_その他_
明日は、筑波2000 で開発テスト

2009年05月20日(水)

 

 

明日は、あるパーツの開発テストにため、

筑波2000 に出没予定です。

 

 

 

 

 

どんなパーツかはまだちょっと言えませんが、

うまくいけば今年の暮れぐらいには、

リリースができる可能性がある、

 

そう、あるパーツです。

 

 

 

 

その準備のため長谷川は朝から

 

「45分間しか女を愛せない男」

 

のガレージまで外出。

 

 

 

 

誰だか気になる人は、こちら をどーぞ。

 

 

 

 

明日は天気も、なんとか持ちそうなので、

新パーツのポテンシャルを

バッチリと確認してきたいと思います。

 

 

 

 

では、

 

たまたま、今回のテストのセッティングシートが

手元にありますので、

明日のサスペンションの仕様をお伝えしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、スプリングレートは、

 

 

フロント

ID65  7インチ 700ポンド (12.5kg/mm)

リア

ID60  6インチ 700ポンド (12.5kg/mm)

 

 

もちろん、両方とも、ハイパコ です。

 

 

 

で、リアのスタビは、

思い切って、40φで、持ち込みます。

 

 

 

キャンバーは、

 

 

フロントが 3’45 ネガ。

リアは、2’30 ネガです。

 

 

 

あと、タイヤは、

 

ネオバのAD08 。

 

 

 

ブレーキは、

 

フロントが、ZONE の開発品で、

03C と 08H の中間になる摩材。

(もうじき、リリースしま~す!)

 

リアは、ZONE の88B です。

 

 

 

 

 

気温が高いので、

ラップタイムは期待できませんが、

バッチリと、ロガーでデータを取って、

今回の秘密兵器の実力をデジタルに比較したいと思います。

 

 

 

 

さあ、何秒が出るか、

 

 

楽しみです。

 

 

 

 

 

サスペンション
トーションビーム 発売中!

2009年04月15日(水)

昨夜、札幌から帰ってきた、

田中です。

 

まだまだ、寒いんだろうと、

厚手のジャンバー持参で、

月曜日に札幌入りしたのですが、

「あれ、東京と変わらない!」 と

思うほど、暖かかったです。

 

で、帰りに、空港でウロウロしてたら、

見つけちゃいました!

 

ちょっと、旬からは、

遅れているとは思いますが、

「花畑牧場の生キャラメル」 を。

 

ジャジャ~ン

 

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ま、はやりものですから・・・。

 

でも、いつでも買えるわけではないようで、

大勢の人が、買い求めてましたよー。

(流行ってすごい!)

 

TM-SQUARE もこれぐらい、メジャーに

なりたいものです。

(業界が違うか・・・)

 

 

話は変わって、

ご報告が遅くなりましたが、

トーションビームが、出荷可能となりました!

 

取説や何やらで、

発売に時間がかかってしまいましたが、

今なら、即納OKです。

 

 

そういえば、先週末の筑波では、

タイヤのグリップが変わったことから、

ロールが大きくなって、しまいました。

 

そこで、決勝レースの前に、

リアのスタビを 35φ → 38φ に

交換したところ、アンダーステアは、

確実に小さくなりました。ハイ。

(決勝結果は、REVのDVDで!)

 

さあ、TM-SQUARE 渾身の新商品、

トーションビーム&スタビライザー

どーぞよろしくお願いいたします。

サスペンション
トーションビームのマニアな話

2009年03月28日(土)

前回のブログではお伝えできませんでしたが、

TM-SQUARE  のトーションビームは、

リアのロール剛性を左右する、

スタビライザーの交換が可能になります。

 

もちろん、リアの剛性を上げるだけなら、

スプリングレートを上げることも、選択のひとつです。

しかし、そこには大きな違いが発生します。

 

その違いは、ストリートでの乗り心地です。

スイフトは、リアのコーナーウエイト

(静止状態での1輪の荷重)が、

200kgぐらいしかありません。

 

だから、コーナーの立ち上がりにかかる荷重を

基準に、スプリングレートを決めてしまうと、

低荷重域での乗り心地が、かなり悪くなってしまいます。

 

特にストリートでギャップに乗ったときなど、

突き上げ感が強いので、田中は好きではありません。

 

でもね、この剛性を出すことを、

スタビライザーでやると、あら不思議、

ストリートでは、かなりマイルドになるのです。

 

理由はカンタン。

スタビライザーは、左右のサスペンションに、

ストローク差が出て、はじめて、「硬さ」 が発生します。

 

