BILLION
エキゾーストバンテージを巻く、本当の理由
2010年03月05日(金)
突然なのですが、
みなさん、エキゾースト バンテージを巻く
理由って、知ってます?
では、勝手に、冷却フェチの田中が、解説しましょう。
理由 ① エンジンルーム内の温度を下げ、吸入空気の温度を下げる!!
これは、なんとな~く、理解できますよね。
要するに、エンジンルーム内の、
熱の発生源となる、エキマニに、
バンテージを巻くことにより、
エンジンルーム内の熱を下げることになります。
そうすると、特にキノコタイプのエアクリを
装着している場合は、
吸入空気の温度が下がり、
酸素密度が上がることから、パワーアップするのです!
理由 ② 排気の流速を落とさない!!
これは、あまり知られていないのですが、
気体も液体と同様に、
温度が低いと、粘度が高くなります。
たとえば、エンジンオイルだと、
低温域では、粘度が高く、ドロドロしてますが、
温度が上がると、サラサラになりますよね?
気体も同じように、温度が高いと、
粘度が低く、サラサラなんです。
ということは・・・・・、
エキマニでは、ある程度(600~800℃)の
温度があって、サラサラの排気ガスも、
その先で、どんどん、温度は下がり、
ドロドロしてきて、排気抵抗になります。
だから、同じパイプ径で作られた、
エキゾーストパイプでは、
前半部分より、後半部分の方が、
温度が下がることから、排気抵抗が増え、
抜けが悪くなるのです。
でも、バンテージを巻くと、
排気温が下がりにくいことから、
排気ガスが、入口から出口まで、
「スパッ」 と、出るんですね。
このように、排気ガスを詰まらせないことも、
バンテージを巻く、大きなメリットなのです。
他にも、熱害を受けやすい部品の保護等、
バンテージは、なかなか優れもののパーツなのです。
(ちなみに、音も静かになりますよ。
だって、排気管が排気の脈動で、
ブレなくなることから、ビビリ音が消え、
排気音だけになります)
より詳しい解説は、こちら。
以上、田中の、勝手にプチ講座でした!