エンジン
SPORT ECU 販売価格 決定!

2009年10月26日(月)

かねてから、開発をしておりました、

TM-SQUARE スポーツ ECU の

プライスが決定しました!

 

価格面に関しては、

事前に、たくさんの方々の

意見を聞く機会があり 、

みなさんの熱い要望と、

開発費、書き換えのコスト等、

よ~く考えて、決定しました!

 

その、プライスは・・・・・、

 

 

 

¥100,000(税込)!!!

です。

 

少しでも、たくさんの方々に、

ご使用いただけるように、

頑張りました。

 

 

では、TM-SQUARE SPORT ECU  の

詳細を説明しましょう!

 

 

まず、ECU データの変更点は、

 

燃料 プログラム変更

点火時期 プログラム変更

可変バルタイ プログラム変更

回転リミッター  7500rpm(2型純正)    →  7800rpm

回転によるスロットル戻し  7250rpm(2型純正)    →  7750rpm

スピードリミッター 180km/h  →  280km/h

 

となります。

 

 

電子スロットルに関しては、

解析の結果、

 

アクセル開度より、

スロットルが閉じている状況が、

スポーツ走行時には、ないことから、

ストリート走行、排ガスの

問題も考慮し、純正作動としています。

(回転リミッターによる、スロットルの戻りは、

変更されています)

 

また、パワー/トルクの数値は、

計測する機材、計測方法、係数値により、

異なるため、非表記となりますが、

パワー/トルク そして、ラップタイムともに

自信アリアリです。

(なんといっても、アスリート集団で作りましたから・・・)

 

ま、圧倒的だと思います。

 

 

そして、本当に納得して購入して

いただきたかったのと、

購入後のアフターフォローも

万全にするため、下記のような、

システムを実施します。

 

(このあたりは、みなさんの

意見を元に考えました!)

 

 

まず、商品が到着して15日間は、

返品が可能です。

 

スイフトのECU は、イモビの関係で、

車輌固有のECU でないと、

エンジンがかかりません。

 

ですから、装着されているECU を

送っていただいて、

データを書き換えてお送りします。

 

で、到着後、15日の間であれば、

実際に TM-SQUARE SPORT ECU を

体感いただだいて、

もし、「気に入らない」 となれば、

元の純正データに戻し、

商品代金を全額返金するシステムとしました。

 

どーです、男らしいでしょ?

というか、自信がなければ、

できないシステムですよね。

 

これなら、メーカーが発信した、

広告やインプレッションではなく、

自分のクルマで、シッカリ体感して、

使用するかどうかを自分自身で、

決められるでしょ?

 

 

そして、この15日間で、「気にいった!」 となれば、

ユーザー登録をしていただきます。

 

ユーザー登録 最大のメリットは、

もし、今後、プログラム変更があれば、

¥20,000(税込)で、

バージョンアップ が可能となることです。

 

(もちろん、バージョンアップするかどうかは、

ユーザー登録いただいた方のチョイスです)

 

ま、田中の性格ですから、

これからも、ECU の開発は、

続けますので、

もし、プログラム変更があった場合は、

必ず、ユーザー登録いただいた方に、

お知らせしますね。

 

買ったら、「それで終わり」 ではなく、

購入して、ユーザー登録していただけると、

ずっと、お付き合いできる、

そんな、ECU にしたかったのですよ、田中は。

 

 

リリース開始は、

2型MT に関しては、まさに秒読み。

取説等が出来上がれば、

すぐにリリースとなります。

 

1型 & AT に関しては、

もう少しだけ、時間を下さいね。

今、詰めの段階です。

 

 

そうだ!

もうひとつ、言い忘れてました!!

 

今回、発売する、Ver1  は、

なんと! Ver2  へのバージョンアップ時に限り、

0円 で、対応としたいと思います。

(これは、最初に購入いただいた方だけへの、

スペシャル メリットです!)

 

 

購入して、15日までの間に、

返品するか、ユーザー登録するかを

決められて、

バージョンアップにも、対応する

TM-SQUARE ECU 。

 

みなさん、なが~いお付き合い、

どーぞ、よろしくお願いします!!

エンジン
ECU テスト報告 in 富士スピードウェイ ④

2009年09月08日(火)

今日は、エンジンの出力特性の

話をしたいと思います。

 

 

よく、エンジンの優劣を決めるため、

出力(パワー)が、表記されていますよね。

 

もちろん、

150 ps と 140 ps なら、

当然ですが、最高出力は、

150 ps の方が、上です。

 

でも、サーキットで、

ラップタイムが速いのは、

必ずしも、150 ps のエンジンとは、

限りません。

 

またまた・・・、と思われるかも

しれませんが、事実です。

 

では、カンタンに説明しましょう!