ということは、左右のタイヤが、

同時にギャップを乗り越えれば、「硬さ」 は発生しないのです。

 

TM-SQUARE  のデモカーを乗った人たちに聞くと、

必ずといっていいほど、

「乗り心地が良いですね~」 って言われます。

 

でも、「サーキットSETですよ」 って、

私が言うと、みなさんに、かなり驚いていただけます。

 

そうです、サーキットとストリートの両立のためにも、

TM-SQUARE  のトーションビームは、

効果、アリアリなのです。

 

もちろん、HYPERCO との相乗効果も大きいと

思いますが、「硬さ」 と 「乗り心地」 の両立には、

TM-SQUARE  のトーションビームは、大きく貢献しています。

 

でも、いくら同時にストロークしないといっても、

微妙なストローク差は出ますので、

38φ や 40φ では、ちょっとばかし、

乗り心地が悪いことから、

WEBサイト内、 スタビライザーの適合 では、

× マークをつけました。

 

田中って、なんて正直者なんでしょう!

 

人によっては、「気にならない」 って言う人も

いるかも知れませんが、

少しでも気になれば、明記する、

それが、TM-SQUARE  のポリシーです。

(カッコいい・・・)

サスペンション
トーションビームの構造

2009年03月26日(木)

ホント大勢の

TM-SQUARE  メンバーズへの、会員登録、

ありがとうございます。

 

会員登録担当の、野崎課長も、

うれしい悲鳴を上げております。ハイ。

 

さてさて、本日は、

トーションビーム&スタビライザーの話を少し。

 

ご存知のように、ZC31Sのリアサスペンションは、

トーションビーム式です。

 

トーションビーム式サスペンションは、

一般的な、ストラットやウイッシュボーン式とは違い、

トーションビームという一体物のサスペンションになります。

 

そして、田中は、

このトーションビーム式のサスペンションが大好きです。

理由は、作りが単純なので、

ストラットやウイッシュボーンのような

複雑な「ヨレ」がない点です。

 

もちろん、ジオメトリー的には、

ストロークによるキャンバー変化がほとんどなく、

物理的に効率の悪い面もあるかもしれません。

 

しかし、複雑な動きをしない分、

トーションビーム式のサスペンションは、

ドライバビリティーに優れます。

 

要するに、ドライバーが「クルマの動きを把握しやすい」 と

いった面が、私は大きなメリットだと思います。

 

そして、ZC31Sでは、

トーションビームの両方のビームをつないでいる部分に、

スタビライザーが入っています。

 

そうです、この部分が、

ねじれることによって、ロールの左右差が発生するといった

仕組みとなります。

 

下の図を見てください。

 

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純正では、スタビライザーは、トーションビーム内に

溶接により固定されていますが、

TM-SQUARE  のトーションビームは、

このスタビライザーが交換可能となりますので、

スタビの強度により、発生する左右差が、大きく抑制されます。

 

この左右差の抑制(スタビ効果)により、

リアのロール剛性を変えられることが、

TM-SQUARE  トーションビームの

最大のメリットなのです。

 

次回は、トーションビームの続きです。

サスペンション
スタビライザーの適合完成!

2009年03月12日(木)

今回の本庄サーキットでのテスト内容は、

スタビライザーの適合確認でした。

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ご存知のように、TM-SQUARE のトーションビームは、

スタビライザーの交換が可能となります。

 

ですので、スタビライザーの硬さは、

セットアップや、使用するサーキット、タイヤサイズにより、

マッチングが異なります。

 

なので、購入したいけど、

「どの硬さを選んで良いのか、わからない!」  といった

ことになってはいけないと思い、事前にマッチングを

取ってきたと言う訳です。

ということで、マッチングは下記のとおりです。

(あくまでも、田中の個人的な意見としてとしてご活用くださいね)

 

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サーキット/16インチ とは、

サーキット走行を、16インチのラジアルタイヤで

行った場合のマッチングデータです。

 

もちろん、28φ、32φも、

純正よりコーナリング性能は向上しますが、

タイヤのたわみが大きい分、

少し硬めの方がマッチングが良いという

テスト結果が出ました。

 

サーキット/17インチ とは、

サーキット走行を、17インチのラジアルタイヤで

行った場合のマッチングデータです。

38φ、40φでは、

少しクルマがピーキーに感じますので、

あえて△を付けました。

Sタイヤでは、このあたりも、候補に入ってくると思われます。

 

