ZONE
「ZONE ストリート」 for アバルト リリースです!

2025年01月31日(金)

本日は、田中が箱根のワインディングを走りに走って完成させたブレーキパッド
「ZONE ストリート」for アバルト のリリースに関するお知らせでございます。

いやはや、アバルト 595 で、ホント箱根に通い詰めました~(笑)
ということで、開発ストーリーを少々、お伝えしたいと思います。

アバルト 595 にて、ストリート/ワインディング対応のブレーキパッド開発をスタートさせて、まず田中が感じたこと、それは、アバルト の純正ブレーキパッドでは「効きのレスポンスが足りない」ということでした。

特にワインディングでは、ブレーキ踏力が上昇していく過程で、効きが追従してくれない(効きのレスポンスが足りない)ことから、慌ててブレーキ踏力を追加するという非常にコントロール性の悪い部分が気になりました。

また、フルブレーキ時には「ムニュムニュ」とした剛性感のないペダルタッチになることも、「一瞬で制動力を合わせ込むこと」が難しいと感じました。

そこで、数種類の摩材を使用してマッチング確認を行なったところ、ブレーキの踏みはじめの部分(初期制動時)では、今まで開発をかけたどの車両より「効く摩材が必要」という結論に達しました。

しかし、効きを優先させるためにスチール材(鉄分を含有する摩材)を選択すると、初期制動力は確保できるものの、ローターへの攻撃性や、ブレーキノイズ、ブレーキダストといったストリート摩材に必要な性能は確保できません・・。よって、NAO材(ノン アスベスト オーガニック摩材)の中から、より効きの強い摩材を組み合わせて開発テストを行いました。

そして、誕生したのが今回リリースとなりました「ZONE ストリート」for アバルト でございます。(もちろん、新摩材です!)

ですから!「ZONE ストリート」for アバルト 最大のメリットは、ブレーキの踏みはじめで、踏力の上昇にしっかり効きが追従してくれる効きのレスポンスがあることです。

また、制動力が全体的に上がっていますので、フルブレーキング時の踏力が少し下がることと、純正摩材より剛性の強い摩材をチョイスしましたので、ブレーキペダルの剛性感は大幅に向上しました。(これは、踏力コントロールに大きなメリットになると思いますよ~!!)

でもって! 摩材のジャンル的には、ローターへの攻撃性が低く、ブレーキノイズとブレーキダストの発生を抑制することが可能なNAO材を使用しましたので、ストリートにて快適にご使用いただける仕様となります。(もちろん、純正パッドと同様に、ウエアインジケーターも装着しています)

 

 

いや~、マジで頑張りました!!(笑)

 

 

なお、本製品には、以下のとおり注意事項がございます。

 

注意事項①
本製品の フロント ブレーキパッド は、純正ブレンボキャリパー専用品となります。

 

注意事項②
本製品は、ストリート/ワインディング専用ブレーキパッドです。サーキットでは使用ができません。また、対応できるローター温度は、常温~450℃となります。

 

注意事項③
本製品は、摩材の剛性を上げたNAO材を使用しておりますので、ブレーキローターが冷えている状況では、ブレーキノイズが発生する可能性があります。特に、外気温が低い環境でご使用になられる場合、乗り始めの数回、ブレーキノイズが発生する可能性がありますこと、ご了承下さい。

 

 

 

とまぁ~、田中のコダワリがギッシリ詰まった、「ZONE ストリート」for アバルト

すでに、在庫もございますので!

アバルトオーナーの みなさん! どうぞよろしく、お願いしま~す!!

 

 

 

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