 

 

もし、これらのエンジンが、

下のグラフのように、

全域で、150 ps のエンジンの方が

勝っているなら、

150 ps のエンジンの方が、

ラップタイムは速くなります。

 

e587bae58a9be789b9e680a7e291a0

 

しかし、下記のグラフのような、

出力特性になれば、

140 ps のエンジンの方が、

ラップタイムが速くなるのです!!

 

e587bae58a9be789b9e680a7e291a12

 

理由は、最高出力に

なるまでの過程にあります。

 

図のように、

4000 ~ 5500 rpm では、

140 ps のエンジンの方が、

150 ps のエンジンより、

出力にアドバンテージがあります。

 

 

「その代わり、高回転域では、

150 ps のエンジンの出力が

逆転しているので、互角じゃないか!」

 

という、意見が聞こえてきそうですが、

それでも、

140 ps のエンジンの方が、

ラップタイムが速いのです。

 

なぜなら、そこには、

「到達スピード」 という

考え方が、存在するからです。

 

 

たとえばですが、

グラフのエンジンを搭載した

2台のクルマが、同じスピードで

コーナーをクリアーしたとしましょう。

 

そして、

150 ps のエンジンの回転が、

図のA点まで上がったとしましょう。

 

このとき、

コーナーの出口からこの地点まで、

出力にアドバンテージがある、

140 ps のエンジンでは、

同じタイミングでも、

A点よりも、少し回転が高い、

B地点に到達しているのです。

(もちろん、スピードも少し高くなっています)

 

この領域で、回転が少しでも高いと、

グラフでわかるように、

パワーも上がります。

 

この相乗効果により、

140 ps のエンジンは、

どんどんスピードを

のせていくのです!!

 

結果、2台のクルマが、

同じスピードになるまでに、

140 ps のエンジンは、

大きなアドバンテージを築くことから、

ラップタイムを短縮することが

出来るのです。

 

もし、ストレートが、3km 続くなら、

この状況は、逆転し、

150 ps のエンジンを

搭載したクルマの方が速くなります。

 

しかし、加速している途中で、

次の減速がある、サーキットでは、

最高出力より、出力特性の方が

ラップタイムには重要なのです。

 

 

ちょっと、複雑ですが、

ご理解いただけましたか?

 

 

エンジンの出力特性って、

奥が深いでしょ??

 

次回は、

ECU テスト報告 in  富士スピードウェイ

の最終回です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジン
変な、オジサン?

2009年06月26日(金)

今年の冬から、

やたら、TM-SQUARE の

テストで見かける

変な、オジサン? がひとり。

 

img_0364

 

風貌から判断すると、

どうも、レース関係者のような・・・。

 

でも、メカニックとは、

ちと、違う・・・。

 

おまけに、いつもパソコンを

持ってて、PITに入るたび、

やたら、配線をつなげる・・・。

 

で、

「さっきの方がヘアピンは速いね」 とか、

「今回の方が、直線は1.4km/hのびてる」 とか、

クルマに乗っていないのに、

予言のように、言い当てる・・・。

 

この、変な、オッサンの正体は、

いったい・・・・・。

 

あっ、「タッシーだ!」

(知ってるのに、わざとらしい・・・)

 

img_0408

 

そう、レース界では、

知らない人がいないぐらいの

有名人。

 

得意技は、ハッキング ではなく、

ロガー解析と、ECUの適合です。

 

それも、かなりの高レベル。

 

スーパー耐久のエンジンを中心に、

シャシダイナモではなく、

エンジン単体のパワーが測れる

エンジンベンチで、

ず~っと、ECUの適合をとっていた

いわば、スペシャリスト。

 

TR〇とかの仕事がメインだったので、

かれこれ、10数年のお付き合い。

 

で、なんで、タッシーが、

TM-SQUARE に???

 

へっへっ、それは、

いよいよ始まるわけですよ。

ECU プロジェクトが!!

 

大枚はたいて、

買っちゃいましたよ、

書き換えに必要な機材も一式!!

 

タッシーなら、

すごいの作ってくれると思いますので、

みなさん、乞うご期待です!!!

 

進行状況は、またレポートしますね。