ストリートの乗り心地 とは、

ストリートを快適に走行できるかどうかを

判断しました。

 

38φ、40φでは、

路面の凹凸がダイレクトに感じるので、

やはり乗り心地は良くありません。

また、フロントの接地が安定して強くなる分、

ちょっとピーキーにも感じます。

 

もちろん、スタビライザーの硬さは、

装着されているリアスプリングの

レートによって、左右されます。

 

トータルで適正なロール剛性になるように、

スプリングが、やわらか目なら、

スタビライザーは、少し硬くてもOKとなり、

反対にスプリングが硬ければ、

スタビライザーは、そんなに硬くする必要はありません。

 

また、テストの時の車輌スペックは下記のとおりです。

スプリングレート
F スプリング  HYPERCO 直巻き 550ポンド (9.8kg/mm)
Rスプリング  HYPERCO スイフト専用品 410ポンド (7.3kg/mm)

タイヤサイズ  
16インチ  215/45/16 RE11   空気圧(温感) 2.1kg/㎠
17インチ  215/40/17 RE11   空気圧(温感) 2.1kg/㎠

 

マニアと語るだけ、マニアなテストもやってるでしょ?

さあ、いよいよ、デリバリーも間近です。

(製品は入荷済み! 現在、取説作成中!!)

 

装着するスタビの太さに関して、

何かわからないことがあれば、ジャンジャン ご連絡ください!

サスペンション
トーションビームの発売 秒読み! 

2009年03月08日(日)

みなさん 朗報です!

 

オートサロンで展示しました、

トーションビーム&スタビライザーが、

いよいよ、発売秒読みとなりました。

 

 この部品は、かねてから、

FF のスポーツパーツとして、

田中が絶対、もー絶対に、リリースしたかった、逸品です。

(ありえないぐらい、FF のスポーツ性能が向上します!) 

 

 WEB サイト内でも、ご紹介しているように、

開発&製作は、FFリアサスペンションの

巨匠、望月さんにお願いし、

妥協することなく、かなりのレベルのものとなりました。

 

ということで、WEBサイトより、

ひと足速く、製品の詳細をご案内しま~す。

 

まず、商品は、

トーションビーム本体  ¥98,000(税込)

      と、

スタビライザー      ¥30,000(税込)

に、わかれます。

 

また、トーションビーム本体には、

スタビライザーが装着されていない状態ですので、

単体での使用はできません。

必ず、スタビライザーとのセットで使用することになります。

 

そして、スタビライザーの太さは、

28φ ~ 40φ までの合計5アイテム。

 

ここから、使用用途や、セットアップに合わせて、

チョイスする感じです。

 

もちろん、セットで購入した後は、

硬さ違いのスタビライザーのみを購入すると、

交換によりセットアップができるという仕組みです。

 

そうだ! それから、

純正のトーションビームは、交換後、

¥20,000 で下取りしますので、

こちらもバッチリご活用ください。

 

ということは、はじめに、

¥98,000 +  ¥30,000  で、

¥128,000が必要ですが、

下取りを利用すれば、

トータルで、¥108,000 で、買えちゃうわけです!!

(ジャパネット タナカ???)

 

走りを劇的に変える、

TM-SQUARE  のトーションビーム&スタビライザー

どーぞよろしくお願いします。

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サスペンション
キャンバーシムのマニアな話。

2009年02月12日(木)

TM-SQUARE で販売しているキャンバーシムのことで、

メールにて、ご質問いただいたことがあります。

 

内容は、「なぜ、4枚が1SETなのか?」 です。

確かに、WEBサイトやカタログへの表記だけでは、ちょっと不十分だと反省です。

 

では、ちょっとばかしご説明を。

ZC31S のリアのサスペンションは、トーションビーム式という仕様になり、

ストラット式や、ダブルウィッシュボーン式のように、

トーイン、キャンバーを調整することができません。

 

そこで、トーションビームと、アップライトの取付け面に、

テーパー形状のシムを挟み込んで、トーイン、キャンバーの数値を

変えるパーツが、キャンバーシムです。

 

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ちょっと、わかりづらいですが、

トーションビームと、アップライトの取付け面との間に、挟まれている、

シムが見えますか?

試作品なので、シルバーですが・・・。

 

でも、トーションビームと、アップライトの取付け面との間に、

テーパー状のシムを入れると、厳密には、固定するボルトが

垂直にかからなくなってしまいます。

 

なので、シムを1輪に対して、2枚使用するんですね~。

下の図をご覧下さい。

 

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そうです、ボルトのかかる部分に、シムとはまったく反対の形状のものを

挟み込めば、トーインやキャンバーが変更でき、おまけにボルトも垂直に

かかるようになります。

これなら、ボルトの緩みといった問題も発生しません。

 

なかなかのアイデアでしょ?

