タイヤの温め方講座 筑波2000
2010年03月20日(土)
先日、動画の整理をしていたら、
昨年末の、
筑波スーパーバトルの画像があり、
久しぶりに、見入っていると、
みなさんが、タイムアタックするとき、
ちょこっと知ってるだけで、
ラップタイムが短縮できる、
秘密の方法を発見しましたので、
今日は、そのご紹介を!
その方法は、タイヤの温め方です。
ご存知のように、タイヤは、
冷えた状態では、グリップが低く、
温まるにつれて、グリップが大きくなり、
温まりきると、グリップのピークをむかえ、
そこから、少しずつグリップダウンします。
タイヤの温め方のテクニックは、
ズバリ! 4本のタイヤのピークを
そろえてあげることなのです!
マジで、これがうまく出来るだけで、
筑波2000なら、0.3~0.4秒ぐらい
ラップタイムを掘り起こせるんです!!
(マジの話です!!!)
よ~く、考えてください。
筑波2000で、何も意識せずに、
コースインして、徐々にペースを上げていくと、
一番最初に温まるのは、
FFなら、左フロント FRなら、左リア のハズです。
反対に、一番温まりにくいのは、
FFなら、右リア FRなら、右フロントです。
ということは、たとえば、FFの場合、
普通に温めてしまうと、
左フロント が、温まった状況では、
右リアは、温まっていない・・・・・。
だから、まだ、アタックに行けない・・・。
それから、1~2LAP で、
やっと、右リア が、温まり、
いざアタック!
というときに、じつは、左フロントのピークが、
過ぎているということって、
かなりの確率で、発生しているんです。
だから、田中は、
コースインしてタイヤが温まっていないときは、
絶対に、右コーナーは、攻めません。
まずは、左コーナーだけ、
レーシングスピードの少し手前で走り、
右コーナーは、徹底的に、タイヤを温めないようにします。
そして、右リアのタイヤが温まってきたら、
徐々に全体にペースを上げ、
4輪を均等に温めて、アタックに入ります。
そうすると、左フロントのピークが過ぎるまでの間、
完全に、4輪のグリップが、
一番美味しい状況で走ることが出来るのです!
これだけで、アタック中に、なにも特別なことをしなくても、
タイヤのグリップ分、ラップタイムは上がってくれるのです!!
その動画を発見しましたので、
いつもブログを読んでいただいているみなさんだけに、
コッソリ、お見せしましょう。
ちなみに、この映像は、第2セッションのもので、
ベストラップは、1分7秒257 でした。
詳細は、
アウトラップ
計測1LAP目(1分23秒481)
計測2LAP目(1分14秒794)
ベストラップ (1分7秒257)
の、4LAP構成となっています。
ちょっとマニアックですが、ごゆっくりどーぞ!