BILLION
86のミッションを育てる・・?
2022年02月25日(金)
昨年の6月に、ダンパー開発用に購入した 86(ZN6/前期モデル)。
現在、ダンパー開発の仕様は、Ver.14 !! となりますが、
いまだ納得ができず・・・(笑)、
まだまだ開発は、続いております・・・。
でも!! 今回の Ver.14 から、
ダンパーエンジニア、高橋さんのアイデアにより、
田中の求める「ど真ん中」の香りに包まれた仕様となっており、
まさに、新たなフェイズに突入!!
いや~、これからの展開が、少々、楽しみになってきた
今日この頃でございます。ハイ。
でもって、本日のブログは、ダンパーのことではなく、
86のミッションのことを少々・・・・・・・。
じつは、
この 86 を中古車で購入して、まず感じたこと、
それは、ミッションフィールの悪さでした・・・・・。
数年前に、BILLION OILS のミッションオイルを開発するために使用した、
2台の 86 と比較しても、ミッションフィールは大きく異なります・・・・・。
86のエンジンとミッションは、当たりハズレが大きいとは聞いていましたが、
まさかこんなに違うなんて、ほんと、ビックリ! です。
まぁ~、何よりも、シフトが重く、そして、シフトチェンジのタイミングで、ガチャーンと金属音が発生し、シフトレバーに、金属同士がぶつかる様な振動が伝わるところが、どうも、好きになれません・・・・・。
でも、納車されてすぐに、ミッションオイルを
BILLION OILS TL70(86/BRZ専用 マニュアル トランス ミッション オイル)
に交換したら、かなりフィールは向上!!
でも・・・、
イメージ的に、50%以上は、ミッションフィールは、改善したものの
根本的な部分(金属同士がぶつかる様な振動)までは、
解決ができませんでした・・・・・。
まぁ~、「ダンパー開発用に購入したのだから仕方ない・・・」と、
自分に言い聞かせ、正直なところ、少々、我慢して乗っておりました。
でも、ミッションオイルを交換して、3日、1週間、1か月・・・、と時間が経過すると、なんだか、少しずつではありますが、シフトフィールが向上してきて、数か月後には、以前、オイル開発で使用していた車両に、かなり、近づいてきたように感じました。
で、そのタイミングで、BILLION OILS TL70 Competition model に交換。
ちょうど気温も下がってきたタイミングでしたので、低温でのシフトフィールがとっても評判の コンペティションモデル を使用してみることにしました。
すると、エンジンスタート直後、
まったく暖機運転なしの状況でも、驚きのシフトフィールに!
やっぱ、冬場のストリートにも、コンペティションモデル は、マッチングするなぁ~と、自我自慢(田中ミノル作の4文字熟語 自分の技術や自分が開発した商品を自分で褒めたたえる様)の中、毎日通勤で使用していると・・・・・、
こちらも、ミッションオイルを交換して、3日、1週間と、時間が経過すると・・・・・、
シフトフィールが、どんどん向上していき、約、1か月後には、
ちょっと、驚きのシフトフィールに変化したのであります!!
いや~、これって、
「ミッションオイルが、ミッションを育てた!」としか思えません・・・(笑)
もちろん、以前に使用していたオイルの成分が、シンクロやギアの細部から剥がれるのに、少し走行距離が必要であることは理解できるのですが、今回の場合、明らかに、ミッション内部が「育った」ように、田中は感じました。
でね・・・、以前、開発車両として、お借りしていた86のオーナーさんにも、
まったく、同じことを言っていただいており、
「車両を貸す前と、戻ってきた時で、ミッションフィールが劇的に変化した!」と、
とても喜んでいただけたこと、思い出しました!!
で、現在では、1速で発信後、クラッチを全く踏まない状態で、
2速 → 3速 → 4速 → 5速 → 6速 と、
衝撃や金属音が皆無の状態で、「トゥルン~」と入るようになるまで、
成長したのであります!(笑)
いや~、ちょっと感動でございます。
※ タイミングの取り方によって、ミッショントラブルになる可能性が、
ありますので、本件を試される場合は、自己責任にてお願いします。(笑)
ということで!
86/BRZ のミッションを育てるなら、
BILLION OILS TL70 & BILLION OILS TL70 コンペティションモデル
が、とってもオススメでございます!!
(特に、コンペティションモデルは、この時期の気温に、◎ です!)
※ 今回のブログの内容は、使用の前後で、各部の状態確認やクリアランス測定
等、物理的な検証は行っておらず、すべて田中ミノルが感じた個人的な見解
となりますこと、ご了承下さい。