BBS鍛造ホイール誕生の歴史 ①
2010年02月04日(木)
なんとか、先週末に退院した田中です。
でも、まだ、体調が・・・、
まったく戻りません・・・・・。
ということで、まだ会社には、
出社できませんので、
自宅で、BBSホイールのことを
ブログに書こうと思います。
今日は、BBS鍛造ホイールの歴史
第一回目です。
まずは、鍛造ホイールのルーツから、
ごゆっくり、お楽しみ下さい!
BBS鍛造ホイールのルーツは、
1932年 北海道旭川市に、生まれた、
小野光太郎 氏 から始まります。
(なんと、お父さんは、教会の牧師さんです)
小野氏は、学生時代、
授業料をアルバイトで稼ぐという、ゆわえる「苦学生」。
明治学院大学(経済学部)を卒業後に、
大阪の総合商社「トーメン」に入社。
特に目立った存在ではなかったようで、
結婚後も、2DKの公団住宅に住む、
平凡なサラリーマンだったそうです。
でも、そんな平凡な生活を一変する、
チャンスが小野氏に、到来します。
それは、社内で、
海外要員試験制度というものが発足。
小野氏は、これを、BIGチャンスと捕らえ、
日夜、英語と貿易実務を懸命に勉強しました。
(このあたりが、なかなか、私のような凡人には、真似ができない・・・・・)
そして、努力の甲斐あって、422人の志願者中、
わずか24人の合格者の一人となったのです!
その後、小野氏の担当は、
ドイツ「カール・マイヤー社」 の国内担当となり、
日本とドイツを往復する、日々が続きました。
(この会社は、自社で紡績機械を作っている、大メーカーです)
小野氏の仕事ぶりは、
周囲の目を見張らせるものがあり、
次第に評価も上がっていった、ある日。
社長のカール・マイヤー氏から呼び出しがありました。
内容は、紡績機械を取り扱う、
「カール・マイヤー社の日本拠点を任せたい」 ということでした。
そう、カール・マイヤー社 日本支店の社長に
なるということです。
そこで、用意されたお金は、
なんと、10億円!
昭和43年当時の10億円ですから、
今のお金でいうところ、
約100億円です。
(もちろん、担保も、保証人もなし!)
いやはや、なんだかすごい話になってきました・・・。
続きは、また、明日にでも。