BILLION
BILLION VFCⅡ ZC33S に 装着可能!

2018年10月12日(金)

本日は、ZC33S の冷却パーツのことを少々・・・・・。

ZC33S の冷却関連パーツ って、
純正の状態でも、ZC31S/ZC32S と比較すると、
大きく容量アップ されているのであります。

たとえば、ラジエターの横幅なんて、
左右のヘッドライト間を すべて使用するぐらい
幅の広いものが使用されていたります。

それでも、サーキットを連続周回すると、
TURBOエンジン ですから、発熱量が大きく、
やっぱ、水温は、かる~く 100℃ オーバーとなってしまいます・・・・・。

ちなみに、水温が規定値 (90~95℃が一般的) より上昇すると、
エンジンを守るために、フェールセーフ が入り、


燃料増量(ガソリンによる燃焼室内の冷却)
点火時期の遅角

等により、エンジンパワーが、下降してしまうことは、
きっと、みなさん、ご存知だと思います。ハイ。

でね!

先日、FSWショートを走行したとき、テストメニューの中に、

「VFCⅡによる水温比較テスト」 

といった項目がありました。

佐藤さんに内容を確認すると、
BILLION VFCⅡ を活用して、純正電動ファンをよりアクティブに活用して、
水温上昇を抑制できないだろうか? といったテストが行われたのであります。

また、このテスト では、

BILLION VFCⅡ によって、電動ファンの始動ポイントを変更し
より早目から電動ファンを活用するだけではなく、

結線方法を変えて、電動ファンの作動パターンを変更し、
電動ファンがよりアクティブに活用できる状況にて、テストを行いました。

ちなみに、純正の電動ファンは、

LOW
MEDIUM
HIGHT

の3段階の強さで、電動ファンが作動する仕組みになっています。

もう少し、深く解説すると、ZC33S には、
ラジエターに、電動ファンか2個搭載されており、
               

LOW      メイン電動ファン  ゆっくり作動      サブ電動ファン   ゆっくり作動 
MEDIUM    メイン電動ファン  全開で作動      サブ電動ファン      OFF
HIGHT     メイン電動ファン   全開で作動      サブ電動ファン   全開で作動

といった感じで、作動します。

また、この LOW  MEDIUM  HIGHT  を切り替えるポイントは、
エアコンのガス圧とスピードとの関係、
そして、水温によって、ECU内で、決定されます。

ちなみに、エアコンが、OFF の状況では、

LOW       100℃以上 ON          98℃以上 OFF
MEDIUM     103℃以上 ON         101℃以下 OFF
HIGHT      103℃ で、2秒以上 ON    101℃以下 OFF

といった感じで、電動ファンがコントロールされます。

ですから・・・、
ZC33S にて、エアコンOFF の状態でサーキット走行を行うと、
走行後すぐに、水温は 104℃ ぐらいまで、一気に上昇し、
その後、98~104℃ を行ったり来たりするのは、
上記、電動ファンの作動温度に、大きく関係しているのであります。

でも・・・・・、
電動ファンの作動温度付近で、水温が安定するということは、
それぐらい、電動ファン の効果は、絶大だということですよね~。

そこで!  

この純正電動ファンをより有効に活用するのが、
BILLION VFCⅡ なのであります!

BILLION VFCⅡ の 「VFC」 とは、
ヴァリアブル ファン コントローラー といった意味で、
電動ファンの始動ポイントを 任意に決定できるパーツなのであります!

ですから、純正制御のように、水温が100℃を超えてから、
電動ファンが作動するのではなく、
もっと早いタイミングから、電動ファンを作動させることで、
水温上昇を抑制することが可能となります。

また、純正の LOW  MEDIUM  HIGHT の3段階制御に対して、
BILLION VFCⅡ は、パーツの構造上、2段階制御 となりますので、
MEDIUM  HIGHT  にて、電動ファンが作動するように結線し、
電動ファンをコントロールします。

ですから・・・・・・、

80℃ で、MEDIUM
90℃ で、HIGHT

といったように、任意の温度で電動ファンを作動させることができるのであります。

それに、BILLION VFCⅡ には、
電動ファン強制作動スイッチ という機能があります。

このスイッチを押すと、どんな環境でも、
電動ファンが HIGHT の状態で、強制作動しますので、 
アタック前、少しでも冷えた状況からスタートしたい場合や、
アタック後、とにかく、ガッツリ冷やしたい場合には、かなり効果的なのであります。

なお、ZC33S の場合、
ECUから、電動ファンが回るように指示をしていない状況で、
VFCによって、電動ファンを作動させると、エンジンチェックが点灯します。
(最近のECUは、ホント頭が良いですよね~)

そこで、この状態を回避するため、リレーキットを使用して、
VFCⅡ を装着いただくことになりますが、
この ちょっと複雑な 結線方法も、ZC33S 専用の取説 に、
バッチリ明記しましたので、
製品の取説 および、このZC33S 専用の取説を
一緒に、ご確認下さいね!

(BILLION の WEBサイト内 ユーザーサポート → 取扱説明者ダウンロード でも、
ご確認いただけます)

それでは、ZC33S に、BILLION VFCⅡ を装着し、
電動ファンをよりアクティブに活用すると、
どれぐらい、冷却パワーがアップするのか、
TM-SQUARE TV の動画にて、ご紹介したいと思います!

いや~、一目瞭然 ですよーーーー!

(動画内では、電動ファン強制作動スイッチ を使用しています)

また、もちろん、ピット内だけではなく、
VFCⅡ を装着した状態で、連続走行も行いましたが、
バッチリと、水温上昇を抑制できることを、確認することができました。

ということで!

すでにリリースされている

BILLION VFCⅡ          ×  1個  (19,000円 税別)
BDA-03 (リレーハーネス)   ×  2個  (2,500円 税別 × 2)

を、ご購入いただければ、純正電動ファンを活用して、
よりアクティブな冷却が可能となりますので、

ZC33S オーナーのみなさん!
どうぞ、よろしく、お願いいたします!!