、
まさに、大迷惑な状況で走行はスタートしたのであります。
そして、フリー走行(WETコンディション)では、
NA-0 クラス 1位 大田煤(スズオタ)選手 42″361
NA-0 クラス 2位 スポタン 選手 42″656
NA-0 クラス 3位 すぎやん 選手 43″204
といったリザルトとなり、QF(WET → セミDRYコンディション)に突入!
で、リザルトは・・・・・・、
NA-0 クラス 1位 スポタン 選手 41″825
NA-0 クラス 2位 すぎやん 選手 41″967
NA-0 クラス 3位 大田煤(スズオタ)選手 42″197
と、大接戦!!!
そして、この難しいコンディションの中、
スポタン 選手 QF 1位 は、お見事!!
でもって、この上位 3台による スーパーラップ決戦の結果、
2020年 NA-0 クラス のスイフトマイスター決定戦は、
以下の順位となりました。(ラインのみ ほぼDRYのコンディション)
NA-0 クラス 優勝 大田煤(スズオタ)選手 37″077
NA-0 クラス 2位 すぎやん 選手 37″528
NA-0 クラス 3位 スポタン 選手 37″689
(出走台数により、上位2名のみ表彰)
QF結果から、かなりタイムは拮抗してますので、クルマの性能差は、ほぼ互角!!
そんな中、スーパーラップで、2位 以下を突き放した
スズオタ 選手 の順応力は、ピカイチ でしたよね~。
でも、見て下さい!
スーパーラップスタート前の 3選手の表情を!!
左 すぎやん 選手 中央 スポタン 選手 右 スズオタ 選手
やっぱり、勝負事はこうじゃなきゃ!!
でも、3選手とも、このプレッシャーと戦うのではなく
しっかりとプレッシャーを受け入れて、
出来ることだけを的確に行うというスタイル(自分自身との戦い)にて、
見事なスーパーラップを見せてくれました!!
スズオタ 選手 優勝おめでとう!!!
そして、すぎやん選手 ぜひ、来年、リベンジに!!
そして、今回、最多(10台)エントリーとなりました NA-1 クラス。
まず、WETコンディションのフリー走行での順位は、
NA-1 クラス 1位 ゆうすぽ 選手 41″778
NA-1 クラス 2位 Kスイフト 選手 42″269
NA-1 クラス 3位 おサルのスイフト 選手 42″303
NA-1 クラス 4位 ソラリョウ 選手 42″706
NA-1 クラス 5位 Kasai-hiro 選手 42″836
連続出場レコード保持者となる ゆうすぽ 選手
圧倒的な速さでしたよね~。さすがでございます。
で、WET → セミDRYコンディション となった QFセッションになると、
この図式は大きく変化します!!! で、リザルトは・・・・・・、
NA-1 クラス 1位 おサルのスイフト 選手 40″627
NA-1 クラス 2位 Kasai-hiro 選手 40″850
NA-1 クラス 3位 Kスイフト 選手 40″921
NA-1 クラス 4位 丹羽勇 選手 41″023
———————– 以上がスーパーラップ出場 ————————-
NA-1 クラス 5位 ゆうすぽ 選手 41″196
いや~、本当に熾烈な戦いですよね~。
きっと、アタックラップで、ほんの少しリアが出た・・・とか、
内圧が、ちょっとだけ合っていなかった・・・とか、
とっても、些細なことで、この順位が決定したのだと思います。
(いや~、何があったのか、本人に聞いてみたい・・・・!)
でも、この厳しいコンディションの中、
安定した速さにて、QF 1位 通過した おサルのスイフト 選手!
いや~、さすがでございます。
そして、迎えた 運命のスーパーラップ決戦の結果は・・・・・!
NA-1 クラス 優勝 Kasai-hiro 選手 36″126
NA-1 クラス 2位 おサルのスイフト 選手 36″276
NA-1 クラス 3位 Kスイフト 選手 36″802
といった順位で決着がつきました!
しかし、まぁ~、Kasai-hiro 選手 の勝負強さは、圧巻でしたよね~。
起死回生のQF そして、一発勝負の スーパーラップでも、
QF 1位通過の おサルのスイフト 選手 を0.1秒 抑えて、
初優勝を掴み取ったのは、さすがでございます!!
まぁ~、なんと言っても、Kasai-hiro 選手 と言えば、
ワンメイクドライビングレッスン にて、サーキットデビューし、
スキルアップレッスン で腕を磨き、マイスター戦に挑戦。
でもって、何度も、表彰台には上るものの なかなか頂点には立てず・・・。
しかし、真摯にドラテクと向き合い
荷重移動レッスンに参加したり(飽くなき探究心!!)、
テスト走行に何度も、FSWを訪れたり、
やっぱ、努力の人に、勝利の女神は、微笑むのですね~!!!
Kasai-hiro 選手 優勝 おめでとうございます!!
そして、敗れはしましたが、
このコンディションが刻々と変化する超難しい状況でも、安定した速さを見せた、
おサルのスイフト 選手!!
そして、Kスイフト 選手 の底力は、
現地にいた みんなが認めたのではないでしょうか?
とまぁ~、今回は、NA-0 & NA-1 クラスを振り返ってみました!!
つづく!
今回掲載しました写真は、
迷い猫さん
NEINさん
に撮影していただいた写真を掲載しております。
(参加いただいた ご本人の写真に限り、ご自由に使用下さい!!)