なに? エンジンがない?? Vol.3 (笑) (笑)
2017年01月27日(金)
ハイ、調子に乗って、第三弾です(笑)!!
インテークトンネルの形状変更で、
吸入できる空気量が大幅に増えた、TM M16A エンジン。
(ちなみに、正真正銘の 1600cc ですから!)
で、吸入できる空気量が決まると・・・・・・、
使用できる回転域が決まります。
(そうです、空気が入れば入るほど、高回転化が、可能なのです)
そして、回転が決まると、カムの形状が、決まるのであります。
(きっと、マニアックな方なら、このロジック ご理解いただけるかと・・・・・・)
で、4号車用に、カムを設計してもらったのですが、
ちょっと笑っちゃうんですよね~。
だって・・・・・、コレですから!!
もし、この写真を見て、思わず笑っちゃった方は、
マニアックレベルが、強烈に高いですね~!(笑)
では、解説しましょう!
カムシャフトって、
高回転域でパワーを出す仕様になればなるほど、
リフト量が大きくなるのですが・・・・・・・・、
このリフト量が、あまりにも大きくなり過ぎると、
シリンダーヘッドの一部と、カムが干渉してしまうのです!
そうです・・・、カムが回ろうとしても、干渉して回れなくなるのです。
だから、この部分を 削って
カムが回るように、加工されているのであります。ハイ。
どんだけ、リフト量が、でかいんだ・・・・!
でも、こういうこともあろうかと、
5年前に、カムの素材を 30セット も、購入していたことは、
怖くて、経理さんには、言えません・・・・・・・・・・・。
(だって、30セット からでないと、売ってくれなかったんだもん・・・・・・・笑)
ちなみに、どーでもよい話ですが、
レーシングエンジンの業界では、
「ハイカム」 という言葉は、ありません・・・・・。
だって、カムは、排気量と、吸入できる空気量が決まれば、
設計して、削るものですから、カムは、カムで、
「ハイカム」 とは、呼ばれないんですよね~。
以上、田中が4号車のエンジンに注いだ、執着心のお話でした!
(あっ! 今回で最終回です!! ・・・・、たぶん)
ところで、佐藤さん・・・・・、
エンジンがなかなか帰ってこないということは、
あんた、またなんか、エンジン屋さんに、言ったね・・・・・?