ヒール&トゥ ができない?
2009年03月23日(月)
サーキット走行の代表的なテクニックと言えば、
やっぱ、ヒール&トゥ ですよね。
サーキットビギナーには、
このヒール&トゥ の壁がまず立ちはだかるわけです。
もちろん、サーキットビギナーに限らず、
カタチとしてはできていても、
実際の効力を伴っていないドライバーも
かなりいると思われます。
そして、みんな、やり方は、知ってると思います。
しかし、ブレーキを踏みながらアクセルを”アオル”
ことが、なかなかできない? ってことですよね。
この、”アオリ”で、ブレーキの踏力が変化し、
クルマが「ギクシャク」 するのが、
典型的な、失敗のパターンです。
でもね、ヒール&トゥ を成功させる、
一番の近道は、ブレーキの摩材なんです。
たとえば、自分の最大踏力の20%ぐらいの力で、
ブレーキペダルを踏んだときにロックするような
効きの強いブレーキパッドでは、
さほど強い力でブレーキは踏めません。
この状態で、”G” や、振動の多い車内で、
それも、カカトが、浮いた状況で、アクセルを”アオル” と、
プロのレーシングドライバーが運転しても、
ブレーキ踏力は、微妙に変化してしまい、
例の「ギクシャク」 となってしまうのです。
そうです、サーキットビギナーが、
悪戦苦闘している、ヒール&トゥ は、
テクニックの問題ではなく、ブレーキ特性による部分が、
かなりあると、田中は思うのです。
だって、田中が走行会で、
みなさんのクルマに乗ったとき、
ブレーキが効き過ぎて、
ヒール&トゥ ができないクルマって、かなりありましたよ!
やっぱ、どんなスポーツでも同じですが、
ビギナーがトレーニングするときは、
絶対に適正な道具を使わないと、
進歩を遅れさせるだけです。
「自分はまだ、テクニックが・・・」 といって、
間違った道具で一生懸命練習している人、
マジで多いと思いますよ。
テクニック向上を目指すなら、
絶対の絶対に、適正な道具です。
曲がったゴルフクラブで、いくら練習しても、
何の意味もないように、
練習するなら、適正な道具が一番近道です。