もちろん、このアイデアは、今西先生 ですが・・・。

今西先生 その2

 

TM-SQUARE のキャンバーシム、

サーキットでのタイムアップに、ぜひ、ご活用ください!

_その他_
長谷川・・、頼むわ・・・。

2009年02月07日(土)

今朝は、朝から病院で検査でした・・。

 

 

 

2時ぐらいまでかかり、結構しんどい検査でしたが、

何とか乗り切り、自宅でゆっくりしています。

(今日は会社で会議をやっているのですが、田中はズル休み・・です)

 

 

 

でも、今週は、ハードでしたね。

 

 

 

昨日、お伝えしたように、REV SPEED さんの取材があったもので、

セッティング確認のため、水曜日にも本庄サーキットでテストを行いました。

 

 

 

では、今日はその時のお話を(いや、ドラマを)。

 

 

 

 

この日は、横浜のラプトゥさんの走行会に参加させていただいてのテストでした。

 

 

 

メンバーは、このブログでも少し有名化?しつつある、弊社開発の長谷川と、

ガラの悪さは日本一のGTメカニック、K山さんです。

 

 

 

怒らなければ、いい人なんですけどね・・。

怒らなければ、いい人なんですけどね・・。

ちなみに、K山さんの武勇伝は、私がBILLIONのWEBで書いている、

「勝手にドラテク講座!」 第47回 レーシーな人々 その⑥ で、

お楽しみください。

 

 

 

そして、テストは、「おはようございます!」という、

超元気な長谷川の挨拶から始まりました。

 

 

 

 

オッ 長谷川 今日はやる気満々だな!

オッ 長谷川 今日はやる気満々だな!

 

 

がしかし、どーもセットアップが決まらない・・・。

 

 

アンダーが強く、ラップタイムも48秒5ぐらいしか出ない・・・。

 

 

 

 

これじゃ、取材で、「なんだ、田中がやってるわりにはたいしたことないじゃん」

なんて言われかねない。おまけに前回のテストより、コンマ5も遅い・・・。

 

 

 

どうも、フロントのロールが大きく感じたので、長谷川に確認したところ、

 

 

 

スプリングは、

フロント550ポンド リア400ポンド (もちろん、HYPERCOね)と、

本庄でのBESTセットのデータどおりでした。

 

 

 

そこで、リアスタビを換えてバランスを探りました。

 

 

 

TM-SQUAREのトーションビームは、リアスタビが10分もあれば、

効果できるような仕様となっており、バリエーションも、

剛性の違う5アイテム(ひとつ追加しました!)あるので、

前後のロールバランスを合わせるのには、なんと言っても手っ取り早い!

 

 

 

すぐ交換できちゃうよ。

すぐ交換できちゃうよ。

現在 5アイテム!

ところがこの日のアンダーステアは、なぜだか大きく改善してくれません。

考え込む、K山メカニック。

 

 

 

 

そして、我々が下した判断は、フロントスプリングのレートを上げることでした。

 

 

 

 

作業開始から、10分ぐらいたった時でしょうか、

K山メカニックの「なんじゃ、これは!」という、険しい声。

 

 

 

 

な、なんと、スプリングに書かれていたレート表記は、275ポンド!

(これって、ストリート快適仕様のスプリングでは・・・)

 

 

 

 

 

長谷川さん、あんたフロントは、550ポンド って、言ったよね?

だったら、撮影で筑波を走った時から、この状態??

そら~、12秒しか出ないハズでっせ!!

 

 

 

 

 

い、急げ、急げ っと!

い、急げ、急げ っと!

ふざけんじゃないつーの ったく。

ふざけんじゃないつーの ったく。

 

 

 

 

 

ま、「間違いは誰にでもある」と自分に言い聞かせ、グッとこらえる

田中ミノルでありました・・・。

 

 

 

 

 

 

忍耐、忍耐・・・。

忍耐、忍耐・・・。

 

 

 

もちろん、スプリング交換により、TM-SQUARE スイフトは、速さを取り戻し、

タイムも47秒台に入りました。

 

 

 

 

そして、お次は、本日のテストで最大の目的である、ニュータイヤの投入です。

 

 

 

 

今まで、BSのRE11で走っていましたが、一部のドライバーでは、

RE11より好評のディレッツアを投入し、より速いラップタイムを

刻もうという戦略です。

 

 

 

 

 

もちろん、タイヤは長谷川のオーガナイズで、

組み換え&バランス取りも終了してるし、

あわよくば、コンマ3秒! 「待ってろよ、スパーチャージャ!」と、

意味不明の気合も入り、いよいよディレッツアのニュータイヤ投入となりました。

 

 

 

 

 

ジャジャ~ン  あれ?なんか、おかしくない??

ジャジャ~ン  あれ?なんか、おかしくない??

 

 

あれ? なんかこのパターン、おかしくない??

確かにサイドウォールには、DUNLOP DIREZZA とは書いてある。

 

 

 

 

でもね、どう見ても、ネオバやポテンザとは、

明らかにブロックパターンが違い、

なんだか、サーキットにも縁もゆかりもない人たちが、ふつーに使ってる

タイヤのような気がしたので、早速、知り合いに電話して聞いてみました。

 

 

 

 

そしたらね、その答えは、想像通り・・・。

 

 

 

 

「サーキットで使うのは、スタースペックよ」ということでした。

 

 

もちろん、タイヤには、スタースペックなんて文字は、どこにもありません。

 

 

 

 

 

長谷川・・・。

 

 

 

 

呆然とたたずむ 田中とK山・・。

 

 

 

 

そして、走行会は、無事?リザルトが配られ終了したのでした・・・。

 

 

 

 

 

みなさん、お疲れ様でした! (ホント疲れた・・)

みなさん、お疲れ様でした! (ホント疲れた・・)

 

 

 

ま、スプリングが間違ってたことがわかったから、これでいいっか。

いや、よくない・・、絶対によくない・・・。

 

 

 

 

 

 

_その他_
日光テスト081211

2008年12月11日(木)

今、日光サーキットから帰ってきました。
今日は、ZONEブレーキパッドの開発で大変お世話になった、ARVOU(アルボー)さんの
走行会に便乗して、トーションビームの最終確認テストを行なってました。
途中、長谷川(弊社開発)が、ブッシュを反対向きに組んで、
望月さん(トーションビームの設計&製作者)に、こっぴどく怒られる事件はありましたが、
結果は◎。とっても良いテストとなりました。

では、このトーションビームの開発秘話を少しばかり。

FFと言えば、なんといっても、リアのロール剛性アップです。
しかし、田中の脳裏には、JTCCでみんなが使っていた、あの大根より太いスタビライザーの
イメージが強く、剛性を上げるといっても、かなり頑丈な物を作らなければなりません。

そこで、まず思いついたのが、トーションビームの下側開口部にスチールプレートを溶接して、
トーションビーム自体を強固なスタビライザーにするという方法でした。

この作戦で、リアのロール剛性はとんでもなく上がり、驚異のフロント接地を実現できました。
が、しかし、「ちと硬すぎる・・・」。サーキットでは抜群でも、ストリートの乗り心地が
あまりにも厳しい・・・・。

ということで、ほんの少しソフトな部分を持たせるため、この溶接部を、約40本のボルトナットで
固定するという戦略に出たのでした! こうすれば、ボルトの数でセットアップもできることになります。
「オレって、天才?」と、独り言をいいながら、本庄サーキットを連続で10ラップ。
最初は、狙い通り少しマイルドになり、十分にフロント接地も確保されていました。
これはいける!と思ったのもつかの間、ロール剛性はどんどんダウンしていく・・・、おかしい・・・・。

多少想像していたことではありますが、たった10ラップで、ボルトはすべて緩んでしまいました。
ZC31Sのトーションビームは、想像をはるかに超えてたわんでいるようです。

もちろん、リアのスタビライザーを強化する方法は、他にもいろいろありますが、やはり硬さが
調整できなければ、楽しくありません。

そこで、トーションビーム内に溶接にて固定されている純正のスタビライザーをくり抜き、
そこにスタビライザーのみ交換可能なブラケットを溶接する手法を取りました。

この方法だと、サーキットでリアのスタビライザーを交換するのに5分もあれば十分です。

最初にトーションビームを交換しなくてはならないことは、少々手間&コストがかかりますが、
交換後は、サーキットでセッティングに合わせて、瞬時にリアのロール剛性を変えられるメリットは、
やっぱ大きいと田中は思うのです。

サスペンションパーツの中でも、これほどまでに違いを感じられるパーツは他にはないと思いますので、
マニア?の方には、ちょ~、おススメの一品です。